★10月15日 15時30分 
途中、追記しました
 
 
おはようございます。ステップあやです。
 
前の記事から続きます。

①体重表記あり「コレステロールを下げる健康な食事」をきっかけに、摂食障害になりました)
 
 
 
 
から引き続き、「コレステロールを下げ健康になりたくて始めた食事」から、太ることが怖いカロリーが怖い不健康とされる食事が怖い「摂食障害」になってしまったご相談者さん(ペンネームおかみさん)へのアドバイス、返信です
 
 
 
一つ前の記事の最後に
 
 
でも相談者のおかみさんは、明らかに、「太りやすい体質(省エネモード)」にはなっていないと思います。
 
 
逆に、出来るだけ多くカロリーをとれるような工夫をしないと、心身の健康が追い付いてこないタイプのひとかもしれません。
 
 
と書きました。
 
 
なぜそう思うかというと、
 
もし、私が長年のダイエット生活の末に経験した 省エネ体質 になっているとしたら、
 
一日1350キロカロリーで低体重、にはなりません。

私がこれまで個人セッションで見てきた人の中には、一日1,700キロカロリー、2,000キロカロリー食べているけれども、(その内容はご飯中心の人もいれば、大量の野菜をとってやっとそれ位になっている人もいます
 
 
それでも、体重の回復が追い付かず、低体重の人もいるのです。
 
 
 
※体重の回復とは、 脳や体が健康に機能する状態を取り戻す変化のことです
 
 
 
私が省エネ体質になったときの体験は何度も書いてきていますが
 
 
摂食障害になって15年めに「拒食と過剰な運動」になってから
 
一日に上限は800キロカロリー摂取と決めていて、それに加えて摂取カロリーを上回るカロリーを消費するのが日課。
 
そんな拒食生活に365日休みなしで追われている状態でした。
 
 
その結果、私の場合は、
 
「体がいつまでつづくかわからない飢餓状態から身を守るために、
 
基礎代謝を下げ、体脂肪として蓄えておこうという力を強める省エネ体質
 
になったため、
 
年々1-2キロずつ太りはじめて、
最終的には、低体重どころか軽肥満とされる体重で安定していました。
 
 
※こういう「省エネ体質」になる人は私が世界で一人なわけがなく、結構いらっしゃいます。
 
 
 
一方、おかみさんは、
1350キロカロリー食べていて、

 
普通体型でもなく
ちょっとやせ型でもなく
かなりの「低体重」になっている。
 
…ということは、
もうおわかりですよね。
 
 
 
省エネ体質ではなく、
その逆になっている可能性がある、
と思う。
 
※注意
 
一般的な体質の人にとって1350キロカロリーは、結構強度な「ダイエット」のカロリーなので、一時的にやるのはいいですが、一生続けようとすれば、
 
過食や省エネ体質になってもおかしくないカロリーですが
 
そうなる前に「体が消化、吸収、代謝する力までも弱くなり、多めに食べないと太れない体質」になってもおかしくないカロリーでもあります。
 
 
※お年寄りやもともと遺伝的に基礎代謝が低い体質の人はそのカロリーでも間に合うのでお腹もすかず、体も壊さないので全てではありません。

 
 
低栄養状態の影響で、
体全体の機能が落ちていて、
 
食べたものを消化、吸収して、
エネルギ―に変える力も落ちていて、
 
体脂肪はおろか
内臓や筋肉を作る力も落ちている。
 
 
 
1350キロカロリーに限らず、それ以上のカロリー食べていても「低体重」の人も同じことになってると思うよ。
 
 
 
これを、回復期に、
体重だけしかみてない先生は
 
隠れて吐いてるんじゃないかとか食べもの捨ててるんじゃないかと疑ったり
 
 
本人なりにすごく頑張って、ここまで食べられるようになったのに、努力してないみたいにいわれてしまうのはとても悲しいし、辛いことだと思います。
 
 
 
※体質的に、省エネ体質になって太ってきたら、食べる努力しなくても低体重脱するからそれは言われなくなるけど、今度は逆に「痩せる食べ方や運動のおすすめ」などされることも出てくるという別の辛さがあります。
 
 
(摂食障害って痩せたい病気だから、普通の人の何十倍も気にし過ぎるくらい気にしてるし、努力もしてるのに!)
 
 
 
どちらもそれなりの辛さがあるのですが、
 
 
低体重の人にしっておいてほしいのは
 
 
将来はともかく
「今ここ」の体は
 
今 自分に許している食事のカロリー、栄養の量では足りないから、
「健康な体」を作ることができなくなってて、それを表しているのが低体重なんだよ、
 
ということ。
 
 
 
遺伝的にダイエットしなくても太れない体質の人もいるので全てそうといってるわけじゃないけれど
 
 
一般的な体質の人にとっては
 
低体重って、体の重さや形だけを表す話ではないんです。
 
 
 
ココがたぶん、摂食障害の真っ只中はどういう意味なのか理解できなくて
 
 
私別に、体は動かそうと思えば動くし問題ないよ?不健康じゃないよ?
 
 
 結局、太らせようとしてるだけじゃないか。数字しかみてくれないじゃないかショボーン
 
 
 
って怒りや悲しみを感じたり、そういう医師やカウンセラーに不信感を感じたり、、ってなることがあるのだと思います。
 
 
 
わたしもその気持ちは経験してるよ。
 
 
ジリジリ太りだしてもまだやせ型だった頃は
 
周りの大人に、
もうダイエットやめなさいとか、
健康によくないよ、
 
とかいわれても、全く納得できなかったし、
 
太らせようとしてるだけじゃん!こいつらのいうこと聞いてたら太って老けて不健康なデブなるじゃんって思ってたからさ。
 
 
 
けど、そういう意味ではないということは、体の仕組みをきちんと理解してわかった。
 
 
これを理解したからといって、じゃあ体重増やします!ってできなくてもいいし、そう思えなくても怒らないよ。
 
 
 
だけど、ただ、知っておいて欲しいと思うから、もう何度も書いてきてるけど、次の記事で低体重の意味 について改めてまとめます。
 
 
決して、体重が低いのは絶対ダメ、だれでもダメ、不健康だ、ということではありません。
 
 
とりあえず、この記事はこれでおしまいです。
 
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