奄美海洋展示館から車で移動して
次にやってきたのは…
奄美群島の生き物や自然を保護するために
設置された環境省の施設
『奄美野生生物保護センター』
希少な野生生物に関する調査・研究や保護増殖事業
外来種であるマングースの防除事業
センターでの展示や自然観察会などを通じた
普及啓発活動などを行っているとのこと
有難いことに入館料無料です♪
入口には、画家バード加代子作『花虫戯曲』
奄美の自然と生命力を表現した
鮮やかでダイナミックな作品!
ステキでした
館内ではタッチパネルやはく製などで
奄美諸島の生物たちについて学習できます
歩いていると、センサーが反応して
鳥の鳴き声や水の音が聞こえたり…
コウモリ(のはく製)
アマミノクロウサギ(のはく製)
この骨格標本がなかなかよかった
中央の羽がついているのが
ハトよりも小さい、日本最小のタカである「ツミ」
なんかかっこいい!!
アマミノクロウサギ~、後ろぉぉぉ~
マングースは指名手配されています
「2022年度までに奄美大島からマングースを
完全排除する」ことを目標として
2005年から本格的に外来生物の防除事業を実施
その活動の中心を担うのが「奄美マングースバスターズ」
その専門チームの活動の紹介もありました
罠を仕掛けることはもちろん、マングース探索犬も
導入するという地道な活動の結果、
なんと、13年後となる2018年度の1頭を最後に、
それ以降マングースの捕獲ゼロ!
すごい!!
その結果、アマミノクロウサギの他、
アマミノトゲネズミやアマミイシカワガエルなど
奄美の固有種が回復してきているとのこと
ただ、残存個体群がまだ生息している可能性も
完全に否定できないため、
2025年の根絶を目指して今でも活動継続中…
確かに、山道をドライブしているときに
何個も罠を見かけました
何の罠かな?と思ってたけど
やっぱりマングースだったか!
野生生物保護センターなので
保護された野生生物がいるのかなと思いきや
そういうことではなく、
奄美の自然や動植物、保護活動を紹介する施設なので
野生生物の生体はいませんでした~
でも、隅っこにいました
オオクチユゴイ
お隣の水槽に仲間もいましたが
大食いらしく、強制的に一人暮らし中(笑)
アマミシリケンイモリ
かつては徳之島での報告もあったそうですが
そこでは絶滅したとみられ、奄美の固有種です
奄美固有の生態系や、保護活動について
パネルやタブレットで紹介するなど、
無料なのに情報がものすごく充実していて
説明もわかりやすく、勉強になりました!
来てよかったです
駐車場のところ、大きなデイゴの木がありました
初夏を告げる「デイゴの花」
デイゴの花と言えば、私世代はTHE BOOM
自然とメロディーが頭の中をグルグルと…