昨日の論文には、まだ続きがある。
今回の著者らが言いたいことは、2点あるようだ。
 
この論文以前に、すでに化学的リプログラミングについていろいろ論文が出ているのだが、今回の論文の著者らは、初期化までの中間状態の設定と、リプログラミングの成功率の向上を論じているようだ。

その中で、著者らは、リプログラミングの過程は単一ではないという事実を示すことと、リプログラミング達成の確率を上げることの2点を強調しているようだ。
 
丹羽氏の解説文での内容をかいつまんでここで紹介しているが、当然のことだが、このエントリー記事は丹羽氏解説文の日本語訳ではない。学とみ子の書く内容に疑問を感じたら、論文オリジナルにあたってその人自身で考えて欲しい。建設的な議論を待っています。
 
丹羽氏の紹介している論文では、リプログラミング途上で、複数の中間状態が存在する可能性を論じている。従来の転写因子TFによるリプログラムの場合ですら、Sall4、Nanog、Esrrb、Lin28などのTFは、元のiPSカクテルと置き換えることが可能で、これらの事実から、著者らは、細胞の多能性への復帰には複数の経路があると言いたいのである。
このタイプの話題には、書き手の解釈や主張が入るのは当然であるが、酸浴実験なら、酸浴による初期化があるはずと、学とみ子的に話が展開していく。
また、iPSもそうであるように、化学的初期化も効率は悪い。
 
こうした論文から知識を得ると、STAP細胞が効率よくかつ精度高く作成できるべきとした検証実験は理不尽であったと誰もが理解できる。
用いた細胞も条件も、元のSTAP実験とは違っていておよそ検証実験と呼べるものでなくとも、小保方氏ら実験者は参加せざるを得なかったのである。
 
以下の青字は、丹羽氏の紹介文章からの情報です。
 
TFネットワークは、体細胞状態から多能性状態へ動かす。
マウスES細胞はGata4またはGata6を過剰発現することでXEN様状態へと分化させていくが、XEN細胞になっても、Sall4およびKlf4などの多能性関連のTFネットワークは持っている。

一方、 TFによるリプログラミングの場合、TFはカスケード的な連続続発現であるため、中間状態は不安定となるだろう。
 
中間状態を推定することで、化学的再プログラミングプロトコールによる効率の改善につなげられる。
初期化へのプロセスは48〜60日かかり、効率は非常に低い。
最初の40,000個の細胞から、CiPSCはわずか1コロニーしかできない。
ここで、ステップ1ではAM580とEPZ004777を、ステップ2ではSGC0946と5-aza-dCを追加することで、効率と動態の両方を劇的に改善できる(図1)。
 
この方法だと、40日以内に5万個の元細胞から1,000〜9,000個のCiPSCコロニーを得ることができる。新しいプロトコールは、MEFだけでなく、新生児皮膚線維芽細胞および成人肺線維芽細胞にも適用可能である。
 
細胞の分化能と多能性の維持は、細胞の相反する方向性と言えるが、両機能を持つ幹細胞は、2i培地などの細胞分化を抑制する人工培地では、多能性を維持した状態で増殖することが可能である。

前ブログで紹介したように、さまざまな転写因子がカスケード的に働き、細胞分化を進ませていく。
一旦、体細胞になった分化細胞の初期化は、細胞分化とは逆の方向となる。
分化した状態の細胞から多能性細胞まで戻す手段として、iPS細胞のように人工的遺伝子挿入か、それを代用する化学物質のカクテルを用いて人工的に誘導することができる。

遺伝子挿入による初期化と同様の成果が出る方法を化学的初期化と呼ぶ。
近年、化学的初期化の手法が進んでいる。

遺伝子挿入で細胞が初期化する事実が発見された時は、驚きであったが、今、同様に驚きなのは、細胞は遺伝子挿入と関係なく初期化しうるという事実である。
それも、初期化に至る経路は、刺激の種類や、元の分化細胞ごとに異なることがわかったのである。

今、人は、強引に細胞を初期化させようと、その手技を競っている。
そうしたチャレンジの過程で、私たちの細胞は、多数ある初期化への道から、条件に応じて選ぶことがわかってきた。体細胞には、それぞれの独自の初期化道があるようなのだ。

つまり、細胞のリプログラミングムには、どの方法でリプログラミングさせるのか?、元の細胞が何であったか?によっても、初期化の経路が変わりうるらしい。

つまり、細胞が刺激をうけて自らが改変していく過程で、細胞自体がいろいろな経路を模索し、結果、関連する転写因子も違っていく。

化学的にリプログラミングムさせた細胞と、遺伝子の強制発現でリプログラミングさせたiPS細胞の両者間を比較した論文がセル誌に載っている。それぞれの細胞が、多能性細胞に戻るまでの違いを論じている。
この論文を、熊本大学に行かれた後の丹羽先生がCell誌の同号で解説しているので、丹羽氏の解説文を紹介してみることにした。

この丹羽氏紹介の論文によると、細胞が初期化していく過程で、細胞が留まるも進むも両方向の中間に位置する細胞が想定されている。

自然発生でも、そのような中間状態、あるいは中間細胞に近い細胞があるのではないか?と考えられていて、その候補がXEN細胞と呼ばれる細胞である。
XEN細胞が、中間位置した状態ではないか?と、Zhaoらがセル誌で発表している。

STAPをフォロウしている人たちにとっては、XEN細胞と聞けば、和モガ氏がご自身のブログ2018.02.18の記事を思い出すだろう。和モガブログは、独自の発想なるビー玉説でXEN細胞を引用している。和モガ氏もこのC、Zhaoの論文を読んでのビー玉説の発想だろう。
http://wamoga.blog.fc2.com/blog-entry-178.html

STAP論文は、酸浴後細胞がリプログラミングしたことを示しているが、酸浴による初期化は、酸浴に応じた初期化の道を歩むと思われる。
つまり、STAP細胞は、従来の遺伝子制御とは違う道を選んで初期化したと思われるのだ。その確率は高くない。細胞処理の手技が異なることで、初期化レベルが変わる。
これを独自にイメージ化させたのが、和モガビー玉説である。
こうした研究はこれからの研究テーマであったはずなのに、細胞の新現象を理解しない人たちによってSTAP細胞は潰されてしまったのである。

多能性を保持したまま増殖できるのが幹細胞である。
STAP実験でも、幹細胞としての性質を確認する実験は若山研究室で行われた。
幹細胞は作っただけということはないのである。

それでは、丹羽先生の解説文を少し覗いてみよう。
ここには図があり、これを確認するのがよいだろう。
青字

体細胞から多能性幹細胞へのリプログラミングは、複数のアプローチによって達成することができる。 高橋、山中は、転写因子TF(Oct3 / 4、Sox2、Klf4、およびMyc)の遺伝子挿入により、体細胞を多能性幹細胞(iPSCs)に戻すことを実証した。その後、小分子化学物質で転写因子(TF)の代用ができることがわかり、最終的には化学的リプログラミングと呼ばれる、化学物質のみによるリプログラミングが達成できた(Hou et al、2013)。

化学的リプログラミングは、いくつかの利点を有するが、効率が低く、時間がかかり過ぎるという欠点があった。
そこで、C、Zhaoらは、Cell誌(2015)で、化学的リプログラミングの効率を有意に改善できる方法についての論文を出した。

体細胞から化学的に誘導される多能性幹細胞(CiPSC)において、TFリプログラミング(従来法)と、化学的リプログラミング法を比較しながら、それぞれの特徴の違いが論文にある。

以前に用いられた化学的リプログラミングの方法は、内胚葉関連遺伝子の一時的なアップレギュレーションに長い時間がかかっていた(Hou et al、2013)。
著者らは、特徴的な内胚葉マーカーの発現すると、細胞が安定した中間状態となることを見出した(図1)(Zhaoら、2015)。

化学的リプログラミングは、りプログラミングカクテル(化学物質)を用いることで、二段階で進むと考えられる。
二段階の過程で中途に位置する細胞がある。
これらの細胞は、中間状態を維持している胚由来胚外内胚葉(eXEN)細胞と極めて似ている。
eXEN細胞は、胚盤胞後期の原始内胚葉細胞に由来するが、eXEN細胞を胚盤胞へ注入すると、胚外細胞に寄与する能力を保持したまま増殖することができる(Kunathら、2005)。

化学物質により誘導されたXEN細胞をCeXENと表記する。
第一段階の化学物質により誘導されるXEN細胞がCeXEN細胞であるが、中間細胞に再プログラミングされており、キメラ胚における胚外細胞に寄与する能力を有する。

XEN様状態は、化学的リプログラミング作業中の中間に位置する性質と考えられるが、TFによるリプログラミングの中間体の状況とは異なる。

TFで誘導されるリプログラミングにおいては、XENマーカー関連遺伝子の一過性アップレギュレーションに類似した段階はない。しかしながら、Shuらは、 XENに関連するTF Gata4およびGata6は、Oct3 / 4を代用してリプログラムさせた(Shuら、2013)。

一方、TFによるリプログラミングのプロセスはまだ解析されていないが、XEN細胞様の状態は経過すると思われる。

イメージ 1




コメント(19)
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>学さん

もうコメントしないことにしていたのですが、この記事はあまりにもひどすぎます。

丹羽氏の論文は Niwa H A Stepping Stone to Pluripotency.Cell. 2015 17;163(7):1570-2. かと思うのですがどこにも引用の記載がない。PubMedのページを追加記載しても図は見えない。図では原著を示して引用すべきだ。

青字の「体細胞から多能性幹細胞への...」で始まるパラグラフは、原著のIntroduction の冒頭部分の直訳だと思われるが、原著を勝手に直訳して掲載するのは著作権侵害になる。しかもintriguing biological phenomenonとかectopic expressionの訳がなかったり間違えている。Google翻訳のほうがましなのでは?

科学的にリプログラミングムさせた細胞 → 化学的にリプログラミングムさせた細胞
(続く) 削除
2018/8/26(日) 午前 8:38 [ ため息 ] 返信する
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(続き)
Zhaoらがセル誌で発表:Zhao Y等 A XEN-like State Bridges Somatic Cells to Pluripotency during Chemical Reprogramming. Cell. 2015 17;163(7):1678-91.と思われるがその引用元が明示されていない。

SMAPをフォロウ → STAPをフォロー

「細胞の新現象を理解しない人たちによってSTAP細胞は潰されてしまった」→
「細胞の新現象かもしれないのに、データをねつ造してSTAP現象を潰してしまった」

まだあるようですが読むのが嫌なので...

