鶴見つばささん(ロック所属)の、大阪東洋ショー劇場のH30(2018)年9月頭におけるステージ模様を、新作「OKINAWA」を題材に語りたい。

 

 

H30年9月頭の東洋ショーに顔を出す。

今週の香盤は次の通り。①上野綾(東洋)、②榎本らん(東洋)、③鶴見つばさ(ロック)、④高崎美佳(ロック)、⑤神坂ひなの(東洋) 〔敬称略〕。

 

つばささんは前回の5月頭の東洋以来、四カ月ぶりの東洋出演。これまでに比べてけっこう間隔が開いたね。私としては5月結の広島以来の再会になる。早く会いたかった。

 

さて、今週の出し物は、前半は1,3回目に演目「海」、2,4回目に演目「ローラ」。そして後半に1,3回目に新作「OKINAWA」、2,4回目に演目「つるみAIR☆」。

今回は、新作「OKINAWA」について内容を紹介する。

ステージ模様は次の通り。

 

最初に、沖縄の民族衣装に身を包み登場。髪をアップにして一つ結びした後部に白い髪飾りとその下に金キラの赤い紐をリボン結び。赤い着物の上に、薄くて白い羽織りを着る。腰に金模様の入った黒い帯を巻く。音楽に合わせ裸足で踊る。

一曲目は、上々颱風(Shang Shang Typhoon)の曲「愛より青い海 (Blue Sea Deeper Than Love)」。聴きなれた曲と思ったら、1991年の夏には日本航空の沖縄キャンペーン「上々沖縄(しゃんしゃん・おきなわ)」のCMに「愛より青い海」が使われ、音楽だけでなくメンバーも出演している。

上々颱風(シャンシャンタイフーン、Shang Shang Typhoon)は日本の音楽集団。バンジョーに三味線の弦を張った「三線バンジョー」の演奏をベースに、ドラム、ベースギター、キーボードのみならず、しの笛、団扇太鼓などの和楽器、チャンゴ、ケンガリといった民族楽器など、通常のバンドでは見られない楽器と、琉球音階などアジアの民謡を取り入れたいわゆる「無国籍音楽」を女性二人の「ツインヴォーカル」という独特のスタイルにより演じられる楽曲は「ちゃんちきミュージック」と自称し、多彩な衣装を特徴として日本のみならず世界各地の市場や寺社、ときには養護学校や講演会場など、通常はコンサート会場としては使用されないような場所で行っている。

二曲目は、沖縄のエイサー「七月エイサー」で、まさしく沖縄―♪という踊りを披露。これは本土の盆踊りにあたる沖縄の伝統芸能のひとつで、主に各地域の青年会がそれぞれの型を持ち、旧盆の夜に地域内を踊りながら練り歩く。

次に、夏川りみの歌「童神 ~ヤマトグチ~」に変わる。

「童神」(わらびがみ)は、沖縄県の女性歌手、古謝美佐子(こじゃ みさこ)の歌。古謝の作詞、佐原一哉の作曲により、1997年に作られた。古謝の代表曲であり、また夏川りみ、島袋寛子らがカバー・シングルを出すなど、沖縄県出身者を中心とする多くの歌手によって歌われている。夏川りみのシングルは、「童神〜ヤマトグチ〜」のタイトルで2003年9月26日にビクターエンタテインメントからリリースされた。副題の通り、「童神」はヤマトグチ(日本語の標準語の歌詞)によるものが歌われている。

ここで衣装を脱ぎ、上の羽織りのみに着直す。そして盆に移動する。

アクセサリーを目で追う。純金のイヤリング。それ以外は沖縄らしい首輪と左手首のブレスレット。

立上りは、THE BOOMの名曲「風になりたい」で盛り上げる。

この曲は、日本の音楽グループであるTHE BOOMが1995年3月24日に発表した16枚目のシングル。「日本のサンバを作りたい」というボーカル・宮沢和史のひらめきから作られた曲であり、多くのパーカッションを使用。6thオリジナル・アルバム『極東サンバ』発売後、シングルカットされた。TV等でよく取り上げられ、4ヶ月近くヒットチャートにもランクインしていた。現在までに世界中でカヴァーされており、その人気は未だ根強い。

 

沖縄の民族衣装、そして沖縄らしい選曲が光る。「選曲は仙葉先生です」

 残暑に涼風が吹き抜ける。

 

 

平成30年9月                        大阪東洋ショー劇場にて

 

 

今回は、ロックの踊り子、鶴見つばささんについて、H30年3月結のライブシアター栗橋公演の模様を、演目「つるみAIR☆」を題材に、「‘遊び心’でストリップを楽しむ」という題材を語ります。

 

 

H30年3月26日(月)、ライブシアター栗橋に顔を出す。

今週の香盤は次の通り。①秋元みり(蕨ミニ)、②西園寺瞳(ロック)、③鶴見つばさ(ロック)、④JUN(西川口)、⑤せいの彩葉(ロック)〔敬称略〕。今週はJUNさんの四周年週。

鶴見つばささんは今週二個出し。1,3回目は演目「ローマの休日」、2,4回目は新作「つるみAIR☆」。前者は何度も拝見しているが観るたびに衣装や小道具が微妙に違っており何度見ても楽しい。なにより今週は新作を拝見できたのがラッキー。早速、新作の観劇レポートを提出させて頂きます。

 

まずは、内容のご紹介から始めます。

本演目は、スチュワーデス(CA)物語。配布されたチラシの文面をそのまま記載します。

「本日は、鶴見エアライン栗橋321便にご搭乗いただきありがとうございます。

この機の客室乗務員担当の鶴見つばさでございます。

『快感』な空の旅を楽しんでいただけますように、過激なおもてなしを心掛けております。皆様を無事目的地にイケますようセイいっぱいサービスいたします。

この機は、ただ今からおよそ20分程度で栗橋空港に到着する予定です。

到着後は、写真撮影の時間もご用意しております。快感な旅の記念を残したい方は、ご利用ください。写真を撮っていただいた方には、特別サービスをご用意しております。(数に限りがございますので、無くなり次第終了とさせていただきます。)」

チラシを見ただけで‘遊び心’満載にワクワクしてくる♪

 

つばささんが完璧なるスチュワーデス姿で登場。制服がホントよく似合っている。男というのはスチュワーデスに憧れているから、制服をこれだけ着こなされただけでイク準備完了(笑)。

紺色の、長袖のブレザーと膝上丈のスカート。襟元には白と青の斑になったスカーフを巻く。紺の上着には金色が散りばめられ、貴賓を漂わす。首回りの襟と両ポケット上部に金の線が入り、胸元と襟に金ボタン、そして右肩に翼型の金の紋章を付ける。左胸には「鶴見つばさ」と書かれた名札。髪は後ろにきれいに整えて結ぶ。黒いストッキング、そして黒いハイヒールを履く。

キャリースタンドを運んできて、機内サービスを始める。最初に、(ストリップの)禁止事項としてNO携帯、NO盗撮がデザインされたプリントを示す。裏返すと、NOタッチ、NOオナニーの面白いデザイン画が現れる。

次に、お客二人に飲み物を渡す。先ほどのチラシ数枚をお客に配布。最後に食事の注文。‘おまかせ鶴見定食’と書かれている横に、MサイズとかLサイズとか。これはポラ撮影のポーズ注文かな(笑)・・・こうしたキャビンアテンダントのお仕事がコミカルに進んでいく。つばささんの茶目っ気たっぷりの、楽しさ満載である。

一曲目は、女性ボーカルのセクシーな洋楽に合わせて、ダンス。襟元のスカーフを結び直す。ときに、黒い椅子に座る。機内に座っているスチュワーデスのイメージがよく出ているね。

 二曲目も、女性ボーカルのセクシーな洋楽が続く。どちらもスタンダードなナンバー。

 上着を脱ぐ。下にはブルーなブラウス。金ボタンが付いていて清潔で高価なイメージ。

 三曲目は、インスト曲に変わると同時に、盆に移動。ブラウスを脱いで、赤いブラを露出。刺繍入りでステキ。白い肌に映えるね。

 そのまま、ベッドショーへ。

 盆の上に椅子を置く。黒いハイヒールを脱ぐ。次に、スカート、黒いストッキングと脱いでいき、ブラとお揃いの赤いパンティが現れる。

 椅子のベッドショーはエロいね。椅子に座ると、あそこが目の高さにぴったりで見やすいもんね。特に、つばささんのヒップラインは業界№1と思っている。プリプリしたお尻はとても柔らかそうで、まさしく小股が切れ上がった形をしている。目の前で揺らめくと爆発しそうになっちゃう♡

 ベッド曲は、大黒摩季の『空』(17thシングル。1997年5月28日リリース。フジテレビ系アニメ『中華一番!』1代目オープニングテーマ)。がんがんイっちゃうよー♪

 盆の近くでアクセサリーを目で追うと、右耳にプラチナのピアスがきらり☆ 手の指先に深紅のマニキュア。すごくオシャレ♪

 盆から立上り、舞台に戻り、エンディングに入る。スカーフを広げて振る。そして、黄色い紙飛行機を四つ客席に向かって飛ばす。空高く「つるみAIR☆」が羽ばたくイメージかな。

