メディア掲載著書個人セッション

 


皆さん、コメント、メールのお返事が追いついてなくてごめんなさい。ちょっと待っててね。

 


今日は咀嚼の話です。

よくかむ、って拒食症、飢餓ダイエット初期はやり過ぎ?って位やってる人も多いと思うんだけど。

 

いったん《してるつもりのない》我慢の糸がプチンと切れると、人一倍早食いになってしまう・・

 

なんてことは私も経験していますが

 

 

 

あの頃は、噛まなくたって
カロリーさえ低ければ太らない!

と思って

 

どーしたら摂取カロリーを抑えられるかばかりかんがえていました。

 

 


だんだんとエスカレートして無茶なダイエットしてたら、日に日に過食衝動が強くなり、ある日からそれが暴走(;へ:)

食欲中枢が正常に働くなってしまったのです・・。

 

 

今日は

 

○「よく噛むこと」で 体にどんな変化がおこるのか、

 

そして、

 

○よくかむコツ

(よくある何回噛むとかじゃないよ)

 

についてお話をしたいと思います。

 

 

 

○「よく噛むこと」で、体にどんな変化がおこるのか

 


まずですね、咀嚼ってもう、そこからが消化活動の始まりなんです。


●食べ物に含まれる”でんぷん質”は、咀嚼によって唾液と混ざり「麦芽糖」に分解されるのですが、その麦芽糖というのが甘く感じられる物質なのです

 

お米をよく噛むと甘くなる、

って聞いたことがある方も多いと思いますが、あれもそのため。

 

 

早食いだと、この咀嚼による変化がないので甘みを殆ど感じられず、そのために、味の濃いものを好むようになり、知らないうちに塩分や糖分をとりすぎて浮腫みやすく太りやすくなってしまう

 

・・というわけです。

 

 

恐ろしい言い方をしてしまったけれど

これ逆にいうと

 

 

このよく噛むことで感じるこの微妙な美味しさの変化が分かるようになると


”噛まずに飲み込むなんてもったいない!”となり、

 

痩せるためにガマンしなくても

せっかくのおいしさを楽しみたいから自然によくかみたくなる、ってこと。

 

 

 

 

 

これ”美味しい”が好きな人こそ、期待できる効果です。

食べ物の美味しさに全然快楽を見出せない人にとっては、どうでもいいことなのであまりやりたくはならないと思います。

 

 

 

 

 

ただ、美味しいが好きなひとでも、

咀嚼が癖になるほど好きになるには、

 

 

お米やお芋などでんぷん質を含む
未加工で味が完成している食べ物が
食生活の中に定着している必要があります。

 

 


 

これ、大切なポイント。
 

 

 

そしてもう一つ着目していただきたいのは、

今までも触れてきましたが、

 

咀嚼→満腹ホルモンの効果です。

 

 

それはつまり、こういうこと


↓↓

 

 

●食事をすると脂肪細胞からレプチンというホルモンが分泌されたり、上昇した血糖値を下げるためにすい臓からインスリンていうホルモンが分泌されるため、それが満腹中枢を刺激して、満腹感を感じます。

 

 

 

●また、咀嚼によって、脳内にヒスタミンという物質が量産されますが、これが脳内の満腹中枢を刺激して私たちは「満腹感」を感じることができます。

 

 

 

●さらに、↑この”ヒスタミン”は交感神経を刺激するので脂肪燃焼が促進され、じっとしていても熱産生が亢進し、代謝が高まる・・・なんていうことも!!


また、今まで記事としても取り上げてきた●CCKという消化管ホルモン(主に脂質に反応する満腹感のホルモン)や、癒しの脳内ホルモンセロトニン(満足感のホルモン)も、食事の満腹感に貢献しているのですが、なんとそれらのホルモンも咀嚼によって分泌が促進されるのです! 
 

 

 

 

 

ココまできいただけで、いや~ん、噛まなきゃ損~!って思いませんか?^^。

 

 

 

ところが、食事→ホルモン分泌→満腹感の一連のプロセスには時間がかかります。

 

 

 

 

これは有名な話だと思いますが

 

 

咀嚼を殆どせずに”早食い”してると、このプロセスが終了する前に(満腹中枢が刺激される前に)胃につめこんでしまうので、満腹感を感じるころにはすでに食べ過ぎていてああつらい、気持ち悪い~・・・・っと、不快な状態になってしまうのです。


 

実際、皆さんもこんな体験はありませんか? 旅館や結婚式などで、一品ずつゆっくりと料理が運ばれてくるコース料理を食べてると、最後にたどり着くまでに、強烈にお腹一杯になる!なんてこと。

 

 

 

 

私も過食嘔吐全盛期のころでさえ、それは感 じていました。

 

 

でも、あの頃は

「満腹感=食べすぎた証拠だ!」

って思い込んでいたので、

 

おなか一杯を感じたとたんにパニックになり、わざわざそこから更に過食を重ねてわざと吐く、

 

というわけの分から ない行動をしていたわけです。。 

 

 

 

 

でも実際は、大皿の上に寄せ集めてみたらそんなに多いわけでもない、、、ということが多いんですね。

 

 

ってことに気づいたときから、それまでの自分が信じていた「おなか一杯はダメ」という不快な思い込みは、違うのかも?といい意味で疑えるようになりました(^-^)
 

 

 


一般的に、フランス人がアメリカ人みたいに太ってないのも、食をゆっくりと楽しむ文化があるから、なんだそうです。

 

 

●ゆっくり楽しく食べることで

 満腹中枢を刺激するホルモンや

 脳内伝達物質が分泌される

 

●栄養/カロリーをしっかり摂取するからこそ体がイラナイ時はイラナイとサインを送る健康な食欲を維持できる

 

●食事を楽しむことでも、その心の状態によって、満腹中枢を刺激するホルモンが分泌される
 

 

だからこそ、太りにくいのね♪

 
 
 

 

もちろん満腹感を感じるために必要なのは、咀嚼”だけ”じゃないので早食いの人は皆太るってことじゃないですよ。

 

 

ただ、カロリーや食べる量を減らすばかりがダイエットじゃないんだって伝わるといいなってそれだけ。

 

 

だけどね、

 

かまなきゃダメだ!ってやらなきゃいけない義務にして食事をストレスにはしないでね。

 

↑これもだいじだよ。

 

 

回数多く時間を無駄に長くしても

それが、ストレスになってたら

何をどう食べても満腹感て感じにくくなってしまいます。

 

 

大切なのは一口一口を美味しく味わって楽しむこと

 

 

快適だなぁと感じる心の状態でだって満足感につながるセロトニンが分泌されるのですから。

 

 

 

 

 

私たちは生きてる人間ですから、その時の状況によってはゆっくり楽しんでいられないときだってあるのは当たり前だよ~。
 

そんなときまで、ゆっくり食べなきゃ(;へ:)ってストレスためるより

 

できるときに

できるだけ

「噛む美味しさを楽しむ」を心がける。

 

↑↑

 

これが、一番効果的なのですよ(^-^)

 


 
そうはいっても、よく噛もうとしても、

喉に流れていっちゃうっていう人いませんか。

 

私も昔はそうだったので次のページでは「よく噛むコツ」を書きますね。決して何回噛む、とかそういうことじゃありませんよ\(^^;)

 

 

続きは次のページに続きます。

 

 

 
 
ニコ今日も読んでくれてありがとう音譜

 

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