親より大切な(?)友達
よいしょ、よいしょ、去年の5月頃のドイツにて。懐かしいなぁ、自転車生活…。
今週のアメリカ、連休があったからか、ご近所の出入りが忙しいです。以前書いたと思いますが、私のご近所さんは国中から引っ越してきた来た人ばかりなので、この休みを利用して、以前の街に遊びに行ったり、逆に来客があったりする様です。お隣にもいま現在、12歳の娘さんのお友達家族が、ニュージャージーから遊びに来ています。今日ちょっと彼女達を見かけたけど、12歳のエミリーの笑顔ったら、それはもううれしくてうれしくて、って顔してました。よかったね、エミリー!
我が家も家族全員、ドイツから越して来る際、涙涙の別れを体験してきました。日本からドイツへ越した時は、家族との別れを経験したものの、涙はありませんでした。しかし、今回の引越しは胃に穴が開いたんじゃないかと思うほど辛かったです。悲しくて気持ち悪くて(?)、吐いた事もありました。仲の良い友達の前で、ある時張り詰めていた物が切れて、ワンワン泣き出した事もありました。私を成長させてくれた土地と、辛く楽しい子育てを共にしてきた人々との別れがとっても辛かったのです。あぁ、今でも苦しい・・・。
しかし、こういう思いは私だけではなかったのです。友情とは一方通行ではないんですね。両方から引っ張っているんだって、初めて身を持って知りました。私はとてもいい友達に恵まれたのですが、その中でも特に3人の女友達とは、彼女達の家族も含めて大家族の様だったのですが、彼女達との別れは、お互いが苦しかったです。
こちらに来てからは電話はもちろん、直ぐにSkypeをダウンロードしてTV電話をし始めました。しかし、私がいつまでもドイツを引きずっていては、こちらの学校でがんばっている子供達に申し訳ないと思い、寂しい事を口に出さず、電話も子供達が留守の時にするようにしました。
特に3人の女友達の内の一人クラウディアは、私と次男との仲が密でした。↑の写真は、彼女の家に行く時の道中です。その彼女も、私たちが引っ越した後、空っぽになった私達の家の前に行っては車の中で泣いたり、私と一緒によく寄ったカフェには悲しくて近寄れないとか、彼女の旦那さんから私には『どうにか責任をとってくれ・苦笑』と、電話があったり、数ヶ月酷かったようです。
そして年が開け、モンモンとしていた矢先に彼女からメールが入りました。『あたし、そっちに行く!チケット取ったから-byクラウディア』とありました。 3月下旬のあちらがイースターホリデー中に一週間、仕事を休んで、夫と息子二人(17と15才)を置いて、私たちを偵察しに来てくれることになったのです。これが決まってからというもの、私も彼女も気持ちが落ち着いたのか、メールのやり取りも少なくなりました。彼女も、会えると分かったらとってもスッキリした、と言っています。
これを唯一知らないのは、我が次男。彼には最後までナイショにしておくのが彼女の頼みだからです。
あぁ、楽しみだな~クラウディア♪あと一ヶ月で合えるね~♪
賢く(セコく)お花を買う
万年水不足だからなのか、それとも灯油が高いから?いや、タダ単に需要が少ないからなのか、ここNCではお花が高いです。ユーロ高を差し引いても、ドイツは明らかに園芸天国だったな、と改めて思います。
あじさい、ハイドランジアももちろん高いです。これは、庭に植えると鹿に食べられてしまうので(…食べられました)鉢植えにします。今朝買い物で、先週から目を付けていたこのあじさいが$20から$4に下がっていたので、もちろんお買い上げ。このちょっと高めスーパーHarris Teeter、普通に切花や植木などのコーナーがあるのですが、4週間周期で植木の入れ替えをします。定価で買うのはバカらしいので、そろそろだな…と出かけると、端っこのカートに入れてあり、今日のお買い上げと相成りました♪
こちらはいつもの玄関先のバスケット。アイビーとパンジーはそのままで、しなびた花をどかし、ヒヤシンスとミニアイリスに植え替えました。春ですねぇ。
そしてこれ。ドイツではおなじみのガス入りの水、Apollinaris。昨日寄ったWhole Foodsで買いました。去年からつづくこれまた安売りで、まだまだ在庫が山済みでした。アメリカ人は炭酸飲料水は好きなのに、ガス入りの水は飲まないんでしょうね。我が家はこのままでは飲みませんが、りんごジュースをこれで割って飲むので(Apfelsaft Schorle)またたんまり買ってきました。6本入りケースで$5 のお値段、これで輸入の元が取れてるんだろか?これ、しかも1ℓビンですよ!まいいや、我が家には助かります。
