昭和レトロ館から少し歩いて

豊島区立 トキワ荘マンガミュージアムへ…

 

手塚治虫や赤塚不二夫など

今や日本を代表する漫画家さん達が

若き日を過ごしていた有名なトキワ荘

 

椎名町にあった当時のトキワ荘は

残念ながら老朽化により

1982年12月に解体

 

 

そんな木造アパート「トキワ荘」を

忠実に復元・再現した博物館です

 

 

予約優先制なので

基本的には予約が望ましいですが

入館者人数に余裕がある場合は

予約なしでも入館できます

 

特別企画展「ふたりの絆 石ノ森章太郎と赤塚不二夫」が

開催されていました(すでに終了しています

 

大人500円/人

 

靴を脱いで、まずは2階へ…

 

先ほど「忠実に復元・再現」と書きましたが

2階への階段や廊下を歩くと

ギシギシ音がするようになっていて

細かいところまで再現されていました

 

階段を登ると正面にあるのは

トイレと共同炊事場

 

流し台は洗面や洗濯にも使われてましたが

銭湯へ行くお金がなかった赤塚不二夫と

石ノ森章太郎はこの流しで身体を洗っていたとか!!

 

 

 

 

そこから廊下を挟んだ両側に

それぞれ漫画家さんが暮らした部屋があります

 

20号室 よこたとくおの部屋

 

鈴木伸一、森安なおや、よこたとくおが

入れ替わり住んでいた部屋で

訪れた時は、よこたとくおの部屋が

再現されていました

 

唯一TVがあるお部屋です

 

19号室 水野英子の部屋

 

石ノ森章太郎と赤塚不二夫と共に

U・マイア名義で「少女クラブ」に合作を

発表するため住んでいたとのことで

ここでは、紅一点!

 

ミニマリストの先駆けか!?ってぐらい

ほとんど物がないですが

その中にある竹編みのスーツケースが

女性らしくてかわいかった

 

少女漫画の草分け的存在で

のちの女性漫画家らに

大きな影響を与えたことから

「女手塚」(女版手塚治虫)とも

呼ばれているそうです!笑

 

18号室 山内ジョージの部屋

 

石ノ森章太郎や赤塚不二夫の

アシスタントを務めていましたが

さらにアシスタントの長田吉夫が加わり

二人で並んで作業していたそう

 

漫画家としては

トキワ荘最後の住人となりました

 

 

2階を見学した後は、

1階で開催されていた特別企画展

「ふたりの絆 石ノ森章太郎と赤塚不二夫」を鑑賞

(こちらの企画展は入口以外撮影NG)

 

40年来の友人と言われている2人の

初期作品からトキワ荘時代の作品などが

ふたりの出会いやトキワ荘時代の

エピソードと共に展示されていました

 

さすが天才二人、

初期の頃から才能が溢れててスゴイ

 

特に石ノ森章太郎先生がデビュー前の

高校時代に描いた作品『われない椰子の実』の

斬新さとそのクオリティにビックリ ポーン

 

椰子の実がマンガのコマ(枠?)を

ぶち破って、隣のコマに飛んで行ったり…

(そのためコマの一部が破れてる)

 

私の説明が下手すぎて

何言ってるか分かんないだろうけど

あの時代、しかもまだ高校生なのに

型破りなマンガを描いたということは

それより前には既に型が完成していたということ

(ますます何言ってるか分からない…笑)

 

とにかく、天才って若い時から天才で

凡人とは全然違うんだなぁ~と

つくづく思いました

 

 

入館特典グッズの缶バッチ

(全8種類のうち1つランダム)

 

石ノ森章太郎

「マンガ家入門」の表紙絵(左)

 

デビュー前の赤塚不二夫が

書いたらしい「タコ」(右)

 

どちらもかわいくて

うれしい記念品でした!