広がる数学の入試必須化 | 中学生の勉強法と親の心得 ~塾長直伝! 高校受験対策と反抗期の対応法~

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今日お届けするのは、大学入試の数学に関する記事です。
 


今年の大学入試では、従来から人気の高い医療系に加えて、最近話題の人工知能やデータサイエンスの関連学部など、理系の人気が高まったという記事ですね。

また、コロナ禍により地元重視の傾向が生まれていましたが、原因が収まってきたことで、再び都市部重視の傾向に戻りつつあるようです。

ただ、「入試の二極化」は、一昔前からずっと言われ続けていることですから、引き続き今年もまた二極化が進行していると言うほうが正しいでしょうか。


こうした中、入試で数学を必須とする文系学部が、国公立と私立の両方で増えてきているのは、注目に値する点でしょう。

これには、数年前からのデータサイエンス・統計に対するブームが背景にあるわけですが、ChatGPTをはじめとするAIの劇的な進化も重なり、今後はますます人気が高まっていきそうです。

国際系大学の筆頭とも言える東京外国語大学でも、数学の2科目受験を必須化したのは驚きでしたが、さすがに受験生の多くもためらい、志願者数が前年比で74%と激減しました。

しかし、それでもあえて必須化を敢行したあたり、英語を使って何をするかが重要であり、単純に英語が話せるだけでは駄目なのだという時代の要請と、大学側の強いメッセージを感じさせます。


いずれにしても、難関大学や上位の大学を志望するなら、数学がますます重要になっていきそうです。

そして、数学を学ぶ生徒が増えるのは、それが苦手な子供たちにとっては大変ですが、文系だからと言って安易に数学を捨てるケースを減らす意味でも、正しい方向性と言えるでしょう。

とは言え、どれだけ必須化が広まっても、総合型選抜などによる抜け道も残るでしょうから、そういった大学入試における技術的な話もそれはそれで押さえておきたいですね。

 

 

 

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