大学という斜陽産業 -7ページ目

2022年のGWはどうなる?

マスコミでは、休みの取り方次第で最大11連休になるなんて言っているが、この業界はどうなんでしょうか?

勤務先や非常勤先では、いずれも暦通りどころか、休日のどこかが授業日だったりする。11連休どころじゃない。

マスコミでも3年ぶりに移動制限のないGWで、旅行業界に活気が戻っている等の報道がなされている。学生に限らず、教職員も旅行等に行くだろう。それによって感染者が増えるとの報道等もある。この点は専門家ではないので、ここで確定的なことは言えないが、大学関係者も気にしているだろう。

多くの大学では、折角対面授業を増やしているところなので、個人的には、もうこれ以上、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置などが出て、遠隔授業中心の状態にはなって欲しくないが、大学関係者に感染者が増えれば、大学の上層部はまた何らかの措置をとるかもしれない。



 

4月1日のSNSの風景:業界編その2

同じテーマで書き続けてみる。

日本の4月といえば、やはり人事の季節でもある。新入社員系ネタはこの業界でもある。

個人的には、同じ分野であっても全国の大学院生等を知っているわけではないので、大学院生の着任については、公募されていたならば、あの大学の人事はこうなったのか、で終わる。

それとは違う興味を惹くのは、やはり異動である。これは分野が違っても面白い。なぜ、その大学を辞めてあの大学へ移るのか、というのは本人に聞かないとわからないが、自分の乏しい情報では、え?という異動も意外とある。自分は私立大学勤めなので、私学間の異動はなんとなくわかる気もするが、所詮想像の域を出ない。同様に、地方から大都市圏へ、というのもなんとなくわかる。

まあ、所詮、下衆の勘ぐりにすぎないネタである。

4月1日のSNSの風景:業界編その1

4月1日はご存じの通り、エイプリル・フール。気の利いたジョークでも書き込めれば良いのだが、残念ながら自分にそんな文才はない。

新年度入りなので、色々なことがあるのは日本のよくある風景で、それに関する書き込みも多い。自分の業界も同様である。
 

だが、今年の業界人の書き込みは、昨年までと大きく変わった。そんなこと、業界外の人には関心がないことだとも思うが、それは科研費の採択に関する書き込みである。例年、4月1日に採択の結果が公表されていたのだが、今年は審査結果の公開が2月末になったことで、「採択されました!」とか「落ちました」という書き込みが殆どなくなった。

ちなみに、審査結果の公開時点では内定らしいので、3月の間になにかが起きれば、採択が取り消されることもあると聞いたが、真偽は確かめていない。

また、こんなことを書いているsphinxよ、おまえはどうなんだ?と聞かれるかもしれないので、一応書いておくと、今年度は新規に採択されたので、研究者の末席を汚し続けることはできそうである。でも、ここのアクセス数を見ると、そんな突っ込みもないのが実情だろう。

いらない教授会の権限

年度末で一段落したから、という訳ではないが、調子に乗ってエントリーを連発してみる。

先日書いた記事の続きのようなものである。

大学は斜陽産業であるというのはこのブログのタイトルであるが、大学は規制産業である、ということはもっと注目されてよい。私学は文科省の許認可だけでなく、いわゆる補助金でも規制を受けている。文科省の外郭団体である「日本私立学校振興・共済事業団」からの私立大学等経常費補助金がその代表である。

 

私学助成金の交付額が多い大学ランキング 3位「慶応義塾大学」、2位「日本大学」、1位は?

 

 

これは、定員や定員充足率等によって決まってくる面があるので、先日のエントリーのように入学者数の問題に一喜一憂するのである。

私学にとって、定員管理は、もはや財政問題と言ってもよい。となると、入試判定等は、教授会の権限ではなくて、法人に委ねてはいけないのだろうか。

 

もちろん、偏差値によって輪切りされたランキングで上位の大学であれば、その大学のレベルにあった学生だけを選抜できるだろう。しかし、中堅以下の大学であれば、理想はその大学のレベルにあった学生の確保だが、実際問題としては、そのために定員を大幅に下回る人数だけしか合格させない、ということは無理な相談である。それをいちいち学部の教員が、出願者の増減、過去の手続き率等々をふまえて合格者数を決める。予想通り行かなければ善後策を練る。とはいえ、少なすぎる場合は追加合格させることができるが、多すぎる場合は何もできない。また、予想通りだったとしても、より上位の大学が追加合格を出せば、その分入学予定者が引き抜かれ、さらに減少分を補うために・・・と対応をすることだってある。

 

すでに教授会で決めていない大学もあるかもしれないが、多くの大学は決めていると聞く。ということで、雑務を一つ一つ減らしてく一歩として、この権限をもう手放してもよいのではないかと思う日々である。
 

教授会の権限、あるいは学部自治

業界関係者(の一部?)からは大批判を受けそうなことだが、お上が言うように、そろそろ教授会の権限をもう少し縮小した方がいいのではないかと思う日々である。

研究者としての大学教員の研究力はどんどん低下していると批判される。

やや古い2018年の記事だが、

 

(教えて!日本の「科学力」:1)雑務に追われ、論文減少

 

でも、雑務が多すぎるのが一つの原因だとも言われている。

 

