2014年モデル(Early 2014)を使っていたのですが、型が古くなって対応していないアプリが出てきました。Macを動かすmacOSがVer.11.7.10(Big Sur)から新しくできなくなっただけでなく、Pararells Desktopを使ってmacOSと同時に動かしていたWindowsも10から11にアップデートできなくなりました。Windows10を使い続ける手もないではありませんが、動作が遅く不安定になってきています。

 

新調したMacbook airは画面が13インチ(今までは11インチ)。macOSのバージョンは一気に26.2(Tahoe)まで上がりました。心臓部にあたるプロセッサがデュアルコアintel Core i5(1.4GHz)からApple M4になり、システムメモリも4GBから24GBに増えてサクサクと快適に動きます。

 

旧Macから新Macへの移行は移行アシスタントというMac付属のアプリを使って丸ごとコピー。問題はWindows。旧Macから新Macに移したWindows10が動作せず、無料での11への更新ができませんでした。

 

やむなくWindows11を新たにインストールして、旧Macで使っていたWindowsアプリを手作業でインストールし直しました。

 

年賀状の宛名印刷はMS-DOSの時代から使っているTheCARD8.0e(最終バージョン)。宛名印刷に今まで使っていたHG正楷書体PROというフォントがなくて困りましたが、ネットからダウンロードすることができたので、次の買い替えに備えて保存しておきます。

 

後はVjeというMS-DOSの時代からWindows10まで使っていた日本語入力システムをWindows11に入れられるかどうか。旧MacはmacOSだけにして初心者にネット検索などに使ってもらいます。

 

左が新Mac、右が旧Mac。表示しているアプリ(ソフト)はどちらもTheCARD

2010年からタニタの体組成計で体重、体脂肪率、筋肉量などを測定して、エクセルで記録していたのですが、2021年に全く動作しなくなりました。中国製の安い体組成計を買ったものの、初期不良で計測できず、返品して、そのまま何も測定しないままになっていました。

 

食べるだけは食べていますが、トレーニング不足で、今年の健康診断では昨年74.2cmだった腹囲が78.0cmになってしまいました。判定は「ふつう」ではありますが、自称でもアスリートの自分としては黄信号。血糖値についてもHbA1cが5.4%から5.8%に上昇して「要指導」の判定になりました。ただし、主治医によると「これくらいは問題ない」ということでした。

 

何事も早めの対策が肝心。充電ができなくなったガーミンのランニングウォッチも新調したのに合わせて、体組成計も買いました。

 

ガーミンの体組成計だと計測データをガーミンコネクトに自動転送できて、ランニングの記録と一緒に管理できるので便利ですが、2万円以上します。

 

それで買ったのがYINOLIFEという聞いたこともない中国製で、値段はガーミンの10分の1以下の1990円。ガーミンが0.2kg刻みなのに対して0.1kg刻みで、測定項目が25もあります。ガーミンコネクトに直接、データを転送できないのは残念ですが、データはスマートフォンに自動転送されて、アプリで見ることができるので、前のように故障しなければ十分です。

 今年は全くトレーニングができませんでした。退職後は十分な練習ができていませんが、その中でも最も練習できなかったオフシーズンとなりました。

 

 しばらく走れていなかった理由の一つが、長年使ってきたGarminのランニングウォッチの故障。電池の充電ができなくなって使えなくなりました。今シーズンもスキーの大会には出たいので、せめてランニングぐらいはしておこうと、Garminの新しいランニングウォッチを買いました。

 

 買ったのは、数あるラインナップの中でも一番安いForerunner 165 Music。それでも昔の高い機種ぐらいの値段はします。

 

 ただし、この10年間の進化はめざましく、走りながらBluetoothイヤホンで音楽が聴けたりします。

 

 夕方から車で由良川沿いの堤防まで出かけて、easy40minという40分間の軽いランニングプランをスマートフォンを使ってランニングウォッチに転送してスタート。右の股関節と左の膝関節外側に違和感があるので、そこに無理がかからないようゆっくり走りました。

 かかとから着地して、体重が足の外側を前に移動し、小指の付け根まで行って、最後に親指の付け根で地面をけるように意識しました。体重がかかとから親指の付け根に行くのではなく、かかとから小指の付け根に行ってから親指の付け根に行くようにするのがポイントです。

