
これは世代によってハッキリと別れる事でしょう。上の世代ならある人は多いと思います。若い世代になればなるほど寝た事はおろか、見たことが無い人もいるでしょうね。
では、本来の状態の木綿ふとんに寝た事がある人はどれ位になるでしょうか。
例えば木綿ふとんの「敷ふとん」の場合、本来は下の写真の様な膨らみがあります。

どうでしょうか?
下の写真の様なペッタンコの状態の敷ふとんでしか寝た事が無いって人、いませんか?
また今使っている敷ふとんはこんな状態って人、いませんか?

木綿ふとんは本来定期的に「打ち直し」という「お手入れ」を行いながら、フワフワの状態を維持して使う寝具です。
これをしないと敷ふとんは潰れて薄くなり寝心地が悪くなります。しかも水分を吸って重たくなります。これは本来の状態とは程遠い状態です。
敷ふとんがこんなにフワフワで寝姿勢は大丈夫なのか、不安になる人もいるでしょう。基本、大丈夫です。フワフワと言っても、あくまでも敷ふとんです。ベッドマットレスの様な厚みがあるわけじゃありません。
余程体重のある方じゃなければ大丈夫なので、一度本来の状態に寝てみて下さい。寝た事が無い人は気持ち良さにビックリすると思います。

敷ふとんは打ち直しをしないと薄く潰れて寝心地が悪くなりますが、「掛ふとん」の場合は下の写真の様に潰れて重たくなります。重たくて寝返りがしづらい状態になるだけじゃなく、保温力も下がります。

打ち直すと掛ふとんは下の写真の様にフワフワになります。これが本来の状態です。

この本来の状態で寝具としての性能を測った場合、木綿ふとんは決して時代遅れの能力の低い寝具ではありません。
地球環境の変化で年々貴重になり、化繊にはない繊維の性能の良さから需要が増し、価格が上がっている「天然繊維」の「綿(コットン)」をここまでふんだんに使った寝具があるでしょうか?

中身はもちろん、伝統的に生地も天然繊維です。
快適な睡眠環境を維持する力は充分に備わっています。
睡眠の大切さが認識され始めた現代において、時代遅れどころか、むしろ時代を先取りし過ぎた寝具かもしれません。
しかも機械ではなく職人が一品ごと仕立てます。これも実は凄い事です。海外の方の目線に立てば、日本人クレイジーってなります。

●代謝の良い方にオススメ
そんな木綿ふとんの特徴はまず「汗吸いの良さ」です。中(わた)も外(生地)も基本的にタオルと同じ原料の「綿」で作られています。

汗吸いが良いって事は代謝の良い方と相性が良いって事です。つまり赤ちゃんをはじめ若い子や筋肉質の方と相性が良く、暑がりの方にもピッタリです。
それから植物の綿に対してアレルギーを持つ方は極々稀なので、そういう意味でも多くの方が使える安心な素材です。
木綿ふとんの掛ふとんは羽毛ふとんと比べてしまうと重くなるのが欠点にはなりますが、代謝の良い方は基本的に元気で動けるので多少の重さは苦になりません。
羽毛ふとんが合わない人、苦手という人にも是非使って頂きたいです。

●マットレスが合わない方にもオススメ
木綿ふとんの敷ふとんは「体を優しく包む感覚」です。最近流行りの反発力の強い「支える感覚の強い」マットレスとは寝心地が異なります。
アスリート、芸能人、医師などが推奨しているとして目につく事が多いこのタイプのマットレスは誰にでも合うわけではありません。

当店には、その様な高級マットレスを買ったけど、逆に眠れなくなった方(起床後に体が痛くなった方)から相談もあります。
その方々の特徴から、筋肉量の少ない方、体重の少ない方、子供の頃から敷ふとんで寝てきた方、ご年配の方は慎重に選んだ方が良いと思います。
そして、その様な特徴の方々には木綿ふとんの敷ふとんをオススメしています。

●今の住宅環境に合わせたカタチへ
伝統寝具の木綿ふとんは江戸時代から使われていますが、昔と今では「住宅環境(寝室環境)」が違います。簡単に言えば、「西洋化(ベッド化)」されました。
その違い(変化)によって使われなくなったとも言えますが、実は木綿ふとんには「ベッド用の薄い敷ふとん」や「ベッドパッド」等もあります。通常の敷ふとんだけじゃありません。

それにベッドフレームに従来の敷ふとんを乗せて使っても問題ありません。これはイメージの問題です。ベッドは分厚い金属コイルマットレスというイメージをいったん白紙に戻しましょう。

ベッドのメリットは床から距離をとれて、寝起きがしやすかったり、ホコリの影響を軽減出来る事にあります。フレームを使って床から距離さえ出せれば、マットレスを使おうが敷ふとんを使おうが自由です。
また、どちらかではなく双方のいいとこ取りも出来ます。下の写真は寝返りのしやすい高反発系マットレスに木綿のベッドパッドを重ねた使い方になります。

この様な西洋の文化と日本の伝統を融合させた「自分らしい寝室環境」へのアレンジも出来ます。物事は柔軟に考えていきましょう。
何を隠そう、私もこのスタイル(使い方)です。下の写真は私の寝室のベッドです。「Bodydoctor」という天然ゴムのマットレスに木綿ふとんのベッドパッドを乗せています。

また、近年の住宅環境は「高気密高断熱化」が進んでいます。冬、外気温が下がっても住宅の中はそこまで冷え込まないのです。
その様な場合、従来の冬用掛ふとんは保温力があり過ぎて使い辛いです。もっとも保温力は中身の量(わた量)を調整すれば良いだけなので、春秋用や夏用の掛ふとんを使えば問題ありません。
掛ふとんは体質や寝室環境に合わせて選びましょう。

●ご自宅やご実家の木綿ふとんを活用しよう
そして最後に、木綿ふとんが凄いのは「打ち直し」という再利用システムです。

★当店Webサイト(お手入れ)
⇒『手づくり綿ふとんの打ち直し』
寝心地が悪くなってきた時に買い替えではなく、再利用する選択肢がある寝具は他に羽毛ふとん位です。地球の資源を無駄にしない仕組みを確立してある事は本当に誇るべきだと思います。
しかも打ち直しを利用すれば「リメイク」が出来ます。つまり、敷ふとんを夏用の掛ふとんにしたり、掛ふとんをベッドパッドにしたり、カタチ、サイズ、厚みを変える事が出来るのです。
ちなみに寝具だけじゃなく、コットンラグ、クッション、長座布団、ペット用おふとん等へのリメイクも出来ます。

そしてもちろん、当店で購入していないご実家やご自宅に眠っている木綿ふとんでもリメイクする事は出来ます。座布団も職人の手づくりによる物でしたらリメイク出来ます。
当店では2022年から眠っている木綿ふとんや座布団の再活用を「わたがえり」と呼び、貴重な天然繊維を生活に取り入れる暮らしをご提案しています。

★当店Webサイト(お手入れ)
⇒綿ふとんや座布団のリサイクル『わたがえり』
人は自然に癒される感覚を本能として持っていると思います。疲れた時に自然に癒されたいと思う事、ありませんか?

天然繊維を生活に取り入れるというのは自然を身近に取り入れるって事です。
そして天然繊維の塊である日本の伝統寝具「木綿ふとん」で眠るという事は、人の本能を受け入れて自然の恵みで眠るのと同じ事です。
自分に合ったカタチで「木綿ふとん」を寝室に取り入れてみませんか?

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