タッカー・カールソン・ショーで3月26日に配信されたインタビューです。
"Troops Being Dragged Into Iran, How It Will Cripple the US & the Real Goal of Israel’s Violence."(イランに引っ張り出される部隊、それがいかに米国を損なうか、そしてイスラエルの暴力の真の目的)
ゲストは、元海兵隊員でイラン関連の軍事・外交分析を主とする政策専門家のジム・ウェッブ氏(James R. Webb)。2024年大統領選に向けての選挙活動でロバート・ケネディ・ジュニア氏(Robert F. Kennedy Jr.)の上級外交政策アドバイザーを務めていましたが、RFK Jr.がイスラエルのガザ攻撃を支持したことに反発して辞任しましたた。父はベトナム戦争に従軍した元海軍長官、元上院議員のジム・ウェッブ(ames Henry "Jim" Webb Jr.)。2人は共同で"Webb's Wars"というポッドキャストを共同運営しています。
2時間半近くに及ぶインタビューの最終パート(7分3秒)の日本語訳を下に載せます。
ジム・ウェッブ氏は2024年大統領選でトランプ大統領に投票しました。現在の泥沼的な状況から脱するためには、中東地域から米軍が撤退することだと提言しています。
最後に日本について重要な言及があります。
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タッカー・カールソン: ここまでの話の糸を希望ある織物とするための最後の質問です。まあ、難しいことだとは思いますが、もしあなたが最高司令官だとしたら、どのようにして今すぐにこの状況から脱しますか。
ジム・ウェッブ: 最初にすることは、私たちのパートナー(イスラエル)を彼らの場所に置くことです。私たちとイスラエルは、私たちが上位のパートナーの関係にあることを認識させなければなりません。彼らが隣接する諸国の間で私たちなしで存続する時間はほとんどありません。ですから、主導権を彼らから奪い返し、「いいか、あなたたちは私たちの時間に合わせなければならない。私たちはどの時点でも手を引くことができるし、あなたたちは大きな問題を抱えることになる」。だから、部屋の中で大人しくしていなさいというのが、私たちが本来あるべき姿です。私たちが超大国であり、条件を決めるのです。
二つ目は外交です。私たちがこの国で見失っていることの一つは、何かの合意を得るためには交換が必要だということです。私たちは武力行使に支えられて他国に条件を飲ませる方法に頼りすぎていましたが、それは外交ではありません。それは世界中でいじめをする方法です。なんら外交による関係を結べていません。
しかし、大統領には超大型の何かをするチャンスがあると思います。それができるのは彼だけでしょう。彼は強引に手続きを進めて私たちをこの混乱に陥れましたが、私たちがこの混乱から抜け出すために強引に手続きを進めることができます。イラン人が何よりも望んでいるのは、あの地域からアメリカ人がいなくなることだと私は信じています。これは非常に有効な切り札になると思います。
ここまで彼を見放してきた支持層の多くに対するカードともなります。今、無党派層の62%と言われていますが、これは低く見積もられていて、この戦争を受け入れない人はもっと多いと思います。私を含め無党派層の多くが彼に投票したのは、彼が「愚かな戦争を二度としない」大統領だったからです。 彼は私たちを中東から撤退させようとし、シリアから私たちを出そうと思っていました。このような違いのすべては2016年までさかのぼります。
だから、私が成立しうると考える交換条件があります。 それは「天使の祝詞」のようなもので、滑稽だと言う人もいるかもしれません。しかし、もし私たちが彼ら(イラン)と話し合って、地域中の私たちの足跡を減らし、もはや重要性のない領域から撤退したらどうでしょうか。 イラクに大規模な基地を置いているのはなぜなのか私にはわかりません。 クウェートの大規模な基地はイランへの対抗上置かれています。 バーレーンの第5艦隊司令部はたぶん、私たちが世界の通商を保護するためだけに重要なものでしょう。それはそのままにしておいてもいいかもしれません。
しかし、彼らが国民に向かって「多大な犠牲を払ったが、見よ、こいつらを地域から追い出した」と言わせることによって、 彼らに面目を保つ機会を与えなければなりません。トランプ大統領はきびすを返して「私の約束は中東から撤退することだった。イランはもう脅威ではない。私は兵士たちを帰国させる。礼はいい」と言えばいいのです。これがたぶん今私たちが持てる最善の希望だと思いますが、残念ながら、事態は反対方向に制御不能な勢いで突き進んでいるように見えます。
タッカー・カールソン: 今の進路が続けば、どうなるでしょうか?
ジム: 残念ながら、いいことは一つもありません。 このままの進路が続けば、地上部隊を投入し、関与をさらに強めることになるでしょう。 勝つことがないであろう地上戦または紛争が繰り広げられる地域に、次々と兵員と資材を送り込み続けるベトナム戦争のようになるでしょう。彼らはやめることはないだろうし、私たちが彼らから権力を奪う現実的な方法もないと考えます。彼らが自発的に退くこともなければ、我々が力ずくで奪うこともできないでしょう。
そして、戦場に新しい部隊を投入するたびに、世界の他の地域における私たちの力が弱まります。 太平洋で私たちは弱くなり、欧州でも私たちが弱くなり、それらの戦場で敵対勢力に今まで以上に大きな移動の自由を与えることになります。率直に言うと、私たちがすることは、彼らに十分な空間と、米国に対する十分な悪感情を与えることになり、その後に信じられないほどに破滅的で地球規模のことが起こりえます。
タッカー・カールソン: どういう意味ですか?
ジム: 第三次世界大戦のようなシナリオを無理なく想定することが可能だと思います。かつてのイランや、かつてのイラクのような地域の厄介者に対処するために、わが軍をもう一度、中東にしばり付ければ、今度は世界経済やあらゆる他国の経済的な力を損ない、アメリカの名声も損なわれます。世界中を敵に回すことになりかねません。すぐにというわけではありませんが、かといって、それほど先の話でもないでしょう。
他国が(ドルとは)別の通貨の使用を検討することにもつながりかねません。そうなれば、アメリカ帝国とアメリカという実験(*当初より自由、平等、個人の権利の尊重を基本理念とする民主主義国家として建国された米国の取り組みを指す言葉。「未完成の革命」とも言われる)にとって致命傷(キルショット)となります。 私は中国が台湾を武力で手に入れたいと思っていると確信しているわけではありませんが、もし誰も家にいなければ(留守番の米軍がいなければ)、彼らが行政的な方法で海峡を渡って「よし、今からお前たちはわれわれの一部だ」と宣言することがないとは言えませんが、私たちはそれをどうすることもできないでしょう。それだけでなく、日本や韓国のような地域での足跡も減少するでしょう。これらの国は米国と提携を続けている極めて重要な経済圏です。
タッカー・カールソン: その通りです。
ジム: 軍事面もそうですが、経済面でも私たちには彼らが必要です。
タッカー・カールソン: 一つには、日本は米国債の最大の買い手です。第一位です。
ジム: 要するに、両輪が外れることが最悪のケースのシナリオです。









