東京ヤクルトスワローズの燕日記帳

東京ヤクルトスワローズの燕日記帳

公式戦の各試合振り返りとオフの補強やドラフトなどについて、気ままに書くブログです

●対巨人第24回戦(東京D)G11-0YS(10勝14敗0分)

先発高橋はいい状態が続かず。制球に苦しみ3回途中8失点KO。3回は2死から四死球を出して崩れました。

 

池山監督は「日頃から安打を恐れずストライクゾーンで勝負してくれと言っているのだけれど」と歯がゆさを露わ。

 

今季の高橋は昨オフからのコンディション不良で出遅れ、開幕直前になって実戦復帰しました。

 

これだと課題克服に当てる時間がリハビリに取られ、治ったら試合で投げて調整して1軍に上がる流れだと思います。

 

つまり元から制球難なのに、その課題を修正する時間もなくシーズンインしていれば、こういう結果になってしまうのでしょう。

 

結局のところ、毎年のように故障があって、課題克服もレベルアップもままならないまま今日に至っている気がします。

 

それだと毎年同じような結果になるのも仕方ないことだと言わざるをえません。

 

本来であれば西舘、中村優、昨オフ退団の山下あたりがローテに入って高橋の出番がない状況であるべきです。

 

そうなると高橋は2軍で課題を克服しない限り1軍に上がれないですし、そのための時間が取れます。

 

いつまでたっても立て直せない投手陣のために、高橋は課題克服できずに1軍に駆り出されてきたといえるでしょう。

 

むろん裏返せばチャンスであるので、それを生かして飛躍するくらいでないとだめということもあります。

 

高橋が6四死球、リリーフも大西、廣澤、荘司、丸山翔で8四死球打線と対照的に新戦力の台頭がありません。

 

今オフのドラフトは投手中心で行かざるを得ないと思います。大砲候補も必要ではありますけれど。

 

 

 

 

 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 

○対中日第24回戦(神宮)YS5-3D(9勝14敗1分)

長年チームの中心として活躍してきた山田も今季は出遅れ、1軍復帰は8月に入ってから。

 

スタメン起用にこたえ猛打賞やHRもあったものの、コンディションは万全でないようで、スタメン落ちが続いていました。

 

かつての活躍から考えれば、若手に切り替わりつつあるチームの中で役割が見えなくなっていたと思います。

 

本人はまだ意気に衰えはないようですが、いかんせん脚の状態が悪く、全力で走るのも厳しそうでした。

 

そういう状態なので代打稼業も難しそうな気がしていて、今後どうなるのだろうと思っていました。

 

もちろん代打に今後の役割を見出すのが最も現実的なわけで、その意味でこの一打は明るい材料となったと思います。

 

この試合も前日同様若手主体、苦手涌井から3点差を追いつく攻撃で4回で降板させるなど意気盛んなところを見せました。

 

しかし春先を見てもわかる通り、勢いだけで機能し続けることは不可能です。

 

そういう苦しい状態を救うのがベテランの役割、この日の山田のサヨナラ弾はそれにふさわしい役割でした。

 

 

 

 

 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 

○対中日第23回戦(神宮)YS5-4D(8勝14敗1分)

池山監督は、サンタナ、オスナを外し、田中陽、西村、松下のクリーンアップを組んできました。

 

先発オーダーの平均年齢は23.8歳。4位を争う中日相手に博打めいた打線とも映ります。

 

しかし初回から4点を奪って逆転し、4回には20歳の鈴木叶が勝ち越しタイムリーを放つなど機能。

 

この日7回4失点と調子が今一つの山野に12勝目が実現し、賭けは成功しました。

 

打線は単純に実績ある選手を並べれば破壊力が出るものではなく、何が功を奏すかわかりません。

 

なので、監督、コーチはチーム内を良く見渡して、掌握することが求められると言えます。

 

この試合のスタメンが発表されたとき、松下は「やってやろう」と気分が高ぶったと言います。

 

おそらく他の選手にも松下と同じ思いがあったのではないでしょうか。

 

もしそういう選手心理を察知できていたのなら、池山監督にも名将の資質が開花するかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 

●対阪神第23回戦(神宮)YS4-8T(7勝16敗0分)

投手陣も打撃陣も阪神の方が上、そこに真正面から勝負を挑んでも不利な戦いになるのは明白です。

 

この試合、奥川を中5日で投入。相手先発が高橋遥人なだけに、勝つには奥川次第という負担のかかる登板になりました。

 

奥川は5回まで無失点とゲームメイクしたものの6回崩れて4失点、これが重くのしかかり10敗目となりました。

 

池山監督は奥川について「ふんばってほしかった」とコメント。しかし先発1人に負担を強いるのは上策には見えません。

 

左の高橋遥人ということで、山田を3番に起用、2安打と当たりましたが、1,2番が出塁できないために得点に結びつかず。

 