 40分間のイージーランニングで平均心拍数は114、最大は159。平均ペースは9分26秒/kmという超スローペース。長く走っていなかったことでもあり、ぼちぼち走りながら体を絞っていこうと思います。

 

全日本スキー連盟(SAJ)公認(B級)第29回新潟県マスターズスキー大会(2月14日〜15日)の申込書が届きました。

 

昨シーズンは参加申し込みをしたものの直前にキャンセルして出場しませんでした。理由をよく覚えていないのですが、確か雪が降りすぎて立ち往生する心配があったからだと思います。

 

会場はモーグルの公認大会でおなじみの松之山温泉スキー場。種目は大回転(GS)。モーグルの大会の合間に常設ポールバーンを滑ったことはあります。

 

アルペンの大会は草大会(SAJ非公認大会)の白馬八方尾根リーゼンスラローム大会に出場していますが、公認大会の出場は初めてです。どちらにしてもアルペンレースは素人同然なので、最下位覚悟でがんばりたいと思います。

 

11月27日のFacebook投稿の転載

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2018年に終わった減反政策が、今も事実上続いているという誤った現状認識に基づく米(こめ)政策批判が11月26日の毎日新聞の「論点」に掲載されました。今まで「意味のわからない米政策批判」として書いたことの繰り返しになりますが、改めて書いておきます。毎日新聞の「オピニオン」係にメールで送った文章です。

 

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「論点」11月26日「コメ政策 再び転換」の山下一仁・キャノングローバル戦略研究所研究主幹の「減反は国家存亡の問題」の誤りについて

 

前文と囲みの部分で<事実上の「減反」><事実上50年以上続く「減反」>とされており、政府の減反政策が2018年に廃止された後も続いているという認識で記事が書かれていますが、これは誤りです。山下氏の主張は減反が続いているという誤った前提に基づいており、意味をなしていません。

 

山下氏は冒頭、<石破茂前首相が目指した改革は、減反をやめる。するとコメの生産量が増えて米価は下がる>と述べています。次の段落には<減反というのは、補助金でコメの生産量を減らし、米価を高く維持する政策です。補助金は年約3500億円にも上り、これほどの血税を使って米価をわざわざ上げるという、とんでもない政策なのです>とあります。

 

この「補助金」というのは水田活用の直接支払交付金(令和7年度概算要求額3015億円)のことを指していると思われますが、これを減反政策というのは、山下氏の誤った認識です。制度的にも実態としてもそうはなっていません。

 

2018年に減反政策が廃止されるまで、行政が米の生産目標数量を決定し、農業者に配分していましたが、2018年の減反政策廃止により、生産者が自主的に生産調整をするように変わりました。政府から提供される需要、販売に関する情報をもとに生産者が自分で生産量を決めるように制度が変わったのです。

 

2018年の減反政策廃止後も、水田で主食米以外の作物を栽培するときに支払われる水田活用の直接支払交付金が継続されたことをもって山下氏は減反政策が続いていると認識されているようです。2018年の減反政策廃止により、生産者が自主的に米の生産調整をするようになってから、水田活用の直接支払交付金には、かつての転作奨励金のような意味合いはなくなっています。生産者は政府が提供する米の需要と価格の動向を見て、米の生産量(作付面積)を決めるわけですが、米の需要がなくて米の価格が安いために、米を作ってももうからないときに、農家が米作りをやめると同時に水田を放棄してしまっては農地が農地として維持されないので、他の作物を栽培して水田を農地として利用するように支払われる交付金という意味合いになっています。

 

水田活用の直接支払交付金をなくせば米の生産量が増えるというのは全くの見当違いです。実際、水田活用の直接支払交付金をなくしていないにもかかわらず、令和6年産米より令和7年産米は増えています。米不足が深刻な問題となったことと、米の価格が上がったことで、農家の米作りのモチベーションが上がったためであると考えられます。

 

政府が減反政策によって米の価格を高いままにしてきたというのが山下氏の主張ですが、2018年以降、米が余って米の価格が低迷しているときに行政が、農家に対して米の生産量を抑えるように働きかけたことはありません。行政が需要に応じて生産量を増やしたり、減らしたりという調整をすることは今の制度ではできません。2018年の減反政策廃止以降、政府は生産調整にいっさい口出しをせず、農家が米の生産量を自主的に調整できるように、環境整備だけをすることになっています。米不足になっても、政府が農家にもっと米を作れとは言えないのです。農家がもっと米を作ろうと思えば作れるように環境整備には補助金を出すというのが政府の立場です。