科学的な論文紹介、評価なのに、元論文の引用が示されてなく、どこまでがご自身の意見かよくわからない、原著のコピペばかりでまとめていない、という科学的論評のための最低のリテラシーを持っていないと判断されてもしようがないのでは?

「誰からの反論もない」のは誤解で「誰もあきらめて相手にしない」です。 削除
2018/8/26(日) 午前 8:40 [ ため息 ] 返信する
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学さん

将来の研究に、とても夢のある情報を
提供して下さり、ありがとうございます

和モガさんのビー玉説の着目に繋がる
研究を丹羽先生が紹介なさっているとの
こと、きっと丹羽先生も何んらかの
アプローチで
研究チャレンジなさって居られるのではとうれしく感じました。 削除
2018/8/26(日) 午前 9:16 [ Ooboe ] 返信する
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科学的根拠ではありませんが
私は、「あの日」の一気通読の読み方を
したあとに、抱けた感触は
感性的状況的な小保方さんの記述根拠
からのみで、他者に対しては根拠となりませんが、
若山先生は、小保方作成細胞で
Stapキメラ、幹細胞、F1幹細胞も
成功させていたとの、私としての感触を
強く抱いけました。その感触を更に
補強してくれたのが、「和モガ」さんの
【ビー玉】説でした。 削除
2018/8/26(日) 午後 11:58 [ Ooboe ] 返信する
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「あの日」一気通読をして思うのですが
それまでの
細切れな確認的読み方だったので、
全体像がスルーされ、
木を見てもシンプルな森が見えて来ないところがあって、気が付かなかったのですが、「あの日」の小保方記述に
若山先生の少し異常な
舞い上がり描写がありましたが、なんとなく細切れ読みの時はスルーしてました

しかし一気通読をして、シンプルな事に
気が付きました。
あの舞い上がり方の若山先生の姿描写は

逆にStapキメラ、幹細胞、F1幹細胞が
成功していたからこその姿だったんだ
と、、、
一気読みの私の脳裏にそんな若山先生の
姿、情景が浮かできました。
「僕ばかり成功してご免ね」だったのではと、、、 削除
2018/8/27(月) 午前 0:23 [ Ooboe ] 返信する
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和モガさんの
ビー玉説の一つ前の記事に
興味深かいところが、ありました
2018年2月1日
「誰もしらなかったStap細胞の実像」

少し略ながら
内部細胞塊なら、内部細胞塊なりの
位置情報は認識しているでしょうが
体細胞が突然、強制的(ストレス刺激)に
初期化された場合、
その細胞は自分の位置情報を消失していることになる、そのため

どのように振る舞えればいいか
分からない現象、それを微妙な、
さばきによる小保方Stap実験現象
そんな現象の3態(Xen様、Ts様、ES様)では? 削除
2018/8/27(月) 午前 0:43 [ Ooboe ] 返信する
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パートナが入手した
小保方細胞塊の

明視野画像、緑赤分離画像の資料の
9割は、緑赤共に蛍光した
死細胞の画像ですが

(あ)明確に強く緑に蛍光、赤でまったく蛍光しない
(か)明確に緑に蛍光、赤ではやや薄く
蛍光
(さ)(あ)画像(か)画像のタイプと
死細胞塊が混在している画像
(た)緑に蛍光し、赤で蛍光していないが
緑の蛍光の強度が弱々しい塊から
様々な強度の塊の画像もありました。

まるで和モガさんの表現のごとく
どのように振る舞えばいいか分からない
小保方刺激を受けた細胞塊のためらい
のような画像

(あかさた)画像は素人ながら
小保方刺激を受けた細胞塊の
三態(Xen様、Ts様、ES様)の様に
思えてきます。 削除
2018/8/27(月) 午前 7:09 [ Ooboe ] 返信する
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それから、もう1つのタイプ画像が
ありました。
きれいな丸い緑蛍光の細胞塊と
様々に形が崩れて緑に蛍光している
不定形細胞塊、中には爆発しているような四方に散らばり方の細胞塊

これは丹羽先生が発見した、
GFP漏れだし蛍光現象みたいに
思えましたが

何分
素人の感想です。 削除
2018/8/27(月) 午前 7:17 [ Ooboe ] 返信する
> Ooboeさん
コメントありがとうございます。
爆発した細胞はダメだと思うのですが、いろいろな細胞の形態からストーリーを想像するのが大事かな?と思います---。

例えば、丹羽先生の検証実験で巨細胞と周りに支持細胞の形成を思わせる写真があったかと思うのですが、単一細胞のみでなく、相互関係から何かストーリーを考えるのはいかがでしょう? 削除
2018/8/27(月) 午前 8:03 学とみ子 返信する
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学さん
丹羽先生の巨細胞画像って
どこで閲覧できますか? 削除
2018/8/27(月) 午後 0:46 [ Ooboe ] 返信する
> Ooboeさん
当ブログの2018年.1月6日の
丹羽氏の実験において、緑色----.
のエントリー記事です。Fig4Cに図があります。C図の黄緑が巨核細胞です。

図4のaで、横軸に Bright、Hechst.Oct.Nanog.GFPとありますが、このa図場合のGFPは、肝臓由来の細胞がわかるためのGFPで、初期化マーカーでは無いそうです。 削除
2018/8/27(月) 午後 4:57 学とみ子 返信する
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https://blogs.yahoo.co.jp/solid_1069/15328459.html
に丹羽先生の検証実験の話題を載せています。
Octも光り、初期化したと思われます。ごく少数しか見れなくてもかまわないと思います。
ほかの初期化細胞だって、低頻度ではないですか? 削除
2018/8/27(月) 午後 8:12 学とみ子 返信する
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”細胞の分化能と多能性の維持が相反する”
この意味が少しわかりにくいかもしれませんので、補足します。

自然に存在する細胞では、多能性細胞から分化して当然です。
一方、ESというのは、分化を止めたままで増殖するように、人工的な操作が入った細胞です。ESは分化能を発揮して細胞分化を進めていくと、多能性は無くなるのです。
そうした状態を持って、相反するという言葉を使っています。
それと、分化の途中で中間に位置する細胞が実在するとの説は興味深くないですか?

自然に、一旦、細胞の遺伝子のカスケードがゆるやかになるのかもしれません。この時は、細胞が一時的に安定化し、次の段階に向けて(細胞が)行くか?とどまるか?と、細胞が様子見をするのでしょうか?

さらに、これが、初期化の成功率の上昇につながるということらしいです。不思議ですね。

だけど、こういう想像をただバカバカしいとしか思わない人もいますね。 削除
2018/8/27(月) 午後 9:01 学とみ子 返信する
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学さん

案内ありがとうございました。
せっかくですのに
見方が、?です

C図のoct3/4の2個の黄緑蛍光の
ことでしょうか?
この2個の細胞塊の周りに大きな
ワッパが見えますが、これが
巨核細胞のことでしょうか? 削除
2018/8/27(月) 午後 11:30 [ Ooboe ] 返信する
> Ooboeさん

C図は細胞塊で、その中のoct3/4が出ている2個の黄緑色細胞が論文中で核が大きいと書かれた細胞と思います。

周りの複数の細胞が、車座のように集まり、ワッパのように見えるんですかね?

能力の高いエリート二人の周りに支持者が集まると言う勝手な想像をしてみるのも楽しいですね。

頼朝と義経とかーーー。 削除
2018/8/28(火) 午前 8:55 学とみ子 返信する
昨日、たまたま、相澤丹羽氏の検証実験の記者会見を見ました。
相澤氏は、STAPはあるかないかは今後の研究者の興味やチャレンジの問題と言っていました。一方、坪井理事は無いと言っていました。事務の方は、言い方が難しいのでしょう。隠された科学的事実のバランスを測るのが事務屋に難しいようです。科学者と議論していれば、坪井理事の言い方は違って相澤流になったかもですが、失敗にしたいという理研判断を伺わせます。

まあ、聞いている記者たちも、事務屋の言うことに過ぎない事はわかった上で、記事には失敗したと書くのでしょう。

失敗したのはキメラや幹細胞ですが、研究者はここを強調する事で、失敗したとの形を表面的に取り繕ったと思います。検証は、あくまで、実験のひとつに過ぎませんし、このスタイルではダメだと研究者が判断したのでしょう。 削除
2018/8/29(水) 午前 6:57 学とみ子 返信する
この動画で大事なのは、ネガティブは取り上げ、ポジティブは無視せよという上から?のプレッシャーを、研究者たちが感じていたさまです。

そこをごまかせない事務屋が、本音を言ってしまった----?
研究者の意図と、事務屋判断のギャップが見え見えになりました。理事も相澤流に言った方が良かったと思いますよ。
その方が研究所の管理者らしいです。

研究所を統治する事務屋は、研究者から尊敬される存在であるべきでしょう?視野の狭い研究者ほど、事務屋を馬鹿にするのじゃあないかな?
実態の見えない層の研究者たちの責任は追及できません。 削除
2018/8/29(水) 午前 7:29 学とみ子 返信する
根本さんが以下のように書かれています。同感です。

情報公開なり広報なりの窓口の皆さんにも、疑念を共有してもらいつつ協力していただきたいところですが(自分で何もやっていないのにすみません!)根本さんの文章の終わり

理研には、反桂報告書の人がいて、問題点を知っています。ES混入断定をこのままにしておくのは、まずいと感じているかもしれません。頭の良い事務屋なら動いてくれるかもしれません。

