"あんた、(年間¥800,000かかるクルマを)どう思う?"田原総一朗
放浪者のチャップリン。
ぼろを着てても心は錦、だからこそ、チャップリンは可笑しく、そして切ないのだと思う。私も貧乏だ。チャップリンにならって、せめて心だけは健やかでいたいが、近頃そうもいかない。
いかんせん、物価が高い。
はなまるうどんですら、かけ小330円である。ほんの十年ばかり前は200円しなかったはずなのに、いつの間にやら。今や天ぷら一つにも200円持ってかれて、あっという間に1000円の大台を超えるのだ。
そして、わが財布には偉人が誰もいなくなった。
去年の七夕にやって来た妙子。もうそろそろ1年が経つので、この一年間でどれだけのお金が吸い取られたのかを見てみたい。
まずは、ガソリン代である。一年間で走行距離は約9000km。燃費が6km/Lとして計算すると、1500リッターのハイオクを消費したことになる。ハイオク価格180円で計算してみると、一年間のガソリン代は¥270,000となる。
お次はオイル代。オイル交換3回+オイルフィルターで\18,600だった。
そして修理代。前後ダンパァ、コンビネーションスイッチ、クラッチマスターシリンダーの交換、ダッシュボード貼り換え等、枚挙に暇がない修理代、総額で\286,000。
そして自動車税が\43,500。
重量税が¥34,200。
7月に控えている車検代¥100,000くらい。
合計 ¥752,300
なんと、保険代を合わせれば¥800,000を超えてしまうじゃないか。
まさか約¥66000/月もの大金が吸われていたとは。
地獄を見るとはこのことか。これではろくでもない死に方をしそうだ。
もはや家賃である。徳島ならば高層マンションで住めてしまう。
いやいや、驚きである。
でも、マンションでル・マンの栄光が買えると思うと、これはむしろ安いかもしれない。いや、安い。
うん、安いのである。