箱根に行くときには、必ず小田急の箱根フリーパスを購入して行きます。

 何度か行っていますが、いつものルートは、小田急線で箱根湯本まで行って、箱根登山電車に乗り換え強羅駅に、強羅公園に立ち寄ることもあります。

 強羅駅から、箱根登山ケーブルカーで早雲山駅まで行き、箱根ロープウェイで大涌谷まで上って途中下車、黒たまごを買って、大涌谷から再び桃源台駅まで下ります。

 桃源台から箱根町港か元箱根港まで箱根海賊船に乗って、芦ノ湖畔を散歩したり、恩賜箱根公園や箱根神社に行ったりした後、バスで箱根湯本に戻って、小田急線で帰ります。

 箱根フリーパスだと、これらの交通機関の割引料金がすべて含まれているので便利です。

 

 箱根強羅公園は、神奈川県足柄下郡箱根町強羅にあり、箱根登山電車の強羅駅から徒歩約5分で行けます。

 箱根フリーパスを持っていると入園料が無料となります。

 1914年に開園した日本最古のフランス式整型庭園で、正門を入ると左手におみやげショップ、クラフトハウス、とんぼ玉工作堂などがあり、右手には熱帯植物館などがあります。

 正面を進むと噴水池があります。噴水の左手には一色堂茶廊、右手には白雲洞茶園やカフェなどがあります。

 噴水の正面には大きなヒマラヤ杉があり、その先にはローズガーデンなどがあります。

 各施設で色々な体験もできますので、時間をかけて楽しむことも出来ますし、私の場合は、さらっと気持ち良く散策して次に向かいました。

 

 神奈川県県立恩賜箱根公園は、神奈川県足柄下郡箱根町元箱根にあり、小田急線の箱根湯本駅からバスで約33分、恩賜公園前バス停下車すぐで行けます。

 箱根離宮跡地だけあって、芦ノ湖や周りを囲む箱根外輪山、富士の峰が一望でき、その見事さから「かながわの景勝50選」のひとつにも選ばれています。 

 公園のほぼ中央に、離宮本館の礎石が残されています。

 その正面に建つのが、かつての離宮を思わせる「湖畔展望館」です。 

 展示されている箱根離宮の資料が、華やかな時代を物語ります。

 2階のバルコニーからは、離宮時代にも劣らない景色を観賞することができます。

 終戦後の1945年、離宮跡地は神奈川県に御下賜され、神奈川県はここを整備しその翌年に「恩賜箱根公園」として一般に開放いたしました。

 その後、1959年に県立都市公園に指定され、園内が整備されました。

 

 箱根神社は、神奈川県足柄下郡箱根町元箱根にあり、元箱根バス停より徒歩約10分で行けます。

 関東総鎮守箱根大権現と尊崇されてきた名社です。

 神社前の芦ノ湖上に「平和の鳥居」と称される鳥居が建っていますが、1952年のサンフランシスコ講和条約締結と当時の皇太子明仁親王の立太子の礼を記念して建立されたものだそうです。

 境内には、九頭龍神社新宮もあります。

 芦ノ湖畔にあるのが本社で、縁結びのパワーがあるとして、毎月13日の月次祭は、女性を中心に多くの人が参拝に訪れるそうです。

 

 幸せになろうという願いを持って幸せ

 

私のもう一つのブログ「2024年5月11日の生活記録」

 


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私の著書「だから私には友だちがいない」が発売中です。

 

 

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 上高地は、飛騨山脈南部の長野県側、梓川上流にある景勝地で、中部山岳国立公園の一部ともなっており、国の特別名勝・特別天然記念物・天然保護区域に指定されています。