上記の記者会見でも、記者から、STAP論文の膨大な内容は何だったのか?との質問がありました。膨大なデータは、ES説では説明つかないです。ここを事務屋さんにわかってもらいたいです。 削除
2018/8/30(木) 午前 8:59 学とみ子 返信する
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狸氏が久しぶりにブログ更新されて、以下の教えをいただきました。

http://giveme5.hateblo.jp/

「多能性を持つ幹細胞は、2i培地などの細胞分化を抑制する人工培地では、多能性を維持した状態で増殖することが可能である。」


できれば、本文をお告げ文に入れ替えてしまえればよいのですが、これを消すと、その後のバトル議論の意味がわからないくなります。
それで、そのままにしました。

学とみ子の文章力問題と、アノ姐さんの読解力問題があります。

このように、世のトラブルが目で見えるようになる原因には、関係者複数にスキルが低い場合でしょう。

以上、天の(狸)声でした。 削除
2018/9/13(木) 午後 6:47 学とみ子 返信する


難解な話になって恐縮だが、以下の論文を紹介したい。
こうした細胞機序の解明により、STAP細胞の謎は、将来、解明され、ESとTSの間を移行する細胞の遺伝子制御状態が説明できるだろう・・・の期待である。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3689995/
Smad2 Is Essential for Maintenance of the Human and Mouse Primed Pluripotent Stem Cell State
PMID: 23649632  J Biol Chem. 2013 Jun 21; 288(25): 18546–18560.
論文タイトル
Smad2は、ヒトおよびマウスの多能性幹細胞状態の維持に必須である

Masayo Sakaki-Yumoto とあるように、作者の名前は女性のようだ。
旧姓を併記した著者名となっている。カリフォルニア大学及び東京大学の所属とのこと。

マウスESより少し分化が進んだマウスエピブラスト細胞は、ヒトのES細胞により近いと考えられているが、それらの細胞を用いて、ES細胞の多能性と分化能がどのような遺伝子制御でコントロールされているかを研究している論文である。

幹細胞というのは、多能性と分化能という相反する細胞機能を共に維持した状態の細胞である。
遺伝子のどこが動くと、細胞が分化を初めて多能性を失っていくのか?
分化をしないで多能性を維持したままの状態で増殖だけするのは、どの遺伝子が強く働いているのか?
などなど・・・について、科学者たちは、膨大な数の遺伝子の転写因子の役割を解明しようと、世界的な競争をしている。

論文内容は、複雑な転写因子のオンパレードとなっている。
転写因子は、多数の組み合わせで働き、遺伝子の発現を上げたり下げたりするたんぱく質だが、それぞれ相互の組み合わせが変わることで遺伝子制御の複雑性は増す。
転写因子の働きは、それぞれの相互関係に依存し、ある時は、右を向き、ある時は逆の左を向く。
固定したDNA構造を軸に、転写因子は生き物のゆらぐ動態を反映している。

上記は2013年論文なので、現在はさらに複雑な様相が解明されているのだろう。
上記論文のさわりを紹介していみたい。
タイトルにあるように、Smad2は、多能性幹細胞状態の維持に必須であるという根拠を示している。

Smad2発現が減ると Cdx2発現が上昇、 Oct4や Nanog 発現が減少し、ひいては多能性の喪失へとつながる細胞分化のストリーである。. Oct4や Nanog が出てくれば、STAPなじみの遺伝子名だ。

研究の目的がアブストラクトの出だしに、以下のように述べられている。青字

ヒト胚性幹細胞およびマウスエピブラスト細胞は、TGF-β/アクチビンシグナル伝達を必要とする。TGF-βおよび/またはアクチビンは、一般に、Smad2およびSmad3の両方を介して転写を調節すると考えられている。しかし、これらの2つのSmadの役割はまだ分かっていないため、その解明にとりくんだ。

Smad 2は、Smad3と異なり、未分化多能性状態を維持する。
ヒトES細胞およびマウスエピブラスト細胞において、Smad2は、自律的BMPシグナル伝達を抑制しつつ、Nanog発現調節プロモーター配列に結合する。 一方、Smad2ダウンレギュレーションにより生じたBMP蛋白の増加は、細胞を栄養外胚葉、中胚葉およびジャームライン細胞系分化へと導く。 Smad2発現減少でCdx2が発現してくるが、Cdx2の増加は、Nanog発現の減少と相俟ってOct4発現を抑制し、細胞の多分化能の喪失を加速させていく。
以上から、Smad2による制御は、マウスおよびヒト多能性幹細胞状態の維持に必須であると言える。(論文アブストラクトから)
・・・・
 
Discussionから
Smad2は、細胞の多能性とNanogを制御する。ヒトESCおよびマウスEpiSCは、Smad2の減少で多能性を失う。 Smad2発現が減ると、細胞は分化し始め、神経外胚葉、中胚葉および栄養外胚葉系統への分化が増加し、内胚葉への分化は減る。

Smad3の場合、Smad3発現減少細胞は、5日目、NanogまたはOct4発現、細胞増殖状況やそのコロニー形態に変化がないが、Smad2発現減少の場合の細胞においては、3つの胚葉からなる奇形腫(テラトーマ)発生につながる変化を示した。
この奇形腫は、対照細胞由来の奇形腫より有意により小さく、中胚葉分化が少なかった。

SMAD3は多能性を維持するが、一方、アクチビンシグナル伝達は、他のシグナル伝達経路の活性化に依存し、逆の効果を示す。より高いAkt活性化状態では、Smad2 / 3を介したアクチビンシグナル伝達が多能性を維持し、低いAkt活性化では、Smad3は中胚葉遺伝子発現を促進するようになる。(Discussionから)
2018/8/18(土)の当ブログで記事で、愚民さんが以下のように書いています。
https://blogs.yahoo.co.jp/solid_1069/15632463.html

分子生物学会は、「該博な知識を駆使した論理構成」で笹井氏が読者を騙したかのように非難する本庶佑氏の雑誌記事を学会ホームページに掲載しています。しかし調査委員会が著者らに都合の悪いものを隠す意図があったか調査したところ、隠蔽の意図はなかったと認定されています。
この本庶佑氏の記事では、STAP[幹]細胞のTCR再構成という若山氏の責任問題について、まるで笹井氏が不正の首謀者であるかのように疑いを向けています。学会ホームページ上で、シニアの責任のすり替えをしているのです。

周回遅れの学とみ子は、TCRで、笹井氏が分子生物学会から非難されていたことを初めて知ったのだが、詫摩氏の記事といい、TCRは本当に多くの誤解の元になった。

オホホポエムにかかれた「TCRって一体、何なのよ?わからないわよ」的な愚痴や、当ブログへ「幹細胞やキメラマウスにTCRがないのはおかしい!」とのコメントから、一部の生物学者たちの間は、TCRはそれほど一般的な知識ではなく、TCR検出法に誤解があったのではないか?と思っている。

ここにコメントをくれていたある方が、笹井氏はTCRの説明をごまかしたとのコメントをくれたことがあった。少なくとも、反STAP派の人の間では、TCRはSTAPねつ造の証拠として考えられていたのは確かだ。
これは、本当に誤解以外の何物でもないと思う。TCRが間違って理解されていたのだ。
T細胞がキメラ(の一部)を作り、そのキメラの子どもは、T細胞やB細胞の一種類の受容体遺伝子構成を持つ体細胞から体が作られると言うストーリーだ。強制な人工操作をして作られた細胞と混乱しているだけだが、一般人の誤解を誘った。

もし、笹井氏がTCRについて歯切れの悪い言い方をしたのであれば、それは実験をやった若山研究室の実験者に遠慮したのではないか?と思いますね。
つまり、TCR実験をしていない笹井氏は、実際にTCR実験をした若山研究室に対して、表立った批判をしたくなかった結果、端切れの悪いTCRの説明となったのではないかと・・・?

思慮深い研究者同志の間では、「キメラ尻尾細胞の実験は、実験者がTCRの仕組みを誤解したから、この間違った実験をしてしまったのでは・・・?」とは口が裂けても言わないだろうと思えるので・・・。

このTCRについては、桂報告書も、意味があいまいな書き方をしている。
不正の証拠ではないと報告書で言っているが、それは当たり前だ。
STAP論文では、幹細胞もキメラもT細胞からできたとは書いてない。
幹細胞のTCRがあると小保方氏が言ったとの話は、TCRを誤解をした研究者たちが内部的な議論をしていた初期の頃の話だと思いますよ。
そうした内部的な議論を、わざわざ論文の報告書に持ち出しているのに違和感を感じざるをえない。

以下がその部分の桂報告書です。青字

2−3−3.論文作成過程における疑義の調査 
 1)TCR 遺伝子再構成に関する不整合データ隠蔽の疑いについて     (調査結果) 小保方氏は TCR 遺伝子再構成に関する実験を開始し、STAP 細胞を含む細胞塊、一部の STAP 幹細胞に TCR 遺伝子の再構成が見られることを CDB 若山研で最初に報告した。しか し、後に 8 系統の STAP 幹細胞の TCR 遺伝子の再構成を確認したところ、再構成は確認 されなかった。なお、この8系統は小保方氏が継代培養を繰り返していた細胞であった。・・・・・・・・
(評価)  TCR 遺伝子再構成に関しては、最初小保方氏が再構成を確認したとされたが、その後 の CDB 若山研メンバー、および小保方氏自身の追試で失敗した。その事実にもかかわら ず、実験結果を自分たちのアイデアに沿うようなものを採用したものの、後に、Protocol Exchange で 8 系統の STAP 幹細胞には TCR 遺伝子再構成が認められないという結果が記 載されたこと、並びに丹羽氏への聞き取り調査における上記の説明から、意図的な隠蔽 ではなく、研究不正とは認められない。
引用終わり

分担研究の場合、他人の実験パートは、そこを実験者した人から教わって書くしかない。
STAPがESであると、すでに前提になっているかのように、それに合わない実験結果は、小保方氏のねつ造が疑われた。
STAP細胞は、ES培地で死ぬとの図表についても、小保方氏によるねつ造の疑いがもたれた

TCRがあると、一旦は小保方氏が確認したというように、桂報告書には書かれている。
しかし、論文には書かれていない幹細胞のTCRをなぜ、報告書に持ち出さなくてはいけないのであろうか?小保方氏がいったんはTCRがあると言い、その後、それを論文から除いたと調査報告書に書くことにより、小保方氏がTCR実験もねつ造したかのような印象を読者に与えてしまうだろう。

