お元気ですか しあわせですか
お返事ください 気にしています・・・


清水由貴子さんのデビュー曲、「お元気ですか」。


1977年3月発売。


作詞:阿久悠さん、作曲:三木たかしさん。


この清水由貴子さんのデビュー曲、レコード会社もかなり力を入れていました。


当時CBSソニーがスポンサーの音楽番組を聴いていたのですが、毎日(とは大袈裟ですが)のようにこの曲が流れていたことを覚えています。


テレビの歌番組でもこの曲はよく歌われていましたね。


どのぐらいヒットしたのか、ちょっとわからないのですが、当時かなり親しまれていて、この歌の世界が、年頃の娘さんを持つお父さんの世代の男性の心の琴線に触れて人気があったという記憶があるのですが、どうだったでしょうか。


メモ ポスト メモ ポスト メモ


この曲、たぶん、恋人の男性が遠く離れて暮らすことになった、切ない女性の心情を歌ったものだと想像しています。


当時の通信事情だと、電子メール(PC/携帯電話)が無かったのはもちろん、携帯電話もなく、また単身者の世帯に必ず電話が引いてあったかと言えばそうでもなく、下宿先の大家さんの電話を借りる、ということもそれほど珍しいことではなかったでしょうから、そういう時代背景では「手紙」がほとんど唯一の通信手段、と言ってもいいでしょうね。


この主人公は離ればなれになってしまった恋人と直接逢えなくても、せめて手紙を通じてコミュニケーションを交わそうと思うのですが、どうも彼氏からは、なかなかお返事をもらえないようですね。


お返事がもらえないのは彼氏の心変わりか、というと必ずしもそうではなく、彼氏が筆不精の場合も考えられますね。


男性は(女性に比べて)筆不精の人が多いですね。

ひょっとしたら電話をするのも面倒だ、という人も多いかも知れません。


そのことをなじったりすると、「便りの無いのは良い知らせ」だなんて言い訳したりするのですね。困ったものです。


って、自分のことを棚にあげているような。。。あせる


そんなこんなで、お返事がもらえないと心配するんですね。

健康を害していないか、心変わりをしていないか・・・・。

短めの言葉でもいいから返事が欲しいのが人情ですね。


私は、と言うと。

だらだら長くて読むのに疲れるような手紙だったりして。。。あせる

ブログの記事を読めばわかりますっ、ですか・・・DASH!

はいはい、ごもっとも、ごもっとも叫び


手紙 ポスト メモ ポスト ラブレター


清水由貴子さんはその後もレコードをリリースなさっていますが、その後は「歌手」というよりは、欽ちゃんのバラエティ番組に出演してタレントさんとして人気が出てご活躍でしたね。


でもやっぱり私にとっては清水由貴子さんはこの「お元気ですか」を歌ってご活躍した歌手、という印象が強いです。


今とは通信事情が大きく違った頃に生まれた切ない曲「お元気ですか」。

じっくり聴いてみたいと思っています。


試聴はこちら でできるようですよ。


手紙

「仕事屋」の主題歌と言えば先日取り上げた「さすらいの唄」(こちら) ですが、この「夜空の慕情」はそのB面。


シリーズの他の作品の主題歌B面の扱いはそれほど大きくはないのですが、「仕事屋」のこの「夜空の慕情」は別格。


作詞:片桐和子さん、作曲:平尾昌晃さん。


「さすらいの唄」と同じですね。


「仕事」のシーンでのBGMとして「さすらいの唄」とほぼ同じ比重で使われていて、作品のトーンによってこの両曲が使い分けられていて、今回の仕事のBGMはどちらの曲なのか、というのも作品を観る楽しみの一つと言ってもいいでしょうね。


