● 宿泊行事前の月経指導 ~小学生の場合
こんにちは 三浦真弓です。
これから、修学旅行が行われる学校がありますね。
宿泊行事にむけての月経指導について、書いています。
宿泊行事前には保健指導がありますよ~
保健指導の内容を、具体的にお伝えします♪
ここ数年は、行事が短縮されたり、行われなかったりしていましたが
今年は、行けそうな学校も多いことでしょう。
ということで、
宿泊行事の小学校編をおとどけします。
私自身は、小学校の勤務経験はないのですが、
小学校の保健室の先生に初めてなられた方の、
初任者研修指導員として、
2校、指導に行かせていただきました。
ちょうど、新任で先生になられた方も、
どんな内容で子どもたちに伝えたらよいか、真剣に考えておいででした。
多くの小学校で、最初に宿泊行事にいくのは、基本的に5年生の野外活動。
なので、5年生に月経指導をすることになるのですが、
月経の始まっているお子さんと、始まっていないお子さんでは、
始まっているお子さんの方が少ないです。
今は、3年生から「ほけん」の教科書があり、
4年生の終わりまでに、月経の仕組みを学ぶことになっています。
とはいえ、
自分の身に起きているか起きていないかで、伝わり方が違うなと感じました。
6年生の修学旅行前の指導の方が、
5年生に伝えるときよりも、伝わっている感がありました。
5年生の野外活動前の指導時に、すでに始まっているお子さんは、
ママもわりと早めに始まった方だったり、
思いがけずに早く始まったので、
ママが丁寧に話をしてくださっていたりしていました。
ということで、
小学校の事前指導は、全体指導でありながらも、
中学校よりも、ひとりひとりの理解や、成長の個人差などを
大切にした内容になりますね。
普段の学校生活のなかの急な対応で、
ナプキンをもらいに来るとか、
トイレ掃除の様子から、今年の5年生はまだみたいだ…とか、
早くからきているお子さんが何人かいそうだな…というのは、
なんとなくわかってくるので、
それに基づいて指導内容をかえるとよいですよね。
なんて、話をしたのを思い出しました。
伝えたい内容は同じでも、受け取る子どもたちの状態が
毎年、違うでしょうからね。
ママに初経が来たとき、
ママのママからどんなふうに声をかけられたか、
どんなふうに教えてもらったか、
ママのママがどんな態度だったか…で、
ママの月経に対するイメージができあがり、
学校で一斉指導を受ける前に始まったお子さんは、
そのママからいろいろな話を聴くわけなので、
できるだけよいイメージで話をしていただけるといいな…と思っていました。
学校から保護者の方への説明会というのもあります。
その時に一言、
養護教諭から健康面の話もあることでしょう。
心配なことがあれば、質問してみたり、
会の後で、個別に相談できる時間がある場合も多いです。
ナプキンを入れるポケットのついたショーツを準備したり、
安定感があるショーツを下着売り場で探してみたり。
小学生のお子様の、月経が来るかもしれない準備を
こうした宿泊行事の準備のときに、
お子様と一緒にすることもできますね。
小学生のうちは、まだ、だれに月経が来ているのか?
ナプキンを持っているお友達がいるのか?など
わからないことばかり。
学校の、保健の先生に相談してよいんだよ~とか
担任の先生にも、言えそうなら言えばよいんだよ~とか
そういうことも、一緒に伝えていただけたらなと思います。
気になることがおありの場合は、
遠慮なく、ご相談くださいませ。