 標高は約1500mで、全域が松本市に属しています。

 宿泊施設や温泉があり、上高地自体が観光地であるだけでなく、穂高連峰や槍ヶ岳への登山基地ともなっています。

 「かみこうち」の名称は本来「神垣内」の漢字表記でしたが、後に現在の「上高地」の漢字表記が一般的となったそうです。

 「神垣内」とは、穂高神社の祭神・「穂高見命」が穂高岳に降臨し、穂高神社奥宮と明神池で祀られていることに由来します。

 上高地には、何度か行ったことがあり、結婚してすぐに奥さんのご両親とも行ったことがあります。今となっては、良い思い出です。

 2017年8月4日~5日には、上高地、奥飛騨温泉郷、新穂高ロープウェイ、乗鞍岳などを巡る1泊2日のバスツアーで行ったこともあります。

 上高地は通年マイカー規制のため、自動二輪含む自家用車は、釜トンネルより通行規制のため、駐車場で観光バスからシャトルバスに乗り換えて行きました。

 中部山岳国立公園は、北アルプス一帯を占める我が国を代表する山岳公園で、1934年に誕生した最初の国立公園の一つです。

 白馬岳などを有する後立山連峰、剱岳・立山などを有する立山連峰、槍ヶ岳などを有する穂高連峰、最南部にそびえる乗鞍岳など標高3000m級の山々で構成されています。

 

 バスツアーでは、オプションの新穂高ロープウェイにも乗りました。

 新穂高ロープウェイは、JRの高山駅より車で約80分の岐阜県高山市奥飛騨温泉郷神坂にあります。

 日本初の2階建てゴンドラで標高2200メートルの雲上に到着すると、飛騨山脈の雄大な景色が広がります。

 終点の西穂高口駅屋上にある展望台からは、西穂高岳、槍ヶ岳、笠ヶ岳、焼岳などの飛騨山脈の山々が 360度の大パノラマで見ることができます。ここからの眺望は「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で2つ星で紹介されています。

 2日目に行った日本百名山のひとつ乗鞍岳は、飛騨山脈の南端に位置し、3026mの剣ヶ峰を最高峰に、23の峰と7つの湖、8つの平原からなる中部エリアを代表する名山です。

 初心者や上級者まで楽しめ、数々の登山コースの他、お花畑散策道、ご来光、星見など、盛り沢山の自然の楽しみ方ができます。

 乗鞍岳へも、自然保護の為、乗鞍スカイラインはマイカー規制が実施されており、専用駐車場でシャトルバスに乗り換えが必要です。

 乗鞍岳畳平バスターミナルは標高2702mで周辺は高山植物の宝庫です。

 これは富士山5合目より高く、バスで走れる標高としては日本一だそうです。

 レストランや売店などがあり、お花畑には1周約40分ほどの散策道が設けられ、沢山の花々が心を癒してくれます。

 駐車場に隣接して乗鞍本宮・中宮があります。

 おまいりしましたが、御朱印帳を持っていませんでしたので、御朱印は頂きませんでした。

 帰ってから気づいたのですが、紙で頂くことも出来たのですよね。

 そうそう簡単に行けるところではないので残念でした。でも、思い出は残っています。

 

 くよくよしないで気持ちを切替て幸せ

 

私のもう一つのブログ「2024年5月10日の生活記録」

 

 

 

 富士山は、山梨県と静岡県にまたがる標高3776.12mの日本最高峰の活火山で、その優美な風貌は日本国外でも日本の象徴として広く知られています。

 数多くの芸術作品の題材とされ芸術面のみならず、気候や地層など地質学的にも社会に大きな影響を与えています。

 1936年には富士箱根伊豆国立公園に指定されています。

 さらに、2013年には関連する文化財群とともに「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の名で世界文化遺産に登録されました。

 噴火を沈静化するため律令国家により浅間神社がまつられ、浅間信仰が確立され神聖視されました。

 富士山修験道の開祖とされる富士上人により修験道の霊場としても認識されるようになり、富士山の御神徳を拝しながら登山するようになりました。

 富士山の麓に多く散らばるのが、富士山信仰を起源としている数々の富士浅間神社です。

 全国の浅間神社の総本社で世界遺産にも登録されている絶景神社が、静岡県富士宮市にある富士山本宮浅間大社です。

 その他、パワースポットとしても人気のある河口浅間神社、本殿がない山宮浅間神社、境内に富士山の溶岩洞窟がある人穴浅間神社、村山浅間神社、須山浅間神社、冨士浅間神社、北口本宮冨士浅間神社、絶景の富士山を眺められる新倉富士浅間神社などがあります。

