こんにちは。
大好きな安城市の在宅医療に貢献したい!
日だまり訪問看護ステーション

看護師 山田万理です。



今朝5時前に緊急コールがありました。

訪問看護は24時間365日

急変時や苦痛症状の相談連絡に対応します。



訪問看護は医療保険と介護保険の

いずれかで介入しますが

どちらの場合にも

24時間対応体制加算(医療保険)

緊急時訪問看護加算(介護保険)を

つけておくことで

訪問看護師が24時間365日相談対応して

場合により訪問します。



訪問した時に

✓生命の危機的な状況で

 延命を望んでおられる場合

自宅看取りの意思統一がされてない場合

✓突然の意識障害や麻痺出現など

 画像診断が必要な場合

✓骨折外傷など外科的処置が必要な場合etc.

状況判断して救急搬送します。



在宅医に報告して

指示された医療処置を行うことで

救急搬送を予防できることもあります。



苦痛症状がありながら

移動するのは体に負担がかかります。

受診することなく

自宅で治療を受けられることがあります。

訪問看護を是非ご活用下さい!





早朝の緊急コールは

拡張型心筋症が持病にあり

お兄様と2人暮らしのSさん。

「弟が息がしづらいから

救急車を呼んでくれと言うんですが

呼んでもいいですか?」

とお兄様からでした。



Sさんの訪問看護導入のきっかけは

病院のケースワーカーから

もやもや2週間に9回も救急車やご家族送迎で

 救急外来を受診している

もやもや定期通院をしないために処方もできず

 症状コントロールが出来なくて困っている

もやもや訪問診療と訪問看護を利用して

 つらいときだけ当院を受診するのを

 控えてもらいたい

と相談されたことでした。



病院から紹介された訪問診療も担う医師は

クローバー私の旦那さんのばあちゃん(100歳)


クローバー90代で競馬場に通う一人暮らしのTさん


クローバー息子様の祈りが通じて 

 死の間際から生還したHさん


クローバーサ高住で最期を迎えたSさん

上差し

などなど

日だまり訪問看護が大変お世話になり

信頼している医師でした。

誰と出会うかで人生は大きく変わります。

Sさんは救われました。



内服を勝手判断して中断していたので

看護師がなぜ内服できないか

情報収集して医師に報告しました。

①利尿剤を飲むとトイレが近くて困る

②1日2食生活だから毎食後の薬は飲めない

③肋骨骨折の痛みで動きにくい



拡張型心筋症は心不全症状を

いかにコントロールするかです。

訪問診療医は

体重と血圧を良好に保つために

目標値を設定して

体重が○㎏を切ったら薬Aは中止

血圧が○~○㎜Hgの範囲なら薬Bは中止

具体的な指示を出しました。



看護師が血圧と体重測定して

本人は薬を捨ててしまうので

お兄様に

医師から指示されている内容を指導して

薬の管理を依頼しました。



肋骨骨折の痛みについては

整形外科に紹介状を書いてもらい

受診して鎮痛薬が処方されました。

かかりつけ医は

受診の時に痛くないように

(痛みで受診控えするのを予防するため)

1日分だけ強い痛み止めを出しました。

きめ細かな配慮を感じます。



月1回の訪問診療と苦痛症状が強いときの

往診対応のおかげで

2/18を最後に救急外来は

受診していません!

循環器内科専門医なので処方調整が抜群。

血圧と体重は安定して薬の量は減り

痛みもなくなり

なんと先日デイサービスデビューキラキラ


初めて利用したデイサービスは

極楽だったそうですグッ


家屋環境から半年以上入浴できず

看護師が体拭き、陰部洗浄、洗髪、足湯を

ベッドに寝たまま行っていました。


久しぶりにお風呂で汚れを落として

美味しいご飯を食べて

体力的にキツいと感じたら

ベッドで休ませてくれたそうです。

生きてることを実感したと

感激してました。




かかりつけ医は薬が飲めないときに

なぜ飲めないか?を聞いて下さり

どうしたら確実に内服できるか

本人や介護者に負担が少ない処方を

考えて下さるのです。



私は少ない薬で患者さんの苦しみを和らげる

医師を心から尊敬します。

そういう医師は例外なく

看護師の情報を信頼して

一緒にどうしようかと考えて下さいます。



当たり前じゃないの?って

思うかもしれません。

でも

病棟では、医師は指示を出すだけで

看護師の意見を求めるなんて

緩和ケアチームの医師以外に

誰一人としていませんでした。



訪問看護の醍醐味だと思います。

自身が積み重ねてきた経験値

知識やスキルをフルに活用できて

医師から信頼してもらい

チームで働いていることを実感できますグッ





話がそれましたアセアセ


緊急コールがあり

会話ができる程度の呼吸困難なため

救急車を呼ぶかどうか訪問して

判断したいと伝えて訪問しました。


訪問したら

血圧と脈は通常通りで正常。

肺音も良好。

ぜーぜーしてないし

会話で呼吸が荒くなることもない。

spo2(酸素飽和度)は99%



「数値は異常なくて肺の音も良好です。

急に気温が上がったから

寝苦しい夜になりましたよね。

朝の風が爽やかなので

少し外の空気を吸いましょうか?」

声掛けして

車椅子に誘導しました。



介助なく玄関前の車椅子に歩いて移動して

団地の廊下を自分で漕いで

突き当たりをUターンして

玄関に戻ることができました。

呼吸の乱れはありません。



水分補給と朝のお薬を飲む介助をして

「落ち着いた。ありがとう。

救急車呼ぶのはやめるね。」と

穏やかなお顔で仰るのを確認して

帰ってきました。

水曜日のデイサービスを

楽しみにしているそうです。



救急外来受診を阻止できましたチョキ

病院医療はひっ迫してます。

微力ながら訪問看護がお役に立てました。

朝からいいことした気分ルンルン



でも

家に着いたら2度寝しちゃった。

目覚めたら11時アセアセ

今日がお休みで良かった~。


訪問看護の使い方はこちらをどうぞ

 下矢印




それでは今日はこの辺で。

また明日。