本を読んでみました



先日「岡本太郎記念館」
に行って参りました。


まずはこちらの記事からどうぞ

http://ameblo.jp/t-ayagiri/entry-12250439932.html



人生に命を賭けていないんだ。

だから、

とかくただの傍観者になってしまう。

- 岡本太郎 -



凄まじいエネルギー!

自由や権利を阻害するものや
権威で押さえつけようとするものには、
生涯反抗し続けました。



記念館のショップコーナー。
もっと深く勉強したいと思い
本を購入してみました。



岡本太郎さんの言葉と、
秘書・養女として
約五十年間にわたり
一挙一動を見守ってきた
岡本敏子さんの解説を組み合わせた
"岡本太郎痛快語録"



内容は全三部構成で記され、
順に読んでいくと生い立ちから
伝記的に追っていけるようになっています。
(解説付きで面白かった~!)


「岡本太郎はどこを切っても岡本太郎だ」
と昔言われたことがあるそうで、
興味のあるところから読み始めても
岡本太郎さんの情熱に触れることが出来ます。


芸術に対する考え方や
恋愛の価値観などもあり
ホントに哲学的でした…。

岡本太郎さんはロマンティストだ~!



また、

"子供はみんな天才だ"
という風にも仰っていました。


僕も小さい時はよく絵を描いたな~
ただの気まぐれ、一時的な遊び…
そのように捉える方も多いけど
これは人間の表現欲や
自由の本質に関わる問題なのだと。


どんな子供でも
盛んに絵を描きまくります。
紙がなければ、手あたり次第に
壁だろうが地べただろうが、
ところ構わず絵を描きます。



子供は遊ぶことが
お仕事みたいなもので、
確かに放っておいても
年中駆け回り跳びまわり
じっとしていませんよね…。


それなのに、
そんな子供がじっと
大人しく絵を描くことに
集中している光景。

…言われてみれば
確かに不思議だなぁ~


お外で楽しそうな声が聞えると
そっちが気になるだろうし
仲間に入れて欲しくなるだろうけど
そんなことを犠牲にしてまで
絵を描くことを選択する。


子供の肉体の驚異的な躍動と同じ、
あるいはそれ以上に激しいもの。


大人になるとすっかり絵を
描く機会がなくなってしまいましたが
生命の喜び、知的活動として
誰もが身の内に持っているのですね~!



子供はみんな天才だ、
というのは人間みんな天才だ、
と同じことを指しています。


誰でも自分を限定してしまって、
狭い枠の中に閉じ込めている。


岡本太郎さんが
何故これほどまでに
自由を求めたのか、
少し知ることが出来た…
そんな気がしました。




己を貫き、闘い続けること。


「芸術は爆発だ~!」





【虎彦くんと行く美術館ブログ】

岡本太郎記念館

ティツィアーノとヴェネツィア派展

ミュシャ展 2017

ブリューゲル「バベルの塔」展

アルチンボルド展

Point-Rhythm World-モネの小宇宙-

「怖い絵」展

オットー・ネーベル展

「北斎とジャポニスム」展


【美術館や展示会の記事一覧】
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またね~!