新・迷って、悩んで、でも笑ったりもして…。 -46ページ目

新・迷って、悩んで、でも笑ったりもして…。

不惑の40代などと言うものの、40代になってから「踏んだり蹴ったり」、「弱り目に祟り目」な日々…。
あれから幾年過ぎ、日々の一喜一憂を好き勝手にほざいてる次第です。

家人が新型コロナに罹患した。

すでに5類のポジションなので、多少ラッキーではある。

自分も濃厚接触者ということにもならない。

幸いに自分は罹患しておらず、後期高齢者で不治の病だらけの老母も感染してなかったのは不幸中の幸いであった。

 

家人は、久しぶりに複数友人と会食したら、実はそのうちの一人がコロナに感染していたらしい。

今更、コロナウィルスの緊張感が我が家に訪れるなど思いもしなかった。

家人は自室に籠っており、老母の介護や日々の面倒を自分一人でみる事に。

いやー、家事だ介護だ一人だと大変だと痛感!

そんな事をずっとやって来た母は偉いと思うし、家人の働きぶりも有難いと心底思います。

 

インフルエンザも猛威を放ってるようですし、コロナ、風邪、その他の感染症も含め、皆さまも今一度気を引き締め直してみて下さい。

 

 

 

 

 

 

前スレッドで、中野坂上~西新宿方面のブラ散歩を記したのですが、その前にどうしても寄っておきたいところがあった。

ミッキー飯店」さんです!こちらで散歩前の腹ごしらえ。

散歩スタート地点であった「成願寺」の裏手で、住宅街にポツンとある普通の(いや、年季の入った方であるが)町中華屋さん。

上掲画像は食後に撮ったものですが、こちらのお店はマスコミでかなり紹介されている有名店。

自分も「ほほおちゴハン」というかつてテレ東で放送していた番組で紹介していたのを観て、一度訪れたいと思ったのだった。

こちらで人気なのが、店頭に置かれている。

店名を冠にした「ミッキーメン」、「ミッキーライス」、「ミッキーカタ焼ソバ」が人気で、こちらは餡かけレバ野菜炒めを、ラーメンやライス、かた焼きそばに掛けたもの。

でも、自分は残る1つの人気メニュー「ニンニクチャーハン」が目的。

土曜の午前11時30~40分くらいに入店すると、まだ席は余裕。

とは言え、カウンター4人くらいとテーブルが二卓あるくらい。

そして湿度と温度がかなり高い!

萬来軒」ほどではないにしろ、それに続く湿度。

そんな中で出てきたのがこれ!!

チャーハンにズームアープ!

何故、こんなに真っ黒けっけなの?

別に焦がしたわけでも、ソース味でもないのだが。

食べてみると、ニンニクの香りがダイレクトに来ます!

こりゃ、すごい。

味は、意外とまろやか、と言うか後からちょっと甘味が登場する感じ。

美味しいのだが、ご飯ものに甘味は無くて良い派なので、食べ進むうちに若干味に飽きが…。

カウンター上には、お酢しかなく、酢をかけてもなぁ…と思っていたが、忘れてました!

町中華のチャーハンと言えば付け合わせの「スープ」ですよ。

これが、なかなか美味い。

町中華のチャーハン付け合わせスープって、ラーメンスープを薄くしたものなので、この味のラーメンもちょっと食べてみたいと思いました。

このスープや水で口の中をちょっとリセットしながら完食!

個人的には、器の上の横っちょに紅生姜でも乗せておいてもらったらよいかも?と。

こちらの「ニンニクチャーハン」は750円也。

食後、ずいぶんたってから出たゲップもかなりニンニクでした。(苦笑) 

後々まで余韻をお楽しみいただけます。(笑)

 

最後に、こちら「ミッキー飯店」は営業時間が驚くほど短い!