TCRがあると、小保方氏が言ったのは、若山研究室内部での検討会の話である。
その後、笹井、丹羽氏が共同研究者として加わり、さらに実験が追加されて新たな論文となったはずだ。
ネーチャー論文は新たに生まれ変わり、共同研究者間で議論をつくし、幹細胞ではTCRがなくてもSTAP細胞の是非とは関係しないとの著者間の合意があったはずである。

騒動後の若山氏は、小保方氏などの著者らと十分な議論ができていなかったと証言している。
TCRについて、若山氏と小保方氏・笹井氏との間に、どのような了解があったのかはわからない。尻尾細胞の実験が。特許の申請書には書かれていたことを考えると、TCR実験は若山研究室の努力のひとつである。

しかし、特許の申請書やサイエンス誌には書かれていたと思われる尻尾細胞のTCR実験が、ネーチャー論文には取り除かれてしまっている。
もし、著者間で十分な話し合いが無いままに、論文への図表の採否が決められてしまったら、著者間での不信感やトラブルの原因にはなりうると想像する。
当ブログの2018/3/13(火) 午後 7:39の時点で、以下のタイトルでエントリーした記事があります。https://blogs.yahoo.co.jp/solid_1069/15420715.html
”今後、小保方氏によって、実験の実態が明らかになっていってほしいと思っています。 ”

このエントリー記事は、STAP実験で使われたマウスについての疑問を広く読者に投げかけたものです。

同一のエントリー記事内で、検証実験に参加した相澤氏の論文一部を紹介しています。
相澤氏は、「検証実験において、実際のSTAP論文で使われた一部のマウスの種類がわからない」と、自らの検証論文に書かれています。

2018/3/13(火)の記事では、読者にコメントを求めていますが、当時、回答はありませんでした。
ここで又、再掲しますので、皆さまに考えていただければと思います。

調査委員会の公表結果以外の調査、すなわち、公表されていないことについては、誰も知ることができません。
結局、STAP実験で使われたマウスは、若山研究室独自のものであり、実際にどのようなマウスが使われたかについては、桂調査委員会の調査結果以外にはありません。

調査委員会の委員たちは、一緒に実験をした研究者ではありませんから、論文で書かれたマウスは、実際には使われたのか、全くのフェイクなのかを断定はできません。

つまり、残っていないのなら後から調べようがありません。いづれにしろ、桂調査委員会も、「実験はやられなかったのではないか?」と推論で書くしかありません。

調査委員会は、調査不可能なものまで調べることができません。
論文にかかれているが、実験の証拠を見つけられない場合がありました。
それは、多くが小保方氏の責任が疑われ、ES派に言わせれば、これこそねつ造の証拠!ということになりました。

大事なのは、
モノが無い場合は、本当に無いのか?途中から無いのか?
なぜ間違えたのか?間違いではない証拠が当時は別にあったのか?
などなど、もはや調べることができない事象については、調査委員会にはわかりません。

「あなたは論文に結果を書いているのですが、実際にこの実験をあなた自身でやりましたか?」
「この図表は、ES細胞と、別のES細胞を比較して作ったということはありませんか?」
と、桂調査委員会の委員たちが小保方氏に質問したかについても、調査書に書いてありません。

調査委員会は残されたサンプルから解析可能なものをピックアップして調べ、ES混入の結論を出したということです。
調査委員会は、調査することが可能な検体サンプルは調べましたが、調査委員会がその他にどのような結果を得たのかは、一般人は知る事ができません。
多くの実験ノートの内容は公表されていません。
調査委員会の公表結果で納得する人もいれば、納得しない人もいるのが現状です。

STAP著者らが実験した証拠や可能性があったとしても、調査委員会がそれらの結果を採用しない、公表しないであれば、人々が知ることはできないという状況です。

社会学の視点からは、公表されたこと以外の事象についても考察をする必要があります。
そうでないと学問になりませんものね。
公表結果以外にも、いろいろな状況証拠から、ものを考えなければいけないという状況です。
社会的な出来事としても、公表された事実以外に、事件の前後背景をふまえないと真実は出てこないでしょうから・・。

論文には、報告書以外の別のマウスが使われたと書かれています。
又、相澤論文でも、若山研究室のみが飼育していたマウスが使われた可能性が指摘されています。

こうした今も続く疑問を考えながら、以前の当ブログの記事内容を見ていただければと思います。茶字(一部、当時の青字のまま)

桂報告書の記載では
2012年8月に第1回目としてTS細胞とFI幹細胞のRNA-seq用サンプル(TS1とFI-SC1) 、2013年1月および6月に(TS 細胞 1 種類(TS2)および FI 幹細胞 2 種類(FI-SC2、FI-SC3)をGRASに提供したとありますので、これは実験中に得られたデータではありません。実験中には、若山研究室のスタッフが持ち込んでいるはずです。

実験の状況は、(STAP)論文にはどのように触れているのか?気になる点を、少し紹介します。
Methodsの最後の2項目「STAP stem cell convertion culture」と「Karyotype analysisに書かれている記載内容に注目しました。

論文の訳は青字で書きます。
STAP細胞塊からSTAP幹細胞を作り、このSTAP幹細胞を細いガラスピペットで吸い取って1個、1個の細胞にして培養して増殖させ、以後の実験に使った。

STAP幹細胞を1個のレベルまで単離して、以後1個の細胞から増殖させていきます。
この実験を以下の3種のマウスごとに行っています。
Oct4-gfp を持つB6マウス
Rosa26-gfp を持つ129/Sv マウスC
Cag-gfp を持つ129/Sv×B6マウス
この実験では、細胞を1個1個のレベルで扱うためには、マニプレーターが必要でしょうから、この実験は小保方氏がやったものではないだろう?と考えます。
どなたか、ご意見あるでしょうか?

染色体検査のQバンド染色は、Chromocentre (Japan) で行ったとあります。
ここがどこなのわかりませんが、何か受託の検査研究所なのでしょうか?
ここにSTAP幹細胞を提出たところ、STAP幹細胞には、染色体異常は無いことが判明したとアーティクル論文に書かれていますので、ここは、どのようなところなのでしょうか?

相澤論文でかかれていたマウスに関する疑問です。
相澤論文では、
①Octホモ入B6と、
②CagホモB6とAC129の掛け合わせF1を、
細胞凝集実験に使っています。

キメラマウス作製では、
③CagホモB6(岡部マウス)と、
④Cag入りB6ホモとAC129の掛け合わせF1(Cagはヘテロ)
を使用しています。
CDBで維持されている岡部マウスは、Cagホモのマウスであるがアクロシン入りではなさそうです。
というのも、相澤氏らは、CDBで維持している岡部マウス(Octホモ入りB6)を使用したとあるが、ネーチャー元論文に使われたマウスは、相澤論文で使われたマウスとは異なると言っています。
そして、ネーチャー元論文で使われたマウスは相澤氏にはわからず、若山氏の作製によるものかも?と言っています。

一方、日経サイエンスの記載では岡部マウスはCagとアクロシン入りと書かれています。
若山氏がいた時のCDBでは、アクロシン有りと無しの2種類の岡部マウスを、維持していたのでしょうか?
質問が難しい話題になってしまいましたが、いづれにしろ、今後、小保方氏によって、実験の実態が明らかになっていってほしいと思っています。



a


コメント(5)
誤解無きようとの追加を書きます。

ひな壇に並んだ外部委員達が、改めてピペットを持つ部下にやってもらって得た調査結果と、以前からすでに理研関係者たちが終わらせていた仕事(すでにマスコミに流れている)調査結果の両者が、報告書には混在しています。

いづれにしても、理研のピペット君による仕事です。
文章には、ピペット君たちの熱い思いが感じられます。 削除
2018/8/21(火) 午前 10:23 学とみ子 返信する
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>染色体検査のQバンド染色は、Chromocentre (Japan) で行ったとあります。
ここがどこなのわかりませんが、何か受託の検査研究所なのでしょうか?
ここにSTAP幹細胞を提出たところ、STAP幹細胞には、染色体異常は無いことが判明したとアーティクル論文に書かれていますので、ここは、どのようなところなのでしょうか?
問い合わせると何かわかるでしょうか?

神戸理研に隣接する企業。医療センター駅から近い。
兵庫県 神戸市中央区 港島南町6-7-4 HI-DEC4F
株式会社chromocenter 神戸研究所
TEL:078-599-9383 FAX: 削除
2018/8/21(火) 午後 0:31 [ あのね ] 返信する
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> 傍観者さん
情報をありがとうございます。どんな幹細胞が実際に解析されたのか、会社は教えないでしょうね。 削除
2018/8/21(火) 午後 9:33 学とみ子 返信する
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おわび
したらば掲示板で、当ブログの表記ミスを指摘していただきました。ありがとうございました。

一言居士 :2018/08/21(火) 08:00:33 あれ、自分で書いて自分で今気づいたけど、学さんは<②Oct入りB6ホモと
AC129の掛け合わせF1>と書いてるけど、F1のOct入りB6ホモってCAG入りの間違いだよな。

鉄氏のご指摘が正しいです。記事の内容を修正しました。
したらば分身さん、このブログをよく見てくれていてありがとうございます。 削除
2018/8/23(木) 午後 3:03 学とみ子 返信する
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若山研究室は、検証実験に参加しなかっただけでなく、マウスの情報提供も含めて、一切の助言をしなかったということが、社会学的には注目されますね。

もともと、細胞の検証実験という形態は、生物科学的な発想ではないですので、若山氏は協力できないというスタンスだったのでしょう。研究者間で深い溝があったのではないか?が懸念されますね。なぜ、そうなったのか?は社会学的な考察案件です。

細胞実験においては、細胞を同一条件をそろえるということはほぼ不可能なことですからね。

たとえを考えみると、同一人においてがん除去の手術をした場合、手術の時期が異なれば、結果は違ってしまうのに少し似ているかな? 削除
2018/8/23(木) 午後 3:05 学とみ子 返信する

前回からの”論文ねつ造関係”サイトからの紹介を続ける。

「私は、国内外の大学や研究所で、基礎医学生物学分野の研究をやってきました」
とおしゃる和戸川純氏のブログも良い。
このサイトの小保方評もなかなか読みごたえがあり、共感できる。

4月9日 
obokata1
沈黙を守っていた(守らされていた)小保方が、弁護士に付き添われて、調査委員会の結論に対する不服申し立ての記者会見を行った。この2回目の会見の小保方に、「覚悟を決めた女」の姿を見た。