 最後の最後に、スチュワーデスの制服をもう一度きちっと整えて椅子に座り直し「ご搭乗ありがとうございました」と挨拶して締める。

 ポラタイムでも、機内サービスの一環で、配布されたチラシや紙飛行機につるみスタンプを押したり、マーブルチョコが出てくる機械、ドラえもん竹コプター等が登場(笑)。

 

 初めてステージを拝見したとき、つばささんから感想を求められる。「太郎さんがどのように感じたのか、太郎さんの感じた事をそのままレポートして欲しいなっ。待ってます。」

 スチュワーデスというのは男にとって憧れの女性像であり、最も高嶺の花的な存在だろう。それを憧れの鶴見つばささんが演じてくれることで興奮度が相乗的に高まる。そのため、ひとつひとつの仕草がたまらなくエロさを醸す。それを、つばささん一流の遊び心で味付けして楽しい作品に仕上げているところがポイント。エロさに楽しさを掛け合わせた最高の作品になっていますね。

 早速、私は「つるみAIR」に乗り込みたく、童話で空想させて頂きました。

 

平成30年3月                        ライブシアター栗橋にて

 

 

 

 

                         H30.3

『スチュワーデスの妖精』―つるみAIR☆に乗って空の旅へ―

~鶴見つばささんの演目「つるみAIR☆」を記念して~

 

 

ボクは出張で地方に向かうことになった。飛行機「つるみAIR便」を使うことにした。最近、開設された便で機内サービスがいいと評判だった。ボクはファーストクラスを予約してゆったり寛ぐつもりだった。

 

離陸して、すぐに一人のスチュワーデスがやってきた。名札を見ると「鶴見つばさ」と書いてある。彼女はまるでディズニー映画に登場する西洋のお姫様のように美しい女性だった。私は一目で彼女に魅了された。「なんてラッキーなんだろう♪ 幸先のいい出張だなぁ~」ボクは上機嫌になる。

彼女の素晴らしさは、外見の美しさだけではなかった。優しい応対、さらに特別な機内サービスが用意されていた。‘快感’の空の旅があったのだ。その快感コースを遊ぶための要領として、禁止事項を書いた用紙を見せてくれた。NO携帯、NO盗撮の他に、NOタッチ、NOオナニーの面白いデザイン画が描かれてあった。「そうか、機内サービスとしてストリップ遊びがあるのか」ボクはすぐに特別料金を支払った。

つばささんはボクの前に立った。スチュワーデスという制服は男の憧れ。しかも最高に美しい女性が目の前にいる。触れることはできないが、これだけ美しい女性がいるというだけで幸せな気分になる。

彼女のヒップラインが揺れる。なんてセクシーなお尻だろう。彼女はボクの前でスカートを下ろし、そしてストッキングとパンティを脱いだ。あそこがちょうど目の高さにぴったりで見やすかった。こんなにキレイなお尻は見たことがない。プリプリしたお尻はとても柔らかそうで、まさしく小股が切れ上がった形をしている。目の前で揺らめくと爆発しそうになっちゃう♡ こんなに興奮したのは初めてだった。

特別機内サービスの10分間はあっという間に終わった。

合わせて、飲み物のサービスが付くという。メニュー表を見ると、つるみ特別サービスとある。唾液入りだと無料。他に愛液入りとか、聖水とかも特別料金で受け付けていた。ボクは「フルコースでお願いします」と彼女に言った。つるみさんは嬉しそうな笑顔をボクに送ってくれた。

 

あっという間に、飛行機は目的地に到着。

ボクは仕事を済ませ、夜は歓楽街でストリップ劇場に入った。

驚いたことに「鶴見つばさ」という踊り子が出演していた。まさにスチュワーデスの彼女であった。ボクはまた逢えた嬉しさで胸がいっぱいになった。

そして、盆前のかぶり席に座った。演目はスチュワーデス物語をやっていた。

オープンショーのとき、彼女は私の目の前に来て私に向かってあそこを開いた。ボクが覗き込もうとすると、二つのひだが大きくなって翼になった。彼女は「ストリップの妖精」だったんだ。その翼はボクを優しく包んだ。また、彼女のお尻の方から、長い尻尾が現れた。するすると伸び、私の身体に巻き付いた。尻尾の先端がボクの股間を刺激しだした。これこそ、快感の空の旅だ!あっ!イク!

そう思った瞬間、あまりの快感に私は気を失った。

 

目が覚めたら、ボクは「つるみAIR便」の飛行機のファーストクラスの席に座っていた。

スチュワーデスの鶴見つばささんがやってきて「もうすぐ着陸します。安全ベルトをお締め下さい!」と優しく囁いた。

すべては夢だったんだ。

 

                                    おしまい

 

 

 ロックの踊り子・鶴見つばささんについて、新作「ローマの休日」を題材にして「美しさはこれほどまでに人を感動させるものなのか」という題名でレポートします。

 

 

 H29年9月結のライブシアター栗橋公演の楽日前日29日(金)に新作「ローマの休日」が披露された。先週の大阪東洋の時に予告していた通り、栗橋後半にて初お披露目されたわけだが、「最近なかなか寝付けなくて新作を覚えるのに時間がかかってしまいます・・」と言うほどに体調が万全でない中で仕上げて来た踊り子魂に心から拍手を贈りたい。

 

さて、早速ステージ内容を紹介しよう。

アン女王に扮したつばささんがベージュのワンピースドレス姿で登場。肩出し、袖なしの形で、胸元から足元まですらりとドレスが流れる。腹部に花柄の刺繍がされており高級感を漂わせる。白い手袋をして、銀のハイヒールを履く。なんと言っても、頭にのせた銀の王冠がアン女王の高貴さを醸し出す。

アン女王はアイスクリームを片手に、街中を楽しもうとしている。

舞台が暗転。

今度はラフな格好に着替える。髪を後ろにアップにして白い花飾りのピンで留める。白いシャツをだふっと着て、動きやすいダークグリーンのロングスカートをはく。首にブルーのスカーフを粋に巻く。

舞台が明るくなり、最初の場面がアイスを食べるシーン。また暗転、次の場面はヘルメットをかぶってバイクに乗っているシーン。また暗転、彫刻の像の口に手を入れるシーンと続く。私はこの時点で今回の演目が映画「ローマの休日」であることを確信した。

アン女王が赤いハートマークを持って楽しそうに踊る。新聞記者ジョーとのデートを楽しみ恋に落ちる。

次に、衣装を全て脱ぎ、一旦全裸になる。

椅子の上に置いていた丸い彫刻像を裏返したら鏡になる。その鏡に向かって着替えを始める。まずは、てかてかしたエナメル生地の白い大きなスカートを履く。上半身は裸のまま。鏡を見ながら髪に銀の王冠を付ける。そして銀のネックレスを付ける。最後に両手に刺繍入りの白く薄い手袋をする。丸い鏡を持ってくるくる回る。

そのままベッドショーへ。長い脚を高く上げたり水平にしたりして次々とポーズを決めていく。銀色のハイヒールの先端が銀と黒の斑模様できらきらと輝く。

切れ長の眼差し。物憂げな表情。「なんてキレイなんだろう」ため息が漏れる。

ベッドでの美しさは圧巻。あの灘ジュンさんの凛とした美しさを彷彿させられた。

 

映画ファンであれば、映画『ローマの休日』でアン王女役のオードリー・ヘップバーンを知らない人はいない。またヘプバーンカットと呼ばれたショートカットが似合う、この美少女を嫌いな男性はこの世にいないだろう。映画史上最高の美少女の一人である。

果たしてこの役をストリップで演じられる人がいるだろうかと問う。既に引退されたロックの花形スターだった灘ジュンさんであれば美しさでオードリに引けを取らなかっただろう。そして今、目の前で鶴見つばささんが見事に演じている。彼女の美しさは観客をただただ黙らせる。私は感動で胸が震えた。「美しさというのはこれほどまでに人に感動を与えるものなんだなぁ」としみじみ痛感させられた。

 

映画『ローマの休日』は1953年製作のアメリカ映画。

ウィリアム・ワイラーが製作・監督。イタリアのローマを表敬訪問した某国の王女が滞在先から飛び出し、一人でローマ市内に出て知り合った新聞記者との切ない24時間の恋を描いている。トレビの泉や真実の口など、永遠の都ローマの名だたる観光スポットを登場させていることでも有名である。

新聞記者をグレゴリー・ペック、王女をオードリー・ヘプバーンが演じている。この時に新人だったオードリー・ヘプバーンは、1953年のアカデミー賞において、アカデミー最優秀主演女優賞を受賞している。

 

改めて映画『ローマの休日』のあらすじを記載しておく。

ヨーロッパきっての、古い歴史と伝統を持つ某国の王女アンは、ヨーロッパ各国を表敬訪問中であった。最後の滞在国であるイタリアのローマで、過密なスケジュール、疲労感と自由のない生活への不満により、ついにアンはヒステリーを起こしてしまう。