週5日の営業日全て、午前11時15分~13時45分(ラストオーダー時間)と、わずか2時間30分のみの営業です。

訪れる方は時間に充分ご注意下さいませ。

 

 

 

 

 

 

昨日は、好天気に恵まれた週末だったので、久々のブラ散歩へ。

 

実は、以前この「モヤモヤ ブラ 散歩」シリーズで紹介した事が完全な情報ではなくて、訂正と言うか、その話も付して新たに訪れたいと思っていた場所がありました。

まずは、その時のスレッド「モヤモヤ ブラ 散歩~十二回目は十二社関連へ…(後編)」に記した箇所。

この西新宿を開拓し熊野神社も祀った鈴木九郎なる人物をリスペクトということで、もう1箇所行ってみることに。
前のスレッドで記したように、極貧の鈴木九郎はある日、馬を市に出す際、観音様に「もし高値で売れ、大観通宝が入っていようものなら、その大観通宝は全て差し上げます。」と祈願したところ、高値で売れて入ったお金は全て「大観通宝」だけだったが全てを観音様に上げたことから、お金に恵まれるようになった、という言い伝えがある。
現在の中野坂上から西新宿一帯を整備し、資産を増やしたことから「中野長者」の異名を持つまでになる。
だが、不幸もあり、一人娘の小笹を病で亡くしてしまう。
あまりのショックから、仏門に入ってしまう。
そして、自身の住居を寺に変えてしまったという。
その寺が現在の「成願寺(じょうがんじ)」だそうだ。

という件。

それは事実ではあるのだが、その裏に都市伝説的な話が実はあった。

鈴木九郎なる人物が長者になった後に、有り余る金を誰かに取られないかと疑心暗鬼となり、何度かに分けてその財宝を他所に埋蔵して隠す行動に出る。

重い金銭を運び、埋め、隠すのを、下男を雇い無事終えて戻る道すがら九郎は「この下男が財宝の場所を知ってるのだから盗まれる可能性も有るではないか?」と考え、とある川のところでその下男を殺し川に投げ込むという行動を繰り返した。

何故か、仕事を負った下男たちが姿を消す事から、村人の間でその川に掛かる橋を「姿見ずの橋」と呼ばれるようになった。

その後、一人娘の小笹の婚礼の日、突然に空が曇り、雷鳴が轟くと小笹は一匹の蛇と化し、近くに有った十二社の池におどり込んでしまった…、その事で九郎は自身が行なった惨劇を悔い改め仏門に入った、という話もあったのだ。

んん~、その話は10年前にブログを記した際は知らなかった…。

実際の話は判らない。

事実は、鈴木九郎が極貧から長者となった事。

一人娘の小笹を若くして失った事。

仏門に入り成願寺を作った事

定かでない話は、九郎が下男を殺し続けた事。

絶対嘘なのは、小笹が蛇になって十二社の池に入っていった事。

まあ、人間は金持ちになると人が変わるのは間違いないから、殺害の話も無くは無い。

 

前置きが長くなりましたが、まずはその成願寺(じょうがんじ)を再訪。

山手通り沿いにあり目立つ外観である。

境内も。

外国人観光客もいたが、何でだろう?

変わらずに成金感もある。(笑)

お参りをして、以前のスレッドでも紹介した「長者橋」にも再訪。

橋の下を流れるのは「神田川」。

東へ新宿方面へと向かいます。

しばらく行くと青梅街道とぶつかるのですが、そこは「淀橋」交差点付近。

正確には「よどはし」と濁らないのですね。

で!こここそが前述の「姿見ずの橋」だったのです。

鈴木九郎に雇われた下男たちが殺され川に投げ入れられたと言われていた場所。

実際はどうだったか判りませんが。

青梅街道を渡ると親柱に漢字で「淀橋」とあります。

この「淀橋」の名づけ親は徳川3代目将軍の家光との事。

ここを通った際に、その名の不吉を改め大阪の淀川に似た景色だったとの事で「淀橋」になったと言われている。

さ、もう少し神田川に沿って東へ進みます。

すると、今度は「大久保通り」とぶつかる場所に時計塔が見えます。

その時計の袂、左下に何やら石碑がありました。

なんと70年代フォークソングの代表曲「神田川」の歌碑でした。

そして、この歌碑のある小さな広場の左側に目をやると…、

ちょっといい感じの遊歩道となっている。

そちらに進むと見えたのは、

「桃園川緑道」でした。

神田川と桃園川の合流地点でしたか!

この桃園川緑道もいい遊歩道で、一度は最初から最後まで散歩したい暗渠です。

(過去に「モモガルテン」と云う桃園川緑道沿いの古民家カフェに行った事を記してます。)

桃園川緑道を進むと石碑が視界に入る。

「中野塔」の碑のようです。

この辺りに三重塔が有り、上野の五重塔と並ぶ江戸の名所だったそうです。

一説には、あの鈴木九郎が建てたと言う話もあるらしい。

この辺りに中野三重塔が有ったんですね。

さらに桃園川緑道をすすむと、山手通りとぶつかります。

ここは「宮下」交差点。

傍にある歩道橋上からの風景。

山手通り北側を臨む。

続いて、南側も。

このまま南下してみます。

すると「中野坂上」交差点に着きます。

中野坂上と言う事は、「中野坂」があるのか??