少なくとも私はそうでした。


「さすらいの唄」がいいのは言うまでもないのですが、私、この「夜空の慕情」がとても気に入っています。


「仕掛人」「助け人」と一作品おきに登場するウエスタン調の曲。

残念ながらウエスタン調の曲はこの「仕事屋」の「夜空の慕情」で最後になっただけに、いっそう思い入れが強くなっているのかも知れません。


イントロ。

ジャンジャジャジャ ジャンジャジャジャ・・・・
(ドラムス)ダカダカダカダカ・・・


このドラムスが格好いいですね。


曲全体を通しての

ダカダカダン ダカダカダン・・・

というウエスタン調のリズムも、気分を乗せてくれます。


同じウエスタン調でも、「仕掛人」の「荒野の果てに」(こちら)「助け人」の「望郷の旅」(こちら) が男性ボーカルで勇ましいのに対し、この「夜空の慕情」は甘くちょっと幼くもある女性ボーカルなので随分印象は違います。


「さすらいの唄」の時にも触れましたが、小沢深雪さんのこのボーカルの特徴がより切なさを増しているようにも感じます。


そして、ボーカルの妨げにならないように隠し味のように入る女声コーラスがまた巧く効いているようです。


BGMとして用意されている「夜空の慕情」インストの方は女声コーラスの魅力が前面に出ていますね。


星空 やや欠け月 半月 三日月 満月


だましてください言葉やさしく
たとえあなたが
二度と帰らぬつもりでも


歌いだしの部分、小沢深雪さんの甘く幼い感じの歌声が逆に切なさを増しているようです。


この歌いだしのフレーズの味わいは、どこかロバータ・フラックの「やさしく歌って」に通じるものがあるように感じているのですが、さてどうでしょうか。


星空 やや欠け月 半月 三日月 満月


「仕事屋」という作品。


リアルタイムの放送では、出だしはシリーズ最高視聴率をたたき出すなど極めて快調なすべりだしだったのが、1975年4月のネット局腸捻転解消で放送の曜日・時間帯が変更になって状況は激変、以降視聴率は苦戦ということもあって、「仕事屋」を知っている方がどれほどいらっしゃるのか。


熱心なファンの方々がこの作品の魅力を永らく語りついでいらっしゃったようですが、一般的な認知度は決して高いものだとは言えなかったようです。


近年、地上波テレビ局で再放送される機会が増えたり、DVD発売などをきっかけにして、この作品の魅力が周知されてきたようにも思います。


導入部の見事な前半、視聴率を回復すべく投入された珠玉の作品群で彩られた後半。


中盤で少し緩みがあったかも知れないけれど、第一話から最終話まで連続ドラマとして見応えがあった作品もシリーズの中でトップクラスだと思っていますが、ちょっと誉め過ぎでしたか。。。あせる


演劇・ドラマ・映画に口うるさい友人に、このシリーズの話をしても全く耳を貸してもらえなかったのですが、何年か前に偶然この「仕事屋」を通して観てその魅力に心酔したらしく、今や私以上の「仕事屋」信奉者となっています。


口うるさい人をも魅了するだけの力をこの「仕事屋」は持っているのでしょうね。


その「仕事屋」の魅力を後押ししている要素の一つが、主題歌レコードの両面の曲、数々のBGM、という音楽なのだろうと思っています。


「仕事屋」のBGMも、名曲揃いですよ。

でももうサウンドトラック全集は販売していないようですね。

ということでご紹介できないのが残念です。


でも、もし何かの機会に聴く事があれば、是非どうぞグッド!


