読書時間:2.0h
一読:あり
再読:あり
R指定:なし
著者:水野太貴
刊行:2025年8月
価格:1760円+税
出版:新潮社
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言語学大好き少年の、会話にまつわる旅
まえがき
1コミュニケーション上手になるための「語用論」
ことばには“奥行き”がある
あなたは「ネコ」の意味さえ説明できない
言語化の隠れた立役者たち
世界は広い! 驚きのコミュニケーション
あとがき
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あの~、う~ん、え~と、の違いを説明してください、と言われたら言葉に詰まる。
説明できないのに使えているのは、不思議なことではないだろうか。(いや、そうでもないけど![]()
会話の平均応答速度である0.2秒の間に、頭の中で何が起きているのか。
調べてみたら結構いろいろやっていた。
それで、人間スゴい!という結論にならないところに、水野さんの人柄の良さがでている。
誤解を招いたときは、相手が正しく解読できなかった、と思うのではなく、相手に良いヒントを与えられなかった、と考えるようにしている(p51)
自分はカタカナ語をやたらと使う人を咎める気にならなくなった(p191)
自分がなぜ流暢に話せているのか、わからなくなった。すらすらしゃべることを要求するのは暴力的ではないかと感じた(p209)
自分を他者として捉えられるのが人文学の魅力の一つと書いているが、人文学でそうなった試しがない![]()
ひとえに水野さんの人柄の良さだろう。
素直すぎるかもしれない。
タイトルの0.2秒は会話における平均応答時間である。
日本語は7ミリ秒で、デンマーク語は468ミリ秒という。
なにか妙だ、なにか・・・が
同じヒトで、会話の応答時間がこうも違うだろうか?
0.2秒の元となった論文は、Universals and cultural variation in turn-taking in conversationである。
ごく普通の論文だ
日本語で、相槌は「うん」、”はい”は「うん」
英語で、相槌は「Uh-huh」、”はい”は「yes」
日本語で「うん」と言ったとき、それが相槌なのか、”はい”なのか分からない。(話者は分かる)
実際、論文発表後に論争が起きているが、7ミリ秒でも468ミリ秒でも、本書には関係ないのでヨシ!
50過ぎのオジサンには刺激が少なかったが、次から次へと謎が出てくるのを楽しむ様子は、微笑ましかった。
親から人に恵まれていると言われて育ってきたように、水野さんには周りが力を貸したくなる何かがあるようだ。
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あいまいな会話は なぜ成立するのか
子どもに学ぶ言葉の認知科学
語学の天才まで1億光年
僕には鳥の言葉がわかる
言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか
動物たちは何をしゃべっているのか?
ピダハン-「言語本能」を超える文化と世界観
生命進化の8つの謎
チャッピーと壁打ち
言語ネットワーク
「自分を他者として捉えられるのが人文学の魅力の一つ」には続きがあって、「自然科学にはない側面だと思う」とある。
自分を他者として捉えられないのは、言語を自然科学と捉えているからということにしとこう![]()







