過去記事の画像を綺麗にし、
文章を見やすく整えるシリーズ。
今回は、
FAN ROAD MAD
なんですが、要するに、
私なりのファンアートです。
私は歪んだ性格してるんで、
私の愛情の掛け方も、
かなり歪んでいます。
見る人が見たら、
バカにしてるんじゃないか?
と思われそうですが、
折角描いた漫画ですので、
ご覧になっていない方々にもお見せしたいので、
ここにも再掲させて戴きたいと思った次第です。
それではいきます!!
ボヤンさん i SAZAE SAN
画材:ミリペン・アクリル絵具・同人漫画用原稿用紙(A4)
完成:2009年2月26日
《1コマ目》
サザエ:コラ― カツオ 待ちなさ~い!!
《2コマ目》
サザエ:今日という今日は 許さないわよ~!!
カツオ:入浴中の 姉さんの ヌード写真
撮ってたの バレちゃった
どうせ マスオ兄さん以外 喜ばないんだから いいじゃん
《3コマ目》
カツオ:あっ いいの みっけ~♡
《4コマ目》
サザエ:あっ ちょっと ボウヤ
この辺りに 坊頭あたまの
こ生意気そうな子 通らなかった?
《5コマ目》
?:.....(指を差す)
サザエ:あらそう ありがとね
《6コマ目》
ボヤン:早く 返してよね
カツオ:ありがとう おかげで 助かったよ!
《7コマ目》
サザエ:カツオーッ みつけたわよ~っ!!
カツオ:やべえ!!
《8コマ目》
カツオ:あのさあ お願いが あるんだけど
キミってさあ 絵筆で何でも 作り出せるんでしょ?
逃げ道トンネルでも 作ってくんないかな?
《9コマ目》
(ボヤンが逃げ道トンネルを描いているところ)
《10コマ目》
ボヤン:あっ ボクの着ぐるみ!!
サザエ:コラ―ッ!!
カツオ:イエーイ 姉さん ここまで おいで~
《11コマ目》
ボヤン:あの~ あの子を こらしめたいんでしょ?
なら トンネルを 一旦消して 閉じ込めちゃいましょう
トンネルを 又描けば 出られますヨ!
サザエ:じゃあ そうして もらうわ
《12コマ目》
(ボヤンがトンネルを消しているところ)
《13コマ目》
波平:おい カツオはどうした?
それから この子は 誰なんだ?
サザエ:カツオは しばらく 旅に出るって
《14コマ目》
カツオ:うわ~ん 姉さん ごめんなさい
だから 早く ここから 出してよ~!!
ナレーション:カツオくんは サザエさんの要望により
暫く 亜空間を 彷徨うハメに なりました
今見返してみて、
当時は調子の悪さが続いていた時期ですけど、
これは意外と描けていた方かも?
調子にムラがあったというか…。
個人的には、
今風の服装のカツオくんがお気に入りです。
こういう、ミスマッチというか、
ギャップな表現が好きです。
また絵柄も、アニメ版ではなく、
原作の方に似せました。
この漫画は、サザエさんと、
スロヴェニアの
「くまのボヤン」(Medved Bojan)
という、日本では殆ど知られていないアニメを
合体させたパロディです。
日本でこのアニメを紹介しているのは、
恐らく私しかいません。
ボヤンという子熊が、
魔法の絵筆で空中に絵を描くと、
それが実体化するという、
何とも「ドラえもん」みたいな内容なんですが、
その設定が面白いと思ったので、漫画にしてみました。
熊のボヤン(Medved Bojan)スロヴェニアのアニメーション
2009年1月12日
しかも、このアニメの絵柄が、
あまりヨーロッパ系のアニメには
無さそうな絵柄なのが印象的です。
「ほのぼのくん」や
「ラタ坊」(ラジオ体操のマスコット)等で知られる、
佃公彦さんの絵柄にちょっと似ている?
更に、あまり熊にも見えない。
どちらかというと狸に似ていますし、
着ぐるみを着て生顔を出した人間って感じで、
色々とツッコミ所魅力溢れるキャラクターです。
なので、この漫画では、
〝着ぐるみを着た少年〟という設定で描きました。
ちなみに、
4コマ目で「坊主」と書くところを、
「坊頭」と誤記していた事に気付いたのですが、
これはこれで面白いと思ったので、
そのままにしておきます。
サザエさんも〝長袖〟になったり〝半袖〟になったりと、
作画ミスが目立ちますが、面倒なので描き直しません。
【漫画】ボヤンさん(Medved Bojan + サザエさん)
2009年2月27日
MagDora Art Figiters
画材:ミリペン・アクリル絵具・同人漫画用原稿用紙(A4)
完成:2009年3月26日
《1コマ目》
Magritte
《2コマ目》
Doraemon
《3コマ目》
Medved Bojan
《4コマ目》
FIGHT!
《5コマ目》
ドラえもん:空気ブロック製造機!!
《6コマ目》
ガコン ガコン
(空気ブロック製造中)
《7コマ目》
(ルネ・マグリットがジョルジェットを空中に描く)
《8コマ目》
マグリット:やれっ!!
《9コマ目》
バコッ!! バコッ!!
(ジョルジェットが空気ブロックを破壊している)
《10コマ目》
ドラえもん:うぬう なかなかやるな!
おまえの その ダッチワイフ
ナレーション:水田わさびさんに このセリフ云わせたい
とても 似合ってると思う。
マグリット:ダッチワイフじゃねえよっ!!
《11コマ目》
(ボヤンが巨大爆弾を描いている)
《12コマ目》
ボヤン:オメーラ 2人とも タヒねや ゴラァ!!
マグリット&ドラえもん:お前も タヒぬだろ ふつう!!