1番長岡、5番岩田の配置はどうにも違和感があります。普通は岩田は1番でしょうし、長岡は下位に置くのが理想だと思います。

 

長岡の.248、8HR、39打点は8番ショートなら一流の数字でしょう。なのでさらに上を求めるたくなるのはわかります。

 

ただ上位に置くなら1番よりも2番でしょうし、2番なら送りバントと進塁打を身に着ける必要があると思います。

 

岩田も盗塁王争いトップに立っていることを考えれば普通は1番に置き、出塁して初回からプレッシャーをかけていきたいもの。

 

率直なところ勝ち負けは二の次でいいと思っています。しかし今の打順が来季につながる見通しがないのが不安です。

 

セオリーがすべてと思いませんが、首脳陣の意図が伝わらないため、何を意図しているのかわかるようにしてほしいものです。

 

 

 

 

 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 

●対阪神第22回戦(神宮)YS7-9T(7勝15敗0分)

敗れたものの、増田、田中陽、丸山和にHR、西村にもタイムリーが出るなどそれなりに収穫はありました。

 

投手でも丸山翔が流れを引き寄せる好投、中村優も2回1失点ながら佐藤輝から三振を奪うなど見るべきところはありました。

 

しかしこのままでは来季も上位に上がれないという厳しい現実もはっきり見えたのも事実です。

 

9回、西村が11球粘って四球をもぎ取ったあと長岡の時に三振ゲッツー、一瞬でサヨナラの好機が潰えました。

 

バントで確実に送るのが定石ですが、バントしない=バントの準備不足でバントを指示するのに迷いがあったでしょうか。

 

たしかに2024年には最多安打のタイトルを獲得しましたが、それ以外のシーズンは.250未満でもあります。

 

率を上げるならバントをこなし、四球を増やす努力も必要なのではないかと思います。

 

長岡についてはいまだに適性の打順が見えないのは、首脳陣が適性を見極められてないことの裏返しでもあります。

 

打順に関しては盗塁王争い中の岩田も1、2番固定でなく、この日は6番起用。とにかくちぐはぐ感があります。

 

今の状況からすると勝ち負けよりも内容重視もわかりますが、来季への展望が見えないのはよくないこと。

 

選手の適性を見極めて打順を組み、線として最大のパフォーマンスを引き出せないと来季も同じことを繰り返す気がします。

 

 

 

 

 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 

●対巨人第23回戦(東京D)G3-2YS(10勝13敗0分)

テレビ中継見てましたが、1点差試合とはいえ、両者の野球の質、具体的には細かさ、緻密さの差が出たと思いました。

 

ストライクが入らず3者連続四球を出した阪口はもちろん論外ですが、巨人打線はしっかりボールを見極めていました。

 

来た球をただただ振り回す打者が多いスワローズ打線との差がここに1つあります。

 

攻撃面でも8回先頭増田が出塁。点差は1点差も長岡にバントさせず走者を進められず、結果無得点に終わりました。

 

長岡を川端みたいな巧打者と評価しているのでしょうか。2割5分前後の打率の打者であるわけですが。

 

長岡はバントがうまい方ではないですが、勝ちたいならここは走者を2塁に送らなければならないところです。

 

池山監督は必要なところではバントを使うと言ってましたが、このシーンはそうは見えなかったでしょうか。

 

巨人も岡本が抜け、丸や坂本も衰えが見えるなど、打線はスワローズと同じ窮状です。

 

しかしその分野球は緻密で、振りたいのを我慢して四球を取る攻撃を徹底していました。

 

野村監督時代はスワローズが緻密で、巨人は大味。スワローズが巨人を翻弄していたものでした。

 

今は逆。イケイケ野球で大味な野球になった結果、勝てる可能性がある試合を取りこぼし続け、借金が膨らんでいます。

 

借金17。ちょっとしたことで取りこぼしを多少でも防げれば、借金がここまでかさむことはない気がします。

 

 

 

 

 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 

●対DeNA第25回戦(横浜S)De5-3YS(13勝12敗0分)

先発では山野が2桁勝利、奥川が規定投球回到達、野手も田中陽、松下、西村など新戦力が出つつあります。

 

そんな中リリーフ陣はキハダが打たれてから崩壊したまま一向に改善される兆しが見えません。

 

この試合も2点リードの7回から清水を投入。8回星、9回ウォルターズが今の勝ちパターン。

 

しかし清水が乱れ満塁のピンチを作り、牧に逆転弾。ストレートがいつもより力がなく、フォークを連投して打たれました。

 

池山監督は「さすがは主力」と牧の実力を認め、自分とこにもこういう選手が欲しいみたいな願望が見え隠れしました。

 

しかしそんなことより、この場面勝ちパターンならHRだけは避けなくてはならないところ。

 

それができないなら交代せざるをえませんが、清水に配慮したのか、池山監督は動きませんでした。

 

