神無月 10月は神様がいない月? | 高橋翻訳事務所スタッフリレーブログ

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こんにちは。高橋翻訳事務所(http://goo.gl/25cZv)美術翻訳担当の佐々木と申します。


アート翻訳今回のテーマは神無月についてです。

残暑も落ち着き、すっかり秋めいてきました。ご存じの方も多いと思いますが、10月は旧暦で神無月と呼ばれていました。「神」が「無」の「月」というと語源に深い意味がありそうですが、実際はどうなのでしょう。最も知られている説は旧暦の10月11日から17日まで日本中の神様が出雲に集まって会議をするため、全国的に神様がいなくなってしまうというものです。対照的に出雲地方では「神在月」と呼ばれ、今でも10日に神迎祭、11日から17日には神在祭が行われています。

では、なぜ出雲地方に神様が集合するのでしょうか。出雲地方で一番大きな神社である出雲大社の祭神は大国主大神で、古事記や日本書紀では国造りの神と記されています。そのため、古代より「国中第一之霊神」と称えられており、日本全国から神様が集まってくる中心的な存在となっていったのでしょう。しかし、10月に出雲へ行かない神様(留守神)も存在しているようなので、その点はご安心ください。また、長野県にある諏訪大社の諏訪大明神も参加が免除されているようです。10月は旅行にも最適な季節です。紅葉を楽しみつつ、神様が一堂に会している出雲大社を訪れてみるのもいいかもしれません。




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