はい、有るんです!

この交差点の東側、新宿方向へ向かう道路=青梅街道の坂です。

上掲画像では判り難いですので、ズームアップ。

道行く自動車で下り坂なのがお判りいただけるかと。

そして、この坂を下った場所こそ、前述の「淀橋」と「神田川」なのです。

 

10年経って、やっとリベンジした感のある今回のブラ散歩。

しかし、あれが一昔前の事だったのか…。

時の流れはやはり早いと実感。(苦笑)

 

 

 

 

 

前スレッドでは大萩康司というクラシック・ギタリストのリサイタルの模様を記した。

今回もまたクラシック・ギターの別公演を取り上げます。

 

本来、自分はクラシック音楽に関しては完全な門外漢。

好きな曲や作風などはあるが、おしなべてよく解んない…。(苦笑)

そんな中でも“ギター”だとそれだけで親しみを覚えるし、クラシック・ギター独特のナイロン弦の優美な感じの音も好きだったりする。

で、おそらく日本で一番有名なクラシック・ギタリストと言えば、やはり村治佳織であろう。

その村治女史がデビュー30周年を迎えた記念公演が先日東京紀尾井ホールにて行われた。

先述の大萩氏同様、20年以上前には彼女の公演を観た事があるがそれ以来。

(ちなみに大萩氏と村治女史は、「エコール・ノルマル」というパリの学校の同級生同士。)

そして、彼女の弟の村治奏一氏もまたクラシック・ギタリストである。

その奏一氏のステージも同じ頃観た事がある。

実は、今回何故行こうかと思ったのは、この村治姉弟2人の合奏公演をテレビで観て、思えば2人が一緒に演奏しているのは観た事が無く、一度くらい観てみようかと思い検索したら、今回のお姉さんの30周年公演に客演で奏一氏も登場し合奏するとの事でチケットを入手した次第。

 

場内は12月もあって、ロビーにクリスマスツリーと村治嬢のパネルがあり記念撮影スポットとなっていた。

こんな事が出来るクラシックの演奏家もなかなかいない。

その理由の1つはやはり彼女のルックスの良さが大きい。

デビュー時はまだ中学~高校生くらいだったはずで、天才美少女出現!などという飾り文句がお決まりであった。

あれからもう30年が経ったんですね。

 

この記念公演は2日間行われ、自分は1日目の方へ。

1日目と2日目で演目もゲストも違う。

そして開演。

ストンとした派手目な(でもブランドものでしょう)ワンピースドレスで登場。

まずは、ソロで2曲演奏。

MCで30周年と言う事で喋りたい事もいっぱい有ると言っていたが、大萩氏も村治嬢もMCが簡潔で上手い!

ご自身も昔はクラシックと言えば、アンコールの前にその曲目を告げるくらいで、私もデビュー・リサイタルはそうだった、とおっしゃっていた。

時代もあるとは思いますが、そんな流れを変えて、よりクラシック音楽に親しみやすい環境を作った事は、演奏家・音楽家としてだけでなく、彼女の功績は多大だと思う。

(もっとも、今は清塚信也、高嶋さち子と言う、喋る仕事の方がニーズの大きそうな演奏家もいますが!笑)

第1部は最初の2曲を終えると、実弟の村治奏一氏を呼び込み合奏。

実の姉弟だけあって、呼吸も音の質感や演奏技術もピッタリ。

やや、奏一氏の方がロマンチストな音質に思えたのは気のせい?

5曲もデュオを聴かせてもらって満足です!

