大学という斜陽産業 -141ページ目

出して行ったらしい

結局、修士論文はみな提出したらしい。らしい、というのは、本人から「提出した」という連絡がほとんど無いから、推測でしかない。わざわざこちらから事務に問い合わせることもないとも思うし。だって、こっちは「提出はあきらめたら」と言い続けてきたんだから。


今年は、例年になく、提出ぎりぎりまで研究室に来て、「あーだこーだ」、メールで「あーだこーだ」を繰り返した。おかげで年明けからしたことって、修論指導ばっかりという印象。でも、提出したから終わったわけではないしなあ・・・。


さて、来年も数名の指導が待っている。でも、この4月からの新入生には、自分の専攻分野を希望する人がほとんどいない。これは夢の開店休業か?いっそのこと、大学院を廃止しちゃおう!!

結局増えず

一昨日の「往ったり来たり 」の続き。


結局途中集計といっても終盤のものだったので、あまり増えませんでした。


大学全体としても、18才人口の減少割合とほぼリンクするような推移。良いとも悪いとも言えず。


さて、受験生が減った我が学部。ここで入学者確保のため、合格者を絞りきれないと、偏差値が下がることになる。どうするのでしょうか。やっぱり、背に腹は代えられないということになるんでしょうね。

非常勤の担当科目

今年度非常勤に行っている大学は、基本的に、何もなければ同じように契約が継続するという習わしになっている。でも、これまでは、「来年度もよろしくお願いします」ぐらいの一言はあった。


今年度は新年になっても何も言ってこない。しかも、カリキュラムの改正が行われていると聞いていたので、一体全体どうなっているのか気になっていた。同じ時間帯に出講している他の先生とも、12月ぐらいから同じような会話が何度交わされたことだろう。


というところで、今年度最後の出講日、そう、試験の日に、事務の人から「来年度の話、○○先生から聞いてますか?」と聞かれ、「まだです」と答えると、慌てて確認していた。そして、「今年度と同じでよろしくお願いします」とのこと。


まあ、通常であればこれで一件落着なのだが、今回はそうは問屋が卸さなかった。


さて、先ほどシラバスを書くというか、毎年同じ基本的な科目なのでコピペですませていたので、その作業をしようかと思ったら、なんと、担当科目が変わっているではないか。全然今年と同じではない。全くの予想外の講義で、シラバスの準備も心構えも講義の準備も全然していない。おいおい、ということで明日、○○先生に連絡をとらねば。

往ったり来たり

来月の一般入試の出願の途中集計がアナウンスされた。


正直言って非常に厳しい。去年より相当減らしている。


というか、隔年現象が激しい。ここ数年、減らしては戻し、戻しては減らし、という感じである。だから、出願者数自体は一昨年とほぼ同じぐらい。去年が凄く増えた。その反動で今年は相当減らしている。


実は、自分の所属学部と全く反対の動きをもっている学部がある。その学部は、今年は昨年の倍近く出願がある。そう、この数は一昨年に近い。そして去年が半減。で、今年になって戻る、という具合である。


今までのところ、隔年で戻しているから救われるが、おそらく来年以降は戻らない可能性が高いのではないか、というのが大勢の意見。もちろん、少しは持ち直すけれど、昨年の数値には届かないだろう。届いて欲しいけれどね。

試験一部終了

後期の試験もぼちぼちはじまりまして、自分の担当科目の試験もまずは一部が終了しました。


で、採点ですね、問題は。


すでに終えた科目の1つはは、関連分野では非常に基礎的な科目。だからじゃないけど、この科目のせいでこの分野が敬遠されても嫌なので、指定のテキストのここからここまでが出題範囲で、これこれこういうパターンの問題を出します、と明言している。しかも、その1つは毎年同じパターン(全く同じとは言わないけれど、かなり似ている)。


でも、今年はなのか、今年もなのか、出来がよろしくない。というか、試験時間は60分で、30分経過すると退室できる。ここで約4割が退室したが、彼らの答案が非道い(提出している時にざっと眺めた感じだと、どれも半分以上白紙)。これらを全部不合格にしてしまうと、最終的に5割近くを不合格にすることになる。これって、絶対「教育力不足」って言われそうじゃん。避けたいよなあ・・・。と思い悩む日々をあと1週間ほど過ごすことになるんでしょうね、多分。

卒論以下とは言わないけれど

勤務先では来週末が修士論文の提出期限。


今月に入ってから、修士論文ばっかり読んでいる。この週末、センター試験の監督には当たらなかったので、これ幸いと思っていたけれど、監督やっていた方がましだったかもしれない。


