エレキ・ギターのかまえ方 | 高橋翻訳事務所スタッフリレーブログ

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こんにちは。高橋翻訳事務所(http://goo.gl/25cZv)音楽翻訳担当の池上と申します。


音楽翻訳最近は健康ブームということもあり、姿勢を気にする人も増えています。整体などで体のゆがみをなおしたり、ジムなどで正しい姿勢を身に着けるトレーニングを受けたり、ということをされる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

楽器も体を使って演奏するものですから、健康に長く演奏を続けようと思うと、やはり姿勢=楽器のかまえ方のことは気になるようになります。今回はエレキ・ギターを例に、楽器のかまえ方の話をしたいと思います。写真を添付できるとよかったのですが、肖像権などの問題もありますので、ここでは控えます。名前から検索して画像を確かめていただくと、話がより分かりやすくなると思います。

エレキ・ギターは立って弾くことが多いので、弾く姿勢というと、まずはかまえる高さが問題になります。先日亡くなった田端義夫さんはギターをものすごく高く、胸元まで上げてかまえる独特の姿勢がトレードマークになっていました。さすがにあそこまで高くかまえる人は他には見たことがありませんし、ほとんどの人にとっては高すぎて、真似をしても弾きにくいだろうと思います。

逆に、最近の若いロック・バンドの人たちの間では、ギターをかなり低くかまえるスタイルを多く見かけます。それこそギターが太ももの位置あたりまで下がっている人も。あれはあれで手首の自由が失われますから、かなり弾きにくいだろうと思われますし、長い間あのようなかまえをしていると、腰に負担がかかることも考えられます。あれは演奏のためというよりは、見た目重視の印象が強いです。

往年の大物ロック・バンドであるレッド・ツェッペリンのギタリスト、ジミー・ペイジ(Jimmy Page)氏もギターをかなり低くかまえることで有名ですが、彼の場合、白人独特の手足が長い体格のため、あのような低い位置にしないと腕を自然に動かせないとのこと。あれがペイジ氏にとっての自然なかまえ方ということのようです。

知人であるトレーナーの話によると、日本人ギタリストで姿勢の手本と言えるのは、これもベテランのチャー氏だそうです。チャー氏のかまえ方は右手も左手も無理なく動かせるようになっていて、まさに理想的だとのこと。やはり長い年月にわたっていい演奏を続けるには、いい姿勢というのも大切なようです。

テレビの音楽番組を見るとき、ミュージシャンの姿勢と体型の関係を考えながら見るのも一興かもしれません。




音楽翻訳コラム担当者紹介

医学関係、音楽関係の翻訳者としての仕事を10年以上続けるかたわら、現役のコントラバス奏者としても活動しています。音楽関連の翻訳では、音楽の知識を生かし、ライナーノーツなどの音楽評論や、子供向けの音楽指導書翻訳まで、幅広い内容に対応が可能です。また、楽器の演奏法に関する表現など、自らの経験を生かし、専門的な内容もわかりやすく翻訳しています。 

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医学翻訳学術論文翻訳音楽翻訳  担当:池上