快眠アドバイス『タオルは吸水力が重要だから綿や麻を使っている』 | ウメナ寝具の快眠BLOG

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静岡県三島市の寝具店「ウメナ寝具本店」の【店長(睡眠健康指導士・sleepdesigner)】が書くブログです。睡眠の話、睡眠に絡めた寝具(布団)の話、お店の情報などを載せています。
※6月18日にWebサイトをリニューアルし、記事内のリンクが一部切れています。

皆さんは

◆洗えるけど、汗を吸わない寝具

◆肌触りが気持ちイイけど、汗を吸わない寝具

◆見た目が可愛いけど、汗を吸わない寝具





こんな汗を吸わない寝具を使いたいですか?


これからの暑い季節の快眠アドバイスの際に、この寝具の汗吸いに関する話をよくします。


快適な睡眠を得る為には、

もちろん汗を吸える寝具を使った方が良いです。


快適な睡眠を得るには「寝床内環境(布団の中の環境)」の「湿度を50%(±5%)」に保つ必要があります。人は睡眠中に汗をかきますので、汗を吸わない寝具を使うと簡単に湿度は50%を超えてしまうからです。




自身や家族の睡眠の状態、寝具の状態を見直してみて

□掛ふとんを蹴飛ばしているのに寒くて目が覚める場合

□寝相が悪くて敷ふとんからはみ出て寝ている場合

□起きた時に寝汗でビショビショの場合





こんな場合は寝具の汗吸いの悪い(汗を吸えない寝具を使っている)可能性が高いですよ。


子供だから仕方ない、汗っかきな体質だから仕方ない、エアコンをガンガンに掛けるから構わない、そんな感じに諦める前に是非とも寝具を見直してみて下さい。


汗吸いの良い寝具を選ぶ為には、

まず寝具の「品質表示」をチェックしましょう。


そして、自然素材「綿」「麻(ラミー・リネン)」「毛(ウール)」「絹(シルク)」の表記があるか、そのパーセンテージが大きいかを調べて下さい。


敷パッドや布団などの「わた」を使う寝具の場合は、生地だけじゃなくその「わた」までチェックしましょう。下の写真でいうと、中綿という表記が「わた」です。中わた、詰め物という表記の場合もありますね。




この自然素材の汗吸いの良さですが、グローバル総合試験機関「ボーケン」や日本寝装品協会の調査でも報告されているのですが、皆さんの身近な"ある道具"に注目すると実感が湧くと思います。


その道具が「タオル」です。




当店は寝具だけじゃなく、日用品のタオルも販売しているので気が付いたのですが、タオルの素材って「ほぼ100%自然素材」なのです。商品によっては数パーセント化繊が混じっている場合もありますけど、メインの素材は自然素材、基本的に「綿」です。


下の写真は創業70年を超えるタオルメーカーの日繊商工さんのカタログです。120ページもあるカタログに本当に沢山の種類のタオルが載っていますが、ほぼ全ての商品が綿100%です。


●日繊商工さんのWebサイト ⇒ http://www.nissen-shoko.co.jp/


どうしてなのか?


この日繊商工と当店の間に入ってくれているタオル問屋の営業マン曰く

「綿じゃない化繊のタオルは売れないから」

だそうです。


当然の話で、消費者の立場になった時、タオルに求める一番の条件って「水を吸うかどうか」ですよね?


もちろん乾きやすさとか、ボリュームとか、サイズとか、肌触りとか、デザインとか、タオルに求める条件は他にも色々とあると思いますが、まず大前提の条件が水を吸うかどうかだと思うんです。


だからタオルメーカーもそういう水を吸うタオルを大前提に作っていると思うんです。今や高品質タオルの代名詞になりました今治タオルの素材をチェックしてみて下さい。ほぼ確実に綿や麻ですから。




ご自身のお気に入りのタオルがあれば、その品質表示をチェックしてみるのも面白いですね。恐らく綿や麻と表記があるはず。


商品の評価の基準が水を吸うかどうかにあるタオルは素材を非常に大切にするんです。




では寝具業界はどうなのか…。


現実として、


◆洗える事ばかりを前面に謳って、水(汗)を吸う力の乏しい素材を使った寝具が沢山あります。

◆触ってヒンヤリして気持ちイイと謳って、水(汗)を吸う力の乏しい素材を使った寝具が沢山あります。

◆見た目だけを重視して、水(汗)を吸う力の乏しい素材を使った寝具が沢山あります。



なので、


快適な睡眠を求めて寝具を揃えたいなら、

「寝具が水(汗)を吸うかどうか」

「自然素材をしっかり使っているか」


に気を付けましょう。


特に体に近い寝具からです。


パジャマ、カバー、シーツ、敷パッド、タオルケット、ガーゼケット、キルトケット等ですね。




当店では睡眠中の発汗に最初に対応する寝具の「パジャマ」を快眠には非常に重要な寝具と考えて、自然素材のパジャマというこだわりを持ちつつデザインやサイズも豊富に品揃えしています。


顔や肌に触れる「枕カバー」「布団カバー」「シーツ類」「敷パッド」「タオルケット」「ガーゼケット」「キルトケット」についても自然素材だけを扱っています。


ちなみに、ベッドやマットレス、枕に関してはきちんと支える事も重要なので、そっちを重視した素材を選ぶ事も必要です。その場合は自然素材の敷パッドや枕パッドで汗吸いの部分をサポートすればOKです。


そういう事から当店ではマニフレックスの敷寝具(ベッドや敷ふとん)を購入されたお客様には必ず自然素材の敷パッドの併用をオススメしています。




化繊には化繊の良さがありますが、快適な睡眠を得る為の寝具の素材として使う場合は扱いに注意が必要なのです。


快適な睡眠や自分に合った寝具に関する相談はささいな事でもOKです。電話やメールでも受け付けていますし、お気軽にどうぞ。

【電話番号】055-977-2200(営業時間内にお願いします。)

【E-Mail】info@umena.biz(48時間以内の返信を心掛けています。)

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@sleepdesigner 杉本圭(ウメナ寝具本店店長・睡眠健康指導士)


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