その夜、密かに城を抜けだした王女は、直前に打たれていた鎮静剤のせいで、無防備にも路傍のベンチでウトウトし始める。そこに通りかかったのが、アメリカ人新聞記者のジョー・ブラッドレーだった。見かねて介抱するうち、いつの間にか王女はジョーのアパートまでついて来てしまう。眠くて仕方のない王女は、詩を朗読して寝てしまう。

翌日の昼になって、彼女の素性に気づいたジョーは、王女の秘密のローマ体験という大スクープをモノにしようと、職業を偽り、友人のカメラマンであるアーヴィングの助けを得て、どうにか王女を連れ歩くことに成功する。

アンは、市場での散策を楽しむ。まずサンダルを買い、美容院で髪の毛を短くし、スペイン広場でジェラートを食べる。その後ジョーとベスパに二人乗りしてローマ市内を廻り、真実の口を訪れ、サンタンジェロ城前のテヴェレ川でのダンスパーティーに参加する。その様子をアーヴィングが次々とスクープ写真を撮っていくうち、永遠の都・ローマで、自由と休日を活き活きと満喫するアン王女と新聞記者のジョーの男女仲は、次第に近づいていくのであった。

 

今回の演目で登場した場面を少し補足する。(誤解のないように)

まず、アイスとしたが正式にはジェラート (gelato)と言う。これはイタリア語で「凍った」という意味を持つ氷菓。

次にバイクと書いたが正式にはベスパ(イタリア語: Vespa)と言う。イタリアのオートバイ・メーカー、ピアッジオが製造販売するスクーターの製品名。イタリア語でスズメバチを意味する。

また彫刻の口と書いたが、これはローマにある有名な石の彫刻「真実の口」のこと。ローマのサンタ・マリア・イン・コスメディン教会の外壁、教会の正面柱廊の奥に飾られている。元々は下水溝のマンホールの蓋であったらしい。海神トリトーネの顔が刻まれている。手を口に入れると、偽りの心がある者は、手を抜く時にその手首を切り落とされる、手を噛み切られる、あるいは手が抜けなくなるという伝説がある。映画では、新聞記者のジョーがアン王女を驚かそうとして、伝説に基づき悪ふざけで「真実の口」に手を入れて、抜けないという演技をした。このときうぶな王女はそれを真に受け、恐怖のあまり叫び声を上げ、あげくに泣き出してしまった。ここでのペックの演技は撮影時に全く台本にないオードリを驚かせるアドリブであったと言われる。

 

オードリは私にとっても憧れの女性である。

オードリー・ヘプバーン (オードリー・ヘップバーンとも表記される)(1929年5月4日生―1993年1月20日満63歳で没)は、イギリス人でアメリカ合衆国の女優。ハリウッド黄金時代に活躍した女優で、映画界ならびにファッション界でのアイコンとして知られる。米国映画協会の「最も偉大な女優50選」の第三位にランクインし、インターナショナル・ベスト・ドレッサーにも殿堂入りしている。

オードリと云えば、彼女の人気を不動にした映画『ローマの休日』で見せたアン王女役の愛らしい笑顔の印象が強い。1953年に『ローマの休日』でアカデミー主演女優賞を獲得。その後も『麗しのサブリナ』『尼僧物語』『ティファニーで朝食を』『シャレード』『マイ・フェア・レディ』など数々の人気作、話題作に出演。アカデミー賞、エミー賞、グラミー賞、トニー賞の受賞経験を持つ数少ない人物の一人。

しかし、オードリの最大の魅力はその生きざまにある。彼女は少女時代に第二次世界大戦下のオランダにいた。身内がナチス・ドイツに殺され、彼女自身もひどい栄養失調になる。戦争が終わり、ユニセフ(国際連合児童基金)が救援物資を届けてくれたことを生涯忘れなかった。後に「アンネの日記」のアンネ・フランクと同い年であったことを知り、ひどく心を痛めた。そのため「アンネの日記」の主役を求められたときに断っている。後半生はユニセフ親善大使になって、アフリカ、南米、アジアの恵まれない人々の救援活動に献身した。身体を酷使したことも重なり癌になり63歳の早すぎる生涯を終える。オードリは1954年からユニセフへの貢献を始めており、亡くなる直前の1992年の終わりには、ユニセフ親善大使としての活動に対してアメリカ合衆国における文民への最高勲章である大統領自由勲章を授与されている。

 

 オードリの美しさを、そして彼女の生きざまを感じさせてくれた鶴見つばささんに心から感謝したい。

 

 

平成29年9月                       ライブシアター栗橋にて

 

 

 

【付録】私の好きなオードリー・ヘップバーンの名言を紹介しよう。

 

魅力的な唇のためには、優しい言葉を紡ぐこと。

 愛らしい瞳のためには、人々の素晴らしさを見つけること。

 

  → 私が踊り子さんをレポートするときの基本スタンスそのものなのに驚いた。

    いかに、その踊り子さんの素晴らしさを見つけるか。

そして、いかに、それを優しい言葉で表現するかをいつも心がけている。

 

・美しい身のこなしのためには、決して一人で歩くことがないと知ること。

 

・わたしとって最高の勝利は、ありのままで生きられるようになったこと。

 自分と他人の欠点を受け入れることができるようになったことです。

 

・いばる男の人って、要するにまだ 一流でないってことなのよ。

 

・どんな日であれ、その日をとことん楽しむこと。

 ありのままの一日。ありのままの人々。

 過去は、現在に感謝すべきだということを私に教えてくれたような気がします。

 未来を心配ばかりしていたら、現在を思うさま楽しむゆとりが奪われてしまうわ。

 

・いわゆる天賦の才に恵まれていると思ったことはないわ。

 仕事を心から愛して最善を尽くしただけよ。

 

・わたしを笑わせてくれる人を わたしは大事にしますわ。

 正直なところ、私は笑うことがなによりも好きなんだと思う。

 悩ましいことが沢山あっても 笑うことで救われる。

 それって人間とって、一番大事なことじゃないかしら。

 

  → ストリップがあるお蔭で、私はいつもにこにこ笑顔でいられる。

 

・愛は行動なのよ。

 言葉だけではだめなのよ。

 言葉だけですんだことなんて一度だってなかったわ。

 私たちには生まれたときから愛する力が備わっている。

 それでも筋肉と同じで、その力は鍛えないと衰えていってしまうの・・・

 

  → ストリップがあるお蔭で、私は愛する力は衰えない。そう断言できる。

 

・なんとしても避けたかったのは、人生を振り返ったとき映画しかないという事態です。

 

  → 人生を振り返ったとき、私には仕事と家庭と、

そしてストリップがあったと思うことだろう。

 

・母から一つの人生観を与えられました。

 他者を優先しないのは、恥ずべきことでした。

 自制心を保てないのも、恥ずべきことでした。

 

・年をとると、人は自分に二つの手があることに気づきます。

 ひとつは自分を助ける手。

 そして、もうひとつは他人を助ける手。

 

・なにより大事なのは、人生を楽しむこと。幸せを感ずること。それだけです。

 

・幸福のこんな定義を聞いたことがあります。

 「幸福とは健康と物忘れの早さである」ですって!

 わたしが思いつきたかったわ。だって、それは真実だもの。

 

 

 ロックの踊り子・鶴見つばささんについて、「二度目の栗橋」という題名でレポートします。

 

 

 H29年9月結のライブシアター栗橋公演の初日21日(木)に顔を出す。まだ日中は夏の暑さを引きずるかのような強い日差し。しかし劇場前の広い駐車場を通り抜けていく風には秋の気配を感ずる。

今週の香盤は次の通り。①RIKA(蕨ミニ)、②花音芽(道劇)、③鶴見つばさ(ロック)、④目黒あいら(晃生)、⑤KAERA(TS) 〔敬称略〕。

 

前回のH29年6月結の初乗りから丁度三か月後、鶴見つばささんが栗橋に二度目の来演となる。ロックの人気者つばささんが三か月後にまた乗ってくれたことに驚いた。栗橋で人気に火が付いたのだろうが、このペースで乗ってくれたら私としては嬉しい限り。

しかも前回のときとメンバーがよく似ている。花音芽さんとKAERAさんが香盤順まで一緒。つばささんがこのメンバーをリクエストしたと聞いて驚いた。気の合うお姐さんと一緒なのが嬉しいよね。

 

今週は大阪東洋からの二連投。「東洋から栗橋への移動で30分しか眠っていないのでぼーっとしてますが、次も元気に踊ります。」寝不足で大変だね。しかも、大阪東洋の直前に目を施術していると聞いていたので体調がすごく心配になる。でも、若さとやる気で、元気いっぱいなステージを見せてくれて心から嬉しい。

改めて、栗橋は舞台が近くて、すごく間近でつばささんを感じられて幸せいっぱい。前回の栗橋のときより照明も良くなったのでバッチリ見えて興奮度up!うれしいなぁ~♪

 

 さて、今回の演目は前の週の大阪東洋と同じ構成。東洋ではレポートを書かなかったので、早速、演目について語りたい。

 1,3回目の演目「人形」は既に前回の栗橋で初披露されたときにレポートさせて頂いた。驚いたのがその時と比べてリプレイスされていること。衣装が違っている。振りも少し変化している感じ。