たしかに今季の清水はここ数年の苦しい状態から脱却し、見事な復活を遂げ、よく投げています。

 

ただ阪神戦で2連続被弾でサヨナラ負けを喫したり、盤石でなくなっていたのも事実です。

 

リリーフ陣については石山が故障で全く投げられず、荘司、拓也、木澤、大西、小澤らが不調という苦しい事情はあります。

 

清水、星、ウォルターズしかいないので、7回では清水を代えられないから手の打ちようがなかったということもあるでしょう。

 

リランソはこういう場面で使えないものでしょうか。池山監督は走者を背負うと崩れる脆さから低評価のようですが。

 

ただ狙って三振を取れる威力の速球を持っており、これが生かせれば大きな戦力になることは間違いありません。

 

野村監督だったら、あの手この手で暗示をかけたり、配球で使いこなしそうな気がします。

 

もうシーズン終盤。勝ちパターンで使わないなら、助っ人外国人を1軍に置いておく意味はないと思います。

 

来季も使うならこういうシチュエーションで投げさせるべきですし、使わないなら若手を使った方がいいと思います。

 

 

 

 

 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 

○対DeNA第24回戦(ヨコハマS)De1-3YS(13勝11敗0分)

山野の力投で0-0のまま迎えた8回、サンタナと松下のタイムリーで3点取り、星、ウォルターズとつないで逃げ切りました。

 

あと1本が、あるいは1本出てももう1押し足りずという状況続きだったので松下のタイムリーは大きかったと思います。

 

1つ前の試合では田中陽が逆方向にHRを放ちアピール。長岡、内山、武岡もおり、内野主争いは再び混とんとしてきました。

 

外野もサンタナを筆頭に、盗塁王を争う岩田、サイクルヒットの丸山、伸長著しい増田に、西村も入って競争中。

 

野手は内山みたいなことがなければ、来季に向けてコマ不足は解消されてきたと思います。

 

ただ長打力不足という課題は一向に解消されておらず、内外野ともに新たなクリーンアップ候補が待たれます。

 

松下は大学で通算12HR、24年秋に5HRと長打力はそこそこありそうな実績はあります。

 

チームが求めているのはポスト村上、30HR級です。松下がその役割を担ってくれれば言うことないのですが。

 

 

 

 

 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 

●対DeNA第23回戦(横浜S)De2-1YS(12勝11敗0分)

奥川は7回2失点と先発の役割を果たしたものの、牧、筒香に手痛い一発を浴びてしまい敗戦投手(7勝9敗)。

 

敗れはしたもののこの試合で投球回が144回となり、規定投球回をクリアしました。

 

2年目の2021年に台頭してから故障続きで5年流れましたが、ようやくローテの役割を果たせたことは喜ばしいことです。

 

思えば実戦復帰してもすぐまた故障しリハビリに戻ることの繰り返しだったここ数年を思うと見違えるような出来だと思います。

 

とはいえ好事魔多しでまた故障再発ということがなければよいのですが。

 

チームは投手陣立て直しが積年の課題。村上が抜けた今、投の奥川にその穴を埋める働きを期待したいです。

 

元々はそれくらいのポテンシャルのある投手でしたので、体調が万全ならやってくれると期待してしまいます。

 

今季、欲を言えば2桁勝利も達成して箔をつけてほしい気もしますが、残り試合から難しくなったと思います。

 

来季は規定投球回はもちろん2桁勝利で石川、館山のように2桁が計算できる投手に向けて進んでほしいと思います。

 

 

 

 

 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 

●対広島第24回戦(神宮)YS4-6C(14勝10敗0分)

登板するたびに6失点以上している吉村が中4日で先発を敢行しましたが、初回2回に3失点ずつ計6失点と散々でした。

 

中6日でも8日でもダメなので4日で行けば気持ちもビシッといくのかなと思ったと池山監督はコメント。

 

中4日自体はいいとも悪いとも言えませんが、結果が最悪なので悪手になってしまいました。

 

池山監督は「技術というところではない。メンタルに結構きているのかな」と悩ましげ。

 

というか本人の思考や状態をあまり把握せずに決めているように見えます。はっきり言ってコミュニケーション不全でしょう。

 

春先調子がいいとき、ピンチになるとほとんど池山監督がマウンドに行って声をかけていました。

 

そういうのから察すると、投手の起用や方針に池山監督自身がかなり細かいところまでかかわっているのかなと思います。

 

もしそうだとして、こういう結果を招いているなら、考え直すべきだと思います。

 

中日の黄金時代を作り出した落合監督でさえ、投手は専門外と言って森繫和コーチに任せて口出ししてなかったと言います。

 

吉村は直近4試合で25失点(自責19)とここまで悪化しているのですから、本人だけの問題ではないと思います。

 

池山監督のコメントからは投手のことがわかってないように見えるので、信頼できる人に任せた方がいいと思いました。