試聴サイト見つかりました(2008年3月14日) こちら


◆シリーズ「仕掛人~仕事人」主題歌/挿入歌

小春日和の日もありますが、街や野山の木々も日毎色を変えていくのを目にしていると、秋もいよいよクライマックスだとしみじみ思います。


しみじみーのめばー しみじみとーおおおおー


あっ、これは八代「亜紀」さんの歌のクライマックスでしたね。
(なんか、こればっか。。。あせる


ヴェルレエヌの有名な詩「落葉」の冒頭、


 秋の日の ヴィオロンの ためいきの 身にしみて
 ひたぶるに うら悲し


秋って、何かにつけてもの哀しくなりがちですね。


 葉が舞い落ちるから。

 空が青いから。

 歌が心に染みるから。


何だって哀しい理由になりそうな。


秋の心と書いて「愁」。


センチメンタルな気分になるのは、一つの命のともし火が消えてしまうような気がするからでしょうか。


命の燃え盛るイメージの夏をピークに気持ちは高揚して、夏が終わる頃にはもの哀しくなって、冬を迎える直前の晩秋にはそれが最高潮を迎えて。


冬の足音が間近に聞こえるこの時期に、往く季節をじっくり味わえるような曲をここ数日取り上げてみました。


もし宜しかったら、ご一緒に楽しんでいただければ幸いです。

※青色の太文字をクリックしていただくと、その記事にジャンプします。


燃える秋 ハイ・ファイ・セット


落葉のメロディー 小林麻美


終着駅 奥村チヨ


秋の調べ あがた森魚


落葉が雪に 布施明


風 はしだのりひことシューベルツ


最後の一葉 太田裕美


風と落葉と旅びと チューインガム


水無し川 かまやつひろし


冬が来る前に 紙ふうせん


《ボーナストラック》


恋人よ 五輪真弓

(「鼻から牛乳」を彷彿させるような・・・)


チャラリーン チャララララララララーン
チャラリーン チャラララララーン


(暖かな陽射しのような・・・)


チャーラーラーラー



(一転、木枯しのように・・・)


ヒュルルルルル・・・


(重々しい冬の到来の予感・・・)


ダダーン ダーンダダーン ダンダンダン
ダーンダダーン ダンダンダン


何のことやら、よくわからない書き出しでごめんなさいあせる

イントロの部分に曲の物語が既に集約されているような気がしているのを擬音語で表現してみたくなりまして。


結果的にますますわからなくなってしまいましたね。。。あせる


ご存じ「紙ふうせん」の大ヒット曲「冬が来る前に」。

1977年11月発売の曲。


作詞:後藤悦治郎さん、作曲:浦野直さん。


売り上げ43万枚を超える大ヒット曲。


「冬が来る前に」発売されましたが、

ヒットしたのは「冬の最中」でしたね。


晩秋よりは冬本番が到来してからの方が聴いてみたくなるのはなぜ?


アレンジのせいでしょうか?


    


色あせてしまった夏の情景。

トワ・エ・モア の歌ではないけれども、
今はもう秋


そしてそばにはあなたはいない。

暮れ行く秋に浮かぶ夏の日。


冬が来る前に
もう一度あの人とめぐり逢いたい


冬を目前にした晩秋の頃は特に人恋しい時期。

冬の季節はさびしそう とてもひとりじゃいられない。


あっ、これはNSPの「夕暮れ時はさびしそう」 のフレーズを拝借しました。。。あせる

そんな厳しい冬が来る前に、まだ想いを残している「あの人」ともう一度・・・
ということをつい思うのも人情でしょうか。

春だったら新しい気持ちになれそうだけれども、
冬には埋み火を再び・・・というメンタリティを歌っているような。


もういちどあの人と

というのはなかなか厳しいものがありそうですが、
その想いが叶って「ほっこり」と冬を過ごすことができたらいいですね。

やっぱり「ほっこり」を感じたいから冬本番に聴きたくなる曲なのかも、なんて思ったりしました。


さて、どうでしょうか。


    


試聴はこちら でできそうですよ。


◆晩秋~冬の足音

今年も木枯しが吹く頃になって、いよいよ秋も終わりを告げようとしていますね。


冬の足音を聞きながら残り少ない秋を存分に味わっておきたいと思っています。


そんな秋の終わりから冬の初めになると聴きたくなる曲の一つがこのかまやつひろしさんの「水無し川」。


1975年11月発売。


作詞:松本隆さん、作曲:吉田拓郎さん。


この年の初めには「我が良き友よ」が大ヒット(70万枚超)して、その後を受けてリリースしたシングルレコードでした。


こちらの曲は「我が良き友よ」のような大ヒットにはなりませんでしたが、小粒な感じが却って印象的で心に残っています。


アレンジのせいでしょうか、どこかアメリカ民謡を聴いているような感じがします。


いて座 いて座 いて座 いて座 いて座


この曲からは冬(の初め)の色彩が感じられます。


それも雪国の冬に代表されるイメージのモノトーンの世界ではなく、むしろ太平洋側の冬晴れの日の明るいスカイブルーの世界。


これは曲調が明るいせいだからでしょうか。

私にはイントロの部分から青空が開けていくようなイメージが浮かびます。


「寒い都会」とは東京?

ならば明るい冬空?