 全国には、約1300社の浅間信仰の神社があるそうです。

 私が初めて富士山に登ったのは、学生の頃、五合目から兄と二人で、八合目の山小屋に泊って頂上を目指しました。

 結局、途中で気分が悪くなり、頂上はあきらめて下山しました。

 帰ってから病院に行ったところ、食あたりと軽い高山病ということでした。

 リュックにおにぎりを入れていたため、それが陽に当たって傷んでいたものを、高山病で体力が落ちているところで食べたためだったようです。

 2回目以降は、社会人になってからバスツアーなどで、何度か五合目まで行きました。

 富士山五合目駐車場は、天地の境と呼ばれ、森林限界線に位置しています。

 また、多くの売店が営業しています。五合目ロータリーの売店脇に赤い鳥居があり、その鳥居の奥に小御嶽神社が位置しています。くぐると縁結びになる神社屋根の勝男木が置いてあります。

 富士山小御嶽神社は、937年に、山岳信仰の聖地である小御岳山の山頂(富士山五合目)に鎮座、創建されました。

 小御岳は富士山より古い山で、小御岳と古富士が土台となって噴火を繰り返し、いまの富士山の姿になったといわれています。

 世界文化遺産に登録されてから10年が経過し、海外からの方も多く見かけるようになりました。

 人気の観光地では、オーバーツーリズム(観光公害)が問題となっているケースも多いと聞きます。

 富士山でも、ご来光目当てに外国人観光客が殺到し、山頂が大渋滞したり、弾丸登山や軽装での登山で救急搬送される人もいると聞きます。

 山小屋に泊れないため、トイレに立てこもったり、禁止されているドローンを飛ばしたりする姿を、テレビで見たことがあります。

 やりたい放題の姿は正直ムカついてしまいます。

 シーズン終了後に閉鎖された登山道を平然とすり抜けていく外国人観光客もいるそうです。

 最低限、現地のマナーは、守って欲しいですね。

 

 ムカつくことは改善の機会にして幸せ

 

私のもう一つのブログ「2024年5月9日の生活記録」

 

 

 出羽三山とは標高1500mの湯殿山、標高1984mの月山、標高414mの羽黒山の総称で、「出羽国」を東西に分ける出羽丘陵の主要部を占める山岳です。

 江戸時代までは神仏習合の権現を祀る修験道の山でしたが、明治以降神山となり、湯殿山は大山祇命、大国主命、少彦名命の三神、月山は月読命、羽黒山は稲倉魂命を祀っています。

 私が行ったのは、2014年8月22日~23日の1泊2日の出羽三山めぐりのバスツアーで、湯殿山神社、月山八合目、羽黒山・三神合祭殿、羽黒山・五重塔などを見てきました。

 12年に1度の午歳御縁年と言うことで、出羽三山御開祖の蜂子皇子を祀る蜂子神社が開扉され、秘中の秘とされ幻とも言われた異様な御姿に描かれた蜂子皇子御尊像を見ることができました。

 湯殿山神社は、山形県鶴岡市の湯殿山山腹に鎮座する神社で、人工的な信仰の場をつくることは禁じられてきたため、本殿や社殿がない点に大きな特徴があります。

 湯殿山は月山に連なるものであり、湯殿山神社は、月山から尾根を西に8km下りた地点にあり、月山より流れる梵字川沿いにあります。

 湯殿山神社大鳥居の奥には、湯殿山本宮がありますが、ご神体は「語るなかれ」「聞くなかれ」と戒められた清浄神秘の世界です。

 参拝に際しては、今でも履き物をぬぎ裸足になり、お祓いを受けてからでなければ、おまいりは許されません。

 私も、裸足になってお祓いを受けてからおまいりしました。

 湯殿山と言えば、角川映画「湯殿山麓呪い村」(1984年)と言うのがありましたね。

 山村正夫の推理小説を原作とした日本の伝奇ミステリー・サスペンス映画です。

 当時は、映画とセットで角川文庫が発売されるということが多かったですね。

 月山神社本宮は月山の頂上にあり、本宮内は、広大な境内地の中でも古来より特別な神域となっています。

 月山八合目より頂上までの山道は国立公園であると共に、出羽三山神社の境内地であり私有地です。

 バスツアーでは、月山八合目までで、月山神社本宮には行きませんでした。

 月山と言えば、夏スキーの出来る月山スキー場も有名ですね。

 積雪量が多く4~5mとなるため、多すぎて冬のアクセスが断たれ、冬の間はスキーができませんが、残雪が豊富なため、4月上旬から7月下旬にかけて営業するという珍しいスキー場です。