 

第2部は、先ごろ30周年記念オールタイム・ベスト・アルバムを出し、その選曲はファン投票で決めたとの事で、その人気第1位、2位の曲「カヴァティーナ」、「サンバースト」からスタート。

村治佳織は元々ドメスティック・メジャーの「ビクター」からデビューし大ヒットするが、途中から「デッカ(ユニバーサル・ジャパン)」に移籍したので、これまでの彼女の録音音源は2社が有するのだが、今回ビクター時代の音源も提供して貰い、オールタイム・ベストとしてリリースとなったと言う。

そして第2部のゲストはチェンバロ奏者の曽根麻矢子さん。

クラシック・ギター、そして村治さん自身もかかわりの深い作曲家ロドリーゴの「ある貴紳のための幻想曲」のオーケストラ部をチェンバロ用に曽根女史がアレンジした内容での演奏。

チェンバロって生で聴いたの初めてかも知れない…。

ギターとも相性の良い音で新たな発見。

 

せっかくなので、MCで話していた30周年記念オールタイム・ベスト・アルバム『CANON』を購入。

購入特典で小さなクリアファイルをくれた。

たまにこのサイズのやつ貰うんだけど、これって用途は何??

そして、ファン投票の曲目は下掲画像の通り。

 

で、話が最初の、本公演へ足を運ぶ動機となった件に戻るが、村治姉弟の合奏が聴きたいと言う事だったのだが、この日貰ったチラシの1つにこんなものが!

何?!来月あったのか!!

行徳だったら行ける範囲だったし、チケット安い!(笑)

 

村治佳織デビュー30周年、そして村治奏一デビュー20周年、ともにおめでとうございます!

(ちなみに、村治奏一デビュー20周年記念リサイタルは12月19日Hakujuホールにて開催 )

 

 

 

 

 

 

 

気が付けば12月、師走です、年末です。

にもかかわらず、先月11月の話ですが、久々にクラシック音楽の公演に足を運んだ。

会場は上野にある東京文化会館。

ここは何十年ぶり?

催されていたのは、「大萩康司ギターリサイタル2023」。

大萩康司(おおはぎ やすじ)の生演奏も20年以上ぶりか?

今回、なぜ行ったのかと言うと、彼のレパートリーである「11月のある日」という曲を、「11月なんで聴いてみようかな。」と自宅でPCで「11月のある日」、「大萩康司」と検索したら、今回のこの公演がある事を知った。

「せっかくだから、生で聴いてみよう!」と思い立った次第。

(この「11月のある日」は以前当ブログでも一度紹介しましたね。)

 

実は、毎年12月にギターリサイタルを開催しているらしいが、今年は幾つかの事情で11月26日の開催に至ったとMCで話していた。

かえって、それで「11月のある日」が確実に聴けるので良かった。

そのデビューの頃の大萩氏はジャニーズ顔(今年から死語か)のイケメン・ギタリストとして女性人気が高かった。

今では、IT企業の社長とかで成功した感じの人(?)みたいに思える。(笑)

この日、会場は自分も含め老齢男性が目立った。

間違いなく、クラシックの演奏家として確固たるポジションを築いている証だろう。

さて、当日のセットリストは下掲画像の通り。

第一部の2曲目に「11月のある日」がある。

20年前と変わらぬ甘く切ない感じの音色に深み、広がりが増したか。

演奏する直前に右手の親指と人差し指で鼻をちょっと触る行為も変わらず。

セットリストを見ると一目瞭然だが、第一部が海外の作品でまとめ、第二部では邦人が作った作品群をまとめている。

第二部の最初に演奏された作品は、実は大萩氏がやはりギタリストであり作曲家の閑喜弦介氏に直訴して書き下ろした新曲&世界初演との事。

演奏後に客席にいた閑喜氏をステージ上に呼び、裏話を面白く話す2人。

親しみやすいメロディーの作品から難解なタイプの作品まで、ギター1本で様々に魅せてくれました。

最後は、あの坂本龍一の代表曲「戦場のメリークリスマス」。

この曲は、同じクラシック・ギタリスト村治佳織のバージョンのカバーで初演奏との事。

本来12月に予定していた公演でもあるので、クリスマスに関する曲を用意したようだ。

 

そして、アンコール。

なんと、個人的には「11月のある日」と並び好きな「そのあくる日」を演奏してくれた!

 

終演後、最新作の『メロディア・センチメンタル』を即売コーナーで購入したら、ポストカードのような「アナザー・ジャケット(?)」が特典だといただき、ご本人にもサインを入れていただきました!

なお、こちらの作品はヴィラ・ロボスの作品集。

こちらも、切ない感じで抒情的な雰囲気の楽曲が多く、聴きやすいクラシック作品のCDとなっていました。

 

せっかくなので「11月のある日」を。

 

そして、アンコールで演奏した「そのあくる日」を若き大萩康司の演奏で!