あめつち《おもてなし他》 | 車内販売でございます。

車内販売でございます。

車内販売を15年半で11000回を利用してきた「車内販売大好きな乗客」が書くブログです。 多数の観光列車に乗り鉄しています。

山陰線の鳥取から出雲市まで走る「あめつち」、

1回目「車両」、2回目「車内販売」についてまとめた。

3回目は「おもてなし」を中心とした他の内容について。

 

■横断幕と旗で歓迎

何か所かの駅では、駅のホームに駅員さんが横断幕を掲げてくれた。

おそろいの青いハッピを着ていて、手を振ってくれた。

特に松江駅では、上り・下りとも多くの人がホームに立って、見送ってくれた。

うれしいねえ。動員されて仕方なく、という表情はなく、気持ちが伝わってくる。

上り列車では、小学生の10人くらいのグループが乗車していて、駅員さんは旗を配布してくれました。

小学生は、駅員さんに旗を振り返していました。こういう光景、いいなあ。

わたしも便乗してお願いして、1ついただきました↓。

カッコいいデザインの旗です。

もっとも、私が振ったのは、主に「手」でしたが。

 

■記念撮影ボード

記念撮影をする時に使うボードが、用意されている。

普段は、販売カウンターの近くに置いてあった。

米子駅では、これとは別に、停車中に駅員さんが用意したもので撮ることもできた。

 

■配布パンフレット

乗客に車窓の案内放送もあったが、名所を解説する地図が用意されている。

簡単なものだが、分かりやすいのはGOOD!

下り出雲市行きでは、途中駅で出雲の観光案内をする方が乗り込んできた。

パンフレットを配布したうえで、ひとりひとりに声をかけてくれた。

私は「そのまま上り列車で帰ります」と答えたけど。観光しないでごめんなさい。

 

■おみくじ

「あめつち」で楽しかったのは、おみくじを引けたことだ。

車掌さんが、おみくじの入った箱を持ってきてくれた。

1つ引いたが、丁寧にたたまれていた。

シールをはがして開くと、おみくじになっていた。

そして、下の部分の空欄にスタンプを押せるのである。

乗車記念スタンプは、販売カウンターの近くにある。

 

■本も用意

鳥取&島根に関する本も、何冊か用意されていて、読むことができる。

洗面所の隣にある。(本棚の前にもスタンプがある。)

約20冊といったところか。

私が気になったのは後藤総合車両所の写真集。10分ほど見ることにした。

 

■アンケートでボールペン

「あめつち」乗車に関するアンケートがあった。

記入したところ、ペンをもらえた。列車名入りだから、こりゃいいや。

期間限定のような気がするが・・・。

 

■「あめつち」で気になるところ

「あめつち」は、ほとんどの点で《中の上》のレベルだと感じる。

驚くほど感動的な点は正直言って無いが、多くの領域で一定水準は超えていると思う。

車両は、派手さ豪華さには欠けるものの、地元の伝統工芸品を多用して、山陰らしさを出している。

予約制弁当&スイーツは、比較的安い割には中身がある。

アテンダントも比較的丁寧で、やることはしっかりやっている。

 

残念なのは、3つあると思う。

(1)窓と柱が一致しておらず車窓を楽しめない席がある点。

観光列車なのに景色が見にくい席が目立つのは痛い。これは既にまとめた。

(2)4時間近い乗車で、メリハリが無いこと。

乗客みんなが外の1点を注目する見所・車窓が少ない。絶景の景色、手を振ってくれる人たちが少なく、目玉が弱い。

(実際、徐行しての車窓の案内はあったけど、今回は天気が悪く意味なかった)

ホームに出て観光するような場所が無い。

(途中駅での乗車下車も多い点は考慮しなくてはならないけど)

(3)意味のない停車が多すぎる

すでに作られている単線区間のダイヤに、観光列車を押し込んだためか、待ち合わせの停車が多すぎる。

下り「あめつち」は、宝木、松崎、下北条、淀江、伯耆大山、米子、安来、松江、来待、庄原、直江で、すれ違い、追い抜きのために、数分停車した。(あと一駅あったけどメモし忘れた)

 観光列車だから急がないとはいえ、片道4時間近くは、正直長い。そして、走っている時は、スビードを出すため車両が結構揺れる。同じ所要時間でも、停車時間を短くしてそのぶん速度を抑えると、乗り心地は良くなるんだけど。まあ、ダイヤの関係で厳しいようだけど。

 

 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

 

次回アップする予定の記事は、最近私が乗ったこの車両です↓

これだけで分かる人、いますか?