アメリカの単位に慣れない私
アメリカに来て(※この書き出し、何回目だろう?)約半年。未だに慣れない事のナンバー1は…
長さ、重さ、距離などの『単位』です。
車の運転で、速度にはMPH、ガソリンはガロン。病院やスポーツジムでは身長、体重を聞かれ頭をひねり、人に道を尋ねて「…この道を2マイル走ったら信号を左に曲がって800ヤードかな」と言われて、余計に分からなくなり、お隣さんに「明日は28度まで気温が落ちるようだよ…」と言われて、「へ~~寒いね(?)」とか、とにかく日々テキトーにやり過ごしている私です。
クリスマス前にちよっとした布が必要になり、大きな手芸専門店に行きました。いい生地が見つかったので、裁断してもらおうと列に並ぶと、前方から「どれだけいりますか?」という質問が聞こえました。ヤバイ、2メートルっていくつだっけ?え~っと、フィートだっけ?インチか?なんて、あわててしまいました。そして、自分の番が来るまで他の人の注文に耳を澄ましていると、『ヤード』で注文しているではありませんか。そうそう、布はヤードだった、とこの時思い出したのでした。(※ヤードはメートルとほぼ同じです)
ケーキを焼くのにも始めは手こずりました。アメリカのクッキングブックはもっていないし、冷凍食品も余り購入しないので温度が分からないので、わざわざ冷凍食品売り場でパッケージを見て感覚をつかんだりなどなど、未だにチンプンカンプンな私です・・・。そうそう、冷蔵庫を買ったとき温度設定が分からず、ネットで「いい温度」を検索した事もありました。
昨日はこちらにきて初めて、ゼラチンを使ったお菓子を作ろうと買ってきたパッケージを手に取ると、「Makes about 9 dozen/これで約9ダースできます」と書いてあります。???なんですか?この単位は?
1ダースは本数を数えるときに、1ダース=12本と数えますよね?じゃあこの場合の9ダースって、一体なんでしょう?小袋の中身は見慣れたゼラチンの粉だったので、手持ちのレシピと同じ使い方をして、それでもちゃんと固まったので、これからも普通に使おうと思いましたが、この「ダース」、ちょっと気になりました。
ドイツで商業取引の通訳をしていた時、ヨーロッパ国内はどこも統一単位でしたし、イギリスでさえ何年も前から単位をあわせていたので(※この国はユーロが導入されてないので、換金には手間取りましたが)、今まで困った事はありませんでした。アメリカとの取引の際は、ちゃんとあちらからメートル法に直していてくれましたが、今度は自分がアメリカに入ったので、こちらの単位に従わなければいけません。
唯一、ケーキの焼き『時間』だけは万国共通なので、これだけは感謝しています(苦笑)
アメリカ、いつかメートル法になるんでしょうか?どなたかご存知ですか?
だから広がる教育格差
親が子供の学校にかける意気込みの差で、学校の『質』が変わることを昨日は書きましたが、これと切っても切れない事の一つに、アメリカの家選びの仕組みがあります。
こちらに越してくるにあたり、私はドイツからネットを駆使していろいろと情報を集めました。ドイツの様に、まずは家選び、そして学校だな、と考えていたのですが、逆だということを知りました。先ずは良い学校を選び、それから公立校であれば学区内である住居を選ぶのです。異国から家を選ぶのも近年はネットがあるので、ある程度まで絞り込む事ができ、1週間の「アメリカ下見の旅」で、私は一日に30件余りの物件を不動産屋と見て回りました。どの家のリストにも、下のほうには「学区:××、学校名:××と書いてあります。不動産屋の方も、「××学校の通学圏内」と物件をまとめてきます。
昨日も書きましたが、人口が一気に増加しているこのCounty/行政区。道路などのインフラの建設はまったく追いつかないのに、家の建設だけは猛ラッシュで進んでいます。家の値も、私が住んでいるSubdivision(地域/区画)の中だけでもみるみる内に上がっています。
このSubdivision、曲者です…。ドイツでエコ生活を送っていた私たちは、初めから無駄に大きなアメリカの家の購入は避けていたので、ドイツでの家と同じ㎡の家探しから始めました。しかし、××の学校に通えるSubdivisionで、希望の大きさの家を探すのが困難なのでした。
例えば、AのSub-は、新築ですがアメリカにしては小さめの家が所狭しと並んでいる地域。BのSub-は、坪数がその倍はあるであろう家、ヘタすると、お城か!と思われる家もある地域です。この二つはそれぞれ管理費(通りの清掃、樹木への水遣り、共同プールなどの施設の管理費etc.)もまったく違います。我が家はドイツから持ってきた『荷物』が多く、Aの方のSub-には家が見つけられませんでした。仕方なくBの方のSub-の中から、小さめの家に決定したのですが、後で気づいたのが、この「曲者…」の理由です。