 女という性は、種の存続のために、他の個体である胎児を自分の体内で育て上げる。出産後は、自分から独立して生きる新生児を、自分の身を削って育てる。女は、覚悟の対象を守るために、他のすべてを捨てることができる。命がけの覚悟を本能的に求められている性だ。 
 小保方を、週刊誌などでは、「かわいそうな女」なのか、「したたかな女」なのか分からない、などとおもしろおかしく書き立てている。一見矛盾しているように見える、それらすべてを兼ね備えた、「覚悟を決めた女」が彼女の実像だ。

 「覚悟を決めた女」に比べると、最終的には自分の身を守ればいいだけの、「覚悟を決められない男」は無様だ。そういう女と男の実像が、理研の関係者が行なったいくつかの記者会見で、残酷なほどあらわになってしまった。  

 男には、自尊心を捨てることがとても難しい。「覚悟を決めた女」は、自分が守るべき対象のためならば、自尊心を簡単に捨ててしまう。小保方は、記者会見で、「私が未熟だったために問題が生じました」、とか弱い声で何度も反省の弁を繰り返した。野依が、小保方を未熟と切り捨てたことに合わせたのだ。しかし、「STAP細胞は存在します」と断言したときに、それまでとは全く異なる小保方の顔が現れた。毅然とした、何事にも動じない「覚悟を決めた女」の顔だった。理研でSTAP細胞の研究を続けたい、という思いが明瞭に見えた。

小保方の顔には心労がはっきりと出ていた。しかし、フラッシュが休みなくたかれる2時間半の会見中に、ぶれることはなかった。自分にとって重要性が低いと思われる事柄については、瑕疵を認めたが、問題の核心に触れるところでは、明確に自己主張した。

 女という性は「弁解する性」でもある。  自分の身ばかりか、自分とは異なる個体である、子供も守らなければならない。安全を期すためには防御がとても大事になる。そこで弁解の達人になる。 この弁解は、男から見ればとても巧妙だ。周囲に目配りをし、どこからも攻撃を受けないように、細かく配慮する。しかし、核心に触れる自分の主張はきぜんとして押し通す。 
* * * * * * * * 
男は「攻撃的、そして能動的な性」だ。自分の主張を大上段に振りかぶって、反論する相手を叩きつぶそうとする。その攻撃が自分に跳ね返って、自分の身が危うくなることがある。防御よりも攻撃が大事な男は、そのような可能性にまで気配りをしない。

 2回の調査委員会の会見における、  理事長を含む理研幹部の態度は、小保方とは正反対だった。子供っぽいほど攻撃的で、小保方だけに責任転嫁しようとした。自分を攻撃する理研幹部を含む、多くの関係者に配慮をした、したたかな小保方の弁明との対比は強烈だった。  理研幹部が気の毒に見えた。

STAP細胞の生物学的な意味を理解できず、そんな細胞には興味もない多くのおじさんたちが、小保方の2回目の会見を見て「オボファン」になったのは、当然だった。 おじさんたちは、愛するもののために「覚悟を決めた女」の姿を見て感動し、メスを守るオスの本能に目覚めてしまったのだ。 
・・・・・
小保方は、弁護士を通して、笹井の記者会見に対する感想を述べた。ここでも女としての気配りが見えた。「尊敬する笹井先生に困難をもたらして、申し訳ありません」、と涙ながらに語ったという。男性陣から、小保方への謝罪の言葉が出たことはない。
・・・・・・・

obokata1
実験中の割烹着姿が話題になったが、私は彼女の目力から強い印象を受けた。右手にピペット、左手に試験管を握り、やや上目づかいに試験管を凝視する大きな目。きらきらと輝く瞳の奥は深く、全神経を実験に集中させていることが分かった。

 もしも、これがテレビカメラを前にしての演技ならば、小保方は、プロの俳優が顔負けする演技力を持っていることになる。私は、これは演技などではなく、彼女の実像と確信している。
小保方の研究への取り組み方が、このような見かけにぴったりと一致するからだ。彼女は、自分自身を外側から見つめ、自分がやっていることに距離を置きながら、客観的に実験を進めるタイプの研究者ではない。  個人的な思いに突き動かされて、仕事を進めるタイプだ。それがこの目力に現れていた。

なるほど、和戸川純氏は、男性のするどい観察眼を読者に披露してくれている。
結局、女性の私も謝罪会見での小保方氏に魅せられた。
その謝罪の様子に、和戸川純氏と似た魅力を感じた一人だ。
だから、ES派がいろいろ理屈をこねても、告白本も日記も売れるのだ。
窮地の小保方氏に魅せられる人は、その人自らの逆境になぞらえているかもしれない。
会見時の小保方氏は、オーラのようなエネルギーを感じさせたからだ。

小保方氏は、言うまでも無く魅力ある人で、白百合の精と言いたいところである。
若山氏や笹井氏らが、目一杯彼女をサポートしてくれたことが理解できる。

しかし、一方で、小保方氏は直属の上司以外の研究者層からは強い反感をうけるタイプなのだろう。

女性は、出世、名誉、お金など特別の目的がなくても、一生懸命に努力することができる。
女性の努力が実を結ばずしても、女性は努力を続ける。
和戸川純氏の分析のように、女性は、自らの身を犠牲にするというのは、本能的な要素かもしれない。

頑張ることに意味をみつける女性もいる。
こうした志向の人の中には、要領が悪く成果がないのに、意味もなく努力を続けてしまう女性がいる。
とにかく、こうした女性は周りの人が困る。
一方、男性は、先がよく見えるだけに、男性が劣等感や閉塞感を感じたら、そのままの努力をは続けられないのではないか?

もちろん、小保方氏は、先をみての努力であったろうが、細胞の初期化変化の観察に溺れていたと思う。そして、観察眼や努力という才能があったがために、逆にひどい目にあったのだ。

こうした運の悪い小保方氏をやたらけなす女性がいるが、けなす行為で何か優越感にひたりたい人なのかもしれない。

以前、一研究者ブログでは、ティーチャスペットとして上司の教官に取り入る女性研究者の話題が登場していた。一般社会に比べれば、自由に発言できる研究界では、よほど気配りをしないと女性ははじかれてしまう。いづれにしろ、一般社会も専門社会も、女性は裏でも盛大に悪口を言われる。

こうして、女の道は険しである。
しかし、”男の道は尚険し”と考える女性なら、自らで抱えるストレス自体が減ると思う。
“ねつ造論文関係”なるサイトに関する記事を、8月14日に書いた。
https://blogs.yahoo.co.jp/solid_1069/15627096.html

このサイトには、STAP問題を論じる他の方のブログ内容も紹介されており、その中のひとつに、タイトル「よもや真話 」がある。

ねつ造論文関係”サイト主は、このブログを以下のように紹介している。
紹介文章は以下 青字
一研究者・教育者ブログでは愚民のハンドルでコメントしている自称「山田三男」の小保方擁護ブログ。内容はつまらない。
http://mitsuo.blog.jp/archives/2017-07.html

ブログ主の愚民こと、山田三男さんは、一研究者教育者のブログの論客であった。
一研究者教育者のブログでは、STAP細胞について熱い議論がかわされていたが、2017年から更新がない。ブログ主が消息不明で現状が心配だが、このブログでの最後?のSTAP論戦は、2017年06月28日  の「真の規制緩和」記事アップ後のコメント合戦であった。

“ねつ造論文関係”なるサイト主さんは、「つまらない」と切り捨てているが、学とみ子は、愚民さんの意見に共感を感じ、おもしろい(興味深い)と思う。

いろいろと、このブログからは情報をもらった。
“ねつ造論文関係”なるサイト主さんは、ご自身の判断を第一として、他人をつまらないと勝手に切り捨てている。
このようなタイプの人は、信用できぬ!の教訓としよう。

今日は、この愚民さんのブログタイトル「よもや真話」で、ブログ主の山田三男さんの言い分を紹介させていただきます。http://mitsuo.blog.jp/archives/2017-07.html

この方は、この後、ブログを中止されてしまったようですが、科学者層に愛想がつきたからでしょうかね。ぜひ、又、再開してほしいものです。では、以下にコピペさせていただきます。青字

30. 愚民 2017年07月02日 21:13 
>私は「結論に影響しない加工」よりも「結論に影響するものを隠す」ことの方が、遥かに悪質性の高い不正だと思いますが、科学コミュニティの常識としては逆なのでしょうか。

本当はそうではありませんよね。彼らは相手次第で基準をコロコロ変えているだけです。
例えばTCR再構成の問題は、結論に影響する問題を隠していたと受け取られ酷い叩かれ方をしました。分子生物学会は、「該博な知識を駆使した論理構成」で笹井氏が読者を騙したかのように非難する本庶佑氏の雑誌記事を学会ホームページに掲載しています。しかし調査委員会が著者らに都合の悪いものを隠す意図があったか調査したところ、隠蔽の意図はなかったと認定されています。

この本庶佑氏の記事では、STAP[幹]細胞のTCR再構成という若山氏の責任問題について、まるで笹井氏が不正の首謀者であるかのように疑いを向けています。学会ホームページ上で、シニアの責任のすり替えをしているのです。
当時の理事長以下ダブスタ連中が反省することはないでしょう。しかし当時の理事達がやったことは、現理事長が「日本分子生物学会として」きちんと詫びるべきです。
引用終わり

上記の愚民さんのコメントに続き、ルさんとのやりとりがあり、10:35に、ルさんが以下のように書いている。ルさんのコメントは茶字

27. ル
 2017年07月02日 10:35
 26. 愚民さん
力関係・・判ってませんね・・
貴方のように非力な者が・・正しい事を言ってるにしても・・
信用されない。
カエサル・・「人は信用したい事以外信用しない」・・
未練がましく・・化学の世界にしがみ付いているのは・・捨てた男にしがみ付いている女に過ぎない・・中島みゆきの世界よりも・・疎ましい。
冷静に・・冷静に・・冷静に・・・