 最初のドレスの色彩は、前回は水色をベース色としていたが今回は赤に変わっている。茶とピンクの花柄模様の白地ではあるが襟元から下へのライン、袖、裾と赤がメイン色になっている。大きな帽子もそれに合わせた模様。青⇒赤には意識した変化があるのかな(東洋でお話した仲良しの徳永しおりさんのように、笑)。

 次に、そのドレスを脱いだ後の衣装も前回と変化している。前回は黒いブラとパンティ、黒いガーターと黒いストッキングというスタンダードな格好であったが今回は色っぽい網目のレオタードであったり、頭にリボンや首にスカーフを巻いたりしている。しかも毎回その衣装の形や色彩が変わっていくことに驚く。もちろん、プロポーションのいいつばささんは何を着ても似合う。自分でも着せ替えを楽しみ、お客にも楽しんでもらおうとするサービス精神旺盛さ。つばささんのファッションセンスと洒落っ気に感激しっぱなし。

 アクセサリーも毎回微妙に変えているね。ネックレスと左手首の三重ブレスレットがプラチナできらきら輝く。マニキュアもブルーとピンクが交互していてかわいい。

 まるで、モデルのファッションショーを見ている気分になる。これが次の演目にうまくつながっている。

 

 次の2,4回目の演目は「ローラ」。あのタレント&モデルのローラさんをイメージして作られている。

 なるほど、つばささんにはローラさんのイメージが似合う。本人がローラさんを好きなのかなと尋ねたら「これは仙葉由季先生が考えた演目です。先生は私に合った演目をいつも考えて下さっています。ローラ関係のクールビューティを意識した演目を選んでもらいました。」とコメントを頂く。さすが仙葉先生!つばささんの良さをよく理解しているね。

 ローラについてはTVによく出演しているので私も知っていたが、改めてネットで検索してみた。・・・

ローラ(1990年3月30日 – 現在27歳)は、おもに日本で活動するバラエティタレント、ファッションモデル、女優、歌手。バングラデシュ人、日本人、ロシア人の混血で、国籍は未詳。身長165センチメートル。東京都出身。LIBERA所属。父がバングラデシュ人、母が日本人の血を4分の3、ロシア人の血を4分の1受け継ぐ、いわゆるクォーター。双子の弟がおり、さらに下の兄弟も双子である。

モデルとしては雑誌『ViVi』での活動が著名。各種テレビ番組などへのタレントとしての出演も活発で、会話の合間にペロッと舌を出したり頬を膨らませたり、敬語が苦手なことから誰彼無しに、いわゆるタメ口で接するキャラクターで知られている。

 彼女の人気のポイントは次の通り。・・・バングラデシュ人、日本人、およびロシア人の血を引く混血であるがゆえの“エキゾチック”な容姿という持ち味に加え、どのような人物に対してもタメ口で物怖じの様子を見せない奔放な性格などが顕著な特色と捉えられている。一般にはいわゆる“天然キャラ”が広く浸透しているものの、世代の近い若者層の間では「ファッションリーダー」としての認知をも受ける。

 ちなみに“ローラ”という名は米国のテレビドラマ『大草原の小さな家』の登場人物「ローラ」に由来するようだ。私は昔の西城秀樹の曲「傷だらけのローラ」を思い出す。(笑)ついついカラオケで歌いたくなる。知ってるかな?

 

 さて、演目「ローラ」の内容について紹介しよう。

 最初に、きんきらきんのドレスを着て椅子に座り登場。ドレスは肩口から膝まで流れるように身体にヒットしていて、プロポーションの良さを際立たせる。左肩から銀色のキラキラ細紐が垂れる素材、右肩の方はきらきらラメの少し黒っぽい素材。

 ウイスキー瓶から氷の入ったグラスに注ぎ、それを盆周りの客に手渡す。私も初日に頂いた。(中身はウイスキーではなくウーロン茶。栗橋は車で来ている人が多いのでアルコールはダメ)

 髪をアップにし一つ結び。ゴージャスでかっこいい。グラスを渡した客と乾杯の目配せをしてウイスキー瓶を口にする格好をして、そして瓶を振り回す。銀のハイヒールを履き、ノリのいい洋楽に合わせて粋なダンスを踊る。

 音楽がローラ自身が歌う曲「Memories」に変わる。劇場版ポケットモンスターの主題歌になっているが、内容はしっとりしたラブソング。「ハナレバナレそれでも心はつながってると. 教えてくれたキミの笑顔を 空に浮かべながら. 今日も眠るよ」「悲しみの数だけ. 人は優しく なれるみたい. だからもう泣かないよ」という歌詞にグッとくる。

一旦、舞台に戻る。椅子にかけている衣装に着替える。青のまだら模様が入った白いナイトドレス。青い紐パンをはく。束ねていた髪を解き、栗色のロングヘアを垂らす。

 そのままベッドショーへ。透き通るような白い肌。ビーナスのように美しいヌード。パイパンが眩しい。

 アクセサリーもオシャレに決めている。ネックレス、左手首の三重ブレスレット、右手人差し指のリングをきらきらプラチナ。ブルーとピンクが交互するマニキュア。

 最後に、ベージュの軽装を羽織って、髪をツインテールにする。アップテンポな曲で締める。

 

  また、今回の栗橋で新作を発表するのかな。期待しているけど無理しないでね。体調と相談しながら決めて下さい。

 私は中日に何日か抜ける予定だけど、今週はつばさweekと位置付けて沢山通うつもりなのでお付き合いよろしくね。

 

 

平成29年9月24日                     ライブシアター栗橋にて

 

 

 

 ロックの踊り子・鶴見つばささんの、新作「人形」初披露について、栗橋初乗り(その2)という題名でレポートします。

 

 

H29年6月結のライブシアター栗橋公演で、鶴見つばささんの第四作目「人形」の初披露があった。ツイッターでは6月26日に披露する予定だったが、都合が悪くなり翌日の6月27日(火)第二回目ステージにて新作は発表された。

当日は客が少なく、盆前センター席に座っている私が劇場を貸し切っているような感覚を覚えるほどだった。なんと贅沢なことだろう。そんな中、間近で新作の初披露を拝見できたのは、つばさファンとして幸せこの上ない。

 

早速、内容を紹介しよう。

最初に、「夢見るシャンソン人形」の日本語カバー曲に合わせて、華やかなロングドレス姿のつばささんが登場。それだけでひとつの絵になっている。今のストリップ界で、西洋のお姫様ルックで彼女に叶う人はいないだろう。

ドレスの色彩は、水色をベース色とし、左右サイドは白地に紫と水色の線のチェック柄。

ドレスの形としては、白い襟が立ち首周りを白くおおい、その上に銀のネックレスが二層に並ぶ。水色の胸部には中央に宝石のペンダント。腕部は肘までの裾広がり形。両肩口に紫の花が一つずつワンポイントに置かれる。スカート部はふわっと広がり、足元を隠す。

 頭にも衣装と同じ柄の帽子を優雅にかぶる。帽子の頂きにも紫の花が一つ置かれている。

 まさにお人形さんというドレス姿で、パントマイム調に人形踊りをする。指先が絶妙な動きをしていると思い気や、目の動きまで細やかな神経が行き届いている。かなり練習した跡が見られる。

 そして突然、人形はドレスを脱ぐ。下には黒いブラとパンティ、そして黒いガーターと黒いストッキングという妖しい恰好に変貌。髪型は「うしろ巻きのハーフ・アップ」。

 そのまま一旦、盆に上がり観客に対してきりっとした目つきで睨むようにし、そしてステージに戻り踊る。セクシーでかっこいいダンスを披露。ここにも相当な練習の跡が見られる。

 ブラを取って上半身裸のままでベッド・ショーへ。シャンソンの名曲「ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ」が流れる。最後の立上り曲は「夢見るシャンソン人形」のフランス語版。

近くでアクセサリーを見ると、銀のイヤリングが長く垂れ、パープルな宝石のネックレス、キラキラ輝く指のマニキュア。華やかなアクセサリーが彼女の美しさを彩る。

 

私はステージを拝見し、一目で感動の渦に巻き込まれた。

衣装もステキだが、なによりダンスが素晴らしい。仙葉先生の振付もさすがであるが、何よりそれを上手に踊りこなしているつばささんに感動した。元々ダンス経験がない彼女がこれだけのダンスを披露してくれるとは驚きである。私はステージを拝見してすぐにポラタイムで、彼女にダンスを絶賛した。すると「寝る間を惜しんで練習したんです」と本音をこぼしてくれた。

本作品の内容について、つばささんは「人形が動き始めて狂ってしまう様子を表現しています」とポラコメしてくれた。

「夢見るシャンソン人形」という曲は1965年、フランス・ギャルというアイドル歌手が17歳で歌い大ヒットした。ところが、その歌詞をじっくり確認すると、まだ人生経験も浅い、歳も若いアイドルが恋愛について歌うのを揶揄する内容になっている。彼女に作詞作曲したゲンズプールは、他にも皮肉や嫌味が入っている歌を彼女に提供した。ギャルは当時、「夢見るシャンソン人形」の中の「蝋人形、詰め物人形」といった歌詞やタイトルに込められていた二重の意味に気付かなかった。後年になりギャルは本作と距離を置き、歌うこともなくなったという。そんなエピソードを、この演目は示唆しているのかもしれない。