新潟出身の新井満 さんが冬の神戸の豊かな色彩を感じたということですから、東京も同じくそうでしょうか。


いて座 いて座 いて座 いて座 いて座


・・・春になっても
君の気持ちが変わらないなら
その黒髪を切らないでくれ


不変の愛の証。
それを願う心。


映画「幸福の黄色いハンカチ」のシーンや、

高田みづえさんの「パープルシャドウ」 の一節を思い浮かべます。


人の気持ちは移ろい易いからこそ、「不変の愛」というものにロマンを感じるのでしょうね。


いて座 いて座 いて座 いて座 いて座


ムッシュかまやつさん。


あの個性的な髪型が印象的ですね。


「ボッサ・ノヴァ」という感じ。


あっ、音楽とは関係なく、
あくまでも見た感じで「ボッサ・ノヴァ」・・・です。


因みに髪型が「ボッサ・ノヴァ」の人を「ムッシュ」と呼んだりしていますが、これって、やっぱりローカルな表現ですよね。。。あせる


いて座 いて座 いて座 いて座 いて座


吉田拓郎さんの歌の試聴はこちら でできます。

かまやつひろしさんのものはアレンジがもっとポップではじけるような印象です。


◆晩秋~冬の足音

チューインガム。


松田りかさん、マミさんの姉妹のデュオ。


1972年6月にこの「風と落葉と旅びと」でデビューするのですが、当時中学1年生と小学5年生だったのですね。


すごい!


作詞・作曲:松田りかさん、補作詞:たかさきくにすけさん。


10万枚を超えるヒット曲。


当時私はまだお子さまで、まだラジオを聴いたりする習慣はなく、また自分で好きなレコードを買って聴くということもなかったので、テレビが音楽と触れ合う唯一の機会といってもいい頃でした。


そんな時分にこの曲を知っていたのですから、たぶん歌番組でご活躍だったのだろうと思います。


CM(お菓子のCM;「高原の小枝を~」とか)でもこの歌が使われていると思っていたのですが、いろいろと調べたところ、どこにもそのような記述はなく、どうやら私の記憶違いだったようです。


なにしろ当時お子さまでしたからいろいろな記憶が混在していたのでしょうね。


チューインガムのお二人はこの当時10代の前半。

歌声には幼さというよりはみずみずしさが感じられて、聴いていてとても良い心地がします。


ハーモニーがまた素晴らしいですね。


私は結局、チューインガムのお二人の曲についてはこの「風と落葉と旅びと」しか知らなかったのですが、他にもたくさんのレコードをリリースなさっているようです。


今年の5月15日に、「きょうだい歌手」に因んだ1975年2月14日の「歌謡界」という新聞記事 を私はこのブログで紹介したのですが、その記事の中でチューインガムについても少し触れられています。


