● 「学校では、何もやってない」ってことは、ないんだよね…肩を持つわけじゃないけど!
こんにちは 三浦真弓です。
昨今の、性加害のニュースから
「性教育って、人権教育なんだよ!」
を、声を大にして言いたいと、記事を書いています。
性教育が、人権に関わることなんだと言うこと、はっきりしてきましたよね。
野球好きのお子様には残念な話題だけど、でも、話せることから、話題にして欲しい
で、こういう話題がでると
「学校で、何もやってないからだよね-」
「義務教育、敗北じゃね?」
みたいな声も、聞こえてきます。
何もやってない…といわれると、元現場にいたものとしては
「何を見て、言ってるのかな?」
「結局は、性交を教えてないということが、言いたいのかな?」
というのが、まず、頭に浮かびます。
確かに、小学校5年生の理科の授業で
子宮の中で、赤ちゃんが育っていくことを学びます。
でも、どうして、赤ちゃんが出来るのか!?
というところの説明はないんですよね。
なので
「学校で教えてない!」
になるのかもしれません。
確かに、学習主導要領には
「人の受精に至る過程は取り扱わない」
って書いてありますからね。
なので、理科の授業で、担任の先生が教科書を使って
教えることはありません。
そもそも、教科書には、その記載はないですし。
でも、それで、
「学校では教えてくれない」
と言っている人は、学校の教育カリキュラムのことを
ご存じではない方ですね。
総合の時間をはじめ、その他、
外部講師を呼んで授業をすることができます。
例えば、避難訓練のときに、消防の方が来て下さって
安全な避難の仕方を教えて下さることがありますよねー。
そう言う形で
例えば、産婦人科医とか、助産師とか、
私みたいな、元養護教諭とか、
そう言う方が、外部講師として授業に出向き
話をしているケースは、
い~~~~~~~~~っくらでもあります。
私自身も、勤めていた中学校に助産師さんに来ていただき
中学3年生の3学期。
卒業前に、授業をしていただきました。
1時間は、各クラスでの授業。
それを踏まえて、
次の時間は、3年生全体で集まってのお話。
確かに、
総合などの時間を使おう!
予算はどうなる?
などなど、各学校がどれだけできるのか?
に影響するので
すべての学校で行われているとは言えません。
だからこそ、
「受精に至る過程は取り扱わない」
なんて言っていないで、
中学校を卒業する前までに、きちんと、避妊も含めて、
授業をすることが出来たらいいには、違いありません。
ですがー。
ぜんぜん、やってないのではないんだよね。
ホントに。
あまりにも
「学校は、なにもやってない」
がPRされすぎちゃって、
やっているエリア(また、別記事でかくけど)の保護者さんも
「うちの子たちも、何も知らないのかも…」
と言い出す始末。
本当に、何もしていない学校もあると思いますが!
お子様が通われている学校で
な~んにもしていないのか
(と言っても、授業に関わる内容はしているけどね)
しているけど、いちいち、家で話していないだけなのか
確認してみようね♪
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