梶田先生のような、自分から見たら恵まれている研究環境にいる方でさえそうなのかと思うが、自分の境遇でも、管理業務などのいわゆる雑務が年々増えていると感じている。

 

その際いつも思うのだが、そんなことまで教授会で決めなければいけないのか?と思うことが多々あるという現実。規定等で決まっているからというが、その規定そのものが無駄だと思うのだが。でも、教授会の権限を削っていくと、学部の自治が脅かされるからダメだという批判も受ける。だったら、そういう人だけで雑務をしてくれと言いたい。

 

そういう意味では、こんな記事には勇気づけられる。

研究者を雑務から解放し、研究に没頭できる世界をつくる! InnerResourceが着目した課題点

 

しかしこのエントリーの最後の落ちは「自分は世界に貢献できるほど優れた研究者じゃないので、こんなこと強く主張できないなぁ」ということである。

オフィシャルグッズ?

たまたまですが、こんなの見つけました。

まるでオフィシャルグッズみたいです。

 

斜陽産業大学カレッジスウェット

そろそろ令和3年度末

年度で動く大学業界は、そろそろ1年の終わりとなる。

この時期、大学、特に私学に勤めるものにとっての気がかりなのは、入試である。

もちろん、4年生の卒業判定等も重要な要素であるが。


志願者数、合格者数、手続き率・・・、これが(退学者も出るが)今後4年間の収入につながるからである。そしてその人数如何によって、お国からの補助金も変わってくる。

そして、このネタを書くときに必ず書くのは、入試判定の難しさである。入学者を確保するために、正確に必要な合格者数を予測できるシステムがほしいと。

そう思うと、東大のように(数名の辞退者はいても)手続き率が100%に近い大学は入試判定が楽でいいよね、とうらやましく思う日々である。

 

そして、さらに、このようなことを毎年考えている自分は、さっぱり進化あるいは成長していないということなのかもしれない。

 

人生の残り時間は日々少なくなってきているので伸びしろは少ないけど。
 

令和4年 年頭のご挨拶

あけましておめでとうございます。
謹んで新年のご挨拶を申し上げます



今年の新年のご挨拶でも、例年通り、「更新頻度は低いですが、ひっそりと続けていきます」と宣言しておきます。

 

2022年が皆様にとって良い年になりますように。

2021年をちょっとだけ振り返ってみました

昨年は書き忘れましたけど、例年最後のエントリーは研究等のまとめを書いていました。
今年は昨年より少しだけ更新数があるので、最後のエントリーも書いて、研究者の末席を汚しまくっている事実を書いておきましょう。

今年の研究は、その善し悪しは別として、いや駄目なんでしょうが、新型コロナを言い訳にして全くといってしていないのが実情かも。
一昨年のエントリーの言い訳は、役職に就いたからできない、でした。役職は継続しています。だから学内の管理業務の負担については大きな変化はありません。ただ、昨年度の経験があるので、新型コロナ対応などは、1から検討した昨年度よりは負担が減っているかもしれません。


研究面では、学会報告はゼロ。やったのは司会だけ。

 

昨年はリアルな学会ができなかったため、学会の役員改選が延期され、今年の選挙ではなぜか理事に選ばれたり、学会のジャーナルの編集委員に就いたりと、徐々に他の人のための活動が増えてきたような気もします。

 

唯一の成果と言えるものは、前回の科研費の最終年に投稿した論文(共著)が昨年に採択され、今年度に入って日の目を見ました。

 

しかし、昨年は科研費に申請すらしませんでした。その反省を踏まえ、申請はしました。採択結果が早く出るように変わったそうですが、果たしてどうなるやら。採択されたら、重い腰もあがるかもしれません。

では、皆さん、良いお年を!


 




 

気がつけば勤労感謝の日も働いていた

大学が、多分私立大学ばかりだろうが、祝日に授業をするようになって久しい。

今年もハッピーマンデーと称する、日付ではなく月曜日に移動する祝日のいくつかは授業日だったし、昨日の勤労感謝の日も普通に授業があった。

時には世間では最大○連休と報道もされるGWも授業をしてきたこともある。誤解のないように書いておけば、GW中に毎日授業があったわけではなく、(昭和の)天皇誕生日→みどりの日→昭和の日と変わってきた4月29日とか、こどもの日が日曜に当たった場合の振替休日の5月6日など、GWの前や後ろが少し削られる形である。

在学生にとっても、当たり前とは思わなくても、不満を持ちつつもそういう大学なんだと受け入れられているような仕組みであるが、1年生やその保護者の方からは、「なぜ大学は祝日にも授業をするのか」と聞かれることも毎年の光景である。

 

今年も、留学生からは「日本は祝日が多いですね」などと言われ、「でも授業があるから休みじゃないよね」と答える。

業界関係者には周知の事実であるが、祝日に授業をするのは、単位との関係で、半期2単位の講義のためには、15回=15週間の講義が求められているから。しかし、15回ではなく、1コマ90分×15回=1350分の講義時間に相当することから、1コマを100分にして14回(14週)とか、105分にして13回(13週)として、祝日を休みにしている大学もだいぶ出てきたようである。

勤務先でもこの辺りの議論はあるようであるが、さしあたり来年も変わらないので、同じように祝日のいくつかは授業が行われる予定である。