”天才少女”のキャッチフレーズでデビューしたことや、世界歌謡祭にもよく出場している、ということが記されています。


1975年当時の新聞記事にも記述が見られますから、デビューから3年経っても注目されている存在だったのですね。


朝日新聞の夕刊の記事ですので、ファンの方には機会があれば縮刷版をご覧いただくといいかも知れませんね。

白黒ですが確か写真も載っていたように記憶しています。(←間違えていたらごめんなさい。。。あせる


チューインガムと出逢っていたのがもう少し年齢を重ねている頃だったら、深堀りして他の曲を聴いたりしていたのではないかと思っています。


もうそんな機会もないのかな、と思っていたらCDが出ているそうですから買って聴いてみようか、なんて楽しみにしるところです。


もみじ もみじ もみじ もみじ もみじ


風は友だち 落葉はなかま
ひとりで旅する 心のなかま


なんだかほっとするようなフレーズ。


孤独な旅びとの心を癒す歌。


旅は人生に例えられますから、これは人生の応援歌とも言えるような。


孤独感にくじけそうになりがちだけれども、そっと「なかま」は見守ってくれているよ、って優しくささやいてくれているような、この歌を聴いているとそんな気がしてきます。


試聴はこちら でできそうですよ。


◆晩秋~冬の足音

哀感の漂うピアノのイントロに続いて、


この手紙着いたらすぐに
お見舞いに来てくださいね


いきなり曲の世界に引き込まれてしまいます。


お見舞いに来て~


での裏声の魅力が素敵ですね。


全編を通してのドラマティックなピアノの調べがこの曲の魅力を後押ししているようです。


もみじ もみじ もみじ もみじ もみじ


1976年9月発売の曲。


作詞:松本隆さん、作曲:筒美京兵さん。


この年の初めには「木綿のハンカチーフ」が大ヒット、続く「赤いハイヒール」も48万枚を超え、ノリにノッている最中にリリースしたこの曲「最後の一葉」。


30万枚を超える売り上げですから、これも大ヒットですね。


この曲は有名なO・ヘンリーの短編小説を下敷きにしたということは想像に難くありません。


元の小説の世界のままではなくて、巧く設定を活かしたアレンジをしていますね。


前曲の「赤いハイヒール」もほんの少しですが、有名な童話の「赤い靴」を下敷きにしてそうですし、後の「ドール」 も有名な童謡を下敷きにしてそうですから、私はこの3曲を勝手に、
「太田裕美、名作3部作」

と呼んでいます。


ちょっとこじつけ過ぎのような。。。あせる


もみじ もみじ もみじ もみじ もみじ


O・ヘンリーの短編小説「最後の一葉」は、児童・学生向けにもやさしい言葉で翻訳されていて、お馴染みの方も多いと思います。


私もこのお話には何度か触れていましたが、太田裕美さんが「最後の一葉」を歌って下さって嬉しかったです。
この話、知ってる、っていう感じで。

てんとうむし先にも触れましたが、小説の世界をそのまま歌にしたものではありませんが。


その後、英語の授業でもこの「最後の一葉」が出てきました。

印象的だったフレーズがラスト近くの主人公のセリフ
「かわいそうなベアマンさん」

この「かわいそうな」が確か原文では「poor」でしたね。


それまで「poor」というのは私のフトコロ具合がま口財布を示す形容詞だと思っていましたので、こんな使い方があるのかと、しみじみ思ったものです。


その後ご多分に漏れず、私もO・ヘンリーの短編集の文庫本本を買っていろいろ読みました。


お話は今やほとんど覚えていませんが、また何かの機会に読んでみたいと思っています。


でも、この「いつか」が曲者ですね。

大抵実現しないような。。。あせる


もみじ もみじ もみじ もみじ もみじ


ハロー・グッバイ


人生は「ハロー」と「グッバイ」ですね。


柏原よしえ さんも歌っているし、大塚博堂さんも歌ってます。


人生、「サヨナラ」だけではないようです。


もみじ もみじ もみじ もみじ もみじ


私も本物と見間違えるほどの見事な絵を描くことができたら、どなたかのお役にたてるのにな、と口惜しい思いをしています。


あっ、思い立ったが吉日ですか。


それならば、ここでまず練習してみましょうパー





練習、ですから大目に目見て下さいね。


試聴はこちら でできるようですよ。


◆晩秋~冬の足音

パーパパーパ パーパーー
パーパーー パパパパー パーーパーー


イントロのトランペットがドラマティックですね。


そして続く歌いだし。


人は誰も ただ一人旅に出て
人は誰も ふるさとを振り返る


甘いメロディー、そして甘い歌声。


間奏部の口笛もいいですね。


1969年1月発売の曲。


作詞:北山修さん、作曲:端田宣彦さん。


フォークルコンビによる大ヒット曲(売り上げ58万枚超)。


もみじ もみじ もみじ もみじ もみじ


メロディーも歌も甘い感じなのですが、詩の方はというと。


・・・・・振り返っても
そこにはただ風が吹いているだけ


振り返らず泣かないで歩くんだ


甘い感傷に浸ることは許してもらえない、という厳しいもの。


いや、この厳しさはやさしさなのでしょうね。


私は、というとこのブログの内容でもお分かりのように、
過去を振り返りまくっています。


適度に「振り返り」があって、次への充電ができると思っていますが、まあ、要はバランスでしょうね。


でも、このバランスが結構難しいようで。。。あせる


もみじ もみじ もみじ もみじ もみじ



プラタナスの枯葉舞う冬の道で


この曲はこのフレーズや発売月を考えると冬の曲のようですね。


プラタナスの枯葉が舞い散るのは確かに冬の初めなので、この曲を取り上げるのにはちょっとフライングだとも思っていますが、この際、大目に目見て下さいね。


かつては街路樹と言えばプラタナスがメジャーでしたが、最近はハナミズキとか他の樹木にとって替わられているようです。


プラタナスの大きい枯葉が街を埋め尽くして清掃が大変なのかどうか、そのあたりの事情は分からないのですが、ともかくプラタナスの並木道をかつてほど見かける機会が減りました。


