旧岩崎邸庭園は、東京都台東区池之端にあり、地下鉄千代田線の湯島駅から徒歩約3分で行けます。
2023年10月3日に行きました。
旧岩崎邸庭園は1896年に岩崎彌太郎の長男で三菱第3代社長の久彌の本邸として造てられました。
往時は約1万5000坪の敷地に、20棟もの建物が並んでいました。
現在は3分の1の敷地となり、現存するのは 洋館・撞球室・和館の3棟です。
木造2階建・地下室付きの洋館は、近代日本住宅を代表する西洋木造建築です。
館内の随所に見事な装飾が施されていて、同時期に多く建てられた西洋建築にはない繊細なデザインが、往事のままの雰囲気を漂わせています。
別棟として建つ撞球室(ビリヤード場)は当時の日本では非常に珍しいスイスの山小屋風の木造建築で、洋館から地下道でつながっています。
洋館と結合された書院造りの和館は当時の名棟梁大河喜十郎の手によるものと言われています。
1961年に洋館と撞球室が重要文化財に指定され、1969年に和館大広間は洋館東脇にある袖塀とともに、1999年に煉瓦塀を含めた敷地全体と実測図がそれぞれ重要文化財に指定されました。
都立文化財9庭園の最後に行ったのが、この旧岩崎邸庭園でした。
正門から馬車道を通り、洋館が見えてきたところで、写真を撮ろうとすると、玄関にいた案内の方が、そっと柱の陰に隠れてくれました。おかげで、無人の写真を撮ることができました。
洋館の中に入って1階と2階、そして和館の各部屋を見て回ることができました。
やはり、庶民の家とは次元が異なりますね。さすがに、地下通路は非公開でした。
撞球室は、中には入れず、扉の外からのみ中を見ることが出来ました。
大名庭園を一部踏襲する広大な庭は、「芝庭」をもつ近代庭園の初期の形を残していました。
せっかく湯島に行ったので、すぐ近くの湯島天満宮にも立ち寄っておまいりし、御朱印を頂いてきました。
和装の結婚式衣装を着たお二人が、写真撮影していました。
湯島天満宮は東京都文京区湯島にあり、地下鉄千代田線の湯島駅から徒歩約3分で行けます。
古来より江戸・東京における代表的な天満宮であり、学問の神様として知られる菅原道真公を祀っているため受験シーズンには多数の受験生が合格祈願に訪れますが、普段からも学問成就や修学旅行の学生らで非常な賑わいを見せているそうです。
通称は湯島天神とよばれています。境内の梅園も有名です。
境内には表からではなく、夫婦坂の方から入ってしまいましたが、表鳥居は銅製で、都内に遺存する鋳造の鳥居としては時代も古く、製作も優秀なもので、1970年に東京都指定有形文化財に指定されました。
天神信仰の中でも、牛は天満宮において祭神の使者とされ臥牛の像が決まって置かれています。
湯島天満宮境内にも牛像があり、「撫で牛」として撫でている方が多くいらっしゃいました。
とりあえず、私も「頭が良くなりますように」「鼻が良くなりますように」と願って、牛の頭と鼻を撫でてきました。
撫でやすいのか、頭の部分が一番、撫でられていました。
余裕をもって、軽い気持ちでお願い事をする方が良いですね。
余裕をもってしがみつかないで幸せ
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