大学という斜陽産業 -128ページ目

補講日

当然といえば当然なのかもしれないけれど、各大学とも、休講したらきちんと補講するように言われる。


不思議なことに、本務校も非常勤先や、知り合いの大学も、なぜか最近、5限とか土曜日に補講をするようにといわれる。


以前は、前期末や後期末に補講日なるものが設けられていたのだが、15回とか14回+試験1回などの授業回数を確保し、かつこれまで通りの夏休み等を確保するために、補講日が削られているらしい。


しかも、(アン)ハッピー・マンデー法のおかけで、月曜日の足りない時間をほかの曜日に振り替えたりと、結構変則日程もある。


いっそのこと、大学も月曜をすべて休みにしたらどうだろう。授業は金曜日から土曜日までということで、ね。

トップダウンとは、トップのせいで組織がダウンすることと見たり

もちろん、ミートホープのことだよ。いや、勤務先のことだよ~。


今の理事長は、結構お気楽派らしい。「よきにはからえ」じゃないけれど。現場に権限を委譲しているようでもある。しかし、委譲された理事が無能だから困る。特に財務担当理事。彼の頭には「平均値」しかない。しかも恣意的な平均値。「人件費が平均値より高いからボーナスをカットします。」とかね。


理事長も、結構現場受けの良い発言をするくせに、いざとなると逃げ腰?労働組合の団交には絶対出てこないで、労務担当理事にお任せ。またこいつもくせ者。財務担当理事とグルだな。現場が困るのが目に見えるのに、平気で人事異動。異動させるならまだ良い方。多くの部署では人員削減を伴う異動。もちろん、人件費を下げるため、全体での人員削減に邁進している。現場はぼろぼろだよ(まだ教員はましな方?)


その前に理事の人員削減や報酬カットはどうよ。そういえば、最近、校用車が数台新しくなってねぇ?


入試問題の外注。あるいは予備校には文科省から天下りが出来ないから?

さすがお役人。何を今更、の感がありますけどね、このネタ。いくつかのブログのエントリーが書かれているので、たまにはTBもつけてみます。


入試問題の作成や点検、私大の12%「外注」 (asahi.com)なんだそうです。



 私立大の12%に当たる71校が入試問題の作成や点検を予備校などに外注し、全問題を任せる「丸投げ」も18校――今春の07年度入試でのこんな実態が5日、文部科学省による調査で明らかになった。国公立大では外注はなかった。文科省は「入試は各大学が自ら行うことが基本」と強調、慎重に対応するよう求める通知を出した。



だいたい、河合塾が2003年に入試問題の作成を請け負うと表明している。文科省はその時も批判したようだけれども、河合塾自身がこれまで何校から受注したというようなデータ、出していたじゃないですか。その時にはどう対応したのだろうか。


 入試問題の作成では、他校分を含めて過去問との重複を避ける必要があり、教員の負担が大きい。さらに大学全入時代を迎え、幅広く志願者を集めようと入試の多様化が進んだ結果、多くの問題を用意することが必要になった。こうした事情から、外注でしのぐ大学が増えたと見られる。



勤務先でも、マスコミで大きく取り上げられるほど深刻なものではなかったですけれど、出題ミスが増えてきたので、一度検討したことがありましたが、教員からも反対意見が多く、結局没になり、今日に至っています。しかし、実際の作問の現場では、いわゆる教養部の解体で、社会科学系の学部では、みな「社会」科学でしょ、ということで社会(もちろん現代社会や地理や歴史に分けられて)の作問に駆り出されているし、「日本」人だし「日本語」で論文書いたりするでしょ、ということで国語の作問に駆り出されていますよ。


ですから、他大学の過去問なんかチェックしないし、ましてや他学部の過去問だってチェックしていない。せいぜい、自分の所属する学部の過去問で手一杯ですね。


 文科省は、中岡司・大学振興課長名の3日付通知で「外注は入試の機密性や公平性、中立性確保の観点から好ましくない」と指摘し、「慎重な対応」を求めた。


というわけで、少なくとも、勤務先では、この主張は全然説得力を持たないですよ。過去問や学部間の重複なんてチェックしていないので、その意味で公平性や中立性はあまりない。印刷は外部に依頼しているの、漏れる可能性もある。複数の人間が絡んでいる以上、絶対に機密性が保たれる保証はない。出題担当者がぽろっとどっかに漏らすかもしれないしね。


だいたい、大学関係者が作れば大丈夫だって言うのも甘い甘い。過去のセンター試験だって問題漏洩の噂が出たじゃないですかね。今年の司法試験だって慶應大学の教授が答案練習会を行って、そこで似たような問題が出されたって問題になったばかりじゃない。医師や歯科医師の国家試験だって何度も問題漏洩があったじゃない。大学関係者が作ったってしょせんそんなものですって。


