浜離宮恩賜庭園は東京都中央区にあり、地下鉄大江戸線汐留駅または築地市場駅から徒歩約7分か、JR新橋からも徒歩約12分で行けます。

 2023年4月25日に行った時は、新橋駅からビルの合間を歩いて行きました。

 江戸時代には、江戸城の「出城」としての機能を果たしていた徳川将軍家の庭園です。

 歴代将軍によって幾度かの造園と改築工事が行われたそうです。

 明治維新ののちは皇室の離宮となり、名称を「浜離宮」と変えました。

 1945年に東京都に下賜され、整備ののち翌年から「浜離宮恩賜公園」として公開されました。

 海水を引き入れ、潮の満ち引きを利用して池の趣きを変える様式の庭園で、池の中島には「中島の御茶屋」があり、お茶とお菓子をいただけます。

 ほかにも、「松の御茶屋」「燕の御茶屋」「鷹の御茶屋」なども復元され観ることができます。

 春には桜やボタンなど、秋にはコスモスや紅葉などが見頃を迎えます。

 行った時には、ボタン園も盛りは終わっており、数輪だけ咲いていました。

 大手門口の近くには、三百年松があり、太い枝が低く張り出し迫力がありました。

 

 浜離宮恩賜庭園の近くには、徒歩約15分のところに旧芝離宮恩賜庭園があります。

 2つの庭園に1回ずつ入園できるセット券があったので、これで入園しました。

 旧芝離宮恩賜庭園は、東京都港区にある江戸初期の大名庭園の一つで、江戸幕府の老中・大久保忠朝の屋敷に作られた回遊式庭園が始まりとなっていますが、その後、数氏を経て、1924年に、昭和天皇のご成婚記念として東京市に下賜され、園地の復旧と整備を施し一般公開されたそうです。

 JR浜松町駅から徒歩約1分の所にあります。

 規模は、浜離宮恩賜庭園の5分の1程度ですが、庭園の中央には「大泉水」と呼ばれる大きな池があり、池の中央には中島と浮島があります。

 池の周りをぐるっと歩くのが気持ち良いのですが、途中に大山と呼ばれる山があり、頂上から公園全体の眺めもきれいでした。

 出入口近くには藤棚もあり、行った時には、ちょうど咲いておりきれいでした。

 

 2つの庭園に行った後は、浜松町駅の反対側の大門駅近くの中華店でランチを食べました。

 平日でしたので、周辺のビジネスマンで混雑していましたが、安くて美味しかったです。

 お店を探している時に、浜松町駅隣の世界貿易センタービルディングが、無くなっていることに気が付きました。

 そうです、半世紀以上にわたり浜松町のシンボルとして親しまれてきたビルが解体されていたのです。

 爆破で一気に解体ではなく、徐々に解体され、だんだん低くなっていく様子をネットで見ました。

 仕事関係などで、何度か入ったことのあるビルでしたので、少し寂しかったです。

 亡くなった人や、壊されていく物に対して、感謝の気持ちを持ちたいですね。

 

 ヒトやモノに感謝して幸せ

 

私のもう一つのブログ「2024年4月21日の生活記録」