 

2018年に減反政策は名目上も実態の上でも廃止されて、米の生産量と価格は市場原理に基づいて決まることになっています。農家が自分で決めた生産量と需要で決まります。政府は米価を高く維持する方策をいっさいとっていません。コロナ禍では米価が暴落し、コシヒカリ玄米30kgの農協の買取価格がそれまで6000円台だったのが、4000円台にまで下落しました。農家に対する給付金はありましたが、米価を維持するための施策はありませんでした。下落する前の6000円台は約30年間変わらなかった価格です。減反政策がとられているときも、2018年に減反政策を廃止して市場原理に任せるようにした後も、政府は高い米価を維持する政策をとっていません。

 

山下氏は宇田川記者によるインタビュー記事「不作でもインバウンドでもない コメが買えない『本当の理由』」2024/8/18 14:00(最終更新 9/3 11:50)

https://mainichi.jp/articles/20240815/k00/00m/020/216000c

で、<廃止したのはコメの「生産数量目標」だけで、生産を減らせば補助金を出すという減反政策の本丸は残したままです>と主張しています。

 

山下氏のこの誤った認識に基づいて、その後の記事が書かれ、掲載されているようです。

 

繰り返しますが、水田活用の直接支払交付金は減反政策ではないし、事実上の減反政策でもありません。減反政策は2018年に終わって、米の生産量と価格は市場原理に任すことになっています。その帰結として起きたのが米不足と価格高騰です。

 

 

<11月22日のFacebook投稿からの転載>

 

 ここで言うクマは本州のツキノワグマです。その出没要因については、長期的な要因と短期的な要因に分けて考える必要があります。ここでは短期的な要因について考えてみます。

 

 疑問

(1)今年、東北をはじめいたるところでクマが大量出没しているのはなぜなのか

(2)うち(京都府北部の綾部市)の近辺ではクマが今年に限って出てこないのはなぜなのか

 

(1)の要因としては、冬眠前のクマの主食であるドングリの不作が言われています。(*1)

 

 19日放送のNHKクローズアップ現代でも、ドングリが豊作だとクマが増えて、翌年が凶作になると、クマの食料が足りなくなってクマが里まで下りてくる可能性が指摘されていました。(*2)

 

 東北森林管理局のブナ開花・結実調査によると、今年、東北のドングリは大凶作です。(*3)

 

 写真1は最近の調査結果を示しています。大凶作、凶作、並作、豊作のうち、青森県では昨年が豊作で今年が大凶作ですが、秋田県、岩手県については昨年は並作です。これまでの調査で大凶作は39%あり、豊作の翌年が大凶作になったのは今年が初めてではありません。岩手県については、豊作の翌年に大凶作になったのは平成13年、平成18年、平成26年、平成28年の4回あります。秋田県は平成8年、平成18年、平成28年、令和元年の4回あります。どちらも豊作の翌年だけでなく翌々年も大凶作だったときもあります。最近では岩手県、秋田県とも、令和4年が並作で令和5年が大凶作です。昨年と今年の豊凶パターンと同じですが、岩手県の令和5年の豊凶指数は0.0で今年の0.1とわずかな違いとはいえ、今年よりもひどい大凶作でした。

<写真1>

 

 このように、今年の東北のドングリの大凶作がこれまでよりも特別ひどかったとは言えず、これだけでは今年のクマの大量出没の原因を説明することができません。

 

 では、何が原因なのか。今年が今までと違ったこととして考えられるのは、夏の異常高温と少雨です。記録的な暑さになったことはわかっているので、気象庁の月間降水量のデータを調べてみました。(*4)

 

 秋田県と岩手県の2022年以降の月ごとの降水量を表にしました。気象庁のデータは観測地点ごとの表示となっています。内陸部と沿岸部で大きな違いが見られなかったので、全地点の値を単純平均しました。写真2(秋田県)と写真3(岩手県)です。

<写真2>

<写真3>

 

 どちらも7月の月間降水量が極端に少なかったのがわかります。6月も少なめです。8月以降は雨が多かったようです(特に秋田)。

 

