ドイツ里帰り日記・カルチャー編
私達が滞在中の南ドイツは晴天続きだった。ドイツの天気は大体3~4週間周期で寒暖を繰り返すので、『暖』の周期に当った私達はラッキーだった。おまけに日も長いので、夕食後もちょっとニュールンベルグの旧市街まで足を運ぶ事もあった。これはカイザーブルグ(古城) からの眺め。真ん中遠くに見えるのは、ヒットラーが手がけたコロセウムの跡地。ローマのコロセウムを模して建設が始まったが、一角だけの建設で終わっている。彼はこの古城から6キロ離れたコロセウムまでの行進を夢見て、大道を作ろうと試みたが、その建設の前に彼の国は惨敗…、という事になったので、大道もコロセウムも完成はしなかった。
ニュルンベルグは散歩するには丁度いいサイズで大好きだ。
さて↑これは、バンベルグのDom/ドーム、大聖堂。 余りに大きくてカメラに入りきらない…。ニュルンベルグの旧市街は第二次大戦中、ヒットラーのお気に入りという事もあったので、90%が戦火にやられて倒壊。しかし財力のあった街なので、あっという間に復旧されて今に至っているが、このバンベルグは聖地だったので、爆弾の投下を免れ『小ベニス』という別名で呼ばれるように街には運河が流れ、中世の建物がオリジナルで残っている、世界遺産登録の街である。
バンベルグといえば、この大聖堂と同じく有名なのがRauchbier/スモーク・ビール。聖なる水、庶民の水ってな位ポピュラーなカルチャーで、そこかしこに居酒屋がある。この日もお天気だったので、私達はもちろんビールを飲みに行った。一番喜んだのは、私の息子だろう…。16歳からビールやカクテル解禁のドイツ。この子達は早くに頂点を経験済みなので(笑)、もう絶対にビールは一杯以上飲まない。18歳にして、お酒の楽しみ方を早くも覚えている子達で、笑ってしまう…。
私達の今日の目的は、この大聖堂脇にある、宮廷の中庭(Hofhaltung)にて行われる野外劇、Der Name der Rose、 『薔薇の名前』だった。イタリアの作家のベストセラー本が20年前に映画化 され、ショーン・コネリーとクリスチャン・スレーターが主演だったといえば、ご存知の方もいるはず。私はその昔、映画を先に観て、本をドイツに移住してから読んだが、どちらもよかった印象がある。中世モノの文学は、その街に身を置いてみると感じてくるものが違うので、ヨーロッパ旅行をする方は是非、これらの本を持ち込まれることをお勧めする。
この日は中世の物語を、これまた本当の中世の建物の中で観たので、とても心に響いた夜だった。親達は、この厳かな(?)雰囲気が気持ちよかったのだが、子供達は超退屈…。大人になることは、ビアガーデンに足を運ぶ事だけじゃなく、文化も嗜まないといけないことを体で(?)教えた夕べだった。
そして、私が滞在中、一日置きに通ったテニスの聖地はこれ↓。
どこにも顔の知れた面々がいて懐かしかった。私のパートナーだった友達が個人レッスンを毎週受けていたので、それに毎回参加させてもらったり、子供達もそれぞれのパートナーとちょくちょくここへ通っていた。夫が突然1週間出張でやってきたときは、ラケットをばっちり持ってきたので、いつものミックスダブルスも久しぶりに出来た!で、思ったのが…
やはりクレーコート、万歳!!!