学とみ子も、ルさんのコメント同様、力関係は大事だと思います。

小保方氏には擁護者がいなかったということでしょう。だから、つぶされたのでしょう。
科学界は、社会的ポストや将来出世コースなどの力関係が幅をきかす社会です。
人格者と秀才は相反しないけれど、我こそは!の秀才の集まる業界です。
科学者たちは、キャリア街道での汚染を浴びることを極力嫌います。

権力とお金が集まる組織の人は、皆、そうしたものでしょう。
ですから、科学界では、誰も「お先にどうぞ」などは言いません。
弱肉強食の組織にならざるをえません。
なにしろ、世界と戦っていかなければならないのです。
但し、その競争はフェアであるべきでしょう。

戦う社会に慣れていない小保方氏は、諸事情を考えて訴訟で戦わないと決めましたが、一方で、彼女は “小保方流”で社会にチャレンジをしてきました。
つまり、手記や日記を書いて一般人に無実を訴えたのです。
これが“小保方流”のやり方でした。
だから、日本社会は、今後、第二、第三の“小保方流”チャレンジに期待しています。
私も、社会がSTAP事件を忘れないようにと、ブログ書いています。

科学界が、すでにポストを得た研究者たちに甘いのは仕方ないです。
もう、あきらめましょう。
STAP関係者は、これからも新たな研究にまい進してほしいです。

しかし、この事件の実態については、今後も議論が必要です。特に社会的事案としてです。
一般人をターゲットに、STAP事件が風化しないように、私は情報を提供したいです。
一般人は、専門者よりフェアで思いやりがあり、一般社会には、意識の高い人も、知識人もいます。

学とみ子は、社会学の専門家たちの参入に期待しています。
又、これから科学を学ぶ若い人にも、大人の世界を知って欲しいです。

この事件は、単なる科学分野の事件で終わらせては惜しいです。
社会学の分野での検証されるターゲットになれば、事件背景が関係者の間で語りつがれていくと期待されます。時間が経てば、いろいろなことが見えてきます。

STAP事件は、“権威ある組織は、なぜ、疑義ある裁定をしたのか?”との、議論すべき社会的命題を抱えています。

今後、細胞分子学の進歩により、細胞の多能性の消失と分化など細胞命運につながる遺伝子やエピゲノム関連が解明されていきます。ESからTSへ、その逆、両機能を保持しての増殖制御メカニズムなどが明らかになります。その時、STAP細胞の質がどうであったか?の説明が可能になる時期が来ると思います。

誰もねつ造していなくても、特殊なSTAP細胞で限定的な変化が起きた機序が明らかになる可能性があります。
もし、未来に予想されるその時には、今(2014年から現在まで)未知のことが説明可能になります。

STAP論文の疑義に対し、理研は強引にES説を採用し、論文著者らをねつ造者として切り捨てたことが、日本科学界の負の遺産として語り継がれることになります。

長い時間をかけて、STAP細胞は検証されていくのですが、実はこの認識は、京大の山口教授がおっしゃっています。

愚民さんは自らのブログで、ノーベル物理学賞の梶田隆章氏と山口教授の対談記事を紹介されています。
タイトル;ニュートリノ振動でノーベル物理学賞の梶田隆章氏に聞く
聞き手は、京都大学 大学院 総合生存学館(思修館) 山口教授とのことです。

上で紹介した山口教授の弁は、専門家として、とても示唆に富み興味深いです。
https://tech.nikkeibp.co.jp/dm/atcl/column/15/032700107/060900010/?P=2

山口: STAP細胞の当否は実のところよく分からず、10年後、15年後にようやく帰結するような問題かもしれません。梶田さんのように10年間ずっと検証し続ける。そして確かだと思ったら公表するという態度が必要だと思いますね。
梶田: はい。その態度の問題だと、私は思います。
山口: 態度ですよね。STAP細胞を理研の宣伝に使おうとするような政治的態度こそが問題の核心だと思います。・・・・

愚民さんは、山口教授の「10年後、15年後にようやく帰結する」とおっしゃったエピソードを紹介していますが、学とみ子もSTAP細胞の長期的評価の必要性を支持します。

学とみ子がうれしがったところなのですが、このエピソードには、まだ、続きがあります。

実は、この対談記事が出た後、これを読んだ中辻憲夫氏というこれまた有名ES関連の教授が、山口教授の見解への反論として、このような内容のコメントでリツイートしたそうです。

http://mitsuo.blog.jp/archives/1066582828.html
その内容を紹介します。青字

「科学的にはもうとっくに決着がついたSTAPなどを(山口教授がこのような言い方で)持ち出されては、関連分野の科学者(中辻教授ご自身のこと)は困る」
と、中辻教授がリツイートしたそうです。

こうした専門家からのコメントというのは、STAP評価を著しく落とすものです。

京大の中にも、厳しい派閥があり、中辻教授の反STAPの立場の方のようですが、この言い方は、本当に人々の誤解を招く力がありますね。
学とみ子にしてみると、中辻教授の言葉は政治的・恣意的と感じます。

専門家のコメントは重く尊重すべきものの、科学者には、学閥・派閥的なバイアスがかかっているとの見方も必要です。

但し、立場のある人の言葉に疑問を呈するためには、最後は、それぞれの頭で良く考えなければいけないということだと思います。
ネット情報で、世界トップ50大学のランキングが出ていた。
毎年の恒例なのだろうが、だいぶ前から、京大は東大を抜いている。
世界に通用する業績で評価してランキングするのだろうから、その意味で、京大の独走なのだろう。
予備校の難関ランキングは東大トップのままだと思うが、こうした評価も、東大対京大の秀才同志のライバル意識をあおると思う。
STAP事件も、京大対東大の派閥抗争との見方も以前から指摘されている。

政界、財界など日本の権力を握る組織は、東大閥が相変わらず優位を示しているであろうし、そこにマスコミ界を入れると社会的影響力は、東大優位だ。

科学などの業績でトップランキング維持している京大系は、政治的権力が働く状況では、東大に押し切られ不利になりそうだ。
そうした意味で、政界(文科省)、マスコミ界(NHK、5大新聞)、学会(分子生物)に太いパイプをもつ東大系が、その権力と人脈でSTAPねつ造騒動を支持した結果、STAP細胞はあっけなく潰されてしまったと考えることができる。

この潰し作戦が知識人に支持されたのは、STAP細胞はねつ造とのふれこみが巧妙になされたためだろう。いろいろな分野の教授クラスもSTAPはねつ造であると信じ、学術界は小保方追放を支持した。

STAP細胞の疑義が多く上げられ、理研がSTAP事件を正しく評価できなくなってしまったのは、これらの外部の圧力の影響と思われる。特に、桂報告書が出てからは、ますます、専門者は学術的コメントをしなくなってしまった。

小保方氏の「あの日」に書かれた状況など、その後に公表された内容をふまえ考察すると、こうだったら、こうだったのに・・・、とか、こうだったらなあ~とか、とかの思いが浮かぶ。
まるで、
『徒然草』序段[1] つれづれなるまゝに、日ぐらし硯に向かひて、心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく書き付くれば、あやしうこそ物狂ほしけれ。
である。

STAP細胞が怪しいとされた主たる根拠は、残存検体の遺伝子が論文と合わないことであった。STAP実験中、若山研究室は、サンプルの細胞名を伏せてGRASに持ち込んだのは、大事な研究内容を他の研究者に知らせないためであった。
古い組織の研究所には、他人の研究のアラ探すに血道をあげる連中がいるからだ。

女性で新人研究者の小保方氏を、“ペヤング焼きそば内に紛れ込んだごきぶり“と呼んだとのエピソードには、古い組織の暗い閉鎖的側面が表れている。
こうした評価をする人は、やっぱり心が病んでいる。

遠藤氏が最初から、STAP細胞など存在しないと強い口調で断言できた背景には、理研内にいる彼は、内部事情が入りやすく情報入手に有利な立場にいたことが影響する。
結局、若山研究室にいないマウスが発覚したとのことで、ネーチャー論文は撤回された。
ところが、論文が撤回された後に、騒動は軽減するどころか、さらにねつ造攻撃が激しくなり、ES混入説が確定されSTAP細胞は葬り去られてしまった。
その根拠となったのは、理研に残存したサンプルにおける遺伝子解析調査であった。

ここまでは、誰でも知っているSTAP事件のあらすじであるが、以下は、学とみ子の想像の世界です。

理研は、報告書作成に献身的努力をした中間研究員層に配慮し、一旦はES混入説を採用するポーズを取った。
理研は、報告書作成に尽力した理研研究員に対し危機管理の恩義を感じ、特に上層部は、この中間層の不満や主張を認めなければ、事件が終わらないと感じてしまった・・・。

桂調査委員会の委員は、
「本当にごくろうさま、君たちが不満を持つ気持ちはわかりますよ。君たちが調査した通りに発表してあげましょう。」
それでも、理研職員として残存していたSTAP派が、「でも、ここは少し書き変えさせてくださいね」と巧みに改変させた部分がある?・・・と私は思う。

研究所には、ピペド(ピペット奴隷)と言う言葉があるそうだ。
彼らは、実際の実験を担ってくれる研究員だが、身分的に優遇されていない。
しかし、彼らもまた、研究室の知的財産でもある。
ピペドには、声の大きなアンチSTAP層の人もいただろう。
結局、不満層の主張が採用された結果となった。
しかし、研究層に属する人々の思惑はひとつではなく、STAP支持派もいたので、その人たちが、桂報告書内に密やかに小保方氏が反論できる足がかりを残したようだ。

ES混入説では、小保方側が納得するはずがなく、このまま発表すれば、応じた小保方側は、「到底、承服できない!」と来るはずと、調査委員会は予想していた。
ES混入説では、最初から最後まですべての実験を小保方氏が担当することが前提になるため、桂報告書は、その証明をしなければならなくなる。小保方氏がすべての実験して、ねつ造したとの証拠を示さなければならなくなるのだ。

それゆえ、小保方側からすれば、「桂報告書のES混入説は、小保方犯人を特定するもの」との反論を展開できる。小保方側の弁護士たちから、そうした反論が出てくることが容易に予想できた。

もし、実際に、不服申し立てがなされ、その結局、裁判となった場合には、理研は不利だ。
理研は、STAP細胞に関する実験経過を明かにする立場に追い込まれる。
STAP実験のひとつひとつ、この実験は若山研究室でなされたもの、この図表は○○先生のつくったものと、現在、ブラックボックスとなっている研究部分が裁判で争われることになるのではないか?