提出予定者5名。そのうちの約半分は、まあまあというか、どうにかこうにか論文の体裁をなしているが、残りがひどすぎる。


君たちの書いているのはエッセイなんですかか、作文なんですか。


少なくとも、「絶対直すように」と指示した所ぐらい、直して再提出しろよ。


夜中にメールで送信しておいて、「明日研究室に行きますので」って、何時読めっていうんだよ。こっちがメールを確認するのは朝以降なんだぞ。


「提出を見合わせた方が良い」というと泣き出す者もいる。こっちが泣きたいよ。


「なぜ、○○の論点について検討するとき、(非常にメジャーな)△△という先行研究に全く触れないんだ」という問に「時間もないし、めんどくさいので、読まなくてもいいかと思いました」といけしゃーしゃーと答える者。


も~、ここで愚痴を書いたって、全然すっきりしない。

不治や

次から次へと出てきますね、不二家。この企業体質は、不治やね、きっと。

文科省、LEC大に改善勧告へ 設置基準に違反の疑い

日経にものってたけど、リンク先はasahi.com



文科省、LEC大に改善勧告へ 設置基準に違反の疑い



これをもって「それみたことか、株式会社に大学なんて運営できっこない」なんていう発言が聞こえてきそうですね。


まあ、18才人口が減っているのに、大学の設置をドンドン許可した文科省の責任は、なんていう(別の視点の)批判もありましたが、記事の中にも


(引用開始)

 新大学の設立認可について、文科省は厳しい事前審査態勢をとってきたが、規制緩和の流れを受けて03年に認可基準を緩めた。一方で事後チェックを徹底するため学校教育法を改正し、法令違反があった場合は改善勧告、続いて変更命令を出し、それでも改善が見られない場合は廃校を命じることができるようにした。

(引用終了)


とある。すでに学生を集められずに廃校になった大学は出てきているが、文科省の事後チェックによって廃校になるなんて事例は本当に出てくるのだろうか。

「大学はいまどうなっているか」(ダカーポ)

たまたま書店をぶらぶらしていたら、今日発売のダカーポという雑誌が目にとまった。特集が「大学はいまどうなっているか」


ダカーポ 2007年 2/7号 [雑誌]
¥350
Amazon.co.jp

ちょっと待ち合わせまで時間があったので、値段も手頃だったので、(立ち読みせず)買って読みました。


大学関係者で、業界動向が気になっている人にとっては、特にこれと言った記事があったわけではないです。取材力もはっきり言って、弱いですね。なんてたって、東和大学の有名な某理事のコメントがそのまま載っていましたから。


ついでに、ダカーポのサイトに記事のタイトル一覧があったので、コピペしておきます。


変わる大学 合併、学部再編、大学が動き始めた!▼古いシステムを改革できる大学だけが生き残れる▼慶應義塾大と共立薬科大、電撃合併の真相は?▼学部再編で一新図る早大 学生ケアに取り組む日大▼高い専門知識、教養志向 学生の学資負担も考慮▼規制緩和で実現した学生に愛されるキャンパス▼地域との連携で推進する多摩地域の大学改革▼大学の実力 最新データから読み解く、大学の現実 ▼志願者、難易度大変動 財務力も重要な指標に▼合格率5割弱の現実に法科大学院の対応は?▼産学連携の現場が考える研究開発と人材育成とは▼真の国際感覚が身につく立命館アジア太平洋大学▼改革派座談会 淘汰の時代、大学はいまどうあるべきか?▼脱偏差値の時代 偏差値だけでは大学を選べない本当の理由 ▼激変する大学入試 すでに一般入試は少数派、今後の傾向は?▼将来を見据えた大学選び ここでも二極化が進行中▼私立も続々採用、全員がセンター試験を受ける時代▼受験料割引や出張入試 学生が受けやすい環境へ▼推薦・AO入試合わせて定員の約5割にも!▼次世代入試研究 脱偏差値予備校、早稲田塾の受験革命▼激変する入試に対応する現役高校生のための予備校▼AO入試は「時代が求める人材」をつくる試験


(読みづらくなっちゃったなあ)


年度末モード:【人事編】

そろそろ新年度からの人事の話がいろいろと伝え聞こえてくる。


人事は最後までわからないから秘密にしておくように、なんて言われた時代もあったけど、異動の場合、割愛(私学じゃ基本的に意義がないけど)とかもあるし、大抵どっかから漏れちゃうけどね。中には自分で年賀状に書いてくる人もいるし。


しかし、個人的な印象として、今年度は意外感のある人事がいくつか。あの募集であの人(研究領域が違うじゃない?)、とか、せっかく母校に戻ったのに辞めちゃう、とか。


せっかく共同研究が軌道に乗ってきたのに、地理的に離れちゃったりするのはちょっと残念だったりする。でも、人の人生だからしょうがないけど。今年度は今のところ、こんなケースはないけれど、まだまだサプライズがあるかもしれないなあ。