すべるからヒザへの負担が軽いし、転んだときもまったく捻らなかった。プレーの後のコート整備も、また楽しい。アメリカでは、コート整備を自分達でやるという観念がないから、管理の簡単なハードが多いが、長くプレーするには絶対クレーに移行すべきだと思う。
ドイツ夏休み日記・レクリエーション編
今日は写真の整理をしていてら、これらの写真を目にしたので、今更ながら日記の更新です。やっぱりドイツの写真はどこか落ち着く…。歴史のおかげだな、きっと。
ここはAltmuehltalという、バイエルン地方にある小さな街。--tal とは谷間という意味だが、この谷間はちょっとした物で有名である。何億年もの昔、ここはLagune(瑚湖)だったので、今でもそこらへんを掘ると、ザクザクと化石が出てくるところなのである。ここから発掘された魚、貝、それを狙った鳥類などのめずらしい化石は、ベルリンの博物館に保存されている。この日は他にすることがあったので、この町の小さな博物館をサーっと見学し(※物凄い数の珍しい化石が無造作に展示されていてビックリ!)、アメリカの友達へ化石のおみやげをササッと購入し、次なる目的地に移動した。
この日は友達家族から招待され、カヌーで川下りがメインイベントだったのだ。あいにくのお天気で、雨が小降りになるまで↑の写真のお城や、博物館などで時間をつぶし、お昼頃からカヌーの出発地点へ出向いたのだった。
小雨がふっていたが、カンカン照りよりもかえってこの方がよかったと、川下りをし始めてから思った。
左端の青年が今日のガイド。私の次男は友達(父親)と、私は彼の長男と、友達(母親)は彼女の娘と、というように組になり、ガイドとあわせて4隻(4つ?4台?)のカヌーで出発した。カメラやケイタイの類は、転覆すると危ないので、すべて防水されたボックスに入れたので、カヌー上での写真は残念ながらなし。
↑の写真は、一歩手前でカヌーを降りて陸に上がり、ガイドさんにこの水流に流されないように、Paddelの漕ぎ方をレクチャーされた時に撮影。ヘタに突入すると、転覆してしまうので、かなり緊張した。結果は成功!私達はちょっとの水しぶきを浴びただけ。友達と娘の組は、二人ともびしょびしょ!着替えを持ってきていて正解だった。
4時間の川下りの後は、トラックでのお迎えが来ていた。皆でカヌーを乗せて、記念撮影。漕いではしゃいでと忙しかった次男は、この大揺れのピックアップ・トラックの中で直ぐに眠りこけてしまった。たった5分だったのに…。
動物園 @Nuernberg
さて、カヌー遠足の前の週末は、同じ家族と一緒に動物園へ行った。Nuernberg/ニュールンベルグの動物園 は、ベルリン動物園にも引けを取らないほどのよく出来た動物園である。第二次世界大戦で旧市街は90%破壊されたが、この動物園は戦火を逃れたので、昔のまま。動物は広いスペースでのびのびしているし、森の中に動物園があるので、人間の方も暑い日でも快適に散策が出来るので、私達が住んでいたときはよく足を運んだ場所だった。
で、動物がリラックスしているので、子孫誕生!という事もかなり多い。この日の動物園でのお目当ては、ある冬の小雪の舞う日に生まれた、『白熊・フロッケ』(ドイツ語で、雪の一ひらという意味)だった。誕生から5ヶ月も経っていたので、白い雪の薄片は、ちょっと黄ばんだ白熊になっていた。
飼育のおねえさんをお母さんと思っているんだな~。
場馴れしたフロッケは、堀の向こうにこんなにヘンな生き物がうじゃうじゃいるのもへっちゃらだった。
私はあまり動物園は好きではなかったのだが、(※いつも込んでる上野動物園と石神井動物園しか知らなかったので)ヨーロッパ各地にある、こういった広い動物園は大好きである。
自然と動物とに癒された日だった。
フェデラー、US OPEN 5連覇達成
=写真はUS OPEN ホームページより借用=
勝った!ファンの方々は安心して観られたのではないでしょうか?決勝がナダルとではないと分かった時点で、こうなる図は見えていたのかもしれませんが。ナダルとの苦しい接戦も観て見たかった、もっとフェデラーのプレーを観ていたかった…、というのがファンのわがままな心境ではないでしょうか?
