※前回までのストーリー

・エピソードゼロ→
・『出会い編』→

・『デート編』→
・『ブレイクタイム』→ 
・『お付き合い編』→
・『同棲編』→

・『ちょっと休憩(笑)』→

・『こころと向き合うこと』→

 

今日も手紙のやりとりになります。

 

若干資料が混ざって、内容が前後してるかもしれません。

 

でも言いたいことや、見つめていることは変わらないので、

 

載せてしまいますね。

 

今よりもずっと真剣に考えていて、

 

今の私達は平和ぼけしてるように思えてきます(笑)


 


『こころと向き合うこと』その4

 

 

 

 

 

 

 

これは昨日の彼からの手紙の前に送ったもの。

 

 

 

 

 

『本当の気持ちを感じて、

 

次はそれとどう向き合うか。

 

 

怒りや殴りたいと思った事を、本能のまま実行するのとは違う。

 

 

『今そう感じているな』と確認してあげて、

 

どうするか選択をする。

 

後悔のない選択を。

 

 

感情のままに動くのは、大切なものを失う可能性も十分にある。

 

 

愛するひとに好戦的になっても、

 

結果○○くんは何も得をしないどころか、

 

それを失う可能性がある。

 

 

大切なひとの心にナイフを向けて、

 

どんどん武装させて何になるんだろう。

 

 

相手を非難する話し合いをするなら、

 

その関係は終わりだと思う。

 

 

ふたりの関係をよくするために、

 

自分の中の不安をこうだと伝えることは必要だと思う。

 

 

‘感情のままに言葉を発する‘‘本音を話す‘の違いなんだと思う。

 

だから終わりかな、と伝えたんだ。

 

 

これは私の意見だから、

 

また○○くんが違う事を思えば、その意見の交換もしてね。

 

 

最後に、誰にとっても育った環境は大きいと思う。

 

その頃抑えてた感情が恋愛で出てくる事もよくある事で、

 

私も前にその体験をした事がある。

 

 

それと向き合って、勉強して、

 

完全になくす事は無理かもしれないけど、

 

ある程度コントロール出来るようになる。

 

 

そこが一番しんどいとこだと思うけど、

 

根本的な解決につながると思う。

 

自分が実感した事だよ。』

 

 

 

おそらくここでLINEなどでもやり取りをして、

 

 

 

『多分、○○くんが言う通りみんなそういう性格の要素を持っていて、

 

 

特別病気だとは思わない。

怖くもないよ。

 

 

大人になる過程で、それに気付く人もいれば、


そこまで人生を考えずに生きる人も沢山いると思う。

 

 

死ぬまで疑問も持たなければ、それはそれで幸せなんだと思う。

 

 

でも自分の苦しみにどこかで気付いているなら、


それは向き合った方が自由に楽しい人生を生きられるようになると思う。

 

これも経験上。

 

 

○○くんがしたいと思うことをしなね。


無理することは何もないんだから。

 

 

自分で選んで、それに責任を持つ。

責任とは、その結果がどんな物でも受け入れる。

 

私とじゃなければしなくていいことかもしれないしさ。

それを逃げとも思わないよ。

 

 

一年近く接してきて、見せてない部分はあると思うけど、

私は○○くんを病気だとは思わないな。

 

 

過去は○○くんの話を聞くと、そうだったのかもしれないけど。

 

それが○○くんにとって助かることなのか、

病気と思われた方が楽なのかはわからないんだけど、

 

少なくとも私はそう接してきた。

 

 

そして、○○くんの空虚感を一緒にいることで満たせたらなぁと思ってたんだ。

出来る範囲でだけど。

 

 

というか、単純にふたりで幸せになりたいと思ってた。』

 

 

 

そして、昨日の彼の手紙への返信です。

 

 

 

『今日のまとめ、読んだよ。

 

仕事が大変な中でよく自分のことを見つめていて、


よかったなと思ったよ。

 

 

しんどいと思うけど、


とても○○くんのこの先に大切な事をしてるんじゃないかって、


私は思うんだ。

 

 

『実践した上で、本当に駄目なら仕方がないと思う』

 

 

この考えも、私も不思議なんだけど、


やっと私を一人の人間として見てくれたなって、

 

自分で立ってる人間と人間が向き合えるなって気がしたの。

 

 

(これについては漠然としててごめんね。


でもほんとの意味で'依存'ではなく、


'一人の人'として愛してくれた様な気持ち、かな。)

 

 

やっぱりね、私達はどこか似てて、自己防衛の方法は違ったけど、

私も同じ事をしてた時があったんだ。

 

 

自分に自信がなくて、好きになれなくて、


でも例えば親から見たら、

 

しょうこは自分が一番大切に見えるって言われた時期もあって。

 

 

それは自分に自信がないからこそ、


そうしないと怖かったりしたんだなって。

 

 

自分を愛せない人は、人を愛せないって言葉も、

確かにだなぁってその時に思った。

 


自分を好きになるためには、

 

本当にダメな自分も自分なんだと認めて、


そこから好きになれるように行動を積み重ねていくしかないんだと思うんだ。

 

 

小さな自分との約束を守っていったり、守れたら誉めてあげたり。

 

 

今まで以上に○○くんを安心させることを考えたいと思った。

 

 

でもそれには、まず○○くんがやろうとしてる事がどうなっていくのか。

 

 

心からまた信じられたらって、私も望んでる。

 

 

今日は大事なことが沢山浮かんだけど、

 

上手くまとめられなかったかもしれないな。』

 

 

お互いに、

 


このままでは二人でつぶれる。

 


一緒にはいたい。

 


何とかしたい。

 


そういう気持ちでやり取りをしていました。

 


彼にとっては、

 


過去ずっと避けてきたことに

 


仕事をしながらこれだけ向き合い、

 


本当に大変だったと思います。

 


でも変わりたいと心から願っていた。

 


だから私も、お互いの存在をかけて

 


向き合っていました。

 


つづく