理研は、小保方ねつ造の直接の証拠をつかむ必要があるし、人の証言を得なければならない。桂報告書は、故意か事故がはわからないと結論したが、論文を良く読めば、ES混入説は、小保方犯人説を特定するものだ。

桂委員会の弁護士たちの実際の見解はどのようなものであったのか?
桂委員会がES混入説の危険性をどの程度に危惧したかは興味ある。
どなたか、そうした面でのアドバイスやコメントはないだろうか?

理研は犯人特定を避けたいのだから、結局、桂調査委員会は解散せざるを得なくなる。
そして、又、新たな調査委員会が立ち上がったかもしれない・・・。
そうこうして時間がかかっていると、一般社会の住人がどんどん知識を進める。
結果、遺伝子発現データを解析せよ!とプレッシャーが高まるだろうし、ES混入説の問題点は議論されるだろう。

いわゆる、専門家なる人たちも、議論に参加してくれる可能性もある。時間が経てば、みんな、興味のある人たちは独自に勉強してしまうのだ・・・。

さて、このマウスの系統が違うとの事実に対するES派からの攻撃を、なんとか切り抜けて、STAP論文を撤回させないですむ方法は無かったのか?

ここを考える時、小保方氏にマウスを渡す時に、何の記録も取っていなかったという若山証言が意味を持つ。最初は、若山氏は小保方氏にマウスを渡していたが、その後は別の人が、あるいは小保方氏自身でマウスを選ぶこともあったとの証言にも意味が出てくる。

若山氏の「記録してない」証言が認められる状況を考えれば、マウスの系統が違っていても、小保方氏には責任がないことになる。STAP細胞はどのマウス由来でも良いのだ。
小保方氏は、「私の責任の範疇ではない!」と言える。
そして残存検体と、論文記載されたマウスの系統の違いについては、小保方氏は、「もらった情報のままを論文に書いた」と証言すればよいのだ。

桂報告書には、FI細胞として論文に書かれたOCT入りマウスが見つからないと、まるで、他人事のように、書かれている。
みつからないとか?実験はやられなかったのではないか?などと桂報告書は書いている。なぜ、みつからないのか?を調べるために、桂委員会は、STAP実験者責任者を調べて、実験した当人に聞かなければいけない立場であるはずだ。

このことに代表されるように、桂報告書は、分担実験の責任者とか、実験の時期とかの情報の何も明らかにしていない。
ここの実験実態の多くについて、専門家は意見を言わない。

実は、桂委員会の委員たちも、これが最終の調査報告書にはなりえないと考えていたかもしれないのである。
もし、そのように、委員たちが考えていたのなら、不備のまま結論した報告書のスタイルは、なるほど「賢い!」と納得できる。

若山研究室は、クローン動物のメッカである。同一遺伝子を持つマウスから細胞をつくり、その細胞から又マウスをつくることなど、生物学的障害を乗り越えて可能にしてしまう研究室なのだ。

そうしたクローンマウス作成に向けた実験上での創意工夫は、STAP事件後も、若山研究室からあれこれと論文がでているのである。

つれづれなるままに、学とみ子がかんがえることなのだが、最後まで、若山氏が小保方氏を擁護していたら、彼はどのようなストリーを展開させてSTAP細胞を守ったであろうか?

彼なら守れたのかもしれないと思う。
何と言っても、若山研究室はキメラを作り、幹細胞を誘導し、その質を確定したのだ。

実験の手技や評価にはミスはなかったと言い張れるだろう。マウスの系統の齟齬は、自らの研究室のマウスのコロニー管理にミスがあった可能性に触れるかもしれない。
マウスを小保方氏に渡した人も、渡された小保方氏も、そのマウスであると考えて実験を行ったといえる。
そして、若山氏は、論文撤回の強い動機付けは、再現性に欠けたことだと言うだろう。
つまり、若山氏自身が作ったキメラ、幹細胞の再現性が果たせないために論文撤回!と言えば、厳密なる研究者である。

STAP細胞は、実験のたびに作られた。
毎回、細胞の条件は異なっても問題はない。遠藤氏からトリソミーがあったと言われようが、公開データのSTAP細胞はトリソミーかもしれない、トリソミーの時はマウスはできないと言えば筋は通る。

クローンマウス作出の成功率は、数パーセントであり、大多数はクローン胚は育たない。そうした世界での研究であり、たまたまできたマウスを対象に、実験が続けられていく。

未知の因子があって、特別な細胞が一過性に生じてSTAP細胞となった可能性はある。
誰も、STAP細胞実験でねつ造はしていないと主張できるだろう。

特殊な条件がそろった時のみ、生まれてくる動物を対象とした研究分野との主張はありだ。
残存したサンプルや公開ベースのサンプルを解析した成績を示しても、実験をした本人たちが本気で反論すれば説得力はある。
その場にいない第三者がつきつけた証拠などを前に、実験に携わった人であれば、簡単に証拠なるものを突き崩してしまうことができる。
それが論文著者というものではないか?

だから、長い時間が経ったとしても、ねつ造の解明作業は明らかにはならないのである。

”論文ねつ造関係”と打ち込みと、以下のサイトが出てくる。
誰が書いているのかの情報は無いが、このサイトは、STAP事件を論じるサイトの内容を紹介している。

STAPを信じている当サイトのようなSTAP派のブログは、くそみそにけなし、反STAP派のサイトは擁護的であることから、サイト持ち主はES派である。
前ブログで紹介したように、ES派の人というのは、知識人を演じたがる。
知識人は、いろいろな立場をフェアに評価するとのスタンスをとる。
”論文ねつ造関係”の書き手は、あえて、STAP存在ブログに少し評価コメントを入れたりして、中立の立場の論評であるかのように装う。
上記は、そうしたES派のスタンスがよく現れた紹介記事である。
ES派の連中の常套手段のような皮肉っぽい書き方である。

しかし、当ブログに対しては、そうした配慮もなく、けちょけちょである。
書かれた内容を読むと、サイト持ち主の科学的知識レベルがわかるが、ES説で押し通すためには、サイト持ち主が専門知識を持っていても、そこを披露することができない。
ES説とは、よくわかっていない人のための姑息的な説だからである。
この期に及んで、いまだにES説で論戦を張る人は、かなり苦しくなってきているのではないかと思う。

それでは、”論文ねつ造関係”に書かれたの当ブログの評価を下記に示す。青字
「あの日」が絶対であり、若山批判である。「世の中に、なぜねつ造論を信じられる人がいるのであろうか?」、「ねつ造の証拠などはないのです。桂調査委員会も、結論を出しませんでした。」、「STAPはESから作られたというのは間違った解釈である」、「細胞増殖グラフと遺伝子メチ化の図表問題などは末梢的な事だと思います。」なんて言ったり、「たら、れば」「かもしれない、思う」という妄想や、事実を都合のいいように解釈して議論するから、医師なのに、科学的リテラシーを欠くと判断されてもしょうがないだろ。論理がめちゃくちゃなので読むのが辛いブログ。タイトルと投稿内容が一致しないという小学生の作文にも劣る記事を書くことができる医師。
引用終わり

学とみ子は、よせばいいのに、「こんな風に紹介して欲しいのですが、いかが?」を示した。
元文章を軸に、学とみ子が以下に書いてみました。茶字

「あの日」が絶対であるが、若山氏の苦しい心についても考慮している。
「世の中に、なぜねつ造論を信じられる人がいるのであろうか?」、
「ねつ造の証拠などはないのです。桂調査委員会も、結論を出しませんでした。」、
「STAPはESから作られたというのは間違った解釈である」、
「細胞増殖グラフと遺伝子メチ化の図表問題しか問題視できず、大事な実験の正誤判定をしなかった」
と言っている。
事件関係者たちすらわからないSTAP事件を語るには、このブログで多用される、「たら、れば」「かもしれない、思う」という書き方はいたしかたないはずだ。

小保方氏、若山氏ですら、すべての事実を知る立場にあらず、誰も科学的リテラシーに基づく釈明ができる人はいない。ES説の台本を作って桂委員会に提供した理研内ES派の人たちですら、事件の全貌を把握できず、報告書にはES派の知識の限界を露呈した。

それでも、第三者委員で構成したとされた桂委員会が、ES混入説で結論したのは、小保方氏側から不服申立の提出は必須!と予想したからだ。ES混入説では訴訟リスクが高いとの十分な情報提供が弁護士サイドに入っていれば、弁護士たちがES混入説の採用に反対しただろう。

理研内部のES派の主張は、日本、世界における一般社会の不信感に配慮できなかった。
日本、世界の細胞学会関係者たちは、事件背景がわからないSTAP事件を憶測では語らない。
常識ある専門者たちは、理研の判断には触れたがらない。
今後、ES派の主張のエネルギーの低下に伴い、最終的に、理研はSTAP事件を迷宮入りとしたかったのではないか?とブログ主は言う。
しかし、実際には、小保方氏側からの不服申し立てが無く、論文関係者たちの深い苦しさがそのまま残されてしまった。ここが、ブログ主の学とみ子がES説反論のエネルギーを維持している根っこのようだ。
いずれにしろ、言葉を省略する文章に慣れない読者には、このブログの内容理解は難しいだろう。
読者が想像力を働かせないと、学とみ子ブログは小学生の作文のような不可解な印象を与えるかもしれない。

サイト持ち主様、いかがでしょうか?差し替えていただける可能性は?



