クラブツーリズムファースト【第1回】水戸岡バス | 車内販売でございます。

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車内販売を15年半で11000回を利用してきた「車内販売大好きな乗客」が書くブログです。 多数の観光列車に乗り鉄しています。

水戸岡鋭治氏がデザインしたバス「クラブツーリズム ファースト」に乗車してきました。

座席が18席しかない豪華なバスを、JR九州の観光列車をはじめ各地の観光列車をデザインした水戸岡氏が作りました。

今年2019年1月に走り始めた、この水戸岡バスに乗ってきました。

 

【1】高級感あふれる車体

「クラブツーリズムファースト」は、高級感あふれる色の車体です。

色はJR九州の「ななつ星」に似ている気がします。

「クラブツーリズムファースト」は、写真のように大型バスと言えます。

大きなバスなのに、座席が18席ですから、ゆったりした造りになっていることがうかがえます。

正面にも横にもついているエンブレム、金色に輝いています。

車体やガラスが光を反射して、写真が撮りにくいのが難点です。

小雨が降っていて、晴れていない日でしたから、かえって撮りやすいのかもしれませんが。

後方からですと、ロゴが多くてカッコ良いです。

途中で降りると、あらためて凄いバスに乗っていると感じました。

このバス「クラブツーリズムファースト」は、旅行会社クラブツーリズムが客を募集していますが、運転や車両整備を、「ケイエム観光バス株式会社」に委託しています。

両社の社名が、車体の側面に描かれています。

雨が降っていたため、濡れています。

水戸岡バスに乗るのがセールスポイントにした旅行商品です。バスをぶつけて他のバスに変更するわけにいきませんから、運転手さんはいつもより更に慎重に運転するんだろうなと思います。

 

【2】ゆとりある座席

バスに乗り込みます。

座席は、全部で18席。1列は、1+2の3席で、これが6列並んでいます。

私が座ったのは、1列座席です。1人利用なら、こちらが快適です。

バスですから、安全のためのシートベルトがついています。

上の写真は、1人用座席にテーブルを出した状態です。

列車のグリーン車のように、ひじ掛けからテーブルを引き出せます。

 

2人用座席ですが、間に幅の広いひじ掛けがあります。

知らない人が隣でも、さほど気にはならない距離です。

上の写真では、座席にスリッパ・毛布などの使える品物がカゴに入った状態で置いてありました。

 

車両後方から見た状態↑。前方の様子が見えます。

特殊なガラスのため横はやや暗くなっていますが、普通に席の横は十分見えます。

ただし、外からは見えにくいとのことです。中から手を振っても、外からはあまりよく見えません。

座席で携帯電話の充電ができます。

水色の矢印から、USBで充電できます。

黄色い矢印は、ドリンクホルダーです。飲み物を載せられます。

 

【3】窓・床・天井

窓、床、天井も、水戸岡ワールドが拡がっています。

まずは窓から。

日よけを下げられます。京都丹後鉄道の「くろまつ」など、いくつかの水戸岡車両でも使われています。

この日よけの写真は、ストロボ使用のため、座席が明るく写っています。

実際は、天井の灯りが落ち着きある照明を使っているため、これとは違った色に見えます。

 

天井は、格天井(ごうてんじょう)となっています。

高級な水戸岡車両では採用されることが多い造りです。

なお、網棚の部分には冷房の配管などが通っていて、網棚としては利用できません。

天井には、ロゴが美しく並んでいます。

冷房の強さは、席の上を操作すれば、冷風の量を調節できます。

暑かったので、これは助かりました。

 

床ですが、木材の美しさを活かした模様です。

この模様、何か魅かれます。

 

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いや~、素晴らしいバスです。

私は観光列車の大ファンですが、必ずしも水戸岡車両のファンではありませんでした。

でも、5月に乗った「ザロイヤルエクスプレス」に続き、今回の「クラブツーリズムファースト」で素晴らしい車両を見せつけられては、もう参りました、と言いたくなってしまいます。

 

車両後方の洗面所や、各種サービスなどは、また近いうちに。