東京オリンピック・パラリンピックのボランティア その3
先日のエントリーで、「文科省から大学に対してボランティアに参加しやすいように学年暦を配慮して欲しいというお達しが出ているようですが、きっと近いうちに、ボランティアに参加したら単位をつけるようにというお達しが出そうです。 」と書いたけど、すでに出ていましたね。要請らしいですが、リサーチ不足でした。
しかし、昨日、こういう報道がありました。
東京五輪パラ ボランティア 大学の半数が単位認定を検討
文科省の要請でも前向きに対応するんですね。でも、必修化はまだ。
でもでも、さらに伝家の宝刀が抜かれるかもしれません。
例えば、私立大学に対しては私学助成の算定にあたっては、ボランティア参加人数を点数化して加味するとなると、私立大学は学生を動員せざる得なくなるでしょう。国立大学に対しては運営費交付金で同じようにするとか。まあ、これは批判でまくりでしょうね。
その他、文科省の大学に対して行使できる様々な許認可(学部新設、再編、定員増、等々)権限をちらつかされれば、言うことを聞く大学も増えそうですね。
あ、念のため書いておきますが、大学がこの件に積極的に協力すべきだ、なんては思っていませんから。
東京オリンピック・パラリンピックのボランティア その2
昨日の続き。大学生をボランティアに動員したいなら、無償は無理でしょ、ということでこんなのはどう? という単なる思いつき。原資をどうすれば良いかは全然考えていません。
(1)ボランティアをすることを条件として給付型奨学金の創設
(2)奨学金を受給中の学生や返済中の卒業生の奨学金の返済免除
東京オリンピック・パラリンピックのボランティア
ニュースを見ていたら、全部で11万人募集するらしいと。しかも10日以上で、一日8時間以上従事しなければいけないらしい。
一番あてにしているのが大学生だそうですが、そもそも無償なのにも異論があるようですが、さらには、地方から参加する場合でも交通費や宿泊費も自腹、宿泊先も自分で探すって無理じゃないですか。
文科省から大学に対してボランティアに参加しやすいように学年暦を配慮して欲しいというお達しが出ているようですが、きっと近いうちに、ボランティアに参加したら単位をつけるようにというお達しが出そうです。しかも、必修科目にしなさい、なんていう条件も付いたりして。
20単位ぐらいに相当するとしたら、応募者が増えるかしら?
気がつけば8月も終わりそう
夏の暑さにやられて、更新を忘れたわけではありません。単なるネタ切れです。
何時までも自分が学生時代の大学を懐かしんでも仕方ありませんが、8月の第1週ぐらいまでは前期試験などがあり、後期も9月中旬にはじまるので、いわゆる夏休み期間がかなり短くなりました。といっても、我々は休んでいるわけではありませんが。
ただ、本来であれば授業がない分、日々、研究にいそしむはずなのですが、それもかなわず8月が終わってしまいそうです。え、それじゃあ、休んでる、ってことじゃないの?と言われそうですがね。
エアコン設置&稼働
子育て支援&人口増を狙って、全小中学校の教室や体育館等にエアコン設置し、かつ稼働させるという政策をとる市町村が出てきてもよいかもしれない。
ただし、設置だけでは駄目で、ちゃんと稼働させること。
中学校卒業までの医療費無料も、けっきょくどこかの市町村の導入に引っ張られて回りも同じような政策をとったしなあ。
そもそも裏口入学とは?
いまマスコミで騒がれている「裏口入学」に関する素朴な疑問。
裏口というならば正規の入り口ではないところから入学するということなら、入試をうけて点数を改竄してもらうとか、替え玉受験とかは入試に関する不正ではあるけれども、裏口入学とは違うんじゃないの?
だから、例えば、正規の入試の他に表に出ていない縁故がある人しか出願できない入試があったり、そもそも出願もしていないのに入学させちゃうのが裏口入学だと思う。
ただそれだけの話です。
裏口入学は可能なのか?
子どもの頃だったか、大学教授に金品を渡して「息子をよろしく」とか「娘をよろしく」と裏口入学を頼みながらも子どもが入学できなかったので、その大学教授が殺される、なんていうストーリーのドラマを見たような記憶が僅かにある。
さて、金品を直接渡してはいないものの、職務に関する見返りとして裏口入学を依頼して、という某官庁と某大学に関する疑いに対する捜査に関する話題がここ数日マスコミを賑わしている。
しかし、大学に勤めて、入試の採点を始め合否のプロセスに関わった経験上、現場レベルではそんな操作はできない、というのが正直な感想である。
解答用紙がマークシートの場合は機械に読み取らせるので、解答用紙自体をどうにかしなければならない。皆が気づかないところで書き換えるか、あらかじめ用意した別の解答用紙とすり替える必要がある。しかも、当然、満点に改竄してしまえば逆に疑われることにもなりかねないので、それなりの点にしなければならない。となると、当日の受験生の出来にも左右されるので、これは至難の業だ。
記述式の場合、採点にあたっては解答用紙の受験番号と氏名は見えないようになっている。だけど、受験番号でめぼしをつければ、手心を加えられると思われるかもしれない。しかし、解答用紙は受験番号順に並べられているとはいえ、一定数ごとに何束にも分けられているので、自分が採点する解答用紙の束に含まれている受験番号をかを知るよしもない。しかも通常まとめるのは枚数単位なので、欠席者がいれば、仮に最初の1束目だとわかっていても、それが1番から順番に、例えば100番までの100枚がまとめられているかはわかならい。
さらにいえば、採点は何人かでチェックするので、間違っている解答に丸をつけて点を上乗せすることはできない。
その他色々考えても、勤務先では、学部長レベルであってもそのような操作をすることはほぼ不可能だと思わざるを得ない。
今回は理事長や学長が関与しているということではあるので、現場レベルでは不可能なことでも、それを覆すことが可能なのかと思うと、理事長やら学長の権限を強める改革は果たしてどうなのだろうか、という疑問を抱かざるを得ない。しかも、この改革の旗振り役が関与していると疑われているのが今回の件なのだから。
禁句?
なんだか、学生に対して発する言葉に、ハラスメントやヘイトになりそうな単語が入っていそうで、うかつなことが言えないなあ、と思うこと多し。
しかし、社会で(マスコミでも)、今や普通に言われる「ブラック企業」とか大丈夫なんですかね。
先日、TVを見ていたら、会社に対して「ホワイト認定」する団体があるとか。
確かに日本語では昔から決着を付けることを「白黒つける」とか、勝ち負けを「白星・黒星」とか、犯罪などの容疑を「シロ・クロ」とか言っていますけど。
sphinx半端ないって
「sphinx半端ないって アイツ半端ないって すげぇ研究するもん そんなんできひんやん普通」
と一生に一度ぐらい言われてみたいものですね。
しかし、ランキング1位の国が予選敗退するぐらいだから、ランキング61位の国が優勝してもおかしくないよね。
ということで、この投稿の少し後、キックオフです。