         コメント(7)
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> mithra33333さん
もしかすると、あなたがサイトの持ち主さんですか?
見っけ・・・ですか?早いリスポンスに感謝です。
これからも、論評をよろしくお願いいたします。 削除
2018/8/14(火) 午後 7:36 学とみ子 返信する
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>「言葉を省略する文章に慣れない読者には、このブログの内容理解は難しい」とレベルの高さを自慢しているようだが、

学とみ子は、自身の文章の欠陥を反省して書いた文章なので、”自慢”ではなく、”反省”です。ご指摘の通り、読みにくいと、私は反省しています。但し、あまり、こまごまと初歩的な説明をすると相手に失礼なので、できるだけわかりやすくを心がけています。 削除
2018/8/14(火) 午後 8:48 学とみ子 返信する
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>「いずれにしろ、言葉を省略する文章に慣れない読者には、このブログの内容理解は難しいだろう。
読者が想像力を働かせないと、学とみ子ブログは小学生の作文のような不可解な印象を与えるかもしれない。」

「いずれにしろ、(学氏は「こまごまと」した「初歩的な説明を」省いているため)言葉を省略する文章に慣れない読者には、このブログの内容理解は難しいだろう。
(学氏の「文章の欠陥」のため)読者が想像力を働かせないと、学とみ子ブログは小学生の作文のような不可解な印象を与えるかもしれない。」 削除
2018/8/14(火) 午後 11:08 [ mithra33333 ] 返信する
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投稿したコメントに問題があったため削除しました。

また、わたしは「サイトの持ち主さん」ではありません。ただの読者です。
誤解させてしまったようですみません。 削除
2018/8/15(水) 午前 0:43 [ mithra33333 ] 返信する 内緒
mithra33333さんが書き込んでくれたコメントを、ご自身で削除されたので、なんだか意味が分かりにくくなりました。

現在アップされている”論文ねつ造関係”の文章が、ここにコピペした文章と若干変化していますので、そこに関連したやりとりでした。

お騒がせしました。 削除
2018/8/15(水) 午後 0:04 学とみ子 返信する
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>「言葉を省略する文章に慣れない読者には、このブログの内容理解は難しい」とレベルの高さを自慢しているようだが、

というのは、わたしではなく、他の方の投稿です。 削除
2018/8/15(水) 午後 2:51 [ mithra33333 ] 返信する
> mithra33333さん
そうですね。了解しました。誤解してすみません。 削除
2018/8/15(水) 午後 3:52 学とみ子 返信する




8月10日の新聞に、心臓のもととなる細胞を作製したとの記事があった。
心筋梗塞でダメッジが生じた心臓の筋肉細胞に、1種類の遺伝子を入れるだけで、心臓を再生させる能力を持つ細胞を作出できたとの内容であった。

今後のこの分野研究の展望は、さらに血管や神経も同時に構成していく細胞を生み出すとのことであった。こうした研究は、今後、どんどん出てくるだろうが、新規の研究には、偽物騒ぎをしたがる人たちが出てくる。

心筋に関しても、過去には森口事件があった。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A3%AE%E5%8F%A3%E5%B0%9A%E5%8F%B2
このウキペディアを読むとわかるが、偽学者としての森口氏を執拗にあおっている。
これも偽物!あれも偽物と!ウキペディアの作者は、世間を”ねつ造間違い無し”で世間を説得させる意識的な書き方をしている。少しサポートするような言い方を入れたりして、中立的に書かれた文章であるかのように装っている!
これが、扇動の手口だ。

森口氏の発表がマスコミにもてはやされたのはほんの短期間で、その後すぐ、偽物報道が高まり、一気につぶされてしまった。
日本人は、ねつ造者森口氏と考える人が多いと思うが、彼自身だって、言い分はあるはずだ。

森口氏は、科学者として、何らかの先駆的な試みをしたのは確かなのだろうが、森口氏のすべてが偽物であるかのように、問答無用で切り捨てられ、再起不能な状態となった。

こうした研究の切り捨て作業を熱心にやる科学者層がいることは確かで、須田著「ねつ造の科学者」にも、森口打倒で活躍した科学者との評価する言い方がなされている。
須田氏は、報道のどこまでが本当なのか?について、興味を持たない人なのだろうか?
マスコミ人である須田氏は、問答無用の切り捨て作業に熱心な学者たちを評価するだけなのか?

業績を簡単に潰す作業をするような学者たちこそ、問題だと思う。
もちろん、でたらめながん治療を宣伝している広告やら、でたらめな医師も学者もいる。
それぞれ、専門分野に属する人であれば、ある程度、偽物をかぎわける判断を持つ。
しかし、専門事情に精通しないマスコミ人たちは、マスコミこそが正誤の判断ができる人だと考えてしまうようだ。

ここで、体内に存在する幹細胞について話題を提供したい。
理研のサイトには、以下のような研究が紹介されている。
B細胞が幹細胞からどのようにつくられてくるか?の話題である。
B細胞もBCRというT細胞のTCRと似たような構造物を持つ。
細胞の遺伝子は変化しないという原則があるが、TCR、BCRは、一旦、細胞ができてから、さらに遺伝子改変が起きる。
これは、科学知識として大事だが、このしくみを理解していない人が、細胞の研究者層にいたことは驚きであった。
無知なるコメンテイターたちにより、このブログの内容がでたらめと、散々攻撃された。
TCRに関する誤解がSTAP偽物論の一因となった経過を、私が気付けたことは、このブログの成果だと思う。今や、誰も反論してこない!

実験室での人工培地で生きる細胞と、体内で生きる細胞の、動向は全く違うのであるが、そうした基本が、マスコミとか生物以外の科学系の人には理解できないようである。こうした無理解な人たちが、STAPを勝手に論評したことも、STAPの悲劇の一因であろうと思う。

キメラには、T細胞からできていなければおかしい!の議論に代表されるように、生き物における細胞同士のせめぎあいについて、多くの論客が無知であったのではないだろうか?体内と、体外の違い、自然と人工産物の違いが考慮できていない。

それでは、理研の幹細胞についての説明の紹介に移ろう。くわしくはリンク先に飛んでほしい。一見、STAPとは、関係が薄いようだが、酸浴でSTAP細胞ができ、多能性を発揮したかもしれないと想像をふくらませてみよう。
STAP細胞論文は、未知の世界に挑戦したにもかかわらず、心無き人たちから、「説明できない!ESに決まっている!」として、切り捨てられてしまったが、今後も、研究解明は進んでいく。


理研による幹細胞の説明です。青字 
私達の体には、皮膚や血液のように絶えず入れ替わり続ける組織を保つため、各組織に幹細胞と呼ばれる大本の細胞がいます。幹細胞は自分と全く同じ能力を持った細胞に分裂することが出来る能力(自己複製能)とさまざまな細胞を作りだす能力(多分化能)を持っています。
通常の細胞が幹細胞性を獲得するためには、iPS細胞のように強制的な転写因子の発現などにより、未分化状態へ誘導する必要があると考えられていました。また、生体外で組織幹細胞を維持するのも難しく、例えば、血液のもととなる造血幹細胞は一旦生体外に取り出すと分化してしまい、未分化なままで維持するのは困難でした。

2004年、共同研究チームの伊川上級研究員らは転写因子E2Aを欠損させたマウスを使った実験により、E2Aを欠損させるとB細胞への分化途上で分化が停止したB前駆細胞が多能造血前駆細胞としての特徴を示すことを報告しています。
そこで、この知見を応用し、E2Aの機能を人為的に阻害することにより多能性と自己複製能を兼ね備えた造血前駆細胞を作成・維持する事ができるのかどうか調べることにしました

B細胞は他の免疫細胞と同様に、血液のもととなる造血幹細胞から作られます。造血幹細胞は骨髄中でB細胞へと分化・成熟します。B細胞の分化に重要ないくつかの転写因子はこれまでにも報告されていましたが、それらがどのように協調して運命を制御しているかは不明でした。伊川友活上級研究員らは2015年に造血幹・前駆細胞を無限に増幅する方法として、人工白血球幹細胞(iLS細胞[4])を開発しました。そこで、共同研究グループはこの方法を用いて、造血幹・前駆細胞がB細胞系列へ進むために必要な分子機構の解明に取り組みました。


論文の一部を以下に解説します。茶字
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5830925/

我々は最近、血液幹細胞からのリンパ系統の遺伝子調節ネットワークが検証できるシステムを確立した(Ikawa et al。2015)。私たちは、4-ヒドロキシタモキシフェン(4-OHT)によって核移行するId3-ERT2(エストロゲン受容体)融合タンパク質を過剰発現させる造血前駆細胞を、B細胞分化条件下で培養してみた。 4-OHTの存在下では、Id3導入細胞のB細胞発生は初期段階で阻止され、E2AまたはEBF1欠損造血前駆細胞と同様に多分化能を維持しながら増殖した。これらの多分化性前駆細胞は、体内および体外でT細胞、B細胞および骨髄細胞を生じうる能力があり、これらを「白血球幹細胞誘導(iLS)」細胞と命名した。分化能を失うことなく、SCF、IL-7、Flt-3L、および4-OHTの存在下で間質細胞と共に培養することができる。そして、4-OHTを単に取り出すと、ほぼすべての細胞が6日以内にCD19 + B細胞になった。
論文解説終わり

生体内には、幹細胞は動的に存在する。上記の論文は、いろいろなリンパ球に分化できる幹細胞を、人工的に誘導できたという話である。B細胞が、どのように経過で、成熟B細胞になっていくのか、その時の遺伝子発現を調整する転写因子などの一部を解明したとの論文である。
この分野は、時と共に進む分野であり、白血病の治療にもつながり、多能性細胞を作出できることへの人類貢献度は大きい。

私たちの体内にもともと生存する幹細胞は常に動的であり、暗黙のうちに消費と供給が繰り返される。体内の幹細胞は、多能性の記憶を保持したまま静かに待機して出を待つという細胞たちだろう。

この論文は、幹細胞からB細胞への成熟の過程の研究であるが、体細胞を起点とするSTAP研究とは一見、逆方向である。しかし、細胞における分化機序を解明する研究は、1方向性ではない。
分化研究は、同時に体細胞から未分化細胞へと戻る機序の研究でもある。つまり、幹細胞から最終分化細胞へとカスケード的におきる遺伝子発現の流れ(今回はBCR)を解明することで、分化細胞が元の多能性に戻る逆の方向も見えてくるのである。
今回の研究では、タンパク合成を伴わないmRNAの役割についても考察がされている。

体内に存在する幹細胞を、酸浴により引き出す、残す、成熟の方向へ変化させるなど、細胞が持つ可能性や能力と酸浴の影響についての研究はこれからであった。

興味深いことに、この理研発の論文は、あの遠藤氏も共同研究者になっている。
彼の細胞多能性に関する認識は、STAP当時から、今はどのように変化しているのだろうか?