親と塾で食い違う、塾選びの基準 | 中学生の勉強法と親の心得 ~塾長直伝! 高校受験対策と反抗期の対応法~

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今日お届けするのは、塾選びに関する記事です。
 

 

保護者よりも、学習塾関係者のほうに役立ちそうなトピックスですね。

調査の対象数がかなり少ないですが、傾向としては当てはまる部分もありそうです。

 

親と塾の意識の違い?

現在子供が通っている学習塾を知ったきっかけ(保護者)

  1. 知人・友人の口コミ
  2. 教室を見かけた
  3. ネットの口コミ

集客目的で力をいれている施策(学習塾)

  1. チラシの作成・配布
  2. 既存生徒・保護者からの紹介キャンペーン
  3. 既存生徒の兄弟姉妹への入塾促進

記事を見ると「学習塾はずれている」というニュアンスでしたが、普通にマッチしてますね(笑)

知人・友人といったリアルの口コミを直接的に増やすには、既存塾生からの紹介が一番ですから、そこはぴったりです。

それに、塾のブログに対して否定的な書き方ですが、「知ったきっかけ」ではないというだけで、その後の「比較・検討」では参照されていることでしょう。

そもそも、名前も知らない段階だと検索もできないのですから、塾のブログにたどり着くのも難しいですからね。

そこの塾がよほどお金をかけてブログの存在を宣伝していれば別ですが・・・そんなところで頑張る塾も嫌です。

後半の内容はそのままでも納得できるのに、どうしてこういう無意味なポジショントークを入れたがるのか・・・まあそれは置いておくとして、とりあえず今は昔よりもさらに「口コミ」の重要性が増しているようです。

 

学習塾のチラシの意義の低下

ちなみに、チラシは保護者のほうの4位ですから、まだまだ効果はあります。

ただ、新聞を読む家庭が激減していますから、ちょっと時代遅れの感は強いです。

ブログと同じく、これはあくまでも「塾を知ったきっかけ」で、その後の「比較・検討」も入れるともう少し話が違ってくるはずですが、保護者の23%に対し、塾が63%もというのは、さすがにピントはずれでしょう。

学習塾のほうは、もう少しチラシから離れたほうが良いと思いますが、未だに学習塾コンサルなどでは、チラシの作り方や配り方をテーマに取り上げているところも多いですよね。

個人的には、チラシだけでも高いのに、さらにコンサルまで追加して、よくそんなに無駄なお金があるなと感心します。

(そしてもちろん、そういう無駄遣いをして、生徒に還元しない塾には入れたくないなと思います)

 

塾の口コミは信用できるか?

塾に関する知人・友人の口コミは、今も昔も最も大きな判断材料の1つでしょう。

ただ、上の調査をそのまま素直に読むと、そういった口コミも、塾の手厚い紹介キャンペーンなどで操作されているという話になります。

自塾に満足していなければ紹介してないはずだ・・・という推測も成り立つわけですが、不満があるならともかく、そこまで満足はしてなくてもとりあえず紹介するという層は一定数います。

もちろん、善意で勧めてくれるケースも多いですが、その家庭や子供に合うかどうかを気にせず「うちの子には合っているから」という理由で勧めるケースも多いですから、そこは客観的に判断したいですね。

 

ネット上の塾の口コミ

そして、この調査をそのまま信じると、塾はネットの口コミ掲載を頑張りましょうという話になります。
その是非には触れませんが、保護者の皆様向けに書いておくと、塾選びの際にネットの口コミをあまり重視しないほうが良いです。
ここで言うネットの口コミとは、実際に通う生徒や保護者などがSNSなどで発する、極めて個人的なタイプの口コミではなくて、塾ごとで口コミを書き込むような口コミサイトの口コミのほうですね。

 

誤解を恐れず強い言い方をすると、塾選びに関して、塾の口コミを掲載しているタイプのサイトを第一の情報源にするのは、外の世界で言うところの「情弱(情報弱者)」そのものです。

ネット上では、SNSなどの自然な(ように見える)口コミでも、ある程度疑ってかかる必要があるわけですが、口コミサイトの情報はかなりの割合で作られていると思ったほうが良いです。

一時期、食べログが問題になり、今では若い世代ほどあまり使われなくなってきていますが、このタイプの口コミサイトは仕組み上どうしても情報操作がされます。

特に、1回で動く金額が大きい学習塾は、飲食店とは比較にならないですから、「口コミサイト≒宣伝の場所」と思っておくほうが現実的です。

(ネット上では、お金が集まるところに多くの悪意が集まります。なかなか裏側まで見えないと思いますが、実際に見えたとしたら利用する気になれないはずです)

 

それに、塾選びにおいては、その塾自体が発信している情報「以外」からの情報を参考にするのが一番良いわけですが、そういった口コミサイトの情報は「塾が自分で発信している情報」と大して変わりありません。
そして、どうせ塾が自分で発信している情報を読むのであれば、その塾のブログやSNSやホームページを見るほうが、はるかに「真実」が透けて見えやすいです。
もちろん、自塾に都合の良い書き方をしているところはスルーしなければなりませんが、うまく読み取れば口コミサイトの口コミよりもよっぽど信頼できて役に立つ情報が集まりますから、ぜひ参照してみてくださいね。

 

 

 

 

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