このBの地域には、まったくヒスパニックと黒人家庭もいないのです!これはある日息子が気づいたのです。アジア人はたぶん、私一人ではないでしょうか?隣のA地区は家も綺麗ですし、小さめな事を除けば、至って楽しそうな雰囲気です。アメリカに来たのだから、私はいろいろな人種の人と知り合いに慣れるのかと、これだけを楽しみに引っ越してきたのに、私達の住んでいるほうは、白人ばっかりなのです!そして、AにもBにも属さない、管理費も何も払わなくていい家が所どころ、この中間地点に点在しています。これらの家は可愛く住んでいる人たちもいれば、まったく家の手入れもせずに、日暮しでいるような人が住んでいます。
ご存知の方もいると思いますが、ヨーロッパの地域構成はまったく違いますよね。例えば、私の住んでいた所では、ご近所でも職業や収入が様々な人が、これまた大中小様々な大きさの家に住み、どこの子も一緒に遊んでいました。大都市に住めば、居住区の格差も自然に出てくるのは当たり前ですが、今住んでいる所の様な、あからさまな地域作りには驚きました。息子が仕入れてきた情報によると、このB環境が嫌で隣のAへ越していった家族もいるそうです…。
私は、これがアメリカが場所によって貧富の格差が激しい所以なのか、と理解しましたが、他の州はどうなのでしょうか?
公立校の抱えるジレンマ
私の住んでいるCounty/行政区、学区は、近年著しい人口の増加を遂げているところです。2年前に公立校が3つ増設され、去年は8つの高校と小学校が建てられました。特に私が住んでいる町とお隣の町は、公立校なのに教育熱心な親が多いからなのか、成績がアメリカの標準を上回る学校が多いので有名です。息子と娘が通っている高校は、まだ2年目の新しい学校ですが、既に定員オーバーの様です。
我が家の長男と次男はESL(英語を母国語としない子の補修クラス)を履修しています。長男は単位が十分なので、息抜きの為もあってこのクラスを取っていますが、次男は小学校5年生まであと5年間は履修しないといけないそうです。レベルや学年によって少人数で行われていて、長男は彼の他に5人のメキシコ人、次男は彼の他にあと2人のこれまたヒスパニックの子がいるそうです。実はこの少人数は稀なケースだという事を、今日知りました。
今日は天気がよかったので、久しぶりに近所のお父さんと立ち話をしました。彼らはカナダからの移民です。去年グリーンカードも習得し、数ヶ月前に我が家から2件目の家に越してきた、男の子が2人いる家族です。今日はお互いにどういう経緯でここに越してきたかを打ち明け合いました。彼らの引越しの理由は『親の通勤に時間がかかっても、いい学校に子供たちを通わせるため』という事でした。彼曰く、『息子たちの学校では、英語が第二外国語なんだよ』という事です。スペイン語を話す子が余りにも多いという意味です。お昼休みにはカフェテリアで殴りあいも日常茶飯事らしく、これは早いうちに学校を変えなければ…という事で、ここに越してきたそうです。『ハハハ…、外国人から離したくてここに越してきたのに、ウチの息子に出会っちゃったね~』とは私(笑)。お父さんも勢いよく笑い飛ばしてくれましたが、本心はいかに?
ウチの近所では、公立校に子供たちを通わせず、私立校に通わせている人たちもかなりいます。これは、公立校よりも科目教科が多く、いい教育を与えるため…というのが一番の理由ですが、ヒスパニックだらけの学校から自分の子供を区別する、という意味もあるのだと知りました。私は学校に頻繁に足を運ぶのですが、事務所でよく目にする光景で、ヒスパニックの母親が小さい子を抱いて椅子に座り、その息子たちが事務の人と話をしているという場面です。英語が出来ないのは仕方がないですが、どうにかならないかなぁといつも思います。話そうという努力をしない人がかなり多いのです。彼らの子供たちが不憫でなりませんが、子供は子供で慣れているんですよね。恐るべきヒスパニック家族です(苦笑)
今日話した近所のお父さんにも、家を決める時に不動産屋からも聞いたことですが、公立校に通わせるなら、ヒスパニック系の子達が多いのは承知の事。だから学校の評判と偏差値を上げる為に、親が必死になって学校のボランティアをかって出たり、家でも一生懸命子供に勉強させるんだというわけです。
今日は改めて、移民を受け入れ続けるアメリカ、それによって教育現場が不安定であるということを再認識したのでした。