今日は、(家族に)中断されながらの夕方TV観戦になると分かっていたので、朝から家事をフル回転でこなし、夕飯も朝から用意しておいた。が、魚だったので、家中今でも臭い・・・。もっと考えればよかった、と後で後悔。
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7時頃、US オープンが終わって、何気なしにTennis Channelにまわしてみると、いつものようにテニス・クラシックを放送していた。そしてそれはなんと!1996年に日本で行われた、Fed Cup!伊達公子がシュテフィ・グラフを破った試合ではないか!私はこの試合、ドイツの新聞で「シュテフィが負けた」ってな事を目にしただけで、試合自体を観た事がなかったのだ(当時はテニスに狂う前だった)。今日はとっても観たかったんだけど、皆ご飯のおあずけを喰らっていたので、泣く泣くテレビを消したのだった。
そしてあれこれ終わって9時過ぎ、もうやってないよね~なんて思いながらTVを付けてみると、まだやっているではないか!当時は、両者が1セットづつ取った場合、3セット目は6ポイント以上を2ポイント差になるまで延々とプレーが続いていたのね。今で言う、フル5セットみたいに、やたら長い!シュテフィのバック・スライスの精度が高いのと、伊達公子はよく走るね~。今のセルビアン・ビューティーや、ウィリアムス姉妹のように、バシバシ打つ人が相手だったらダメろうけど、シュテフィも伊達も、よく球を拾う人だったのね。
どうせなら、あのシュテフィがナブラチロワを破った試合も、もう一度観てみたい!!!
さて、フェデラーの試合に戻って…。そういえば、彼の故郷ではどう報道されているの?とか気になり、検索してみたところ、こんなの を発見。ドイツ語で申し訳ありませんが、ビデオの画像が良いので貼り付けておきます。
本日スラムタイトルを獲得した彼の賞金は$1.5Mill.と、車・レグザス…。スポンサーから鍵を渡されていたが、この車、彼が乗るとは思えない(苦笑)
US OPEN Women's final
すごいなぁ、セリーナ。あの筋肉ムキムキの重たそうな体で、よく走る。
しかし、あの怪物相手に、ヤンコビッチもよく動く。マッケンローが『Entertainment final だ!!』と、わめいていたが、その通り、見せ場の多い試合になっている。ひょっとしてひょっとして、セリーナの返り咲きタイトルってことになるかも?!
ヤンコビッチは審判によく文句を言うんで、あまり好感を持っていなかったんだけど、今回はこれだけ粘り強い彼女にに是非、タイトルをとってもらいたい。
そして、明日はフェデラーの6度目のUS OPENタイトルを掛け決勝だ。また忙しい夕方5時からだよ…。慌ただしい家の出入りの中での観戦になりそうだ。マレィはいつもリラックスして、安定したプレーを見せるけど、フェデラーがリラックス出来れば(ナダル相手じゃないし)勝てるだろう。
ロジャー、がんばれ!!!
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今日は久しぶりに家族でダブルスをした。初めは私と娘、長男と父親とでシングルス。最近上達した娘は、私から1セットとった。結局私が勝ったが、ちゃんと成長している事がわかった。だてに毎日テニスしているわけじゃないようだ。息子は今日も父親を負かしていた。ダブルスは親対子供。今日は私達、親が負けた。やっぱ、スタミナのある子供達には負けるよ…。
次男は球拾いと壁打ちをしていたが、あと5年もすれば、皆とプレーが出来るだろう。
しばらく、娘の練習相手になってあげようと思った。やっぱりテニスは楽しいよ♪
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ヤンコビッチ、負けちゃったよ。タオルで顔を覆っていた。悔しくて吐き気がおこりそうだろうなぁ…。敗者を見るのはいやだね。
息子の車、追突される
お昼頃、長男から電話があった。彼は電話口で「Ich habe ein Unfall gebaut…/事故を起こした」と言ったので、私は当然、彼が事故を起こしたのだと思った。男の子って早口だし、口数が少ないので、状況がまったく把握できなかった。息子は、「大丈夫、僕は悪くないから。パパにも連絡したし、警察はもう現場を去った。僕達は今からマクドナルドに寄ってから学校に戻るから」と言い放ち、私も電話じゃまるで状況が分からないので、「ママは警察にいかなくても良いようなら、話はあなたが帰ってから聞くよ」といって電話を切った。
夫に電話を入れると、「あ、知ってるよ。彼は悪くない様だし、自分で解決したんだから偉いじゃないか。彼に任しておきなよ。落ち着いたら?」と言われた。…落ち着いているけどさ、悪くなくても警察が来てたっていうし、どういう事故だったのか知りたいのが親じゃないのさ!
