瞑想歴21年、瞑想セミナー主催・北山裕子の
ブログ「前向き気づき日記」です。
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今日は流れる雲の向こうに澄んだ青空が見える
冬らしい一日でした。
いつもお昼ごはんを食べながら、お茶を飲みながら、
リビングから窓を眺めるのが楽しみなのですが、
今日もそうしていつもの窓から眺めていますと、
10月に東京の渋谷のビルのカフェから見た景色を思い出しました。
そこは外側が一面大きなガラスで、外がよく見えたのですが、
5階くらい？だったので、見えたのは周りにたくさん立ち並ぶビルと、
駅の工事風景でした。
すごいな、すべて人工物で緑が全く見えないな、
いや、どこかに小さな緑があるかも？とよく見たのですが、
本当になく、
これはすごい！と思いました。
田舎者の私の感想ですが、
(ちなみに今までに東京には30～40回行きました。)
東京の中心でも場所によっては緑が多い所もありますから、
東京でもたまたまその場所と角度がそうだっただけですが、
心安らがないな～と、その完成度の高い？景色がなんだかおもしろくなってきました。
それでも、そう言えばそのお店に入る時、
なんだか心が広がるように感じたのは何故かしら？と考えると、
外から入る光のせいだなと思いました。
その時は曇っていたように思いますが、
電気ではない自然の光は、
やはり自然ならではエネルギーがあることを感じました。
そう思って眺めていると、
立ち並ぶビルの向こうに小さく空が見えていました。
曇り空でビルと同化したように見えていましたが、
空が見え、
ああ、手前のたくさんのものに気を取られていたけれど、
その向こうに空が見える、
そう思って眺めるとなんだか心が安らぎました。
さっきと同じ景色なのに、同じ状況なのに、
もうさっきとは違う気持ちになっていました。
まるで人生のようだなと思いました。
4年前の冬に訪れたチェコのチェスキー・クルムロフの写真です。）
人生でも目の前にある煩わしいことや悩み、問題などがすぐそばにあり、
その存在感が大きくて、
どうしてもそこにばかり意識が向い、
そのずっと向こうにいつもある心安らぐ場所に
気がつかないことがありますね。
どこをどう見渡しても、自分が望むもの(この時は緑)はなく、
だから心安らがないと思いますが、
ちょっと目の前から視線を遠くにそらせると、
主張せず背景のようにひっそりと大切なものがあります。
それが青空や星空ではなくても、
どんよりとした曇り空でも、
理想の仕事や夢のようなパートナーでなくても、
欲しい幸せとは形が違っても、
そこにあるものに気づくと、
その存在に安心したり、心安らいだりします。
理想とは違っても、思い描いたように完璧ではなくても、
それはあるのだと気づくと、世界が全く違って見えます。
目の前のことばかり見ていると息苦しくなることもありますね。
そんな時、その目の前に欲しいものをなんとか並べようとしたり、
息苦しくさせるものを取り払おうとしたりするのもいいですが、
ちょっと目の前から視線をはずし、
少し離れたものや遠くを見てみると、
自分の世界にちゃんとそれはあるのだと、
焦る気持ちや不安が軽くなります。
例えば、仕事の悩みや差し迫った問題などで頭がいっぱいの時も、
深呼吸をして自分がどれだけラッキーか、
たくさんの人に助けられてきたか、気にかけてくれる人がいるか、
なんだかんだ言いながらも今も暖かい部屋の中にいることや、
上手くいけば明日もたぶん元気に生きられることも、
ただの背景のようになっている素晴らしいものに目を向けてみると、
これがないからダメ！ではなく、
これはないけれど、こんな幸せもあるなと気づいたりします。
そうして見えていなかったもの、見ていなかったものに気づくことが、
人生を豊かにしてくれますね。
そんな見方ができると、人生の幸せ度や満足感も高くなるように思います。
結局、何をどれだけ揃えたかより、
その能力の高さが幸せにつながるのでしょう。
だって、その能力がなければ、
どんなに望むものを並べても、
また別の欲が満たされないことに悩んだり振り回されたりしますから。
そんなことを思いながら、渋谷のビルから見える景色を眺め、
瞑想セミナーの会場に行ったことを思い出しました。
うちの部屋の窓から見える自然も、
よく見ると渋谷のそのカフェとそう変わらず、
（ビルなんて一つも見えませんが。）
空と雲、それからお隣の家の桜の木です。
他に自然のものはありません。
時々鳥が飛んでいるのが見えるくらいです。
あとは人工物で、ご近所の屋根や電柱、電線、アンテナです。
唯一桜の木が見えることが贅沢だなぁと、
お隣さんと桜の木に感謝だなと思いました。
そう思いながらすっかり葉を落とした桜の木の枝を眺めていると、
ちょうどその先端に夕陽が射し、
オレンジの花が咲いたようにキラキラと輝きました。
ああ、きれいだな、
できるなら電線のない大自然の景色を見たいけれど、
ここにいるからこの景色が見られたなとジーンときました。
今あるものを喜び愛せると、どこでも幸せですね。
みなさまのお家の窓からは何が見えますか？
きっとみなさなだけの素敵な景色があるのだろうなと思います。
そこに住まなければ見られない景色、
そこで自分が生きなければわからない喜びがあることを、
明日も日本中、世界中の人がそれぞれに味わい楽しんでいると
素敵だなと思います。o(^-^)o
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プロフィール
北山裕子 （きたやまゆうこ）
- 瞑想歴21年。和歌山市在住。摂食障害を治すため、藁にも縋る思いではじめた瞑想で潜在意識とつながり、自分の奥底に眠っていた本当の自分（潜在意識）と会話ができるようになる。その後も続けていくうちに、宇宙とつながり、次元を超越した体験や不思議な体験を重ねる。
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・次回はまだ未定ですが、
2017年1月半ば～2月半ばの間に開催する予定です。
開催の3週間～1か月前くらいにこのブログで告知します。
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