※前回までのストーリー
・エピソードゼロ→ ★
・『ブレイクタイム』→ ★
・『ちょっと休憩(笑)』→★
昨日は鈴木実歩さん起業塾、第1日目、という事で、
グループ講座+懇親会の8時間、
ぶっ通しで集中し、頭から煙が。。でブログも書けないよぼよぼに(笑)
長編化しているにも関わらず、読んで下さる方のお声を頂き、
最後まで書こう、と再度強く心に決めました。
旦那さんシリーズ、今日から再開になります！
『こころと向き合うこと』その1。
＊
前回までの事件がひと段落し、
彼は自分と向き合いたいと、
私に色んな質問をしたり、
私が質問をしたり、
自分でネットで‘自分の癖は何から来るのか‘を調べたり、
私が持っているカウンセリングの本に付箋を貼って読んだり、
本当に自分と向き合っていました。
そして少しずつ、
まだすれ違いの生活の中でも、
やり取りしていたノートに
『夜ごはんを一人で食べて寂しかった』
と、自分の感情を表現出来る様になっていきました。
それでも、喧嘩をするとまだ試すような発言もあったりで、
根の深さも感じました。
その頃の私の手帳には、
『何でもお母さん的にやらない。エスカレートする。
だから私も自分の事をしっかりやっていくべき。
不条理な事はちゃんと伝える。
疑問に思う事は、相手を否定しないで一度落ち着いて聞いてみる。
1ヵ月で変わっていなかったら、その時に考える。
自分らしく愛する。
尊敬も忘れない。』
そう書いていました。
そんな事を意識しながら、
私はぶれずに、ダメなものはダメ、
でも彼の価値観を理解しようと心がけました。
そしてある日、
また少し軽い喧嘩をし、彼の癖が出て挑発するような発言があり、
なぜそうなってしまうのか、
話し合いをしました。
すると、彼は、今まで涙は流す事は合ったけど、
この時に初めて、
子どもの様にわんわん嗚咽しながら泣きました。
‘初めて知る感情に戸惑って、
どうしたらいいかわからなくて、
でも失いたくない。
音楽より、仕事より、何よりも大切で一緒にいたい。
こんな風に向き合ってくれる人は初めて。‘
と泣きじゃくりながら言いました。
それを見て、
あぁ、これが本当の彼、なんだなって。
大人の様に保っていた彼は、
社会的には上手く生きているように見えていても、
本人の中にずっと満たされていないものがあって、
それを音楽で解消して何とか生きていた。
目の前の彼は、
まるでちっちゃな子どもの様で、
私は改めて、
彼がもっと満たされて、
安心して、
人生っていいなって、
そんな風に思ってくれたらいいなって、
そんな風に思いました。
そう思いながらも、
私の中でも半年以上何も知らずに、気付かずに、
100%信頼していた彼がしていた事、
それに理由があるにせよ、
中々もう一度完全に信じる事も怖くなってしまっていました。
考え方の癖、
それはお互いが生きている中で染み付いてきたもの。
それを変えるというのは、
本当に気持ちと、時間と、労力はかかる事でした。
つづく
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