 

私は、本作品「人形」と前作品「海」を観て、それぞれの作品の素晴らしさから、これこそストリップの王道だと思った。そして今のロックは彼女をロックのエースにしようと目論んでいることが窺い知れた。彼女はまさに逸材であり、仙葉先生を始めロックのスタッフ陣が全面的に彼女をバックアップしている。そして、彼女はその期待に応え、まだ一年未満にもかかわらず既にロックのエースとしての風格を漂わすようになった。私は今回「人形」という作品を拝見することで、それをしっかりと実感した。

ストリップファンとして、鶴見つばささんに出会えて心から幸せだと思う。

 

 

平成29年6月28日                     ライブシアター栗橋にて

 

 

 

 

 

 

 

 

『愛を知ってしまった人形』 

~鶴見つばささんの演目「人形」を記念して~

 

 

 マジシャンの姿をした気まぐれな神様が現れました。

「人間になりたいという人形はおまえか?」と、椅子の上に座っている可愛らしい人形の方を向きました。

 人形は答えました。「はい。人間になって、オシャレがしたいの。たくさんの綺麗なドレスを着て、歌やダンスをやりたいの。」人形の瞳は真剣でした。

 神様は人形の願いを叶えてあげようと思いました。「ひとつだけ条件がある。人間界の男性を愛してはいけない。おまえは人形と言う無機質の物体なので、それに命を与えることは自然界の法則に反していることになる。今回、無理やりに魔法で望みを叶えるが、万一、人間界の男性との間で恋愛が生ずると、魔法は解けてしまう。そのことに十分留意しなさい。」 人形は頷きました。そして、神様がマジシャンのステッキを人形の頭の上に振った瞬間、人形は素敵な女性に変わりました。

 

 人形は「つばさ」という名前を神様からもらいました。つばさはまさに翼を得たように自由に動く身体が面白くてたまりません。大きな声で歌いながらダンスをしました。

 ふと、ストリップ劇場の看板が目に入りました。中をのぞくと、綺麗な女性が華やかな衣装に身を纏い、光と音の中を楽しそうに踊っていました。しかも、たくさんの観客の拍手を浴びて。「これだわ。それに、お金ももらえるし、これなら一人の男性に恋することはなさそう。」 可愛らしい容姿をもったつばさは一躍人気者になりました。

 

 ある日のこと。一人の青年がストリップ劇場にやってきました。

 彼は一目でつばさを見初めました。それから毎日のように劇場にやってきました。つばさは最初のうちは熱心なストリップ客の一人として応対していました。

 いつしかつばさは彼の熱い視線を感じるようになりました。彼に見つめられると身体の奥の方が熱くなりました。彼の視線は、熱いキスのシャワーとなって降り注ぎ、ときに見えない手となって優しくつばさの身体を抱きしめました。つばさは身体の奥がとろけ出し、激しいエクスタシーを覚えました。

 

運命の日がやってきました。つばさは彼の顔が劇場に入ってきた瞬間に、胸が高鳴りました。そして、ベッドショーのときに身体が動かなくなりました。

青年の目が自分のことを見つめています。つばさの瞳から涙がこぼれました。

「さようなら。私のことを愛してくれてありがとう。人間になれて幸せでした。」

 つばさは意識が遠のく中で、マジシャンが微笑むのが見えました。

 

                                    おしまい

 

 

 

 ロックの踊り子・鶴見つばささんについて、栗橋初乗りという題名でレポートします。

 

 

H29年6月結のライブシアター栗橋公演に顔を出す。

今週の香盤は次の通り。①鶴見つばさ(ロック)、②花音芽(道劇)、③葵マコ(DX東寺)、④misaki(ロック)、⑤KAERA(TS) 〔敬称略〕。

 

今週は、鶴見つばささんに会いたくて栗橋まで足を伸ばした。つばささんには今年4月中の大阪東洋ショー公演で初めてお会いして一目でファンに落ちた。三日間いる間に彼女の観劇レポート「ストリップ界にスーパーモデル現る!」というタイトルで提出させてもらった。あの感激が忘れられず今回是非お会いしたかった。「お久しぶりです。太郎さんのことちゃんと覚えていますよ。」と言ってもらえてとても嬉しかったよ。

 

つばささんがとても丁寧な手紙(ポラコメント)をくれるのを東洋で知った。私は手紙好きなので感激した。是非とも手紙でもって親しくなりたかった。ただ、東洋ではサインが一日一枚なのであまり手紙交換もできなかったので、栗橋ではできる限り手紙交換でつばささんの人柄をもっと知りたいと考えていた。

想像以上に、つばささんの手紙に対する反応がいい。毎回丁寧に毛筆のお返事を頂き恐縮している。作品への質問を丁寧に答えてもらったので、すぐにでも観劇レポートを書きたいところ。

その前に、つばささんの人となりについて少し知識が増えたので、確認の意味を込めて話させて頂いてよいでしょうか。

実は二日目に朝から場所取りで劇場前に並んでいたら、つばささんの熱心なファンと思われるおじさんが都内から来ていた。いつもはロック館を中心に回っているが、初めて栗橋に来たという。私が一番乗りで彼が二番目だったこともあり、朝からつばささんの話に盛り上がった。いろいろ、つばさ情報を教えてくれた。それも踏まえて、つばささんのことを以下に列記させて頂きます。私の頭の整理です。

・つばささんは元々お客として観劇していたスト女子。真白希実さんのステージに感動し、彼女に憧れて、是非私もやりたいと飛び込んできた素人さん。一旦、横浜ロックの松本社長が預かりとなる。彼が「鶴見つばさ」と命名。H28(2016)年11月21日、横浜ロックでデビューし、最初は横浜ロック限定で三週のるも評判が良く、次に新宿ニューアート、川崎ロック、そして前回の大阪東洋と快進撃。

・風俗経験のない純粋な素人であり、元々素材がいい上に、ポラでの手紙を始めとして客対応がいいために人気が自然と爆発した。

・5月5日が誕生日で今年で23歳になったばかり。H4(1994)年5月5日、子供の日に生まれたんだね。子供の日生まれだけどもう身体は立派に大人の女性だなぁ~笑

・T166cm B83 W58 H88という最高のプロポーション。色白できれいなヌード。

 形のいいおっぱい、ピンクの乳首、眩しいパイパン、そして形のいいプリケツ。私はお尻好きなのですが、ホントH88のお尻は大きくてふっくらと形がよくて最高にすてきです♡ この柔らかく滴るような桃尻にノックダウンしております。

・一時、つばささんがストリップをやることを母親に反対され(父親はやりたいことをやりなさいと理解を示しているようだが)この六月で休業する噂が流れていた。せっかく出会った逸材を失ってしまうのかと心配したが、現在はこの母親反対騒動は保留中のようだ。それを聞いて本当にホッとした次第。

・素直な性格なので、楽屋でもお姐さん方に可愛がられている様子。「仲良しは徳永しおり姐さん、小向美奈子姐さん、友坂麗姐さん、雪見ほのか姐さん、黒崎優姐さんです。憧れは真白希実姐さん。」と教えてもらう。黒崎優姐さんに可愛がられていて、次の新作は黒崎優さんの作品を譲ってもらう話があるようですね。優さんはとてもいい方です。私が保証します(笑)。

 

 前置きが長くなってしまいました。

 本題の観劇レポートに入ります。

 今週のつばささんの出し物は二個。1,3回目は二作目「つばさ」、2,4作目は三作目「海」。今のところ「海」が新作になる。

 演目「海」の内容を紹介します。

 最初に、赤い上下セパレートのかわいい衣装を着て登場。上着はフード付きで、胸元には赤いリボンが付いている。スカート部は膝上丈で短い。髪には赤いネコ耳。赤い腕輪。と赤尽くしの衣装である。

 白いハイヒールを履いて、少女時代の曲「LOVE&GIRLS」にのって軽快に踊る。いい感じのナイスダンスですね。この振付け、凄く気に入りました。振付の先生は仙葉由季先生。さすがにいい振付ですが、それをかっこよく踊るつばささんのダンスセンスに脱帽。「ダンス経験はなし」と言うがそれが信じられないほど上手に踊っている。

 今回の海という演目は二部構成になっていて、このダンスは海というテーマからは独立している。このナイスダンスはどの構成でも使えますね。

 さて、ダンスが終わって、次の場面。森高千里の曲が間をつなぐ。ここから急に海らしくなる。

 つばささんが人魚の格好で登場。貝殻のブラをしている。その周りが華やかな首輪の三層協奏。まずは首回りに白いネックレス。その下にブルーの宝石のネックレス。更に大きな輪のネックレスを垂らし、黒とオレンジが数珠繋ぎなっていて白が混じっている。

