2018/8/18(土)の当ブログで記事で、愚民さんが以下のように書いています。
https://blogs.yahoo.co.jp/solid_1069/15632463.html
https://blogs.yahoo.co.jp/solid_1069/15632463.html
分子生物学会は、「該博な知識を駆使した論理構成」で笹井氏が読者を騙したかのように非難する本庶佑氏の雑誌記事を学会ホームページに掲載しています。しかし調査委員会が著者らに都合の悪いものを隠す意図があったか調査したところ、隠蔽の意図はなかったと認定されています。
この本庶佑氏の記事では、STAP[幹]細胞のTCR再構成という若山氏の責任問題について、まるで笹井氏が不正の首謀者であるかのように疑いを向けています。学会ホームページ上で、シニアの責任のすり替えをしているのです。
周回遅れの学とみ子は、TCRで、笹井氏が分子生物学会から非難されていたことを初めて知ったのだが、詫摩氏の記事といい、TCRは本当に多くの誤解の元になった。
オホホポエムにかかれた「TCRって一体、何なのよ?わからないわよ」的な愚痴や、当ブログへ「幹細胞やキメラマウスにTCRがないのはおかしい!」とのコメントから、一部の生物学者たちの間は、TCRはそれほど一般的な知識ではなく、TCR検出法に誤解があったのではないか?と思っている。
ここにコメントをくれていたある方が、笹井氏はTCRの説明をごまかしたとのコメントをくれたことがあった。少なくとも、反STAP派の人の間では、TCRはSTAPねつ造の証拠として考えられていたのは確かだ。
これは、本当に誤解以外の何物でもないと思う。TCRが間違って理解されていたのだ。
T細胞がキメラ(の一部)を作り、そのキメラの子どもは、T細胞やB細胞の一種類の受容体遺伝子構成を持つ体細胞から体が作られると言うストーリーだ。強制な人工操作をして作られた細胞と混乱しているだけだが、一般人の誤解を誘った。
T細胞がキメラ(の一部)を作り、そのキメラの子どもは、T細胞やB細胞の一種類の受容体遺伝子構成を持つ体細胞から体が作られると言うストーリーだ。強制な人工操作をして作られた細胞と混乱しているだけだが、一般人の誤解を誘った。
もし、笹井氏がTCRについて歯切れの悪い言い方をしたのであれば、それは実験をやった若山研究室の実験者に遠慮したのではないか?と思いますね。
つまり、TCR実験をしていない笹井氏は、実際にTCR実験をした若山研究室に対して、表立った批判をしたくなかった結果、端切れの悪いTCRの説明となったのではないかと・・・?
思慮深い研究者同志の間では、「キメラ尻尾細胞の実験は、実験者がTCRの仕組みを誤解したから、この間違った実験をしてしまったのでは・・・?」とは口が裂けても言わないだろうと思えるので・・・。
このTCRについては、桂報告書も、意味があいまいな書き方をしている。
不正の証拠ではないと報告書で言っているが、それは当たり前だ。
STAP論文では、幹細胞もキメラもT細胞からできたとは書いてない。
幹細胞のTCRがあると小保方氏が言ったとの話は、TCRを誤解をした研究者たちが内部的な議論をしていた初期の頃の話だと思いますよ。
そうした内部的な議論を、わざわざ論文の報告書に持ち出しているのに違和感を感じざるをえない。
以下がその部分の桂報告書です。青字
2−3−3.論文作成過程における疑義の調査
1)TCR 遺伝子再構成に関する不整合データ隠蔽の疑いについて (調査結果) 小保方氏は TCR 遺伝子再構成に関する実験を開始し、STAP 細胞を含む細胞塊、一部の STAP 幹細胞に TCR 遺伝子の再構成が見られることを CDB 若山研で最初に報告した。しか し、後に 8 系統の STAP 幹細胞の TCR 遺伝子の再構成を確認したところ、再構成は確認 されなかった。なお、この8系統は小保方氏が継代培養を繰り返していた細胞であった。・・・・・・・・
1)TCR 遺伝子再構成に関する不整合データ隠蔽の疑いについて (調査結果) 小保方氏は TCR 遺伝子再構成に関する実験を開始し、STAP 細胞を含む細胞塊、一部の STAP 幹細胞に TCR 遺伝子の再構成が見られることを CDB 若山研で最初に報告した。しか し、後に 8 系統の STAP 幹細胞の TCR 遺伝子の再構成を確認したところ、再構成は確認 されなかった。なお、この8系統は小保方氏が継代培養を繰り返していた細胞であった。・・・・・・・・
(評価) TCR 遺伝子再構成に関しては、最初小保方氏が再構成を確認したとされたが、その後 の CDB 若山研メンバー、および小保方氏自身の追試で失敗した。その事実にもかかわら ず、実験結果を自分たちのアイデアに沿うようなものを採用したものの、後に、Protocol Exchange で 8 系統の STAP 幹細胞には TCR 遺伝子再構成が認められないという結果が記 載されたこと、並びに丹羽氏への聞き取り調査における上記の説明から、意図的な隠蔽 ではなく、研究不正とは認められない。
引用終わり
分担研究の場合、他人の実験パートは、そこを実験者した人から教わって書くしかない。
STAPがESであると、すでに前提になっているかのように、それに合わない実験結果は、小保方氏のねつ造が疑われた。
STAP細胞は、ES培地で死ぬとの図表についても、小保方氏によるねつ造の疑いがもたれた
TCRがあると、一旦は小保方氏が確認したというように、桂報告書には書かれている。
しかし、論文には書かれていない幹細胞のTCRをなぜ、報告書に持ち出さなくてはいけないのであろうか?小保方氏がいったんはTCRがあると言い、その後、それを論文から除いたと調査報告書に書くことにより、小保方氏がTCR実験もねつ造したかのような印象を読者に与えてしまうだろう。
TCRがあると、小保方氏が言ったのは、若山研究室内部での検討会の話である。
その後、笹井、丹羽氏が共同研究者として加わり、さらに実験が追加されて新たな論文となったはずだ。
ネーチャー論文は新たに生まれ変わり、共同研究者間で議論をつくし、幹細胞ではTCRがなくてもSTAP細胞の是非とは関係しないとの著者間の合意があったはずである。
騒動後の若山氏は、小保方氏などの著者らと十分な議論ができていなかったと証言している。
TCRについて、若山氏と小保方氏・笹井氏との間に、どのような了解があったのかはわからない。尻尾細胞の実験が。特許の申請書には書かれていたことを考えると、TCR実験は若山研究室の努力のひとつである。
しかし、特許の申請書やサイエンス誌には書かれていたと思われる尻尾細胞のTCR実験が、ネーチャー論文には取り除かれてしまっている。
もし、著者間で十分な話し合いが無いままに、論文への図表の採否が決められてしまったら、著者間での不信感やトラブルの原因にはなりうると想像する。