 

 出羽三山神社は羽黒山の山頂にあり、月山、羽黒山、湯殿山の三神を合祭し、年中の行事はここで三神社同時に行われます。

 山内には、国宝の東北最古の五重塔もあります。

 古くは瀧水寺の五重塔と言われ、附近には多くの寺院があったそうですが、今はなく五重塔だけが杉小立の間に建っています。

 実際に見ましたが、見事でした。

 月山、湯殿山は雪深い山頂や渓谷にあり、通年の参拝や祭祀が困難なため、羽黒山頂に三山の神々を合祀したそうです。

 実際に歩いたわけではありませんが、山頂に至る約2kmの参道は、樹齢300~600年に及ぶ老杉が生い茂り、石段は全部で2446段に及び、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンの三ツ星にも認定されています。

 

 「一粒で三度おいしい」で幸せ

 

私のもう一つのブログ「2024年5月8日の生活記録」
 

 

 

 八甲田山は、十和田八幡平国立公園の北部、青森県青森市の南側にそびえる標高1585mの大岳を主峰とする18の山々からなる複数火山の総称で、日本百名山の一つです。

 命名の由来について「新撰陸奥国志」によれば、八の(たくさんの)甲(たて)状の峰と山上に多くの田代湿原があるからだそうです。

 公共交通機関で行くには、青森駅からJRバスで、八甲田ロープウェー駅まで行く方法があります。

 私は2009年8月28日~30日の2泊3日のバスツアーで、八幡平、白神山地、八甲田山麓、十和田湖、奥入瀬渓谷などを巡った際に、101人乗りゴンドラの八甲田ロープウェーで、山麓駅から田茂萢岳山頂公園駅まで約10分間乗って、山頂では遊歩道を歩いてきました。

 山頂公園駅屋上には展望デッキがあり、八甲田の山なみだけでなく、陸奥湾、津軽・下北両半島や津軽平野そして岩木山と360度のパノラマが楽しめます。

 

 山頂公園駅舎内の売店には、映画「八甲田山」に関連する写真も展示されていました。

 映画「八甲田山」(1977年)は、新田次郎の小説「八甲田山死の彷徨」を原作とする日本映画です。

 私も公開時ではありませんが、DVDで見たことがあります。

 1902年に青森に駐屯していた歩兵第5連隊が雪中行軍の演習中に遭難し、演習に参加した210名中199名が死亡した事件を題材に、極限状態での組織と人間のあり方を問いかけた高倉健氏、北大路欣也氏主演の作品です。

 

 このバスツアーで、最初に行った八幡平は、秋田県と岩手県にまたがる標高1614mの山及びその周囲の高原台地をさします。

 頂上付近の見返峠まで行きましたが、あいにく、天気が悪く、何も見えませんでした。

 良かったのは、白神山地と奥入瀬渓谷でしたね。

 白神山地は、秋田県北西部と青森県南西部にまたがる約13万haに及ぶ広大な山地帯の総称です。

 ここには人為の影響をほとんど受けていない世界最大級の原生的なブナ林が分布し、この中に多種多様な動植物が生息・自生するなど貴重な生態系が保たれています。

 1993年に世界遺産(自然遺産)に登録されました。

 世界遺産への入山ということで、少し緊張してしまいましたが、この尊い天然遺産を大切にしなければならないと散策コースをゆっくり歩きながら思いました。

 

 青森・秋田の両県にまたがる十和田湖と、十和田湖・子ノ口から焼山までの約14kmの流れ、奥入瀬渓流は、十和田八幡平国立公園を代表する景勝地の一つです。

 特別名勝、天然記念物として国の指定を受け保護されており、岩や樹林をかき分け、滝や清流を成しながら、たくさんの見所があります。

 渓流沿いには車道と遊歩道が整備されており、散策しやすいのが魅力のひとつです。

 人の手では造り出せない流れる滝や清流の美しさは言うまでもありませんが、新緑や紅葉の名所としても知られ、シーズン時には特に、四季を満喫しに訪れる人や日常の疲れを癒しに訪れる人が多いそうです。