下半身はメロウグリーンの布を巻き、腰で結ぶ。鱗のイメージかな。赤い花がワンポイントで腰に付いている。

まさしくディズニー映画に登場しそうな人魚の装い。長い髪が特徴的。背中まで流れる茶色いロングヘアなのだが後頭部で巻きあげている。こういうヘアスタイルを「うしろ巻きのハーフ・アップ」と言うようだ。

大きな透け透けなブルーの羽根を広げる。海をイメージしているのだろう。裸足で舞い踊る。加藤ミリヤの歌「どこまでも ~How Far I'll Go~」が流れる。これはディズニー映画『モアナと伝説の海』エンドソングである。

ベッド曲は浦島太郎(桐谷健太)の「海の声」。この歌を作ったBEGINの才能、そして浦ちゃんの歌声と三味線の演奏がすてきだよね。最高の選曲です。

最後の立上りは、1997年の映画『タイタニック』の主題歌「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」(英: My Heart Will Go On=私の心は生き続ける)。アカデミー歌曲賞を受賞した、セリーヌ・ディオンが歌う最高の曲だね。何度聴いてもうっとり聴き惚れます。

今回の選曲はつばささん自身が行ったと言っていたけど、選曲のセンスが抜群にいいね。最高の選曲に最高のヌード、ストリップ・ファンにはたまらないステージです♪

 今週は可能な限り栗橋に通って、つばささんのステージに酔いしれたいと思っています。

 

 

平成29年6月24日                     ライブシアター栗橋にて

 

 

 

 

 

『天使のつばさ』―踊り子になった堕天使―

~鶴見つばささんに捧げる~

 

 

天上にすむ一人の天使が好奇心たっぷりに地上の様子を窺っていた。

横浜にあるストリップ劇場の中を覗いたら、素敵なショーが催されていた。光と音の中をきれいな衣装を着た踊り子が舞い踊っていた。「なんて素敵な世界なの♪」

天使は自分も踊り子になりたいと思い、こっそり劇場の扉を叩き、ストリップ・デビューすることになった。劇場の社長が彼女の名前を「つばさ」と命名した。

つばさちゃんは単に容姿がいいというだけでなく、お客さん一人一人に丁寧に手紙で愛のメッセージを贈った。お客は女に縁がない心寂しい人ばかりだったので彼女の厚意に大いに感激した。彼女は一躍ストリップ界のシンデレラガールになっていった。

ふと、客席を見てみると心が病んでいる人がたくさん目に付いた。中には、失恋したばかりの人、病気の人、事業に失敗して生きる勇気を失った人、いろんな心病む人がいたのだった。彼女は黙っていられなかった。

つばさちゃんは自分の天使の翼から羽根をとり団扇(うちわ)にして、客に配った。

その団扇を揺らすと、愛の風が起こり客に送られた。心が慰められる香りがし、母なる海のような優しい声がした。その風に当たると、自然と涙がこぼれ心が洗われた。誰もがその風に癒され元気になっていった。

 

一方、つばささんは羽根を取るたびにどんどん精気を失っていった。その羽根は彼女のイノチだったのだ。それを客に捧げていたのだから弱っていくのは当然であった。

あるとき、ステージの上で気を失ってしまった。

すると、彼女の側に神様が立っていた。

「あなたは本当に優しい天使でした。私からあなたに天使の翼を与えます。」

 そう言って、神様はつばさちゃんの背中に新しい翼を付け彼女を連れて天高く舞い上がって行きました。

 

                                   おしまい

 

 

PS. つばささんの演目「海」の中の曲「海の声」を聴いて、その中の歌詞に泣けてきます。

 「会いたい そう思うたびに 会いたいが 大きくなっていく」

 これから先、そう思うことが多くなるのでしょう。でも必ず応援させてもらいますね。

 

 

今回は、ロックの踊り子・鶴見つばささんについて、「ストリップ界にスーパーモデル現る!」と題して、大阪東洋初乗りの状況をレポートします。

 

 

4月11日(火)から17日(月)まで、桜の名所・大阪造幣局で「桜の通り抜け」ができる。一度ここの花見をしたかったので、これに合わせて大阪に遠征した。

生憎、初日の11日は雨。桜が咲くこの時期というのは「春に三日の晴れなし」と言われるほど、空模様が移ろいやすい。花日和、花曇り、花冷え。桜にちなんだ天気の言葉が多い。列島の空を寒気と暖気が往来し、泣いていた空が笑ってはまた崩れる。

まぁ、私にとっての一番の目的はストリップのお華見。こちらは天気に左右されずに楽しめるからいいけどね(笑)。

ということで、大阪東洋ショーのH29年4月中の公演初日に顔を出す。

今週4月中の香盤は次の通り。①渚あおい(東洋)、②翔田真央(道劇)、③榎本らん(東洋)、④鶴見つばさ(ロック)、⑤灘ジュン(ロック)〔敬称略〕。灘ジュンさんが1~15日まで引退前関西ラストということで大入り。鶴見つばささんが東洋初乗り。

 

私は、新人の鶴見つばささんに会いたかった。というのは、スト仲間から彼女の情報が入っていた。絶対に気に入るから是非ステージを観た方がいいと言われていた。

鶴見つばささんはH28(2016)年11月21日、横浜ロックでデビュー。なんと最初は横浜ロック専属と言われていた。聞いた話だが、つばささんは元々はストリップ客として来ていて真白希実さんを気に入って、自分もやりたいと飛び込みでストリップの世界に入って来たため、しばらく横浜ロックが預かる形をとったらしい。ネーミングも横浜市にある鶴見つばさ橋から命名されたと聞く。こういう変わったデビューではあるが、スーパーモデル並みのルックスとスタイルで一躍人気者になる。最初の三週は横浜ロック出演だったが、すぐさま評判になり、新宿ニューアート、川崎ロックと他のロック館に乗り、今回、大阪東洋に初乗りになった。

抜群に前評判がいい。期待は大きかった。

初日の一回目ステージ、舞台に現れた瞬間に、そのプロポーションの良さに目を奪われた。T166cm B83 W58 H88とあったが身長はもっとありそう。スリムなので背が高く見えるのかな。それにしても宣材ポスターがぶっ飛ぶくらいに実物がいい。ポスターでは彼女の良さは表現できないと思われた。よく宣材ポスターが良く、実物を見てがっかりするパターンが多いものだが、つばささんの場合は逆のため、お客さんが大喜びしている。

もうひとつ、お客さんを喜ばせたのがポラサイン。初日は一回目にサインが頼めず二回目から頼める。初日は初乗りで慣れずにバタバタしているだろうからポラサインが遅れるのは覚悟していた。案の定、遅れた。今日中には無理と思い、私は諦めて翌日もらおうと思った。そうしたら、四回目ラスト、もう帰ろうとしていたら、仲良しのスト仲間がつばささんのポラサインに驚いていた。返却がギリギリ間に合ったようだ。問題はその内容。ポラが丁寧に毛筆で個人宛の名前を書いた封筒に入っていて、中にも丁寧に毛筆で書いた手紙が添えられていたというのだ。すぐに私も受付でポラを受け取ったが、当然ながら手紙の内容は私個人宛の内容だった。私は手紙を差し入れたが、今日はフィナーレの練習で忙しくて手紙を読めなかったので明日読みますと書いてある。しかも字がめちゃくちゃ達筆なのだ。つばささんはおそらく混血だと思うが、そんな彼女が習字ができるというのも感動もの。こんな丁寧な対応をする踊り子は殆どいない。

外見だけでなく、内面も良ければ、人気は爆発するだろう。

 

 さて、ステージの内容を私なりに紹介する。

 今週は二個出し。1,3回目はデビュー作「(仮)レインコート」、2,4回目は新作「(仮)翼」。

 「(仮)レインコート」の演目は次の内容。

 紺色の雨傘を持って、白いレインコートを着て登場。水玉模様の白の生地で、胸元から二列に四つの黒いボタンが下に並んでいる。その横にポケット用の黒いボタンが左右に並ぶ。

 栗色のロングヘア。膝下から長い脚。きらきらした銀のハイヒールを履く。

 長身の上、なんてプロポーションがいいんだろう。スーパーモデル級である。

 ルックスは色白でハーフっぽい美人。かなり若そう。20代前半かな?

