♪お元気ですか しあわせですか
♪お返事ください 気にしています・・・
清水由貴子さんのデビュー曲、「お元気ですか」。
1977年3月発売。
作詞:阿久悠さん、作曲:三木たかしさん。
この清水由貴子さんのデビュー曲、レコード会社もかなり力を入れていました。
当時CBSソニーがスポンサーの音楽番組を聴いていたのですが、毎日(とは大袈裟ですが)のようにこの曲が流れていたことを覚えています。
テレビの歌番組でもこの曲はよく歌われていましたね。
どのぐらいヒットしたのか、ちょっとわからないのですが、当時かなり親しまれていて、この歌の世界が、年頃の娘さんを持つお父さんの世代の男性の心の琴線に触れて人気があったという記憶があるのですが、どうだったでしょうか。
この曲、たぶん、恋人の男性が遠く離れて暮らすことになった、切ない女性の心情を歌ったものだと想像しています。
当時の通信事情だと、電子メール(PC/携帯電話)が無かったのはもちろん、携帯電話もなく、また単身者の世帯に必ず電話が引いてあったかと言えばそうでもなく、下宿先の大家さんの電話を借りる、ということもそれほど珍しいことではなかったでしょうから、そういう時代背景では「手紙」がほとんど唯一の通信手段、と言ってもいいでしょうね。
この主人公は離ればなれになってしまった恋人と直接逢えなくても、せめて手紙を通じてコミュニケーションを交わそうと思うのですが、どうも彼氏からは、なかなかお返事をもらえないようですね。
お返事がもらえないのは彼氏の心変わりか、というと必ずしもそうではなく、彼氏が筆不精の場合も考えられますね。
男性は(女性に比べて)筆不精の人が多いですね。
ひょっとしたら電話をするのも面倒だ、という人も多いかも知れません。
そのことをなじったりすると、「便りの無いのは良い知らせ」だなんて言い訳したりするのですね。困ったものです。
って、自分のことを棚にあげているような。。。
そんなこんなで、お返事がもらえないと心配するんですね。
健康を害していないか、心変わりをしていないか・・・・。
短めの言葉でもいいから返事が欲しいのが人情ですね。
私は、と言うと。
だらだら長くて読むのに疲れるような手紙だったりして。。。
ブログの記事を読めばわかりますっ、ですか・・・
はいはい、ごもっとも、ごもっとも。
清水由貴子さんはその後もレコードをリリースなさっていますが、その後は「歌手」というよりは、欽ちゃんのバラエティ番組に出演してタレントさんとして人気が出てご活躍でしたね。
でもやっぱり私にとっては清水由貴子さんはこの「お元気ですか」を歌ってご活躍した歌手、という印象が強いです。
今とは通信事情が大きく違った頃に生まれた切ない曲「お元気ですか」。
じっくり聴いてみたいと思っています。
試聴はこちら でできるようですよ。
◆手紙