 今年の梅雨入り、梅雨明けについての気象庁の確定値でも、東北南部、東北北部とも平年より梅雨入りが遅くて梅雨明けが早く(梅雨の期間が短い)、梅雨の期間の降水量が平年の半分以下だったことが示されています。(*5)

 

 クマの生態や行動パターンがわからないのであくまで仮説ですが、クマの生活圏である深い山が異常高温と乾燥によって、いつもでさえ少ない夏場の食料と水が枯渇して、クマが飢餓状態になり、人里近い川下まで下りてくるきっかけになった可能性があるのではないでしょうか。あくまで仮説です。

 

 次に疑問(2)です。うちの近所では近年、毎年のようにクマが人目につかない夕方以降に現れては山の畑や民家の庭の柿を食べていました。柿の木に爪跡や枝をへし折った跡があり、オレンジ色をした新鮮なふんが残っているのでクマが出たことがわかります。

 

 ところが今年は全くその気配がありません。わが家の近くでクマの痕跡を見たのは、8月1日の1度きりです。スモモにカラスよけの防鳥ネットを張り終えた次の日、地際のすきまからクマが入り込んで木に登って残っていた実を全部食べてしまいました。枝がへし折られていたのと、ふんが近くに落ちていたのでクマのしわざとわかりました。

 

 今日(11月22日)の毎日新聞京都面の記事によると、うちの隣の福知山市での今年度のクマの目撃件数は昨年度から半減しているそうです。

 

 東北と何が違うのか。まず、ドングリについて見てみます。

 

 京都府のブナ科種子の豊凶調査によると、ブナ科種子全体としては「並作に近い凶作」です。(*6)

 

 これはもう少し細かく見る必要があります。

 

 まず、植生の違いです。東北は落葉広葉樹林帯(ブナ林帯)で、冷涼な地域に多いブナやナラが主体です。一方、西日本は照葉樹林帯で、カシ、シイなどの常緑広葉樹が多くあります。落葉広葉樹は低山に生えるクリやコナラなどが多く、東北に多いブナは標高の高いところにしかありません。

 

 京都府のブナ科豊凶調査では、コナラ、ミズナラ、ブナ、イヌブナが調べられています。表を見ると、大江山などの標高の高いところにあるブナ、イヌブナがどの地点も凶作です。それよりは標高の低いところにあるコナラ、ミズナラは大半の地点が並作です。

 

 京都府のクマが住む丹波山地は標高が低く、クマの主食のドングリの中でも照葉樹林帯に多いカシ、シイの実があります。落葉広葉樹では標高の低いところに多いコナラ、クヌギ、クリがあります。それらの豊凶調査は行われていないのか、ネット検索では見つけることができませんでした。うちの裏山にはカシ、シイのドングリが足の踏み場もないほど落ちているし、人から聞いた話でも、クリは栽培種、野生種(柴栗)ともに豊作、カシ、シイのドングリもたくさん落ちているそうです。標高の高いところにしかないブナは東北と同じように凶作でも、標高の低いところでとれるドングリ、クリは豊作のようです。

 

 京都府のブナ科種子の豊凶調査の表を見るうえでもう一つ注意しなければならないのは、表の上が「丹波」、下が「丹後」と分けられていることです。この「丹波」と「丹後」は古代律令制の区分ではなく、クマの集団の分類名です。

 

 京都府内に生息するツキノワグマは由良川の中下流を境として西の「丹後個体群」と東の「丹波個体群」に分かれています。遺伝的に異なる特徴を持っているので、何千年間も由良川を越えて移住をしていないことがわかります。(*7)

 

 クマは大きな川を越えて移動しないため、大きな川と海に囲まれた千葉県にはクマがいません。しかし、クマは居住圏内であれば、何十キロも移動することが知られています。うちのあたりに出てくるクマは「丹波個体群」です。日本海に面した舞鶴市から京都府の南限とみられる桂川の付近(京都・嵐山など)までが生息エリアです。

 

 「丹波個体群」の生息エリアは京都府の南北にまたがっていますが、京都府の気候は南北で大きく違っています。京都府の今年の気象条件は南北に分けて考える必要があります。

 