そして、その放っておけといった夫は、お昼にチョロッと家に帰ってきた。私とお昼を共にし、大工さん達と話をしたあと、警察と学校に寄ってみたそうだ。なんだ、あなたも興味深々なんじゃない--結局は、警察のほうにはまだ報告が挙がっていなかったので、学校の駐車場に行って、彼の車を見にいったらしい。その後私へ電話が入り、「分かった事は、後ろから追突されたのと、それが赤い車だってことだね(苦笑)」という報告だった。
さてさて、心配する親とは打って変わって、彼はのんきに放課後のサッカーの練習にも参加し、5時過ぎにテニスの終わった妹も一緒に連れて帰ってきた。そこからキッチンでの質疑応答の始まりはじまり。カ~ン!
・ピザ屋にお昼ごはんを食べに行く途中だった。・彼の2つ前の車が左折するのにブレーキをし、彼の目の前の車が急ブレーキをかけた。・息子もブレーキが間に合ったが、彼の後ろの車は間に合わず息子の車のうしろ右角に突っ込んだ。そのまた後ろの車もブレーキが間に合わなくて突っ込んできたので、息子の車は2度の追突を感じたそうだ。-- 典型たまつき事故だった --
息子の車には他に2人が同乗していて、ちょっとした鞭打ちを感じたらしい。後ろの車は同じハイスクールの女の子で、これまた3人が乗っていた。そのまた後ろの車は男の子の運転で2人の同乗者…ということで、ハイスクールの子ばっかりだったので、警察は校長先生に報告し、この子達の昼休みの延長願いをだしてくれた。校長先生も直ぐに現場に駆けつけ、この追突した女の子の母親も直ぐに来たそうだ。
警察は直ぐに息子達を解放してくれ、校長先生が昼休みを30分延長してくれたので、そのままマクドナルドにいったそうだ(※事故の後に、それでもマックに行くか?って所に男の子の心臓を感じた)。
可哀想なのは事故を起こした女の子。同じ学校の子で、顔見知り。かなりパニクっていて、自分が電話を掛けた警察に応答が出来ないので、息子が変わって状況説明をしてあげたらしい。聞くところによると、免許をとって丁度半年経ったところで、あと半年無事故だったら保険の掛け金が3分の1になるところだったらしい…。とても他人毎とは思えないので、複雑な心境だ。
私は息子の車に乗っていた友達が心配だったので、この質疑応答の後、息子に、彼らにも今日明日と体の変化をチェックするように連絡させた。当の息子本人はちょっと頭痛があるらしいが、これはショックと安堵感からきているかもしれない。ま、様子を見ておこうと思う。いまさっき、気分転換に父親とスポーツクラブに行ってしまった…。まったく男の子って・・・
まだこの子達が小さかった頃、大きな息子を持つ友達から教わったことわざを思い出した。
Kleine Kinder, Kleine Sorge. Grosse Kinder grosse Sorge.--小さな子供は小さな心配。大きな子供は大きな心配。 直訳するとこんな感じだが、決して小さな子供の心配事がちっぽけだという事ではない。その時その時の心配事はとっても重大だが、子供が大きくなると、本当に心配事は比例して大きくなる、といったことわざが頭をよぎった。
彼女に久しぶりに連絡してみようかな~。