だいたいこのブログで教育制度についてきちんと論じようとは思わないけど、文科省とかその関連の何とか会議とかは、現場を知らなすぎるって。


なんて色々書いたけど、受験生が(全大学の入学定員総数に比較して)減って行っている現状を考えれば、いずれ近い将来、独自の入試が実施可能な大学がどれだけあるのやら。


だからじゃないけれど、意見を求められる度に、「筆記試験に関しては独自入試は止めて、すべてセンター入試利用に一本化したら」って発言して顰蹙を買っています。


まあ、実際にするかどうかは別問題として、一般論としては予備校にはその性格上、問題漏洩をしたくなる動機が存在するので、問題作成のみを請け負う独立の組織があれば、そこに発注しても良いんじゃないですか。いいよ、いっそ、文科省所管の財団法人でも。そうしたら、文科省の天下り先が確保できるので、きっと文句を言わなくなるでしょう。予備校じゃうけいれてもらえないもんね、きっと。という穿った見方をするのは自分だけでしょうか。大学も作問という煩わしい業務から解放される。あ、でも外注に係るコストが問題か。

コストダウン。あるいはミートホープ社長と大学経営者

ミートホープの偽装牛肉コロッケに端を発する一連の偽装肉事件。


田中社長はこういう趣旨の発言をしていた。


「コストダウンのためにやった。」


しかし、この手の領域を専門にする知人はこう憤っていた。


「本当のコストダウン(これは和製英語で、正式にはコストリダクションと言うらしい)は最低限、品質を維持したまま行うのであって、品質を落とすのはコストダウンと言わない。」


と。まあ、これを学者の理想論と切って捨てるのも簡単。でも、普通の消費者の感覚から行っても、至極全うだろう。


しかし、この言葉、勤務先の経営陣にもよ~く理解してもらいたい。


特に対学生サービスの質が低下しているのに、人件費削減のお題目の下、正職員をドンドン減らしている。派遣職員で人数あわせしたって、質の低下は明らか。学生からの不満の声は届かないようだ。


ボーナスカットも相変わらず。職員の志気を下げまくってどうするの。


理事には株主総会のような場がないからしょうがないのか。大学のガバナンスなんてないに等しいよな、こんなんじゃ。

カレーライスの値段

子供の好きなメニュー・ベスト10には必ずランクインするカレーライス。


大人のはずのsphinxも好きです。たまにふらっとCoCo壱番屋に入ってしまったり。いや、そう言えば最近行っていないなあ。


色々トッピングしたとしても、1,000円オーバーとなることはまずない。いや、カレーごときにそんなにお金は出す気はない。まあ、ちょっとした洋食屋さんだと1,000円を超えることもあるかもしれないけれど。まあ、世間もカレーライスはそう高いものだという意識はないんだろう。だから、


1万円カレーライス登場 大津プリンスホテル


なんていうネタがニュースとして取り上げられるわけだ(asahi.com)。


(ここから)


 大津市の大津プリンスホテルのレストランに5日、料金が1万円のカレーライスがお目見えした。滋賀県特産の近江牛と近江米を使ったぜいたくなカレーだ。

 ロース肉180グラムを網焼きし、米はサフランライスに。カレーソースには十数種の香辛料を入れた。地産地消で夏バテを乗り切ってもらおうと企画した。8月末まで。

 37階のレストランからは琵琶湖を一望でき、「眺めもついて1万円」とPRするが、初日は残念ながら注文はなかった。売り上げの方は「高望みしません」。


(ここまで)


でも、もっと前に志摩観光ホテルで12,000円の伊勢エビカレーがあるということを聞いたことがある。1万円なんか目じゃないよね。ということで先ほど確認してみたら、14,000円だった(ラ・メールのメニュー紹介 参考)。さらに、鮑カレーって言うのもある。こちらも10,000円オーバーです。


まあ、いずれにせよ庶民には手が出ないカレーであることには変わりない。個人的には、鮑カレーが一番気になるが。


LEC大学の募集停止

いくつかのサイトでも出ていますが、リンク先は読売で。


株式会社設立のLEC大、札幌など10校で募集停止


(ここから)


 構造改革特区制度を利用して株式会社が初めて設立した「LEC東京リーガルマインド大学」(反町勝夫学長)が、全国14校のうち、2008年度から札幌、宇都宮、千葉、静岡、岡山、北九州など10校の学生募集を停止し、首都圏と大阪の4校に縮小する意向を各市に提示していることが3日、わかった。

 これを受け、札幌市は特区計画を廃止する。同大は今年1月、文部科学省から不適切な大学運営について改善勧告を受けていた。規制緩和による経済活性化を目指す特区制度に対する同大や自治体の甘い見通しを露呈することになった。