 

 緊張をほぐしリラックスして幸せ

 

私のもう一つのブログ「2024年5月7日の生活記録」

 

 

 高尾山は、東京都八王子市に位置する標高599mの山で、京王線・高尾山口駅からケーブルカー乗り場の清滝駅までは徒歩約5分で行けます。

 ミシュラン旅行ガイドで三ツ星を獲得していることもあり、最近では海外からの方も非常に多いと聞きます。

 山頂を含む一帯は「明治の森高尾国定公園」に指定され、山内の自然や建造物は保護されています。

 いくつかの登山コースが整備されており、ふもとからのコースには、1号路の表参道コース、6号路のびわ滝コース、稲荷山コースの見晴らし尾根コースがあります。

 その他にも、主要路から枝分かれした2号路の霞台ループコース、3号路のかつら林コース、4号路の吊り橋コース、5号路の山頂ループコースがあります。

 展望台のあるところまでは、日本一の急こう配を走るケーブルカーか、12分間のリフトでも行けます。

 私は、何度か行っていますが、社会人になってすぐの頃、会社の職場旅行で初めて行きました。

 新宿駅集合だったのですが、寝坊して集合時間に間に合わず、後から追いかけたのを思い出します。

 その時は、1号路でふもとから山頂まで歩いて登山し、稲荷山コースで下山しました。若かったので、楽勝でしたね。

 2度目に1号路で山頂まで行った時は、かなりきつかった思い出があります。

 そして3度目は、上りも下りもケーブルカーを使いました。高所恐怖症の気があるので、リフトはあえて避けました。

 1号路には、展望台のほか、途中に、「高尾山さる園・野草園」があります。

 また途中には、根が蛸のように曲がった杉の木の「たこ杉」があります。

 お団子やそばを売る茶屋も数多くある人気のある観光コースでもあります。

 

 薬王院に向う道は、108段の階段の男坂か、ゆるやかな上り坂の女坂を、選ぶことができます。

 高尾山は、霊山としても長い歴史を持ち、山腹にある薬王院は正式名「髙尾山薬王院有喜寺」と言い真言宗智山派の大本山で、成田山新勝寺、川崎大師平間寺とともに、関東三山のひとつにもなっています。

 薬王院は奈良時代の高僧である行基が744年に開山したと言われています。

 四天王を安置した総桧作りの山門、仁王門、本堂、本社、大師堂、不動堂、奥之院、大本坊などからなり、関東屈指の霊山として多くの信奉者や観光客が参りにぎわっています。

 高尾山は、天狗信仰の霊山としても知られており、数々の天狗のお話が残っています。

 薬王院の境内にもいくつか立派な天狗の像があります。

 薬王院で授与されるお守や縁起物にも、天狗守や天狗うちわなどがあります。

 JRの高尾駅にも、大きな天狗の石像がありますよね。

 

 寺社におまいりした後に御朱印を頂くようになったのは、2017年の春からです。

 薬王院にも何度か行っていますが、最後に行ったのが2006年5月の連休中ですので、残念ながら、まだ御朱印を頂いておりません。

 御朱印を頂くためと言うより、久しぶりにまた高尾山に上ってみたいと思います。

 

 懐かしい思い出の地を再び訪れて幸せ

 

私のもう一つのブログ「2024年5月6日の生活記録」

 

 

 

 御岳山(みたけさん)は、東京都青梅市にある標高929mの山です。

 武蔵御岳山とも呼ばれ、古くから山岳信仰の対象となっており、山上には武蔵御嶽神社が建立されています。

 樹齢1000年ともいわれる神代ケヤキの周辺には、多くの山荘や宿坊があります。

 私は、JR青梅線の御嶽駅からバスで終点のケーブル下駅まで行き、ケーブルカーで滝本駅から御岳山駅まで行き、そこから国の天然記念物の神代ケヤキを見て、武蔵御嶽神社や長尾平展望台などに行って帰ってきました。