その昔「誰でもピカソ」という番組で、
「アートバトル」というコーナーがありましたよね。
前作から丁度1か月後の制作ですが、
「くまのボヤン」
の内容を更に生かした内容にしています。
空中にものを描くというネタは、シュルレアリスム画家の
ルネ・マグリット(René Magritte)が、
「無謀な企て」(La tentative de l'impossible)
という1928年の作品で行っておりまして、
そういったところが両者に共通しておりまして、
更に、こういう内容が、
如何にも「ドラえもん」の道具にありそうでもありまして、
3者を組み合わせてしまったという次第です。
René Magritte | La Tentative de l'impossible [Attempting the Impossible] (1928) | Artsy
ドラえもんの〝ひみつ道具〟で引き起こされた現象と、
ルネ・マグリットやサルバドール・ダリ、
中でも特にマグリットの絵の内容が、
何か似てるっぽいというのは、
ずっと前から思っているのですけど、
意外と私以外で同じ事を言っている人に出会った事がありません。
「藤子不二雄ファンサークル ネオ・ユートピア」
の会員すらそう指摘しているのを見たことありません。
(ちなみにこのサークルの会誌を
モグリで購入していた時期がありました。
てか、会員になれよ…)
その熱き思いを最近やっと形にはしましたけど。
でも不思議なことに、
マグリットにご執心だったのは、
藤子・F・不二雄さんではなく、
藤子不二雄Aさんの方だったんですね。
A先生は、自作の漫画の中に、
マグリットの作品を描き入れたりしています。
でもF先生は、マグリットについて、
特に何も語っていない様です。
2018年4月18日
【イラスト】海をめくる手袋(ダリえもんとマグリッ太シリーズ)
2020年4月13日
私の主張に説得力を持たせるには形にすればよいのですけど、
その意味では、私に生まれつき画力があって良かったとは思います。
でも、それと引き換えにADHDのせいで前半生は悲惨でしたが。
「普通の人間に見られたい!!」
などと、妖怪人間ベムの気持ちでした。
【漫画】マグドラ・アートファイターズ(Medved Bojan+Doraemon+Magritte)
2009年3月26日
ニャームコの奥さん、ニャームコのドコが良かったの?
画材:ミリペン・アクリル絵具・同人漫画用原稿用紙(A4)
完成:2009年5月1日
修正:2024年3月8日
《1コマ目》
マッピー:とうとう 観念したな
散々 手間取らせやがって…
《2コマ目》
ニャームコ:頼む ダンナっ!! 見逃してくれっ!!
《3コマ目》
ニャームコ:オイラのカーチャン 幼い子供 沢山残して
天国に イッちゃったんだあーっ!!
《4コマ目》
ニャームコ:それで 寂しさのあまり つい 万引きを.....
マッピー:グスッ…
《5コマ目》
ミューキー①:トーチャンってば
カーチャンを 勝手に殺すないっ!!
カーチャン 家を 出てったんじゃん!!
ニャームコ:あら…
《6コマ目》
マッピー:ゴラーッ!!
警察ナメてっと 承知しねーぞ
偽証罪で 更に罪 重くなんからな!!
《7コマ目》
ニャームコ:いずれにしても
カーチャンに 逃げられた 寂しさで
モノ盗むように.....
《8コマ目》
ミューキー②:トーチャンってば
カーチャンが出てったのは
トーチャンの 物盗む癖の せいだろうがっ!!
ニャームコ:やべ…
《9コマ目》
ニャームコ:バカヤロ!! 何でお前らは
揃いも揃って バカ正直 ばっかなんだ!?
ミューキー③:だってえ…
マッピー:(やれやれの仕草)
《10コマ目》
ミュー子:立派なお屋敷に 住んでると思ったら
盗品 売りさばいて 建てた家じゃないの!!
アンタにはもう 愛想が 尽きました
もう やってらんないわ それじゃあね!!
《11コマ目》
ニャームコ:ミュー子!! お願いだ
戻ってきて くれよ~っ!!
やっとこの作品まで辿り着けたって感じですが、
この作品の初出記事は、時々アクセスがあったりするんです。
一体どういう検索で辿りついたのかよく分かりませんが、
「ニャームコ」で画像のGoogle検索をすると、
かなりの上位にこの漫画が出てくるので、
おそらくそのせいかも知れません。
我ながら結構気に入っている漫画です。
ナムコの人気レトロゲーム、
「マッピー」
が元ネタなのは言うまでも無いのですが、
本編には登場しない、
〝ニャームコの妻〟
を勝手に想像して描きました。
本編に登場しないのは、妻に逃げられたから?
という妄想を滾らせて。
【iPhoneアプリ】ニャームコたちからお宝をとりかえせ!『MAPPY』 - 週刊アスキー
ミューキーズ(ニャームコの子どもたち)には、
ニャームコそっくりの意地悪そうな顔の子や、
ニャームコに全然似ていない可愛らしい子もいますが、
多分、可愛らしい子は母親似なんだろうなと思って。
勝手に〝ミュー子〟と名付けてるし…。
ちなみに、最後のコマの、
ニャームコの尻尾の色を間違えてしまったのですが、
(正しいのは、オレンジと黒の縞模様です)
位置的に尻尾が見えないと思うので、
ここに上げる際に尻尾を消しました。
【漫画】ニャームコの奥さん、ニャームコのドコが良かったの?(MAPPY, NAMCO)
2009年5月1日
というわけで、
まだまだファンアート記事の手直しは続きます。
それから〝例の絵〟ですが、
3月以内の完成を、一応目指しています。
(完成しなかったらゴメンなさい)
前記事
【イラスト・漫画】Fan Road Mad 再掲(過去記事整理も含め)その3
2023年10月20日