※前回までのストーリー

・エピソードゼロ→

・『出会い編』→

・『デート編』→

・『ブレイクタイム』→ 

・『お付き合い編』→

・『同棲編』→



昨日の皆さまの反応!


どんな風に皆さん思うかな、とどきどきしながらアップしたので、


あんなに反応を頂けてうれしいです!


純粋につづきを楽しみにして下さって、


こちらもはやくお届けしたい!と気持ちがはやりました。


どうぞつづきもよろしくお願い致します^^




『同棲編』その2







ベッドの中でほとんど眠れないまま朝を迎えました。



彼はいつもと同じ時間の目覚ましで起き、



私を起こさないようにとそっと寝室を出て、そのままシャワーへ。




‘まだ手紙には気付いてない。‘




シャワーから出て机の前で足音が止まり、



手紙を開く音。



私は心臓が大きく鳴りながらも、ベッドの中頭は冷静で。



手紙を読み終わり、彼の急に落ち着きがなくなった様な足音



不思議と、こういう時は音だけで彼の心情が感じられました。



そしていてもたってもいられなかったのか、



彼が寝室へ。



‘え?!私が昨日の夜彼を起こさなかったのに、彼は起こすのーーー?‘



となぜかそんな事を心で思いつつ、



今顔を合わせてもどんな顔をしていいかわからなかったので、



寝ぼけているふり。



‘昨日、起こさなかったの?‘



と深刻な顔、というか顔面蒼白で言う彼。



何となく返事をしながら眠るふり。



‘今夜話そう。‘



と彼は寝室を出て会社に向かいました。




私の手紙の内容は、



まず携帯を見てしまって本当にごめんなさい、という事。



こういう内容を見た、という事。



彼がどういうつもりでそうしたのか、



これからどうしたいのか、



一度話をしよう、という事。



彼を責めるでもなく、淡々とした文章だったと思います。




彼が出かけた事で少しだけほっとして眠れて、



お昼位に目が覚めて、



やっぱり辛くて今日は仕事に行けないな、と感じて。



紹介してくれた友達に、LINEで報告。



会う時間を作ってくれて、



友人の住んでいるマンションの近くのカフェまで行きました。



友達は、



‘そんな所があるなんて知らなくて、そんな奴紹介して本当にごめん!!



あいつ何やってんだ。



紹介しといてなんだけど、しょーちゃんにはもっといい人が絶対現れるから。



あいつにはもったいない位の子なんだから。



わざわざ苦労をする事ないよ。‘



と。



なんだか友達に話した事と、その言葉に少し気持ちが楽になって、



(こういう時、本当に友達の存在って大事ですね。)



うん、話してだめなら仕方ない。



その時はちゃんと前向いて、また諦めずに生きていれば、



パートナーはちゃんと現れるはず。



そう思う事が出来、勇気が出ました。




そして夜、



彼が仕事から帰ってきて、



何とも言えない空気の中、



話し合いが始まりました。



朝の様子から、きっと謝り倒されるんじゃないかと思っていた私。



でも謝られても、許せるのか。また信頼出来るのか。



自分でもわかりませんでした。




でも彼の言葉は、、、




『携帯とかネットってバーチャルでしょ??』




??????!




悪びれない表情で、そう言った彼は、



今まで私の前で涙を流していた彼とは別人のようでした。




つづく



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