 残念ながら、有名なロックガーデンまでは行きませんでした。

 ケーブルカー御岳山駅を降りると、目の前が御岳平と呼ばれる眺めの良い広場となっており、おみやげ物屋とお食事処があります。

 御岳山駅から10分ほどの場所に、御岳ビジターセンターがあります。

 ビジターセンターは、地域の自然について紹介するための東京都の施設です。

 ビジターセンターから15分ほどで、御岳山山頂の武蔵御嶽神社に到着します。

 眺めも良いです。武蔵御嶽神社から5分ほどで長尾平に到着します。

 ここも眺めが良く広いので、休憩やお弁当を食べるのにはもってこいの場所です。

 その他にも、落差50mの大小8つの滝の集まりである七代の滝や、大小さまざまな奇岩があり苔むした岩間を流れる清流が美しいロックガーデンや、落差10mの滝で、武蔵御嶽神社の滝行に使われる綾広の滝など、豊かな自然に触れることができます。

 ちなみに、御岳山と言うと、標高3067mの木曽の御嶽山(おんたけさん)を思い浮かべますが、日本には同名の山(御嶽山・御岳山)が多数あり、その最高峰が木曽御嶽山だそうです。

 

 武蔵御嶽神社は、736年に僧の行基がこの地にお堂を建て、蔵王権現の像を祀ったことに由来します。

 境内には、本殿、幣殿・拝殿をはじめ、大口真神社、旧本殿の常磐堅磐社、皇御孫命社、東照社、巨福社、北野社、神明社、二柱社、八柱社など、数々の神を祀るお社があります。

 本殿の狛犬は、1783年の作と記されています。お社の守りを固める狛犬といえば、唐獅子で阿吽の対になっているものが多いですが、こちらは二ホンオオカミだそうです。

 魔除け・盗難除けの神として「おいぬ様」と呼ばれています。

 「おいぬ様」にちなんで、愛犬の健康などを願う人々で賑わっているそうです。

 山頂だけではなく、参道途中などの山内にも、三柱社、稲荷社、疱瘡社などのお社もあります。

 また、境内から離れた富士峰園地に、良縁・長寿・安産の神様が祀られる産安社があります。

 江戸時代からある3本のご神木の安産杉、子授け檜、夫婦杉にはそれぞれの異なる後利益があるそうです。

 残念ながら、本殿、拝殿以外は、どこまで見たか、よく覚えていません。

 隣接する宝物殿には、国宝や重要文化財をはじめ、都指定文化財や市指定文化財など貴重な物品が多数展示されています。

 JR御嶽駅を中心に、多摩川の両岸約4kmにわたり整備されている御岳渓谷遊歩道も、駅からも近く整備されているので、機会があったら行ってみたいと思います。

 

 次に行きたいところを思い描いて幸せ

 

私のもう一つのブログ「2024年5月5日の生活記録」

 

 

 大山は、神奈川県伊勢原市・秦野市・厚木市境にある標高1252mの山で、小田急線の伊勢原駅からバスで終点大山ケーブルまで約30分で、ふもとまで行けます。

 大山ケーブルバス停からケーブル乗り場までの参道には土産店や食事処、大山こまの工房などが軒を連ねています。

 大山こまが有名です。

 丹沢大山国定公園に位置する大山が、別名「雨降山」と呼ばれるのは、相模湾の水蒸気をたたえた風を受け雨が降りやすいことに由来し、転じて「阿夫利山」となりました。

 大山は、縄文の古代から霊山として、また江戸期には江戸の火消しをはじめ、関東一円の農民、漁民からもそれぞれ水を司る神、航行守護の神として崇敬を集めました。

 江戸の人口が100万人の頃、山頂への登山が許されたひと夏で20万人が訪れたといわれる隆盛を極めた山です。

 浮世絵や落語「大山詣」にもそのひとコマが生き生きと描き出されています。

 こうした歴史文化が認められ、2016年に文化庁の「日本遺産」に認定されました。

 現代も、大山の湧水を活かした豆腐料理やコンニャク、キャラブキ、地酒などの食文化をはじめ、「大山こま」を代表とする木地師文化、宿坊街や参道にも、江戸や昭和期の風情が息づいており、日本の歴史文化をコンパクトに体験できるエリアです。

 また、大山は関八州の展望台とも言われ、「かながわの景勝50」に選定された山頂からの眺めはすばらしく、雨上がりや空気の澄んでいるときは相模平野から江ノ島、三浦半島、房総半島、東京都心の高層ビル群も遠望でき、振り返れば丹沢表尾根から富士、箱根の連山、秩父多摩の山並みがつづき、東京近郊の山で隋一の眺望を誇っています。