私はプラタナスの枯葉で散り敷かれた舗道を歩くのが好きです。

ガサガサッ。ガサガサッ。

落葉を踏みしめて歩く時の感触が何とも心地よく、それにはプラタナスのあの大きな落葉がいいのですね。


今でもたまにプラタナスの葉が散り敷かれた道に出逢うと、嬉しくてついこの曲が口をついて出てきます。


もみじ もみじ もみじ もみじ もみじ



話は変わりますが、昔、むかし、「風」の「海風」というアルバムを買って家に帰ったら、祖母から何を買ってきたかと問われました。


アルバムは大きいですから目につくわけですね。


祖母は「風」なんてグループを知りませんから、私は少々面倒で、素っ気無く「風」とだけ答えましたら、祖母は「ああ、風ね。はしだのりひこはいいね。」と何か喜んでくれました。


「いや、はしだのりひこではなくて、正やんのグループの・・・」と説明してもきっと理解してもらえないし、この祖母が喜んでいるのに水をさすのも気の毒のように思われましたので、「そうそう!」と調子を合わせたことをよく覚えています。


祖母の世代でも知っている、「はしだのりひことシューベルツ」の「風」。

ひと頃は教科書にも載っていたらしいですから、若い世代の方でもご存じと思われる、この曲「風」。

あっ、今でも教科書に載っているのでしょうかはてなマーク

う~ん、わかりませーん。あせる


もみじ もみじ もみじ もみじ もみじ



いつもお世話になっているクラムボン様 が今回の記事として取り上げる曲を予想してくださり、そして見事に的中されました。


パチパチパチ!


よってここに表彰します。


「表彰状

 クラムボン殿
 あんたは、エライ!


あっ、でも胴元の私が2割の上前をはねますから、

8掛けの表彰にしますね。


「表彰状。
 クラムボン殿。
 あんたは、エ・・!


こんな感じですが、何か?


もみじ もみじ もみじ もみじ もみじ



試聴はこちら でできそうですよ。



◆晩秋~冬の足音

人恋しさのあまり 書き始めた日記に・・・


ウィスキーのCMの中で流れていましたが印象的でした。


1976年10月発売の曲。


作詞・作曲:布施明さん。


売り上げは40万枚を超えましたから大ヒットですね。


もみじ もみじ もみじ もみじ もみじ


前の年の1975年に大ヒットして日本レコード大賞を受賞した曲が「シクラメンのかほり」。


小椋桂さん作詞・作曲の曲。


続く「傾いた道しるべ」も同じく小椋桂さんの楽曲。


この頃、シンガーソングライターという言葉がよく使われて、そのシンガーソングライターの曲がヒットしたり注目されたりしましたが、小椋桂さんもその一人。


布施明さんがその小椋桂さんの楽曲に触れたことがきっかけになったのでしょうか、「傾いた道しるべ」から一曲おいてからリリースしたのが、自ら作詞・作曲した「落葉が雪に」。