 気象庁のデータで月間降水量を調べみました。綾部市から北の北部と、その南の京丹波町から南の南部に分けて全地点平均を出しました。京都府北部(写真4)を見ると、秋田や岩手と同じく、7月の降水量が極端に少なくなっています。4月、5月もかなり少なくなっています。うちのスモモがクマに食べられた7月31日のころには、山の土はカラカラに乾いていました。田んぼの水不足が深刻化したのもこのころです。

 

<写真4>

 

 ところが京都府南部(写真5)はそうでもありません。7月の降水量は昨年よりは少ないものの一昨年とはほとんど変わらず、大きな変化がありません。北部と同じように梅雨明けは早かったものの、7月にそこそこ雨が降ったのです。

<写真5>

 

 京都府南部のブナ科以外のカシ、シイなどのドングリの豊凶とクマの出没件数については調べることができていません。丹波個体群の生息エリアの南限である京都市の北部での出没がニュースになっているので、例年より多いのかもしれません。

 

 ここから仮説です。7月に京都府北部の山に水がなくなったとき、丹波個体群のうち北部にいたクマの一部が水を求めて南部に移動した。秋になってドングリがとれるころ、北部の元のすみかに戻ったクマも、北部に踏みとどまって夏を越したクマも、山にカシ、シイのドングリやクリなどがたくさんあったので、人里に出てきて柿を食べる必要がなかった。(クマは柿より脂肪分の多いドングリが好物です)

 

 秋になっても南部にそのままとどまったクマもいたかもしれません。京都の北山地域(南丹市美山町など)の標高の高い山にいたクマはブナのドングリが大凶作で低いところに下りてきたと考えられます。京都市北部はクマの密度が高くなった可能性があります。

 

 最後に今までクマの目撃情報がなかった木津川市など京都府の最南部でクマが出没している理由です。丹波個体群の生息エリアとは淀川とその支流で隔てられているので、別の個体群と考えられます。奈良県の標高の高い山にいたクマが下りてきたのかもしれません。

 

*1 『ツキノワグマ大量出没の原因を探り、出没を予測する』(平成23年、森林総合研究所)

https://www.env.go.jp/nature/choju/docs/docs5-4a/background/full.pdf

 

*2 NHKクローズアップ現代「緊急検証“過去最悪”のクマ被害」(初回放送日NHK総合テレビジョン11月19日(水)午後7:30

配信期限11月26日(水)午後7:57)

https://www.web.nhk/tv/an/gendai/pl/series-tep-R7Y6NGLJ6G/ep/L2Y31NZ63N

 

*3 東北森林管理局 ブナ開花・結実調査(管内である青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県の145箇所の調査)

https://www.rinya.maff.go.jp/tohoku/sidou/buna.html

 

*4 気象庁 過去のデータ検索「データの種類 2025年の月ごとの値を表示」

https://www.data.jma.go.jp/stats/etrn/index.php?prec_no=32&block_no=&year=2025&month=&day=&view=

 

*5 2025年(令和7年)の梅雨入りと梅雨明け(確定値) 2025年9月1日

https://www.data.jma.go.jp/cpd/longfcst/seasonal/202508/tsuyu2025.pdf

 

*6 ブナ科種子の豊凶調査について(報告) 令和7年9月 京都府農林水産部農村振興課

https://www.pref.kyoto.jp/choujyu/documents/r7donnguri.pdf

 

*7 京都府中丹広域振興局「京都府に生息するツキノワグマ」

https://www.pref.kyoto.jp/chutan/kichou/documents/6_r6kuma.pdf

11月11日のFacebook投稿の転載

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この図は前にも引用したような気がします。

 

ぼくが住む京都府に生息するツキノワグマには、丹後個体群と丹波個体群があるそうです。由良川が境界になっていて、遺伝的に異なる特徴を持っているということなので、由良川を頻繁に渡って交雑してはいなかったことになります。

 

丹波個体群の南限は淀川支流の桂川付近のようです。それより南にはツキノワグマはいなかったはずなのに、今年は木津川市などで目撃情報が相次いでいます。

 

本州で唯一、ツキノワグマがいないのが千葉県で、江戸川、利根川と海に囲まれて、クマが移住しにくかったためと考えられています。

 

ということで、クマ移住仮説の結論はこうなります。

 