 私は、小田急の丹沢・大山フリーパスを購入して行きました。

 このパスは、丹沢・大山エリアの小田急線と神奈中バスが乗り降り自由になるほか、大山ケーブルカー乗車券付きで、大山ケーブル駅から大山寺駅を経由して阿夫利神社駅まで行くことができました。

 

 中腹の景勝地、阿夫利神社駅を下車してすぐ、大山阿夫利神社の下社からの眺望は、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンにて二つ星で紹介されています。

 大山阿夫利神社は、2200年以上前の崇神天皇の頃に創建されたと伝えられている神社です。

 その後、奈良時代以降は神仏習合の霊山として、武家政権下では武運長久の祈りの場所として栄えました。

 また、御祭神が富士山の御祭神である「木花咲耶姫」の父君に当たることから、大山と富士山の両山をお参りする「両詣り」も盛んに行われたそうです。

 

 せっかくなので、大山阿夫利神社の下社から、阿夫利神社本社のある大山山頂まで登山してみました。

 40代だったので、何とか登れましたが、かなりきつかったです。

 途中で何度も引き返そうと思いましたが、もう少しもう少しと我慢して登り切りました。

 運動不足なので、60代となった今では、ちょっとチャレンジする気にはなれませんね。

 でも、頑張って頑張って登り切った山頂からの眺めがとっても気持ち良かったことは、ちゃんと覚えています。

 

 あきらめないで達成した後は幸せ

 

私のもう一つのブログ「2024年5月4日の生活記録」

 

 

 筑波山は、茨城県つくば市筑波にあり、つくばエクスプレスのつくば駅から筑波山シャトルバスで筑波山神社入口までが約40分、つつじヶ丘までが約50分で行けます。

 筑波山は、関東平野を一望する大パノラマと美しい紅葉が見どころで、日本百名山の一山であり「西の富士、東の筑波」と、富士山と並び称される山です。

 筑波山神社の境内地にあり、国定公園に定められています。

 定められた登山道・ハイキングコース以外は立ち入りが禁止されているほか、動植物・昆虫・鉱物などの採取も禁止されています。

 筑波山には、標高871mの男体山頂と標高877mの女体山頂がありますが、そのふたつの山頂を結ぶ山頂連絡路でつながっていて、ツツジやカタクリの群生地なども楽しめます。

 男体山頂付近をグルリと周遊するルートとして自然研究路があります。

 国定公園特定保護地区にも指定されているブナ林をはじめ、筑波山の自然観察に最適なコースです。

 コース上の展望台からは関東平野を一望でき、スカイツリーや富士山を見渡せます。

 登山コースには、筑波山神社から男体山頂を目指すルートの御幸ヶ原コース、つつじヶ丘から酒迎場分岐を結ぶルートの迎場コース、筑波山神社から酒迎場分岐、そして弁慶茶屋跡を経て女体山頂へと向かうルートの白雲橋コース、つつじヶ丘から弁慶茶屋跡を結ぶ比較的短いルートのおたつ石コースなど、幅広く楽しめるコースがあります。

 男体山山頂へは筑波山神社からケーブルカー、女体山山頂へはつつじヶ丘からロープウェイの乗車が可能です。

 私が行った時には、つつじヶ丘までバスに乗り、ロープウェイで女体山駅まで行き、そこから歩いて女体山頂へ行き、関東平野を見下ろしたあとは、山頂連絡路でお土産物屋さんやコマ展望台などをのぞいて、筑波山頂駅からケーブルカーで筑波山神社隣の宮脇駅まで下りて、筑波山神社におまいりして帰ってきました。

 登山コースで上り下りすることなく、バスとロープウェイとケーブルカーを使ったので、登山やハイキングというより、お散歩感覚で行けました。

 

 筑波山神社は、三千年以上の信仰の歴史を持つ霊峰「筑波山」を境内とし、万葉集に「二神の貴き御山と神代より人の言い継ぎ」と崇められているように、古代山岳信仰に始る国内屈指の古い神社です。