続く「ひとり芝居」も自ら作詞・作曲して、この当時の布施明さんはシンガーソングライターの色彩を強めていました。


才能のある方はやはり自分で曲を手がけてみたいという思いが強いのでしょうね。


自ら納得のいく曲作りをして自分の思うままに表現する。

そんなことができたら。さらにその曲がヒットしたら。

その想いが叶ったのがこの「落葉が雪に」でしょうか。


もみじ もみじ もみじ もみじ もみじ


メロディー、アレンジ、そして布施明さんの歌唱。

いずれもスケールの大きさが感じられるのですが、詩の内容は日常や内面の風景を描いたもの。


こんなところにもシンガーソングライターの特徴が出ているような。


もみじ もみじ もみじ もみじ もみじ


人恋しさのあまり 書き始めた日記に
もうひとりの僕との出逢いがあった


私、なにしろ三日坊主ですから日記というものが続いた例がなくて。。。あせる


でも不思議とブログは続いていますね。
世界七不思議の一つでしょうか。


さて、このブログはいろんなことを忘れてしまわないうちに書き留めておこう、という自分のために始めたところがあります。


そして、それが他のどなたかにも楽しんでいただければ嬉しいな、という思いで、お粗末な内容ながらも公開しています。


記事の中ではその時々に思いついたこと、感じたこともいろいろと書き留めていますが、それを続けていくうちに自分の知らない自分を発見目することがよくありますね。


記事を書き進めていくうちに想いがどんどん広がっていって、当初予定していた内容とは全く別のものになることもあったりして。


いろいろな自分と出逢うのもブログの楽しさであるようです。


もうひとりの僕・・・


とても「ひとり」どころではありませんね。


もみじ もみじ もみじ もみじ もみじ


試聴はこちら でできるようですよ。


◆晩秋~冬の足音

「いちょう散る南向きのお窓で
 お便りをしたためる私の喜びを
 お察しくださいまし・・・」


1972年9月に発売されたあがた森魚さんのアルバム「乙女の儚夢(ロマン)」に収録されている曲。


歌ではなく、内容は哀切なバイオリンの調べに乗せて、故郷の「お母様」に宛てられた乙女の手紙が朗々と読み上げられる、というもの。


わずか1分7秒。


朗読は小坂陽子さんというお名前の方のようです。


ラジオドラマを聴いているような雰囲気。


というよりは、このアルバム自体が演劇の要素がふんだんに取り入れられているようで、その演劇の幕間に挿入されるワンシーンのような印象。


手紙の朗読だけに「書き言葉」ですし、また大正期~昭和初期と思われる時代背景の古風な(そして同時にバタ臭い)言い回しがなんとも不思議な魅力を持っています。


試聴していただいてほんの少しだけでもその雰囲気に触れていただけたら、と思ったのですが、探した範囲では試聴できるサイトを見つけられず残念です。


   ★ 


「乙女の儚夢(ロマン)」。


先にも少し触れましたが、このアルバムには演劇の匂いがぷんぷんします。


一つの曲が「一幕」という単位。

その幕間に「春の調べ」やこの「秋の調べ」、そして「曲馬団小屋」があったり。


このアルバムには「乙女」のエピソードで彩られていて、オムニバスのような構成になっているようです。


そのいくつかのエピソードの中で、「春の調べ」「瑠璃薔薇学園 」「秋の調べ」「冬のサナトリウム」が同じ少女のエピソードではないかと私は想像しているのですが、さてどうでしょうか。

「女の友情」もこの中に加えてもいいかも知れません。


この芝居仕立てのアルバム、あがた森魚さんの演出で舞台化していただけないかな、なんて密かに思っています。


例えば、下北沢あたりの小劇場で実際に公演されていそうなお芝居の感じもしますし


あがた森魚さん監督で映画化、というのもありですね。


   ★ 


「いちょう散る南向きのお窓で・・・」


このフレーズから連想するのは、与謝野晶子さんの有名な短歌、


「金色の小さき鳥の形して

 いちょうちるなり夕日の丘に」


晩秋の頃、いちょうが金色に輝いて散りゆく様が美しくも物悲しいですね。


このいちょうは「はらはら」と散るのですね。
「ひらひら」ではなく、「はらはら」と。


もう少し想像を膨らませていくとこの詩にも。


「秋の日のヰ"オロンのためいきの身にしみて
 ひたぶるにうらがなし・・・」


ヴェルレエヌの「落葉」です。


「秋の調べ」がバイオリンの音色に乗せて語られたものですから、「落葉」とイメージがぴったり重なります。


「秋の調べ」を聴いて、与謝野晶子さんやヴェルレエヌの作品を想ってみるのもなかなかいいですね。


   ★ 


おおっと、私のイメージに反して「文学」してしまいました。。。あせる


「芸術の秋」ということで、たまには、ね目





◆晩秋~冬の足音