・クマが大きな川を越えて集団で移住することは考えにくい。

・京都府南部に出没するクマは丹波個体群とは考えにくい(どこから来たかは不明)。

 

『ツキノワグマに注意!!被害を防ぐために』令和5(2023)年3月、京都府中丹広域振興局

https://www.pref.kyoto.jp/.../documents/full_r6kuma.pdf

6.京都府に生息するツキノワグマ

https://www.pref.kyoto.jp/.../kichou/documents/6_r6kuma.pdf

11月9日のFacebook投稿の転載

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今年は柿が豊作です。毎日20個ぐらい食べていますが、全然減りません。(写真はうちの家の近くの柿。11月8日撮影)

うちの柿の木も、両隣の柿の木も、近所の柿の木も、いつまでも実が鈴なりのままです。いつもはクマが夜に食べにやって来て、枝をへし折ったりしてます。今年は爪痕も糞もなく、全く気配がありません。東北ではクマが家の中まで入ってきて大変なことになっているのと対照的です。

 

今年、家の近辺でクマの痕跡を見たのは、裏の畑でスモモを食べられたのが最後です。ということは、今年の夏の暑さと水不足に懲りて、ここ京都府綾部市よりは気温の低い東北に大移動したのでしょうか。

ところが、今年はめったに出ない京都府南部で頻繁に出没しています。ここ綾部市は京都府の北部です。南部の方が暑いだろうと思います。ただ、今年の夏に全国最高気温を観測したのはお隣の福知山市や兵庫県中部の丹波市柏原町(国内歴代最高)でした。といっても、暑いからと言ってわざわざ南に移住することはないでしょう。

 

環境省によると、クマの行動範囲は1日に距離1〜3km、1年間では面積約10〜700平方キロメートルだそうです。最大の700平方キロメートルでも円にすると半径15km、正方形にすると1辺26kmぐらいです。

https://www.env.go.jp/park/content/000328794.pdf

 

綾部市から京都府南部の木津川市までは約100kmあり、クマの1年間の行動範囲を大きく超えていますが、Googleマップの経路検索では、丸1日あれば人間が歩いて行けるそうです。ただし、途中で淀川を渡らねばならず、山だけを通っては行けません。東北の秋田市までなら約780kmで、人間が徒歩で177時間でいけます。夜通し歩けば1週間、1日8時間労働で歩いても22日で行けます。ただし、以上は国道を歩いたとしての計算です。えさを探しながら山の中を歩いた場合ははるかに長い時間がかかるでしょう。

クマは本当にうちの近辺からクマがいなくなったのか。いつもクマが出てくる山すその畑の柿の木を見に行きました。

実はついたままでした。しかし、里の柿の木よりは少なくなっているようです。実が何もない木もあります。糞は確認できませんでしたが、クマが食べたようです。

 

今年は栗も豊作だったそうです。おそらく、クマが柿より好きなドングリなどの堅果類が山にたくさんあって満腹したのでしょう。それでも食い足りない分だけ別腹のデザートに山の畑の柿を食べて、人里までは出てくる必要がなかったのかもしれません。

結論。クマ移住仮説は成り立たない。

18日のFacebook投稿の転載

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「存立危機事態」についての高市首相の答弁の問題は、中国の言いがかりぐらいに軽く思っていたのですが、よく考えてみると、重大な問題をはらんでいます。

 

「存立危機事態」とは、10年前の安保法制の議論の中で、安倍元首相が「国民に丁寧に説明する」とテレビ出演して、「隣家で火事が起きた場合」を例に肉の塊のような煙の模型を使って説明を試みて、よけいにわけがわからなくなったという話です。(*1)

 

平成27年に改正され、平成28年3月29日に施行された法律では次のように定義されています。(*2)

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武力攻撃事態等及び存立危機事態における我が国の平和と独立並びに国及び国民の安全の確保に関する法律(平成十五年法律第七十九号)

第二条

四 存立危機事態 我が国と密接な関係にある他国に対する武力攻撃が発生し、これにより我が国の存立が脅かされ、国民の生命、自由及び幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険がある事態をいう

-----------------------

 

「他国に対する武力攻撃」の発生が条件です。

 

日本は台湾を国として認めていますか。(*3)

 

