7割
やや出遅れた感のあるエントリーであるが、業界人はすでに大騒ぎ(プチ騒ぎ?)になっている科研費の問題である。
国家予算の関係で、まずは7割しか支給されないことが決まった。そもそも、採択時に申請額よりも減らされているので、さらに緊縮財政となる。
もちろん、原資が税金である以上、無駄遣いをしようとは思っていないが、理系などで使う機器などは、業者に「科研費を減らされたので、もう少し納入価格下げられない?」などと交渉したりしているのだろうか、と思ったりもする。
しかし、これで下げられるのであれば、最初からもっと下げられるはずとも言えそうである。
自分の場合、今年の予算上、使途の大半は書籍や旅費なので、やりくりは十分可能だと思う。
でも、補正予算が無事通過することを祈っていることには変わりがないが。
教科書所有率5%
今日の某講義の試験は、すべて持ち込み可で実施。
履修者180名ほど。欠席者も多かったけど。
暇だったから、指定したテキストを持ち込んでる学生を数えてみた。10名もいない。確かに、講義中も、テキスト持っていない学生の方が圧倒的に多かったけど。
でも、講義中にも、適宜、テキストのページ等を指示して、重要な箇所を明示している。さらに、まさに、その箇所も数題出題したんですけどね。さて、採点はどうなる?
台風の影響と休講
昨日からの台風の影響で、休講となったりした大学もいくつか出ているようである。
勤務先だけでなく、他の多くの大学でも、暴風警報が出ている場合にのみ、休講措置がとられる。
以前から、なぜだろうと思うが、根拠を調べたことはない。どっかで線引きが必要だから、ということなんだろうけれど。
しかし、このタイミングでの一斉休講は、大学の日程的に結構辛いものがあるのではないかと思う。テスト直前で、補講を入れる余裕もないだろう。
日程を全体的に一日後ろにずらす、という荒技もなくはないが、大学って結構、曜日で動いているからなあ。専任教員は大学の意向に沿って対応するのが当然としても、非常勤として出講してもらっている先生方には、原則として特定の曜日で出講してもらう契約になっている。また、自分の本務校もあるだろうから、いきなり曜日をずらして出講して欲しいとは言いづらい。
アクセス数の謎
ランキングも急上昇。思わず人気ブログの仲間入りかと錯覚した(嘘)。
アメブロを使っている人はわかっていると思うが、アクセス解析でちょっとはデータが出てくるのだが、検索ワードに何かヒット要因があったわけではない。
芸能人ブログはしりませんが、別にアクセス数に応じた報酬が入ってくるわけでもないが、ランキングが急上昇してちょっとは嬉しく思ったのは事実。でも、あっという間にいつものアクセス数やランキングに落ち着きました。
前期の打ち上げ
希望を募ったら、テスト後よりもテスト前の方が良いからって。というと、みんな参加するのかと思ったら、なんだかんだいって1/3ぐらいは欠席。
バイトやら講義やらで忙しくて、全員の都合がよい日がないんだって。
面接の時には、「ゼミコンパや合宿などの活動を優先します」なんて言っていたと思うんだけど。ゼミの日ぐらい、一日空けとくというのは昔の話なのかな。
そのまま返しちゃダメでしょ
FDに関する非常勤先での出来事です。
さっそく、前期に行った学生による授業評価アンケートの結果が戻ってきた。
どこの大学でも同じだと思うが、結果に対するコメントを提出することが求められている。
学生の自由記述欄の記入にも回答して欲しいようである。だからといって、学生が記入した用紙をそのまま教員に渡すのって、あり?いや、渡しちゃいけないとは言わない。問題は、このタイミングで、ということである。
だって、これから試験して採点して成績評価をするんだよ。もし、その事実が学生に広く知れ渡ったなら、無記名とはいえ、筆跡から回答者がわかることをおそれて、躊躇する学生だって出てくると思うから。だから、もう少し配慮をしてもいいと思うんだけど。
なんだかFDやってます、授業アンケートやってます、っていうアリバイ作りみたいだな。
同志社の試みは
でも、早稲田・慶應あたりが何か新しいことを始めたら、インパクトはあるだろうとも書いた。さて、そんなことを書いたあとで、次のような記事を見つけた。
同志社大、博士課程を無償化へ 34歳未満の学生対象
関西の私大の雄でもある同志社の試み、はたしてどのようなインパクトがあるだろうか。来年は、NHKの大河ドラマでも同志社が取り上げられるし(正確には、創設者の妻だが)、同志社に耳目が集まるのでしょうか?
秋入学
もうすでにいろいろなところで取り上げられているので、今更何をコメントすれば良いのかという感もある。
しかし良くも悪くも、この国では東大が何かを始めたりすればインパクトがあるが、自分が勤める地方の私大が同じことをしても、ほとんど相手にされないのが現状である。
もちろん、同じ私大でも、早稲田や慶應なら別でしょう。
熱中症が出なければよいけれど
キャンパス内は、以前のエントリーでも書いたけど、一応、節電モードになっている。空調の温度設定も例年よりも高めのようだ。
でもというか、やはりというか、教室内の温度が高いが故に、体調を崩す学生がでてきた。
まだ、熱中症になって救急車で搬送されるというような事態になってはいない。担当部署は早速、設定温度の見直しをするようであるが、先日のエントリーにも書いたけど、一律の設定では対処できないと思う。
空調の設定温度の問題?
節電のために、空調、特にエアコンの設定温度を28度にしようとか、27度にしようかという議論があるが、はたしてそれは実効的なのか?
というのも、キャンパス内の教室の配置によって、同じ設定温度でも室温はまったく違うから。
東側に窓のある教室はまだ良い。また、比較的小さい部屋も良い。
問題は南側や西側が全面的に窓になっている教室。また、高い階にある教室も同様だ。これらの部屋は、午後になると、空調の効きがわるいので、一向に涼しくならない。
この時期にこの暑さでは、いずれ授業中に熱中症で倒れる学生が出てしまうのでは、と心配している。でも、大学本部にいっても、設定温度の問題で片付けられてしまう。彼らは教室にいないので、どういう状況か全くわかっていないのだ。なんだかどっかの会社と同じだ。