 初日は緊張からか表情が硬く、はにかんだような雰囲気。頬紅が強い。二日目から慣れてきたのか、少しはにかんだ表情が消えた。

  ダンスセンスがいい。手足が長いのでステージ映えする。これからどんどん伸びる逸材。

 白いレインコートを脱ぐと、黒いエナメル上のレオタード。閉じた傘を振り軽快に踊る。スタイルの良さが見事に表現される。

 さらにレオタードを脱ぐと、下に黒い透け透けのブラとパンティ。たまらなくエロい。

 そのまま盆に移動してベッドショーへ。

 ブラをとると、形のいいおっぱい。ピンクピンクした乳首がポチッとかわいい。パンティをとるとピンクピンクしたパイパンが眩しい。セクシーなプリケツ。色白なうえ手足が長いのでキレイに見栄えするヌード。盆が小さく感ずるほど迫力満点。

 指先の白いマニュキュアがツルツルキラキラしている。アクセサリーは特にない。これだけキレイなヌードには余分なものは不要だね。

 

次に、「(仮)翼」の演目は次の内容。

最初に、星と月のマークが入った青い帽子をかぶり、真っ赤な衣装を着て登場。派手な格好で、ピーターパンの女版みたい。赤・白・青の光を放つ蛍光ペンを上にかざす。インパクトのある出だし。

次に、白い衣装に着替える。背中に大きな天使の羽根。衣装はふわふわした毛皮で、胸元に銀の模様が入っている。丈の短いワンピースなので、長い脚がきれいに見える。銀のハイヒールを履いて軽快に踊る。

次の衣装も、白と銀がコントラストした衣装だ。

二曲目から、歌詞に「翼」が入っているのに気づく。最後まで「翼」オンパレード。私にはベッドの三曲目のみ「翼をください」なのが分かったくらいで他の曲は知らない。

 

 初日・二日目と「(仮)レインコート」の演目を拝見していたら、なんと毎回微妙に違っている。二曲目の衣装が違ったり、小道具も傘が違ったり、時にメガネをかけたりしている。

 ふつう、先生に作ってもらった作品は勝手に変えないもの。もしかしたら、ステージはつばささんの自作自演ではないのかな。だから、気分で色々変えられるとか。つばささんは飛び込みで入ってきた素人と話したが、自分でステージを演じたくてこの世界に入ってきたのではないのかな。ロックでは事務所経由でデビューする人が多いが、ロック以外ではそういう素人が意外と多い。事務所が絡まないとギャラが安いので、人気が出ると劇場から引っ張りだこになる。つばささんもそういうタイプなのかなと思っちゃう。違っていたら御免なさい。

いずれにせよ、すごい新人が出てきたもんだ。スーパーモデル級で、しかもマルチタレントときたら大変だ。お客も劇場経営側もびっくりもん。ストリップ界に激震が走る予感がする。これからのつばささんの活躍が楽しみである。

 

 

平成29年4月                         大阪東洋ショー劇場にて

 

 

 

 

 

『翼をとられた天使』―踊り子になった堕天使―

~鶴見つばささんの二作品目「つばさ」を記念して~

 

 

天上にすむ女神には、たくさんの天使たちが仕えていました。

その中に、ちょっと変わった天使がいました。ふつうの天使は気品に溢れた独特な輝きを放っていました。ところが、その天使は貧相な雰囲気を持っていました。たしかに背中に羽根があるので天使には違いありませんが、他の天使と同じ輝きを放っていません。容姿も下界の人間に近い感じがします。

 

女神は、その天使を下界に降ろすことにしました。

天使は何もわからないままストリップの世界に入りました。天使の羽根をもぎ取られた屈辱、自分への自信の無さ、下界への不安などから最初のうち自分の殻に閉じこもりました。かわいい容姿でしたが、そんな彼女の暗さから、お客さんや劇場関係者の評判はよくありませんでした。

でも、彼女はストリップの世界から逃げる術を知らなかったので、踊りを練習し、一生懸命にステージを努めました。彼女のけな気な姿に好意を抱く客も現れ、次第にファンが付き始めました。

ところが、愛嬌がなく、人付き合いが苦手な彼女は、楽屋のお姐さん達から虐められました。かわいい容姿がむしろ嫉妬の対象にもなりました。ところが、天上の世界には憎しみや恨み、嫉妬や妬み(ねたみ)・嫉み(そねみ)などマイナスの感情は存在しません。だから、もと天使であった彼女には、お姐さん達のつまらない嫉妬や妬みが理解できませんでした。

「赤ちゃんは天使に近い存在なので最初は真っ白な状態で生まれてくるけど、人間は大きくなるにつれ、醜いマイナス感情を学んでいくのね。悲しいことだわ。」

彼女には、お姐さん達の虐めを気にする感覚がなかったことが救いでした。

 

ある日のこと。

彼女は、自分のことを眩しげに見つめる熱い視線を感じました。一人の青年が彼女の瞳をじっと見つめていました。他の客からも同じようなLOVEビームが全身に浴びせられました。彼女は心が熱くなりました。その瞬間、彼女の身体が内側から輝き始めました。

そして、ベッドショーで、ヒックとしゃっくりをしたら、ひとつの泡が口から吐き出ました。その泡はハートの形をしています。

ヒック!ヒック!ヒック!・・・

しゃっくりが止まりません。盆の上がハートマークで溢れました。

そのハートマークは美しいピンク色。それは美であり愛でした。それを観ていた観客はとても幸せな気分になりました。いつしか彼女のステージは幸せを呼ぶステージとして評判になりました。

 

たくさんの客が彼女のステージを観に集まりました。一躍、彼女はストリップ界の大スターになりました。

これまで彼女のことを見下していたお姐さん達は、彼女の活躍が妬ましく、さらに意地悪をしました。しかし、彼女は全く意に止めませんでした。

「美と愛をもてば、憎しみや嫉妬や妬みはいかにつまらないものか分かるわ」

ステージにおける本物の美しさは、心の美しさがそのまま反映されることを彼女が証明していました。

 

彼女のもとに、女神が現れました。

「あなたは、本当の美と愛を手に入れましたね。立派に天使の資格を得ましたので、私と一緒に天上に戻りましょう!」と言って、背中に羽根を付けてくれました。

 女神は天使を連れて天高く上っていきました。

 

                                   おしまい

 

 

 

 

 

桜が咲く頃に東京から仙台に向かうと、新幹線の窓から桜前線の北上が楽しめる。

四月早々、東京に出張したらもう桜が咲いていた。外はぽかぽか陽気で花見ごろ。

三月末、仙台ではちょうど先週の前半に雪が降ったほどで、仙台はまだまだ寒い。関東あたりから仙台ロックに来演する踊り子さんは仙台の寒さに驚いている。だから、仙台ロックに出演予定の踊り子さんに関東の劇場で会ったときには事前に春コートが必要だよと話しておく。東京と仙台の気温差はかなりある。お陰で、今回の出張で東京の花見を楽しみ、時間差をおいてまた仙台で花見を楽しめるという二重のおいしさを味わえる。

 

さて、今回の東京出張で、千葉の自宅に帰る途中、若松劇場に寄った。お気に入りの踊り子さんが4人も出演、・・華野るるさん(東洋)、森口美希さん(林企画)、浅見みくさん(池袋ミカド)、桜井ななみさん(TS)。しかも、今年に入ってまだ挨拶もしていない方が多い。

3回目の二番手、るるさんのベッドの最後に滑り込む。盆周りしか客はいない。金曜日のせいか、劇場の客入りは少ない。るるさんのポラを買ったのは私一人だけだった。

三番手で美希さんが登場。私は盆周りサイド二列目に座っていた。最初のダンスで盆に近づいた美希さんが私を見つけた瞬間、パッと笑顔になった。それはまるで桜がパッと開花するかのよう、まさに私にとって本当の「お華見」の瞬間だった。

その笑顔を見たとき、「あぁ~今日は来て良かったなぁ~」と思えた。久しぶりの美希さんのステージを見ていてトロけるような気分になった。もちろんステージも素晴らしいが、私の心の中が満足ではちきれそうになっていた。ストリップの最大の喜びは、ファンが会いに来てくれた喜びを踊り子さんが素直に表情に出してくれた瞬間なのだ。お気に入りの踊り子さんが掛け値なしに自分の存在を喜んでくれるのだから、ファンとしてこんなに嬉しいことはない。この一瞬を楽しむために遠征してでも会いに行きたくなるのである。

浅見みくさんとは今年すでにミカドで会っている。出張のついでに寄ってくれて本当に嬉しいと話してくれた。

ラストの桜井ななみさんとは昨年11月のミカド以来。最近ななみさんはお母さんの看病のため殆どステージに上がっていない。今回は久しぶりのステージ。実家と病院での看病で大変だったようだ。ポラ時、本人から「少し太ったでしょ?!」と言われて、そう思ったものの「はい」ともいえずにいたら、ポラのコメントに看病漬けで運動していなかったので5~6kgも太っちゃったと記されてあった。私としては元気なななみさんが見れただけで十分。

改めて、踊り子さんも人生を背負って頑張っているんだなとしみじみ感じるものがあった。先の森口美希さんも昨年渋谷道劇のとき、お父さんが危篤なのに行けず、泣きながらステージを努めていたのを思い出した。踊り子も客もいろんな人生や生活を抱えながら、たまたま縁あって出逢い、こうやってひとときを共に楽しんでいる。かけがえのない時空がそこにある。

ななみさんの当日最初(3回目)のポラの時、前回のミカドの預かりポラを渡された。えっ!と思ったら、太郎さんが来ていると他のお姐さんに聞いたのよ、と言われる。楽屋でも私の存在って大きいのかな!?

