※前回までのストーリー

・エピソードゼロ→

・『出会い編』→

・『デート編』→

・『ブレイクタイム』→ 

・『お付き合い編』→


とうとう、


やっと?


本題です。


せっかく読んでくれた方に好印象を持たれている旦那さん。


女性の皆さんを敵に回しませんように(笑)



『同棲編』その1








彼と出会ってから怒涛の半年。



ここまで、と自分で決めて挑戦した舞台の全てが終わり、



やっとこれでゆっくり彼と過ごせるな、と



これからの未来にわくわくしていました。




今までは本当に私のペースに彼も合わせてくれていて、



彼にとっても就職は人生の大きな出来事だったのに、



ちゃんと支えられなかったんじゃないか。



今までの事を落ち着いて考えた時に、反省も沢山ありました。




これからは彼の気持ちや話を沢山聞いていこう!



今までのお礼をしよう!



そう心に決めました。




仕事は相変わらずのすれ違いで、



私が家に帰ってくるのは深夜1時。



彼は7時起きなので0時過ぎには寝て、



私が帰るとたまに寝ぼけながらも‘おかえりー‘と言ってくれました。




ある日も同じように帰って寝ている彼を見に行くと、



その日の彼は何だか寝ぼけていて、



私を誰かと間違えてる様子。



はっきりとは聞こえなかったけど、



なんだか怪しげな寝言。



私は直観がぴん!ときてしまい、



胸がどきどきしてきました。




実は前から、彼と繋がっているFACEBOOKでは、



彼は音楽の為の発信をしていたのですが、



コメントや、彼と絡んでいる人達は、



業界系のかわいい派手な女の子も多かったり、



女性のファンも多くて。



彼も営業がわりに他の女の子の自撮りにコメントで褒めたり、



それでプチ焼きもちを焼いた事もありました。




そういう女性が彼のまわりに沢山いる中で、



私が彼を支えて居られなかった時に、



寂しい思いをさせていた時に、



何かなかったのか。




ふと、彼が昔寂しさを埋める為に女遊びしていた事や、



彼は食やお酒の誘惑にも弱い方だったので、



そういう人は女性の誘惑にも弱いんじゃないか




時間も深夜だったし、



私の直感は本当に当たるので、



ここの所ちゃんと向き合えてなかった負い目からも、



どんどん不安が募ってしまいました。




そして、私のトラウマが顔を出し、

(こちらを参照→ )



小さい頃の経験から、



父の日記は私にとってパンドラの箱、




開けたら必ず何か見てはいけないものがある。



そう頭に浮かび、



何時間も悩んだあげく、




日記=携帯




彼のそれを手にしました。




信じると決めた事、今までの彼からの愛情、



葛藤の中で、見てしまったんです。



何もなければ、次の日に謝ろう、



許してもらえなくても、ちゃんと言おうと思いました。




でもそこには、、、




『今度デートしよー』


『俺同棲しちゃうよ?最後にエッチしよ。』


『何でおれの事好きなの?』


『会いたい?』





。。。。。。。。






これは全部違う女の子との会話のものでした。



全部で10人位。



携帯を持つ手が震えました。



どうしたらいいかわかりませんでした。



今までの彼は?



彼の涙はなんだったんだろう。



ああまただめだったな。



でも実際に会ってる人はいないな。



今起こそうか。



いや明日は彼も会社があるから寝かせておこう。




色んな事が一気に頭に浮かび、



意外と冷静になりました。




さあ、どうしようか。



とりあえず彼に手紙を書き、



その日はベッドに入りました。




つづく



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