日本は中華人民共和国を国として認めていますが、中華民国を国として認めていません。台湾は国ではなく、中華民国政府が実効支配する「地域」です。したがって台湾は「我が国と密接な関係にある他国」ではないので、どこから、どのような武力攻撃を受けようとも、法律で定義された存立危機事態にはなりません。(*4)

 

高市首相にはがんばってもらいたいので、足を引っ張りたくはないのですが、三権分立の法治国家で、法律に書かれていないことを国会で答弁したのはやっぱりまずかったと思います。日本の法律と違ったことを言って、中国が言っていることがおかしいと突っぱねきれるでしょうか。不毛な議論の応酬には早く終止符を打っていただきたいと思います。

 

*1 

志葉玲「安保法制で「バカの壁」化する安倍政権ー不誠実な説明、「ウソも繰り返せば本当になる」的な手法」

https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/3290ca9e0b0ca19dc70f7f6c67599b295dc3a759

 

*2

平成27年の改正箇所

https://laws.e-gov.go.jp/law/415AC0000000079/20160329_427AC0000000076?tab=compare

現行の条文

https://laws.e-gov.go.jp/law/415AC0000000079?tab=compare

 

*3

AIに尋ねるまでもありませんが、念のため、ChatGPTの答えはこちらです。

https://chatgpt.com/share/691bdebd-abd4-800c-8d3c-8208caa8f8e3

 

*4

中国と台湾の位置づけについてはこちらの記事を参照しました。

前原志保・九州大学准教授「新聞ですら間違えた「台湾問題」に対する日本政府の立場。「日本は台湾を中国の一部と認めている」と思い込む人たちの課題」東洋経済オンライン2025/11/18 5:30

https://b.toyokeizai.net/s/Q4j7As6_C8R?bdmlc=MTAwMjM3XzM5MjMwXzI0MzMwMzFfMQ&bdl=7

※11月9日のFacebook投稿を転載


11月9日の毎日新聞に掲載されたコラム「松尾貴史のちょっと違和感」は、鈴木憲和農相が「米価に直接介入しない」と述べたことを批判しています。

 

言いたいことはわかるのですが、筆者がイメージしている現在の米政策が現実の米政策と違っているので、トンチンカンな批判になっています。

 

<政府は長年、補助金や減反政策、輸入規制などで供給や価格に「介入」し続けてきた。なのに今になって「市場任せ」や「選択の自由」という座標で語るべきではない>

 

<供給や価格に「介入」し続けてきた。なのに今になって>の部分が違っています。

 

2018年に減反政策を廃止して、政府は供給や価格に「介入」するのをやめています。それからもう7年がたちました。鈴木農相が述べた「米価に直接介入しない」という政府の姿勢は2018年から現時点まで一貫しています。「今になって」言い出したことではありません。

 

<そもそも米価は完全に自由な市場で決まるわけではない。政府が買い入れる制度や、農協・流通業者の調整、為替との関係、輸入政策など、さまざまでかつ重要な要素が絡み合っていて、単なる需要と供給のバランスで決まるものでもない>

 

米価を「単なる需要と供給のバランスで決まる」ようにしようというのが、アベノミクスによる2018年の減反政策の廃止でした。「米価は完全に自由な市場で決まる」ようにしたのがこのときの改革でした。

 

米価の調整のために「政府が買い入れる制度」はないと思います。備蓄米は災害、天候異変などによる米不足に備えた制度です。米価が高騰したから放出するのは制度を設けた趣旨と違うので、なかなか放出ができなかったのです。

 

「農協・流通業者の調整」もないと思います。「為替との関係」「輸入政策」は何を言いたいのかわかりませんが、例えば、円安になったら米の輸出が増えると言っているのなら、需要と供給のバランスの中に含まれる話だと思います。

 

米価を「市場任せ」にするのは今に始まった話ではなく、2018年から今までの7年間、一貫した政府の政策でした。石破政権が「増産にかじを切る」と言ったときにも、政府が市場に介入するように制度を変えるという話はありませんでした。鈴木農相を擁護するつもりはありませんが、鈴木農相の発言は、単に今までの政府の政策の大枠を踏襲すると言っているにすぎないのです。

 

米価を市場任せにすることを批判するのなら、2018年の減反政策廃止を含めたアベノミクス農業改革にさかのぼって批判しなければならないということです。

https://mainichi.jp/articles/20251109/ddm/012/070/011000c