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今日お届けするのは、大学入学共通テストに関する記事です。
鳴り物入りで追加された「情報Ⅰ」ですが、配点しないという大学が現れました。
記述問題の時もそうでしたが、新しいことをすると反発したり、排除したりするところがどうしても出てきます。
それが良いか悪いかは別として、振り回される生徒たちは本当に大変ですね。
新科目としての「情報」の追加は、個人的には悪くないと思っています。
内容的にはなかなか良いですし、少なくとも有用性や優先度という意味で言えば、他の科目にもっと不要なものがありますしね。
ただし、「単純に追加」したのはかなりの大問題で、やはり整理統合するなりして、総量を増やさないようにすべきだったと思います。
ちなみに、今回の変更により、国公立大学を受ける生徒は、文系だと7教科9科目、理系だと6教科8科目の受験が必要になりました。
これが、従来のセンター試験のように、そこそこの難易度のものならまだ良かったのですが、共通テストになったことで、1つ1つの難易度まで激化してしまいました。
昔と比べて、科目数が増えて、難易度も上がる一方で、少子化により受験者数は減り、大学の統廃合が進まずに大学の定員はあまり減らず・・・と、何ともちぐはぐな状態です。
上位の生徒に負荷を高めて、より優秀な生徒を育て、選抜したい・・・というなら分からなくもないですが、科目数を増やすことで育つのは一時代前に求められたゼネラリストであり、今の時代に求められるスペシャリストにはむしろ不利な試験方式ですよね。
昔から問題を指摘されてきた「受験」ですが、いろいろと変遷をしてきたものの、そこはあまり昔と変わらないようです。
新制度になり、要求される全てをこなすのは、一部の生徒はともかく、多くの生徒にとっては、ますます物理的に難しくなってきています。
「より多くを学ぶ」ことも大切ですが、「効率の良さ」といったものも重視していきたいですね。
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