 西の男体山頂の神が宿るとされる石に筑波男大神(伊弉諾尊)を、東の女体山頂の神が宿るとされる石に筑波女大神(伊弉冊尊)を祀っています。

 筑波山と言えば、「ガマの油売り」が有名です。

 山頂には、「ガマの油売り口上」のパフォーマンスをする人がいましたし、筑波山神社の境内にも、「ガマの油売り口上」を練習する人たちがいました。

 筑波山頂には、ガマガエルが口を開けた姿に見えることからガマ石と呼ばれる奇岩があります。

 筑波山名物であるガマの油売りの口上が、この岩の前で生み出されたという言い伝えが残っているほか、投げた石がガマの口の中に入ると願いが叶うとも言われています。

 残念ながら私の投げた石は、口の中に入りませんでした。

 

 何があっても願いは叶うと信じて幸せ

 

私のもう一つのブログ「2024年5月3日の生活記録」

 

 

 古い話ですが、年始の北陸地方の地震の1日も早い復興を祈りつつ。

 

 2010年12月29日~31日に、北陸を巡る2泊3日のバスツアーに行きました。

 初日は、兼六園に行って和倉温泉に泊りました。

 2日目は、輪島の朝市に行き、白米千枚田、曽々木海岸、禄剛崎灯台、見附島、恋路海岸、九十九湾などを巡って、その日も和倉温泉に泊りました。

 3日目は、東尋坊に立ち寄る予定でしたが、天候が悪かったため行かずに、永平寺に行って帰ってきました。

 兼六園と永平寺が特に良かったですね。

 

 兼六園は、石川県金沢市丸の内にあり、JR金沢駅より路線バスで行くことができます。

 金沢市の中心部に位置し、水戸偕楽園、岡山後楽園とならぶ日本三名園の一つです。

 加賀百万石の文化を映す、何代もの加賀藩主により、長い年月をかけて形づくられてきた江戸時代の代表的な大名庭園です。

 広大な土地に、池、築山、御亭を配置した、廻遊式の要素を取り入れながら、様々な時代の庭園手法をも駆使して総合的につくられた庭です。

 廻遊式とは、寺の方丈や御殿の書院から見て楽しむ座観式の庭園ではなく、土地の広さを最大に活かして、庭のなかに大きな池があり、築山を築き、時雨亭や茶室の夕顔亭を点在させ、それらに立ち寄りながら全体を遊覧できる庭園です。

 兼六園と言えば、桜や梅も有名ですが、見る角度によって片足が浮いている石灯籠や、冬の松への傘の骨組みのような雪吊りも有名です。

 行った季節柄、花や紅葉は見ることができませんでしたが、広い園内を散策して、兼六園らしさは、堪能できました。

 

 永平寺は、福井県吉田郡永平寺町志比にあり、JR福井駅から永平寺門前まで、直行バスで行くことができます。

 約780年前の1244年、道元禅師によって開かれた座禅修行の道場です。

 曹洞宗の大本山として、現在もつねに200名ほどが修行生活に励んでいるそうで、魂を浄化してくれるパワースポットとも言われます。

 33万平方メートルにもおよぶ広大な敷地内には、山門・仏殿・法堂・僧堂・大庫院・浴室・東司など修行の中心となる七堂伽藍をはじめ、70余りの建物があります。

 参拝ルートで寺院の主な建物を見ることができました。

 中でも、修行僧の根本道場で座禅・食事・就寝などが行われる僧堂、お手洗いの東司、入浴のための浴室は、三黙道場といって一切の私語は禁止されているそうです。

 ルート途中の傘松閣2階の230枚もの美しい絵が天井一面描かれている様子などは、修復されたものですが一見の価値がありました。

 

 私の山梨の実家が曹洞宗の寺院の檀家だったこともあり、永平寺は、その雰囲気、空気感がとても興味深く、気に入りました。

 日常の生活の中でも、禅の教えや禅語で参考になるものが沢山あります。

 曹洞宗徳雄山建功寺の枡野俊明住職の著書も10冊以上読んだことがあります。

 好きな禅語に「日日是好日」があります。毎日が好い日ということです。

 

 禅の教えを生活に取り入れて幸せ

 

私のもう一つのブログ「2024年5月2日の生活記録」