
読書時間:6h
一読:あり
再読:あり
R指定:なし
著者:ダニエル.L.エヴェレット/訳:屋代通子
原題:DON'T SLEEP THERE ARE SNAKES
刊行:2012年3月
価格:3400円+税









30年に渡りピダハン民族と寝食を共にして無神論者になった元伝道師のピダハン語研究成果
挨拶もお礼も、右も左も、色も数字もない世界。
どうやって生活してるんだ!?という疑問はあっけなさすぎた。(いつもながら頭が固い^^;)
例えば左右は、海側と山側のように地形を基点にする。
これでは細かい方角が示すことが出来なそうだが、ピダハンはマイシ川を基点(基線!?)にして、川側で事足りている。細かい方角は必要ない。
色も同じ。ピダハンは原住民によくあるボディペインティングもしないので、色を区別する必要もない。
お礼がないのも理解はできた。狭い地域で皆それぞれ役割があり、助け合いながら生きている。お礼は行動で示せという世界なので言葉は必要ない。
ちょっと生き辛そうな気がするこの世界で、遣らかした先に待ってるのは、村八分
アマゾン奥地のジャングルでハブられるとか考えたくもないが、実際にハブられるピダハンはそう居ない。
著者はピダハンにも強制力があると視ているが、恐れて萎縮するほどでは無いのだろう。
世界で最も幸福度が高いと言われる民族だから。
著者がピダハンに魅せられたのは、真の伝道師だったからだと思う。
かなり努力して伝道師になり、キリスト教に救われたこともあるだけに、イエスは要らないと言って幸せそうに暮らす人々と一緒にいたら、今までの努力は何だったんだぁ~と思うのも致し方ない。
私が魅せられなかったのは、そこまで努力してないのと、ワイン飲みたいとか、ゴルフで70台出すまではとか欲にまみれてるからに他ならない





『人はなぜ言葉を話すのか』
考えたことも無いこの問いが人生の命題になりました。
調べると、生物は当然ながら宇宙や神まで登場。何か楽しそうです
第2部はピダハン語研究から導いた言語学について
ピダハン語という特異な言語ができた理由の考察なので、命題はちょいズレてます
、、が、推論するヒントをたくさん与えてくれる。
、、が、全くまとまってないのでダダ羅列
| 支配的関係 | 代表的理論 |
| 認知→文法 | チョムスキーの普遍文法 |
| 文法→認知 | 言語相対論(ウォーフ) |
| 認知→文化 | ブレント・バーリンとポール・ケイの色名に関する研究 |
| 文法→文化 | グレッグ。アーバンの発話中心文化 |
| 文化→認知 | 長年に及ぶ、ある行動には文化による制限がかかるという考え方の影響 |
| 文化→文法 | 民族文法; 文法の形態はそれぞれ文化によって構築される |
子音が少ないと単語が長くなる傾向にある。短くするには声調が必要。ピダハン語は声調言語。中国語も声調言語。
普遍的なものはエクソテリック、外部から分かりにくい内輪で通じる感じはエソテリック
言語活動の範囲は意外と狭い(言語学者は言語学の話とほかの言語学者の噂話
哲学者は哲学と哲学者の噂とワインの話
)
人間は文法を使うことが他の生物と決定的に違う(by チョムスキー)
言語には必ずリカージョン(再帰)がある(by チョムスキー)
名詞と動詞さえあれば言語の骨格は自然とできる(by 著者)
言語学には帰納法アプローチがよい。演繹法は向いてない。チョムスキーは演繹法(by 著者)
思考は言語の制約を受けない(by 著者)
言語の起源@wiki











とにかくまとまらない思い付き
文化が文法を支配するを考える
ピダハン語は「老いた男が大きなバクを屠った。二頭のバクを。」のように形容する文を後から足していく話し方が好まれる。
英語で「you are Taylor?」のような聞き方は好まれないと聞いたことがある。
日本語だと「あなたはテイラーさん?」のような「てにをは」ぐらいか。
ピダハン語の説明にはしっくりきたが、日本語だとそうでもない。
人類最初の一言を考える
良識ある行動をとる動物たちを観ると、人と猿の違いは僅かに思える。
言葉を話すのに能力が必要として、猿でもキュウリとブドウを区別するので、認識力ではない。物には名前があると解かれば、ブドウにブドウと名前が付けられる(手話でもよい)ので、認識力は要る。
とにかくまとまらない。ヘレン・ケラーでも読んでみるか。
人類最初の一言は「腹減ったぁ」だな。たぶん
ピダハン語の文法から批評メディア論を思い出した