大学という斜陽産業 -26ページ目

10万円以上振り込む場合の本人確認に思うこと

先日、某銀行に振り込みに寄った。

そこは普段使っている銀行ではないが、そこの銀行に振込先の口座があるから、その銀行のどこかの支店で振り込めば振込手数料がかからないためである。

で、タイトルの通り10万円以上の金額だったので、本人確認を求められた。

マネーロンダリング防止やテロ資金対策のためと言うが、そもそも、その銀行で口座の開設を認めて、何年以上も取引を続けているであろう「学校法人」に振り込むのに、何を今更本人確認なんだよ、思ったのである。

そういえば、いつも分割して払っているけれど、固定資産税を一括で払うと10万円を超えてしまうが、これも本人確認を求められるんだろうか。だって、振込先は市町村なのに、マネーロンダリングのわけないでしょ、と思うのだが。

それとも、こっちが(やっていないけど)違法な手段で稼いだお金をそのような振り込みに使うのを防ごうという意図なんでしょうか。

確かに金融庁のホームページにも、入学金等の振り込みの際に本人確認書類を忘れないように、と書いてある。

金融機関における本人確認について


何でも杓子定規にすればいいものでもないと思うのだが。

書いて覚える、あるいは林修の講演

皆さん、覚えたりアイディアを考えたりするときには、アウトライン・プロセッサーなどを使うデジタル派でしょうか、ノートなどに手書きするアナログ派でしょうか。

自分の場合、デジタル・ツールも試してみたけれど、やっぱりアナログ派です。

なぜ、そんなことを今更書いたかというと、先日、今や時の人である、「今でしょ、林」( by sphinx )、いや、林修氏(ブログは「いつやるか? 今でしょう」と始めた林 修の日々雑感 」)の講演の特集をテレビで見た時のことである。

他のことしながらだったので、細かいことは違っているかもしれないけれど、高校時代のことで、こんな事を言っていた。

「当時、コピーが1枚40円。菓子パンが50円。そこで、図書館に行っていろんなものを書き写した。それで漢字なども覚えたので、漢字自体を覚えるような勉強は一切しなかった」

と。ちなみに、コピー代を節約した分は菓子パンに化けたそうで、周知のように彼の高校時代の写真はかなり太めの体型である。

今はどのようにしているのかは放送ではわからないけれど、きっと、林修氏はアナログ派なんだろうと思った。

ちなみに、時代背景等も違うので同列には言えないかもしれないけれども、大学院生時代に、某大先生に

「君たちはすぐコピーをするからよくない。我々の院生の時は、文献をきちんと読んで、大事なところだけ書き写したものだ」

と言われたっけ。


偏差値に一喜一憂してもしょうがないとも思うのだけれども

今年度の入試(この4月に入学してきた学生が受けた入試)の偏差値が会議で話題となった。一応、一昨年と比較してちょっとあがったらしい。

学部内でもそういうことに関心を持っている人と持っていない人がいるので、その反応でその人のスタンスがわかったりもする。


まあ、それはさておき、この偏差値は多様な入試形態がある昨今、ある一つの入試をベースに算定されているのは、業界関係者には周知の事実。だから、偏差値が上がったからと行って、入学者のレベルが本当に上がっているのかは別問題。だって、大半は推薦入試で入学しているだから。


だから、これに一喜一憂してもしょうがないと思うのだが、振り回されているのも事実。何か本当に信頼のおける指針ないし尺度みたいなものってできないのかなって思う。

忙しいのはあなただけ?

別に自分が忙しくてたまらない、と言いたいエントリーではありません。


何か頼んだり、共同で作業を進めているのに、答えが、「忙しいからできません」の一言で済ませてしまうのはどうなんだろう、と思っただけです。


勿論、誰かがリーダーシップをとる必要があるのは言うまでもないので、そのリーダーたる人の責任でもあるのかもしれませんが。

船頭多くして船山に上る、ならいいですが、まったく進まないのもどうかと思う今日この頃です。

KING KAZU クルム伊達 山本昌

プロスポーツ選手、一部の人かもしれないけど、40代が元気で、こっちもなんだか元気づけられます。



内定報告がない

アベノミクスのおかげで景気がよくなってきているので、企業の採用意欲も高くなって、大学4年生の就職戦線も好転してきている、なんて話を聞くのだが、どうもそういう印象はあまりない。

といっても、勤務先の自分と同僚の何名かゼミ生がサンプルなので、一般化してはいけないのでしょうが。

また、大学の就職部の人に聞くと、去年よりはいいと言ってはいるのだが。

最初は、単に、自分の担当するゼミ生の怠慢で連絡がないだけだと思っていたのだけれど、他の先生方も同じようなことをいっているし、例年だったら真っ先に決まるようなタイプのゼミ生が苦戦している。


そろそろ吉報を聞きたいなぁ。

教育実習中の学生を指導しに行ってきた

6月は、教職を希望している4年生にとっては、教育実習が行われる時期である。


今年は久しぶりに、ゼミ生が教育実習に行っている高校に、学生の指導と実習校の先生に挨拶をするために、行ってきた。

例年通り、学生の研究授業を見学した。

自分は(多くの大学教員も)、教職免許を持っていない。学生の教える科目は別に自分の専門と同じではない。けれども、自分の講義の参考になることもあるだろうなぁ、と結構楽しみにしている。実習中の学生はそれどころじゃないと思うけどね。

中学や高校の時に聞いていたはずなんですけど、あんな工夫やこんな工夫、色々参考になりました。授業を聞く立場とする立場では観る点が違うからだと思うけど。

ランキング、あるいはアクセス数のカウント方法

別にトップブロガーを目指そうと思っているわけではないけれど、今月からランキングの決定方法等が変わったのでしょうか。

ジャンルによっては先月まで3桁の前半の順位を維持していたように思うのですが,今月から4桁台に大幅ランクダウン。ジャンルの参加者が大幅に増えたのか?

データをすべて保存しているわけではないので,印象論ですが、アクセス解析のアクセス数も大幅に悪化したような印象はない。

まあ、アフィリエイトで稼ごうとも思っていないので、関係ないと言えば関係ないのかもしれませんけど。

教員の対応は不要なのかな?

ちょくちょく、キャンパスに、大学見学に来ている高校のバスが止まっている。

当然、すべての学生の出身高校を把握しているわけではないが、ゼミ生の出身高校はほぼ把握しているつもりである。また、先輩から語り継がれているわけではないのだろうが、毎年とは言わないが、2年ごとぐらいに、なぜかいくつかの同じ高校の出身者がいる。


そういえば、先日来ていた高校もその1校であり、しかも異動していなければ面識のある先生の居る高校でもある。


しかし、その高校が何時見学に来るのかという情報は一切知らされたことはない。勿論、教員がきちんと対応できる保証は無いのだが、知らせてくれたら挨拶ぐらいにはうかがうのに、と思う。が、きっと入試課はそのような情報までは把握していないだろうな、とも思う。

きっと、ゼミ生の名簿も個人情報だし、その出身高校も個人情報だし、なんてことでそのような情報が学内で自由に見ることが出来るシステム構築も難しいのだろう。



いつ査読するの? 今でしょ!

一部査読制度が導入されている勤務先の紀要。完全移行の話し合いが行われる度に物別れ。

まあ、学部中心ですと、結局は各領域での認識の違いや、いわゆる教養系の先生方にも投稿資格があったりするし、どうも方向性が定まりません。


今年も役割分担上、紀要の発行と無関係ではいられません。

同じ大学でも、理系の学部は、そもそも紀要なんてないし、いっそのこと我々もやめちゃえばいいのに、とも思ったり。