●対巨人(神宮)第13回戦YS1-4G(6勝7敗0分)
先発高橋は6回2失点と粘投したものの、失点は初回。たかが2点が最後まで響きました。
つい少し前までは5点リードしていても何が起こるかわからない、ワンチャンスでひっくり返されると言われたものです。
しかし今は1点が極めて重くのしかかる状況です。高津監督も「初回は全力で行ってゼロ点で戻ってほしかった」とコメント。
ある程度打って勝つチーム構想だっただけに、超投高になかなか対応できません。
広島などは長距離砲を欠いても補強せず、つなぐことを徹底してロースコアで勝つ野球で臨んでいます。
それは安定した投手力を背景にしているからできることで、投手力が非力なスワローズが取れる戦略ではありません。
首位広島は交流戦後足踏みしているため、ゲーム差は7とそれほど開いてない印象を受けます。
ただ、7ゲームを縮めるためには大型連勝が不可欠です。しかし現状ではそれを望むべくもありません。
ゆとりローテとか小細工でなく、ローテの軸となる投手を育成して行くことに腰を据えて取り組まないとだめだと思わされます。