「あなたたちは限りなく凡庸で無名で何の個性もないんだ。「一人一人がかけがえのない存在だ」なんて大人のウソを信じるのはやめて」
押井守
よく言われる「一人一人がかけがえのない存在だ」の言葉には、確かな真実が含まれる一方で、大人の綺麗事という側面もあります。
忘れてはならないのは、真の個性とは多くの学びや経験によって形作られるものであることです。
そういう意味では、全ての子供は個性的であると同時に、まだ何者でもありません。
この言葉は、さらにこう続きます。
「早く幻想を捨てろ。夢を持つな。あなたがたの未来に良いことなんて何一つないんだ。というところから初めたらどうでしょうか」
それでも捨てられない夢があるか? あるなら、そのためにどうするのかを考えなさい。そうしてこそ未来は開かれるのだ…という意図でしょうか。
もしくは、幻想や夢は大人が敷いたレールに過ぎず、そこから開放されて初めて本当の意味で個性的なかけがえのない存在になれるのだという意図でしょうか。
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