 

3回目と4回目の二ステージを拝見。その日は客入りが少ないこともあって、3回目に渡した手紙に対するコメントをみなさん丁寧に書いてくれた。私としてはすごく嬉しかった。そのうえ、4回目のポラ時に、みなさんから「今週はもう来てくれないの?」と尋ねられた。踊り子さんの気持ちが伝わってきて「自分は本当に幸せ者だ」とじわーっと感激してしまった。

 

今回の若松観劇・・・私がストリップに求めている「踊り子さんとの心のふれあい」がそこにあった。客が少なく進行が早かったので、ラスト10時半で終演。

桜のニオイを全身に感じつつ、私は最高の「お華見」という満足感に浸りながら若松劇場を後にした。

 

 

平成21年4月                             

 

 

今日は「若松炎上」という縁起でもない話をします。

 

H21年2月の話。東京出張の折、仕事が終わって千葉の自宅に帰る途中、船橋で下車、久しぶりに若松劇場に立ち寄った。

白雪恋叶さんや綾瀬ナナさんにまだ新年の挨拶をしていなかったし、ロック新人の愛野梨華さんのステージも見たかった。梨華さんは1月に仙台ロックに初出演の予定だったが、インフルエンザの急病で急遽キャンセルになっていた。

入場したときは3回目の3番目、愛野梨華さんのステージ。ちょうどいいタイミング!その後、白雪恋叶さんのステージと続いた。お目当ての2人のステージに満足したら、急にお腹が空いているのに気づき、すぐに劇場前の大和食堂に向かった。

以前からこの食堂にはお世話になっているので、食堂のおじさんやおばさんとは顔見知り。「いらっしゃい! 久しぶりだね」前はよく来ていたので、今は仙台に単身赴任していることを前から話している。今日は東京出張で立ち寄ったことを告げる。

満腹して食堂を出た瞬間、外で2人のサラリーマンらしき男性が騒いでいる。彼らの視線を辿ったら、なんと、若松劇場の裏手に真っ赤な火の粉が見える。劇場からは少し離れているものの延焼する可能性もある。当日、風が非常に強かった。パン!パン!と何か破裂する音も聞こえる。

驚いた私はすぐに劇場に戻り、受付の責任者に連絡した。彼と劇場関係者数名が外に飛び出した。その間、1人のサラリーマン風の客Aさんがお金を払って入場した。

その直後、劇場の電気が一斉に消えた。電信柱が延焼し、近所一帯が停電。

お客だけでなく、踊り子さんも全員が、劇場から表に脱出。すでに消防車が駆けつけて消火活動を行っていた。付近の路上は住民でごった返していた。

火の発生元は、元遊郭で今は無人の建物らしい。今時そんな建物があるのかと驚く。奥まった裏手にあるので、近所の人しか知らない。

踊り子さん達は楽屋から荷物をステージや玄関まで運んでいた。真っ暗い中、蛍光灯や携帯電話の光をかざして、常連さん達が手伝っていた。

風向きからして若松劇場に延焼する懸念はなかった。消火は順調に進んでいるようなので、停電がなくなれば公演再開もありえる。少しして、残った客と踊り子さんがラウンジに集まった。かすかな光の中で、みんなが佇んでいた。

先ほど入場したばかりの客Aさんが「おいおい、まだ1人も観劇していないのに、このまま終わったらたまらんよ」と言っている。

火はその元遊郭を全焼しただけで、すぐに収まった。しかし、停電は続いたため、劇場責任者が「今日はもう公演中止です。明日、来ていただければ入場料を無料にします!」と話した。それを聞いた客の数人がぼちぼちと帰っていった。

ラウンジに居たとき、綾瀬ナナさんが立っている私に気づき話しかけてくれた。「太郎さん、せっかく来てくれたのに・・ごめんね。新作だったのに見てもらえないで残念だわ」。ナナさんの優しさが伝わってきて、暗いけど、心が明るくなった。別れ際、わざわざ握手までしてくれたときに、ナナさんの手の温もりを感じた。

そのとき、私は明日も来ようと心の中で決意していた。明日まで出張なので、仕事帰りに若松劇場に寄って、その後、深夜バスで仙台に帰ろう。

 

翌日、仕事を早めに切り上げ、3時頃に若松劇場に到着。運良くトップの綾瀬ナナさんの2回目ステージに滑り込む。ポラだけ参加だが。

その時のサインポラが3回目ステージで返ってきたが、ナナさんのコメントが面白かった。「若松炎上になるところでした(笑)。太郎さんリベンジ。お時間つくって頂けて、よかったです。どうもありがとうございます。」

若松炎上にならなくて本当に良かった。なにせ私のホームシアターですから。それにしても、吉原炎上に掛けた、この若松炎上という表現は面白い。ナナさん、さすが!と思った。

当日、ナナさんに手紙を2通渡したが、ポラサインのコメント以外に、最後にお手紙を頂いた。私の手紙に対する感想が綺麗な字体で丁寧に述べられてあった。ナナさんから手紙でお返事頂くのは初めてだったし、その内容に感激した。

今回の若松観劇では、ナナさんのやさしさイオンをいっぱい体感でき幸せな思いをさせていただいた。

途中、火事現場を見に行った。ちょうど現場検証していた。風情のある元遊郭が真っ黒になった外形を晒していた。両隣のアパートは外形は延焼した気配は見えなかったが、出窓が真っ暗になっており、建物内部に延焼しているのが分かる。ベランダに燃えた家財道具が出されてあった。中は住めない状態になっているのだろう。ただ、あれだけ強風の中、延焼がこれだけで収まったのは、風向きに広い駐車場があったからだ。私が最初に目にした劇場裏の火の粉はこの駐車場の上を舞っていたものだった。住宅が密集していたら大惨事になっていた。ある意味、これも不幸中の幸いだろう。

 

長くストリップ劇場通いしていると、いろんなアクシデントが発生する。最近でも仙台地震、渋谷道劇での警察のガサ入れ・・・たまたま運良くその場には遭遇しなかっただけで少し時間がずれていたら直撃していた。台風で休演というのもよくある。火事に遭遇したのは今回初めてだったが、途中休演にはなったものの、翌日無料で観劇できたのだから実質的な被害はなかった。

天災は避けられない(警察のガサ入れは天災ではないが)。何事にもアクシデントはつきもの。こうしたアクシデントが発生したときにはじたばたしないことだ。仕方がないことだから、感情を高ぶらせず、淡々と受け入れるしかない。変な言い方だが、アクシデントを楽しむぐらいの度量をもつべきかとも思う。

今回は翌日リベンジ観劇できて本当に良かった。万一、若松炎上になっていたら大変だった。不幸中の幸いと神に感謝すべきだろう。

そうそう、翌日、若松劇場でAさんと会って、お互い顔を見合わせて笑った。

よかった! よかった!

 

平成21年2月                          

 

 

 先日、夕貴美保さんの熱烈なファンであったAさんを久しぶりに劇場で見つけた。

以前、彼は夕貴美保さんが出演しているときには必ずいた。美保さんのファンは熱烈な方が多く、他にもみかける顔はたくさんいたが、その中でも彼の存在は「Aさん=夕貴美保さん」と云えるほどであった。彼の風貌からして夕貴美保さんの用心棒みたいな気がしていた。ポラは毎回毎回どれほど撮ったか分からないほど持っていたろうし、彼女のオークションなんかでも驚くほどの大金をはたいて入手していた。彼の部屋はきっと夕貴美保さんのグッズで埋め尽くされ、まさに生活そのものが夕貴美保さんだったと推測される。

昨年末に夕貴美保さんが引退されたとき、これからのAさんはどうするのだろうかと他人事ながら心配していた。

 そんな彼をひょっこり浜劇で見つけたから、おやっと思った。

 見ていたら、加瀬あゆむさんの追っかけをしていることが分かった。私はたまたま二日続けて浜劇に通ったが、案の定Aさんも二日来ていた。他の子のポラは一切撮らずにひたすらあゆむさんだけポラを撮っていた。

 

 夕貴美保さんのときは、彼女の用心棒のごとく一番客の存在を示していた。みんなが一目置いていたと思う。それに比べて、あゆむさんのファンとしては後発隊であり、あゆむさんを一生懸命応援している姿を見るに、私はなんか悲しいものを感じさせられた。

 彼の青春は夕貴美保さんだった。9年間よそ見もしないでひたすら美保さんを応援し続けた。50前後かと思うが、美保さんと出会って、結婚願望も捨て去り、今この歳になってしまったという感じがある。美保さんと出会わなかったら結婚もできて幸せな人生を送れたかというとそんな保証はない。彼が夕貴美保さんの引退をどんな気持ちで観ていたか、誰も窺い知るところではない。失望か、はたまたひとつの区切りとして受け止めたか。

 美保さんが長い間応援してくれたAさんに感謝していたことは確かだろう。それだけでAさんは救われるのかもしれない。

ただはっきり云えることは、彼はこの9年間幸せだったということか。

 

踊り子さんとの出会いは縁である。たくさんいる踊り子さんの中で、たった一人でも夢中になれる方を見つけた人は幸せだと思う。彼女に会うために毎日ルンルン気分で劇場通いできる。それが幸せでなくてなんだろう。

恋愛している人間は幸せである。歳をとれば、なかなか恋愛気分に到達するものではないから、それができたのだから何を後悔することがあろう。

踊り子さんとの出会いと別れはひとつのドラマである。二人は劇場という舞台でドラマの主人公役を演じ切ったと思いたい。

 

平成21年4月