 同大は、全国で司法試験予備校などを経営する「東京リーガルマインド」(東京都千代田区)が2004年4月、構造改革特区を利用して千代田区と大阪市で開校。その後、全国にキャンパスを展開した。

 しかし、同大は今年1月、文科省から「大学と予備校が事実上、同一化しており、大学の目的に照らして疑義がある」などと改善を求められ、「当初想定していた大学の運営方法の大幅な変更が必要であり、すべてのキャンパスを維持するのは困難」として、縮小などを自治体と協議してきた。

 札幌市には、5月に札幌校の学生募集停止の相談があり、「全国14校のうち、首都圏の一部と大阪の4校に資源を集中する」との方針が伝えられた。同大は神戸、広島、福岡などにも展開中だが、これらも募集停止の対象とみられる。

 札幌市は、特区計画の目標として、〈1〉株式会社の学校設置による高度なキャリア教育〈2〉高い専門性を持った人材の育成による地域の活性化――を挙げていたが、頓挫する。札幌校には現在、36人が在学中で、市は在校生が卒業した段階で、特区計画を廃止する。

 LEC大は、募集停止について「自治体と協議中で、まだ決定していない」としている。

2007年7月3日14時39分 読売新聞)

(ここまで)


さすが株式会社、行動が早いですね。


大学教員としては閉鎖後の教職員の処遇がどうなるのかが気になります。


やっぱり馘首?。


が、そもそも、すでに契約形態についても請負契約のような特殊な形態だったということを噂できいたことがありますが、どうなんでしょうね。

トラブル続発

些細なことも多いのだが、先月辺りから学部内の自分の役割に関連するトラブルが続発している。


その原因の1つは、明らかに事務組織にある。


前にも書いたが、お偉方の人たちは、コスト削減のお題目のために専任職員を減らし、派遣職員に代替させようとしているのだが、業務は代替できないものが多い。その一方で、ジョブローテーションというお題目の下で、せっかくその職務に精通し始めたと思ったら、他の部署に異動。


で、異動してきたばかりの人が十分職務を理解する前に、いろいろと仕事が割り当てられ、そこでミスが生じている。かといって、それを解決するのに、なぜか教員も駆り出される。場合によっては、こっちで「善後策を考えろ」とも。


なんか、いい案、浮かばないかなあ。


皆でお祓いに行くっていうのはどうだい?困った時の神頼みって言うしね。


お中元

職業柄(?)、いろんな荷物が届く。もちろん、自分がネット通販で買ったものも。


そう言えば、最初にamazon.comで本を購入したとき、家族が「アマゾン」から届いた荷物をみて勘違いしていたっけ。


で、時節柄お中元も届きます。誤解なきように書いておきますが、学生(含む院生、OB)からお中元はほとんど届きません(ゼロとは言いません)。


個人的には、師匠には一応季節のご挨拶ということで欠かしておりません。でも、貧乏院生時代には気持ちだけで(要するに贈っていない)、アカポスについてからですけれど。


同業者の知り合いの場合、職場の同僚に贈ったりしているとのこと。そうすると、昇進とかにプラスに作用するのだろうか。学会とかでお世話になった方々に贈ったりしている人もいるんだろうな、きっと。そうするとやっぱりとりたててもらえるんだろうな、きっと。

N700系

JR東海の回し者みたいなんですけど、今日から東海等新幹線にN700系が導入されましたね。


いつも普通車しか乗らないけれど、あのグリーン車、確かに快適そう。学内旅費規程だと、確か学部長でもグリーン車は無理。かといって自腹でグリーン車に乗るのはなあ。


今月、出張で東海道新幹線に乗る予定なので、N700系が走る予定の時刻にはうまく合わないことが判明。ちょっと残念。どうしても乗りたいのなら、わざわざ相当早い時間に乗るしかない。そこまではしたくはない。


しかし、先日乗った車両は臭かった。というか、隣の人が夏服をだしたばっかりなのか、防虫剤のにおいが臭うの何のって。たばこも嫌だけど、これもつらかった。



試験問題作問~2007年夏~

そろそろ前期も終わり。最近では、前期といわずに春学期というような大学も増えてきたような。


で、期末といえば試験。試験といえば問題をどうするのか、というのが悩みの種?今年は時間割の関係上、後期の方が講義科目が多く、前期は3教科の試験を行うことになっています。


学生からのブーイングもありましたが、すべて持ち込み不可。しかし、持ち込み不可にするだけでブーイングされるのもどうかって思うけど。


週明けには問題を事務に提出しなければならないのですが、例年のごとく、講義もあと3~4回あるので、それも視野に入れて作問しました。さてさて、学生の解答はどうなるかなあ。