大学という斜陽産業 -37ページ目

いっそ、就職協定を復活すればいいのに

今日から企業の再来年3月卒業予定者に対する就職説明会が始まる。

大学側から、思いっきり偏った、そして推測に依存する部分が多い言い分を言わせてもらうなら、これによって「学生の本分たる勉強をさせる」というようなことはないと思う。

普段の企業活動には談合なんてけしからんと言うが、今後も新卒一括採用にこだわるならば、昔のように4年生の夏休み頃に解禁するような協定を再度結んで欲しいものである。

共著論文を業績としてどう評価するのか

先日、学内での研究助成の審査にあたって、共著論文をどのように業績、特に論文数としてカウントするのかが某会議で議題に挙がった。


その時、結論としては、ファースト・オーサーは1とカウントすることになったが、セカンド・オーサーは0.5とカウントし、それ以下はカウントしないと言うことになった。


しかし、皆自分の領域での常識が絶対だと思っていて、一部の人たちからは、「自分たちの分野ではアルファベット順で並べるのでそれでは困る」との発言があった。


実は、自分の関わっている共同研究の論文も、同じようにアルファベット順で並べているので、彼の発言に賛意を示したのだが、一顧だにされなかった。議長の分野ではそういう慣習がないから理解不能だったようだ。


で、ネットでいろいろ調べてみたら、こんなサイトに行き着いた。分野が違うのだが、理系で実験等を伴う場合は、こんな感じになるのだろうか。


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判で押したような受け答え

先日、推薦入試の面接を担当した。


そして、例年通り、志望動機を聞けば、判で押したような受け答えが返ってくる。これが一種の追加儀礼なのかもしれないが、準備する方も本当に心からそう思っているのだろうか。やはり、入試だから、こちらが納得しそうな答えを用意していると考える方が妥当だろう。


「貴校は、入試の難易度の低さに比べて就職率が高いからです。」


なんて言ったりしてくれたら、個人的には大受けして、正直すぎて気に入ったから合格させたい、なんて思うに違いない。


そしてきっと自分はこう言うだろう。


「なぜそう思うのですか?」


と。で、その答えが、


「『週刊○○』の大学特集に書いてありました。」


だったりすると、個人的には益々大受けするだろうな。そして、最後に、


「マスコミの言うことを鵜呑みにしちゃダメだよ。」


と言うだろう。


以上、妄想面接でした。





ホークス日本一、おめでとう

回線はつながりにくいけど、打線はつながった?

プロ野球にそれほど関心がある訳ではないけれど、やはりリーグ1位同士のほうが日本シリーズらしいですね。

昔のパ・リーグのようなプレーオフならまだしも、クライマックス・シリーズはやや興ざめ。これこそ本当に日本一を決定したと言えると思います。




ルールを機械的に適用するのはルール違反?

なんだかよくわからないなあ、と最近の会議で思ったこと。

法律の専門家が、学内のルールを定める際の発言の趣旨が、「ルールを厳密に決めて、それを機械的に適用するのは良くない」ということ。ルールが一人歩きするからだそうだ。

上手い例えではないが(実際の議論を書いちゃうとまずいので)、道路の制限速度を50Kmと決めてしまうと、それを基準にスピード違反を取り締まることになるから、制限速度を50Km「程度」としろ、といっている感じである。

実際、制限速度が50Kmといっても60Kmで車が流れている道路もあり、それがすべてスピード違反で捕まることはない。また、実際のスピード違反の取り締まりでも、50Kmを少しでも上回ったら捕まるかというと、そうでもない。

でも、ルールを「50Km程度」とすべき、ということを法律の専門家が強く主張するのはどうかと思うのだが。

あ、でも、「5年以下の懲役」というのもある意味弾力的なルールなのか?

推薦入試の季節

立冬も過ぎまして、だんだん最高気温も下がってきました。

そして11月は、推薦入試の季節です。

今年はどうなるか、偏差値操作だと言われても、ここである程度の人数を確保しておくのが私学の常道。

ということで、速報ではありますが、所属学部の動向が明らかになりました。

まずはメインの指定校でありますが、満額回答とはいきませんが、それなりに応募がありまして、目標人数はクリアできそうです。

次に一般推薦ですが、これは昨年比減であります。

その他こちょこちょと○○推薦がありますが、トータル的にはOKといったところでしょうか。問題はなんと言っても、年明けにある一般入試ですが。

1並び

11月11日。ポッキーの日とグリコがいっていたせいか、ポッキーやプリッツを食べている
学生が多いような気もする。

そこで、ふと、夕方になって気がついた。11時11分11秒に投稿させるようにセットしておけば良かったと。

今からさかのぼって過去の日付や時間もつけられるが、それはあまり潔くないので、やめておく。いや、そもそも匿名のお遊びのブログなので、そんなに潔くなくても良いかもしれないけれど。

でも、平成11年の方がありがたい気がするな。

出席者数の謎

今年の担当科目の中に、カリキュラム改正の影響で数年後になくなる予定の科目がある。そのため、今年の履修者数も20名程度である。

しかもその大半は5年生以上のため、出席者は履修者の4割ぐらいで推移していた。が、11月に入ったとたん、1.5倍ほどになった。テスト直前に増えることはよくあることだが、なぜかこの時期。

心を入れ替えて、勉強しようという訳ではなさそうである。だって、彼らの大半は、テキスト持っていなければ、板書もとらずに携帯をいじっていたり、最初から最後まで寝ているから。

この講義は、成績評価は試験がすべてで、出席点はないと言っている。注意もしてみたが、変わる様子はない。私語が五月蠅い場合は退室を命じることもあるが、それぞれポツンっとすわっている。寝ている者も鼾もかかなければ、寝言も言わないので、しばらくそのままにしておくべきか、さらに注意すべきか、思案中である。


「就職授業」

昨日の日経で始まった連載記事「大学の選択」。


「社会と向き合う」というシリーズで、第一回の昨日は、


未熟補う「就職授業」


という内容。インターンシップの記事など、おもわず「うん、うん」とうなずいてしまった。以前も、大学一年生ではなく高校4年生として教育しているという大学の記事をどこかで見た覚えがある。


実際、キャリア意識を持たせるなど、いろいろと勤務先でも取り組んでいるものの、就職予備校化に対する懸念も同じ。でも、父母会でご父母と話をすると、「就職」が一番のテーマなのも事実。「○○社への推薦枠はどうなっているのか」などと、結構具体的な話も多い。以前は、ご父母からも「就職が決まっている学生は単位を大目に見て欲しい」と言われたこともある。


今年の4年生の就職内定率は、やはり昨年比で低くなっている。ゼミ生もまだ内定を得られない者もいる。すでにあきらめている者もいる。でも、関係者によればまだまだ現4年生を対象とした求人もあるので、あきらめて欲しくない。一方で、来月にはもう現3年生の就職活動が動き出すのだが。

Facebookに投稿はできません。

気がついたら、Facebookに同時に投稿する機能がついていた。

個人的な事ですけど、このブログは一応匿名。Facebookは一応本名登録。同時に投稿はできないよな。