健康情報343  食と健康9  「モナリザ症候群」の恐怖 | NPO法人生涯青春の会

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2020年12月11日 健康情報343  食と健康9  「モナリザ症候群」の恐怖

 

・食べ過ぎているわけでもないのに太ってしまう…体質や加齢のせいと諦める前に疑うべきなのが、肥満者の7割が陥る「モナリザ症候群」だ。「モナリザ症候群」の原因は、自律神経にあるという。カロリー制限や運動だけではなく、自律神経を整えることが、ダイエット成功の秘訣になるかもしれない。

 

・「モナリザ症候群」は「Most Obesity kNown Are Low In Sympathetic Activity」の頭文字(kNownのみ2文字目のN)を取ってつけられた造語で、和訳すると「肥満者の大多数は交感神経の働きが衰えている」という意だ。

 

・「日本人の肥満者の実に7割が、この『モナリザ症候群』に当てはまると言われています」こう語るのは、医師の森田豊氏だ。交感神経とは、活動量の多い日中に活発になり、心臓の動きや血管の収縮などの内臓の働きをコントロールする自律神経の一種。

 

・交感神経の働きによって副腎からアドレナリンというホルモンが出て、心身が活性化するため、いわばアクセルのような役割を持つ。「アドレナリンには、消費カロリーを上げて脂肪を燃焼させ、脂肪をため込みにくくする効果もあります。また、やる気を引き起こす役割もあるので、日中を活動的に過ごすためにも欠かせません」

 

・一方で、夜間に力を発揮するのが副交感神経だ。副交感神経が働くと、心身ともにリラックスして、体は省エネモードに切り替わる。つまり、ブレーキのような役割だ。

「自律神経のバランスは、心身の健康のために欠かせません。

 

・しかし、このバランスが乱れて、日中に交感神経が働かなくなってしまうと、アドレナリンの分泌量が減り、活動量が落ちます。その結果、消費カロリーが減って太りやすい体になってしまうのが『モナリザ症候群』の正体です」

 

補足 日中の活動量が少ない人が、『モナリザ症候群』になる可能性が高いのです。

 

食べていないのに太る!肥満者の7割が陥る「モナリザ症候群」の恐怖 | ニュース3面鏡 | ダイヤモンド・オンライン (diamond.jp)